2018年08月10日公開
2018年08月10日更新
物語シリーズを見る順番でおすすめは?時系列順にネタバレあらすじも紹介
西尾維新の大人気ライトノベル「物語シリーズ」!物語シリーズは多くの物語がアニメ化を果たし、若い世代を中心に爆発的な人気を誇る作品です。そんな物語シリーズの特徴として、時系列と公開された順番が全く異なるという特徴があります。そこが物語シリーズの面白いところでもあり、わかりづらいところでもあります。そこで、この記事では初めて見る方のために物語シリーズのおすすめの見る順番について紹介していきます!さらに物語シリーズのあらすじを時系列順に紹介していきます!
目次
- 物語シリーズのおすすめの見る順番を紹介!時系列順にあらすじもネタバレ!
- 物語シリーズとは?
- 物語シリーズの見る順番でおすすめは?
- 傷物語のあらすじをネタバレ!
- 猫物語(黒)のあらすじをネタバレ!
- 化物語のあらすじをネタバレ!
- 偽物語のあらすじをネタバレ!
- 傾物語のあらすじをネタバレ!
- 鬼物語のあらすじをネタバレ!
- 終物語(中)のあらすじをネタバレ!
- 猫物語(白)のあらすじをネタバレ!
- 終物語(上)のあらすじをネタバレ!
- 囮物語のあらすじをネタバレ!
- 恋物語のあらすじをネタバレ!
- 憑物語のあらすじをネタバレ!
- 終物語(下)のあらすじをネタバレ!
- 花物語のあらすじをネタバレ!
- 暦物語のあらすじをネタバレ!
- 物語シリーズの見る順番まとめ!
物語シリーズのおすすめの見る順番を紹介!時系列順にあらすじもネタバレ!
西尾維新の大人気ライトノベル「物語シリーズ」!物語シリーズはアニメ化や映画化もされて、若い世代を中心に大人気となっています。物語シリーズの大きな特徴として時系列と公開順が異なるという特徴があります。そこでこの記事では、そんな「物語シリーズ」のアニメのおすすめの見る順番を紹介します!
また、時系列で物語シリーズの簡単なあらすじについても一挙に紹介します!この記事を読めば、物語シリーズをどのような順番で見ていけばいいのかという点や、さらに物語シリーズの知られざる魅力についても知ることができるので必見です!
物語シリーズとは?
では、まずは物語シリーズがどういった作品なのかをざっくりと説明していきます!物語シリーズは西尾維新によるライトノベルシリーズで、現代の怪異譚を描いた物語です。この作品は一番最初に発売された「化物語」が大ヒットし、以降物語シリーズとして長く続くシリーズです。2009年にはアニメ化もされ、さらに人気が高まりついには「傷物語」が三部作として劇場アニメ化されるまでになりました。
原作のライトノベルは「ファーストシーズン」「セカンドシーズン」「ファイナルシーズン」「オフシーズン」「モンスターシーズン」という5つのシーズンに分かれて全24巻発売されています。そのうち、現在の時点ですでにアニメ化されているのは「ファイナルシーズン」までで、以降はこれから順にアニメ化される予定だという噂です。
物語シリーズの特徴とは?
また、物語シリーズの特徴としてエピソードごとにメインとなるヒロインが異なるという特徴があります。主人公は阿良々木暦でほとんどの場合は統一されていますが(猫物語は例外)ヒロインは複数いて話ごとに変わります。またもうひとつの物語シリーズの特徴として、アニメ公開順と時系列が全く違うという特徴があります。
さらに、場合によっては二つの異なるエピソードや事件が同時並行で起こっていることもあります。そのため、視聴者にとっては少しわかりづらい部分もあるようです。そこで、次項では時系列順と公開順の違いや物語シリーズを見るにあたっておすすめの見る順番を紹介していきます!
物語シリーズの豪華声優陣にも注目!
