【ヒロアカ】マニュアルは地味だけどすごいヒーロー？個性や価値観を考察

『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）に登場するキャラクターの1人、ノーマルヒーロー・マニュアル。彼はヒロアカの世界で活躍しているプロヒーローですが、どのような能力の「個性」を持ち、どれくらいの強さなのでしょうか？

ここでは、ノーマルヒーロー・マニュアルのプロフィールや「個性」や強さ、価値観についての考察や、マニュアルの声を担当した声優についての情報を見ていきます。出番はそう多くありませんが、ヒロアカの世界を彩る魅力的なキャラクターの1人であるマニュアルのことをよく知っておきましょう。マニュアルについて見ていく前に、まずはヒロアカの基本情報を見ていきます。

『僕のヒーローアカデミア』は、2014年7月から集英社『週刊少年ジャンプ』にて連載されている漫画作品。作者は堀越耕平です。略称は「ヒロアカ」で、2021年4月時点で単行本は30巻まで発売されています。「ヒーローが日常にいる」という世界観と「個性」という能力を持った魅力的なキャラクターたちが人気を博し『週刊少年ジャンプ』の人気作品の1つとなりました。その人気から、2016年にテレビアニメ化。

2020年までにテレビアニメ第4期までが製作され、放送されました。2021年からは第5期が放送されています。また劇場映画化もされており、2018年8月には『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ～2人の英雄～』、2019年12月には『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ：ライジング』が公開されました。2021年8月には『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション』が公開予定です。

物語の舞台となるのは、世界総人口の約8割が超常能力「個性」を持つようになった超人社会。世界には「個性」を悪事に使う敵（