物語シリーズはヒロインが複数登場するという話を前述しましたが、実はそのヒロインたちの声優や主人公阿良々木暦の声優が豪華すぎる!と話題になっています。そこで、ここでは物語シリーズのメインの豪華な声優陣について簡単に紹介していきます!
物語シリーズの主人公阿良々木暦を演じるのは、神谷浩史さんです。神谷浩史さんは、他の作品では「夏目友人帳」の夏目貴志役や「ワンピース」のロー役などを演じており、様々なアニメに引っ張りだこの大人気声優です。神谷浩史さんは持前の爽やかなイケメンボイスで、阿良々木暦という変態だけどかっこいいという難しい役柄を見事に演じ切っています。
次に紹介するのは物語シリーズのメインヒロインの一人で、主人公阿良々木暦の彼女である戦場ヶ原ひたぎ役を演じる声優さんです。戦場ヶ原ひたぎを演じるのは、斎藤千和さんです。斎藤千和さんは魔法少女まどか☆マギカのメインヒロインや暁のヨナのヨナ役など様々なアニメのヒロインを担当する人気声優です。最初は無口なキャラの戦場ヶ原が物語が進むにつれて変わっていく様を斎藤さんは見事に表現しています。
出典: https://feely.jp
次に紹介するのは、かつては伝説にして熱血の吸血鬼でしたが今では吸血鬼の成れの果てになり、主人公阿良々木暦の良きパートナーとなっている「忍野忍」を演じる声優です。忍野忍役は坂本真綾さんが演じています。坂本真綾さんは幼い頃から子役としてデビューしており、洋画の日本語吹き替えや「天空のエスカフローネ」などのアニメ作品など多岐に渡って活躍している声優です。
ここでは主要な声優陣を三人しか紹介できませんでしたが、物語シリーズでは他にもおすすめの素晴らしい声優さんが多数出演しています。物語シリーズを視聴する時には、キャラクターの声にも注目して見てみると面白い発見があるかもしれません。
物語シリーズの見る順番でおすすめは?
では、たくさんある物語シリーズの中でどれから順に見ていけばいいのでしょうか?ここでは、物語シリーズのおすすめの見る順番について紹介していきます!今回紹介するおすすめの見る順番はあくまで一例ですので、これから物語シリーズを見る!という方はおすすめの見る順番は参考程度にしてください。
物語シリーズを見る順番でおすすめなのは公開順?
物語シリーズを見る順番でやはり一番おすすめなのは、公開順で見るということです。物語シリーズは「ファーストシーズン」「セカンドシーズン」「ファイナルシーズン」と3つのシーズンと「傷物語」という劇場版から構成されています。時系列が前後するのが物語シリーズの特徴ですが、公開順で見たときには「あの時の伏線はこの物語につながっていたのか」という感動を味わうことができるためおすすめです。
時系列は前後していても、公開順で見ても問題がないように作られているので原作者やアニメ制作者の意図も楽しみながら公開順で見ていく方法もおすすめの見る順番のひとつです。
ちなみに、公開順は「化物語」「偽物語」「猫物語(黒)」までがファーストシーズンで、「猫物語(白)」「傾物語」「囮物語」「鬼物語」までがセカンドシーズン、そして「恋物語」「花物語」「憑物語」「終物語」までがファイナルシーズンとなっています。「傷物語」は劇場版なので、公開順的には「終物語」の途中ということになりますが、どこの段階で見ても楽しめるようになっています。
物語シリーズを見る順番でおすすめなのは時系列順?
では、次にもうひとつのおすすめの見る順番を紹介していきます!次に紹介するおすすめの見る順番は、「時系列順」です!前述したように物語シリーズは公開順と時系列順が大きく異なっており、悪く言えば公開順で見るとわかりづらい面もあるということです。そのため、時系列をしっかり押さえて内容を把握したいという方には公開順で見ないで「時系列順」で見るという方がおすすめになっています。
時系列順については、物語シリーズの時系列順が明記されている公式の年表がありましたので上記の画像をご覧ください。年表には劇場版の「傷物語」がはっきりと書かれていませんが、傷物語は化物語の序章となる物語なので一番最初のエピソードになります。そして、次項からはそんな物語シリーズのあらすじを時系列順でネタバレ紹介していきます!
傷物語のあらすじをネタバレ!
最初に紹介するのは、傷物語です。傷物語は劇場版として「Ⅰ鉄血篇」「Ⅱ熱血篇」「Ⅲ冷血篇」として公開されました。時系列的には主人公の阿良々木暦が高校3年生になる前の春休みの出来事で、物語シリーズの始まりともいうべきエピソードです。傷物語の冒頭では暦は委員長の羽川翼と友達になり、その後伝説の吸血鬼キスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードと出会います。
そして、阿良々木暦の地獄のような春休みは始まるのです。暦は瀕死のキスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードを助けたことで吸血鬼の眷属と成り果て、吸血鬼ハンターたちとの死闘を経てある選択をします。阿良々木暦が選んだのはみんなが幸せになる方法ではなく、「みんなが不幸になる方法」でした。
猫物語(黒)のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、猫物語(黒)です。化物語のファーストシーズンのトリを飾るエピソードです。時系列的には傷物語で暦が忍と出会った後、ゴールデンウィークの初日から物語が始まります。暦はゴールデンウィークの初日に偶然にも顔に怪我をした羽川翼と出会います。そして暦は羽川の家庭の事情を知ることになり、羽川にはこのことは誰にも言わないでほしいと口止めされてしまいます。
そしてその後暦は忍野メメに会いに行きますが、そこで羽川と一緒に死んだ猫を埋葬したことを話すとメメは「委員長が危ない」と障り猫という怪異の怖さを語ります。半信半疑で羽川の様子を見に行く暦でしたが、そこにいたのは羽川ではなくブラック羽川でした。それから暦とメメは羽川を元に戻そうと力を尽くしますが、ブラック羽川の強さにどうすることもできませんでした。
そして暦たちは最終手段としてウソでブラック羽川を呼び出し、怪異殺しを使って羽川と障り猫を分離させる作戦に出ます。しかし、そこに来たのはブラック羽川ではなくいつもの羽川でした。つまり、羽川は自分の意思で暴れまわっていたのでした。暦はそんな羽川に立ち向かいますが全く歯が立たず、最後は忍の力を借りて羽川を止めることに成功したのでした。
化物語のあらすじをネタバレ!
次は、化物語について紹介します!化物語は「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」「するがモンキー」「なでこスネイク」「つばさキャット」という5つの話で構成されており、化物語ファーストシーズンとも呼ばれています。「つばさキャット」にあたる話は前述した「猫物語(黒)」のことを示しています。そのため、ここでは「つばさキャット」以外の話を紹介します。
ひたぎクラブ
最初に紹介する化物語のエピソードは、「ひたぎクラブ」です。ひたぎクラブは時系列的には5月8日のゴールデンウィーク直後のことです。突然空から降ってきた少女・戦場ヶ原ひたぎを受け止めた阿良々木暦は、そのあまりにも軽い体重に驚きます。戦場ヶ原ひたぎは「重し蟹」という怪異に重さを奪われていたのでした。このエピソードは、戦場ヶ原が自分の重さを取り戻すために戦う物語です。
まよいマイマイ
次に紹介する化物語のエピソードは、「まよいマイマイ」です。まよいマイマイは、時系列的には5月の母の日の出来事です。母の日に妹と大ゲンカして飛び出した阿良々木暦が出会ったのは、迷子の少女・八九寺真宵でした。偶然居合わせた戦場ヶ原とともに八九寺を目的地に連れて行ってあげようとしますが、何度行っても辿り着けません。その理由には、八九寺真宵の悲しい過去の記憶が隠されていました。
また余談ですが、このまよいマイマイの事件の後に戦場ヶ原が阿良々木暦に告白したことにより二人は付き合うことになります。
するがモンキー
次に紹介する化物語のエピソードは「するがモンキー」です。するがモンキーは、時系列的には5月末の出来事です。阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎが付き合い始めてしばらく経ち、教室で仲良くしている姿を見た後輩・神原駿河は嫉妬の炎を燃やし暦をストーキングするようになります。そんな神原にはある秘密がありました。それが彼女の憑りつかれている「猿の手」です。
この猿の手が暴走し、阿良々木暦を襲うようになります。なぜ神原が阿良々木暦をターゲットにして襲うようになったのか?そして、猿の手とは一体何なのか?このエピソードは神原の苦悩と戦いの物語です。
なでこスネイク
次に紹介する化物語のエピソードは、「なでこスネイク」です。なでこスネイクは、時系列的には6月上旬の出来事です。忍野メメのお使いで北白蛇神社にお札を貼りに行った阿良々木暦と神原駿河。そこですれ違ったのは、可愛らしい少女・千石撫子でした。彼女は「蛇切縄」という怪異に憑りつかれており、危険な状態でした。この物語は、そんな千石を阿良々木暦が助けられるのか?というところが見どころの物語です。
偽物語のあらすじをネタバレ!
次は、偽物語について紹介していきます!偽物語は主人公阿良々木暦の二人の妹のエピソードで、二人の妹それぞれをメインとした「かれんビー」と「つきひフェニックス」という二つのエピソードから構成されています。ここでは、このふたつのエピソードについて紹介していきます!
かれんビー
最初に紹介する偽物語のエピソードは「かれんビー」です。かれんビーは時系列的にはなでこスネイクの事件のすぐ後で、千石の事件の発端となったおまじないを流行らせた元凶は貝木泥舟だと発覚します。それを知った正義の味方を自称する暦の妹たちは貝木に戦いを挑みます。しかしあっさり負けてしまい、火憐ちゃんは「囲い火蜂」という怪異をもらってしまいます。
高熱に苦しむ妹を助けるために、兄である阿良々木暦は立ち上がります。貝木泥舟と何やら因縁のある戦場ヶ原も一緒に再び貝木に戦いを挑みます。暦たちは無事に火憐を助けることができるのでしょうか?
つきひフェニックス
次に紹介する偽物語のエピソードは、「つきひフェニックス」です。つきひフェニックスは時系列的には八月の半ば頃の物語で、阿良々木暦のもうひとりの妹阿良々木月火の物語です。夏休みもあと少しという時の暦の前に、ゴーストバスターを名乗る不死身の怪異の専門家である影縫余弦とその相棒である斧乃木余接が現れます。彼らの標的は、意外にも暦ではなくその妹の月火でした。
今まで妹として一緒に生活してきた月火の正体は「時鳥の怪異」でした。暦は衝撃の事実を知り驚きながらも、妹がたとえ偽物であったとしても命を懸けて守ることを決意します。
傾物語のあらすじをネタバレ!
次は物語シリーズセカンドシーズンの傾物語を紹介していきます!傾物語は時系列的には始業式の前日8月20日の物語となっています。阿良々木暦は受験勉強に力を入れすぎて、明日提出日なのに夏休みの宿題を全くやっていなかったという絶望的な状況に気がつきます。そこで、暦は忍野忍に「タイムマシンで昨日に戻りたい!」とのび太くんのように懇願します。冗談のつもりでしたが、忍は快諾。二人は過去にタイムスリップします。
しかし二人がタイムスリップした先は1日前ではなく、11年前の5月13日でした。つまりその日は、八九寺真宵がまだ生きている時代だったのです。そこで暦は、命日を目前に控えた八九寺が生きることができる未来にするべく奮闘します。その結果、暦の作戦は成功し八九寺が死ぬのを阻止することができました。そして、意気揚々と八九寺が生きているはずの未来に戻った暦を待ち受けていたのは「人類が滅亡した世界」でした。
鬼物語のあらすじをネタバレ!
次は、物語シリーズセカンドシーズンの鬼物語を紹介していきます!鬼物語は時系列的には傾物語の事件直後のエピソードになります。傾物語で解決したように見えた八九寺真宵の問題でしたが、事はさらに深刻なものへとなっていました。事件が終わり安心していた暦と八九寺の前に、突如として正体不明の「くらやみ」が現れます。偶然にも通りかかった斧乃木ちゃんの助けで窮地を脱し、4人は例の廃墟跡へと逃げ込みます。
逃げ込んだ廃墟跡では、「くらやみ」について忍野忍が400年前の出来事を話し始めます。「くらやみ」というものの正体について4人で話していると、そこへ再び「くらやみ」が姿を現します。斧乃木ちゃんの機転でまたなんとか「くらやみ」から逃げきり、今度は山へと逃げ込みます。すると、そこへどこからともなく臥煙伊豆湖が現れ、「くらやみ」の恐るべき正体を話し始めるのです。
終物語(中)のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、物語シリーズファイナルシーズンの終物語です。終物語は「おうぎフォーミュラ」「そだちリドル・そだちロスト」「しのぶメイル」「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」で構成されていますが、ここでは時系列的に一番最初の「しのぶメイル」を紹介していきます!
しのぶメイルは時系列的には暦の色んな意味で長かった夏休みが終わり、二学期に入った頃のエピソードです。あるとき暦は怪異の専門家の総元締めである臥煙伊豆湖に、神原駿河を呼び出してほしいと頼まれます。暦は頼まれた通りに神原駿河を呼び出しますが、そこで二人は正体不明の鎧武者の怪異に襲われてしまい、その際に学習塾跡は無残にも全焼してしまいます。
のちにその鎧武者の怪異が400年前の忍の初めての眷属だった「初代怪異殺し」であることを知ることになります。そして再び姿を現した初代怪異殺しに復縁を迫られる忍でしたが、あっさりとその誘いを断ります。暦は、危険な初代怪異殺しを倒すため吸血鬼ハンターであるエピソードと一緒に初代怪異殺しとの死闘に立ち向かいます。
猫物語(白)のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、物語シリーズセカンドシーズンの猫物語(黒)です。ファーストシーズンの猫物語(白)ではその場しのぎの解決しかできなかった事件に、いよいよ決着がつきます。時系列的には、始業式の朝から物語が始まるので「偽物語」「鬼物語」と「しのぶメイル」に並行して物語が進みます。暦が行方不明となって様々な問題に巻き込まれてしまっているときに、羽川の方でも事件が起こっているといった状況です。
始業式の日羽川は登校途中で虎の怪異に出会い、その後学校で自分の家が燃えているのを教室の窓から見てしまいます。急いで帰宅しましたが、家は全焼。寝る場所を失った羽川は例の学習塾跡に泊まることにします。そして翌朝夜通し羽川を探し回っていた戦場ヶ原に起こされ、羽川はこっぴどく怒られます。そして、そのまま羽川は戦場ヶ原の家、そして阿良々木家(暦は不在)にもお世話になったのでした。
羽川は楽しい時間を過ごしながらも、原因不明の記憶の欠落にも悩まされていました。しかし、羽川は自力でその原因が「ブラック羽川」であることに気付き、もうひとりの自分である怪異に手紙を書きます。ここで初めて羽川は今までないがしろにしてきた自分の中の負の感情と向き合い始めたのです。ラストでは「しのぶメイル」後の暦も合流して、羽川の一世一代の告白で幕を閉じます。
終物語(上)のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、物語シリーズファイナルシーズンの終物語です。終物語は「しのぶメイル」を始めとした6つの話から構成されています。しのぶメイルは前述した通りですので、ここでは「おうぎフォーミュラ」「そだちドリル・そだちロスト」の二つを紹介していきます!
おうぎフォーミュラ
次に紹介するのは、終物語の「おうぎフォーミュラ」です。時系列的には10月上旬頃の出来事で、この時期に転校してきた阿良々木暦の後輩「忍野扇」初登場が初登場する物語です。忍野扇と阿良々木暦は学校で隠し部屋を発見しそこに入りますが、なぜかその部屋から出られなくなってしまいます。暦はその状況に、忘れていた2年前の出来事を思い出します。それは、暦が孤立するようになったきっかけでした。
そだちリドル・そだちロスト
次に紹介するのは、終物語の「そだちリドル・そだちロスト」です。このエピソードは前述した「おうぎフォーミュラ」での暦の回想とそれに関連したエピソードです。暦が孤立したきっかけの事件の後から、休学していた「老倉育」がある日学校に来ていたことを知ります。ですが、そんな老倉育が阿良々木暦に向けたのは「嫌悪・憎しみ・敵意」このような負の感情だったのです。
阿良々木暦と老倉育の過去に一体何があったのか?このエピソードでは暦自身もすっかり忘れていた、意外な二人の過去が明かされることになります。そして、その過去の因縁に暦はどのようにケリをつけるのか?も見どころとなっています。
囮物語のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、物語シリーズセカンドシーズンの「囮物語」です。時系列的には10月31日から物語が動きだします。千石撫子はある日自分の下駄箱に白い蛇がいるのを見つけてしまいます。この蛇は「クチナワ」という怪異で、そのクチナワさんから「ご神体を探してほしい」と千石は頼まれます。千石は過去に蛇をぶつ切りにした負い目があるので、クチナワさんのお願いを叶えてあげようと動き出します。
しかし、ご神体を見つけた千石はなんと「蛇神」の怪異になってしまいます。元の千石とは思えないほど豹変した千石を救おうと、阿良々木暦は忍とともに北白蛇神社へと戦いへ赴きます。阿良々木暦は無事に千石を助けることができるのか?ここがこの囮物語の見所にもなっています。
恋物語のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、物語シリーズセカンドシーズンの「恋物語」です。恋物語は、1月1日に貝木泥舟が戦場ヶ原ひたぎから電話を受けるところから始まります。戦場ヶ原は、貝木に「騙してほしい相手がいる」と相談をします。それは、囮物語で蛇神様となってしまった千石撫子のことでした。千石は、暦と戦場ヶ原を卒業式の日に殺すと殺害予告をしているのです。
暦と戦場ヶ原はなんとかしようと方法を模索していましたが方法を知っていそうな忍野メメは行方不明であり、苦肉の策で詐欺師である貝木泥舟に相談を持ちかけたのだそうです。最初は気の進まない貝木でしたが、彼なりに考えたうえでこの依頼を引き受けることにします。貝木は「神様騙し」というこの案件をどのように解決するつもりなのか?暦と戦場ヶ原は無事に卒業式を迎えることができるのか?一世一代の騙し合いが始まります!
憑物語のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、物語シーズンファイナルシーズン「憑物語」です。憑物語は2月のバレンタインデー目前の頃のエピソードで、時系列的には恋物語の後の物語です。大学受験を目前に控えて猛勉強中の暦に、ある変化が訪れます。それは、自身が「鏡に映らない」という現象でした。不死身の怪異の専門家である影縫余弦と斧乃木余接によると、暦はこれまでに吸血鬼化しすぎて体が少しずつ本物の吸血鬼になりつつあるということでした。
さらにこれ以上吸血鬼化を繰り返せば、もう二度と人間もどきには戻れなくなると宣告されます。暦はそれを聞いてもう二度と吸血鬼化しないことを誓います。しかし、そんな矢先に暦の妹二人が何者かに連れ去られるという事件が発生します。この事件を暦と斧乃木ちゃんのコンビでどのように解決するのか?というところも見どころですが、それ以上に「憑物語」は暦と斧乃木ちゃんの絆のようなものも見どころです。
終物語(下)のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、終物語の後半のエピソードです。ここで紹介するのは、「まよいヘル」「ひたぎランデブー」「おうぎダーク」のエピソードです。この3つのエピソードは全部つながっているので、一気に紹介していきます!
時系列的には卒業式を目前に控えた3月14日頃から物語が始まります。阿良々木暦はわけもわからず臥煙伊豆湖に切り刻まれて殺されてしまいます。殺された暦は気がつくと地獄に落ちており、なんと隣にはお別れしたはずの八九寺真宵がいました。また八九寺の案内で手折正弦にも再会します。手折正弦に助言(この時黒幕は忍野扇だと教わる)をもらい、暦は現世へと八九寺を連れて帰ります。
現世に帰ると、臥煙伊豆湖が待ち構えていました。臥煙伊豆湖が暦を地獄に落としたのは、人間に戻すために必要な処置であったこと、そして臥煙伊豆湖からある条件が提示されます。それは、「真宵を北白蛇神社の神様にすること」そして、「忍野扇を退治すること」でした。なぜ忍野扇を退治しなければならないのか?忍野扇の正体とは一体何なのか?今まで見て見ぬふりをしてきた問題に一気にカタがつきます!
花物語のあらすじをネタバレ!
次に紹介するのは、物語シリーズセカンドシーズンの「花物語」です。花物語は時系列的には暦は無事に卒業できた後、神原駿河が高校3年生になった春のエピソードです。神原は奇妙な噂を耳にします。それは例の学習塾跡で「悪魔様」というものにお願いをするとどんな願いでも叶えてくれるという噂でした。かつて悪魔の左手に悩まれたことのある神原は、悪魔様の正体を突き止めるべく動き出します。
暦物語のあらすじをネタバレ!
最後に紹介するのは、「暦物語」です。暦物語はほかの物語シリーズとは一線を画しており、主人公阿良々木暦の高校3年生になってからの1年間を振り返る内容となっています。しかしただの総集編というわけではなく、今まで語られることのなかった事件やエピソードが描かれています。
暦物語のエピソードとしては、「こよみストーン」や「こよみフラワー」など全部で12個のエピソードから構成されています。また、このように暦物語はほかの物語シリーズとは一線を画した内容であるため、2015年から物語シリーズ公式アプリとして「暦物語」が無料配信されています。そしてその後テレビアニメとしても一部「終物語(しのぶメイル)」の後に放送されました。
そして、この暦物語を見る順番としてはどのような順番で見るのがおすすめなのでしょうか?もちろん暦物語は短編集のように構成されているため、どの物語シリーズを見た後でも楽しめるようにはなっています。しかし、全ての物語シリーズを見終わった後に見る方が阿良々木暦の高校生活最後の一年間を振り返ることができるため「感慨深い」のではないかと考えられます。
物語シリーズの見る順番まとめ!
さて、この記事では物語シリーズのおすすめの見る順番と時系列順にあらすじを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?物語シリーズファイナルシーズン終物語では主人公の阿良々木暦が高校を無事に卒業し、物語シリーズもついに大団円を迎えたように見えました。しかし、まだ物語シリーズは終わっていません。
実は、「続・終物語」のイベント上映が2018年秋に決定しているのです。続・終物語のキービジュアルには老倉育の姿もあり、どんな内容になるのか期待されている作品です。また、入場者特典もあるようなのでぜひ劇場へと足を運んでみましょう!ただ物語シリーズの他のシリーズを全て見た方向けの内容になるはずですので、劇場へ行く前にまずは物語シリーズの他のエピソードを全て網羅してから観に行きましょう!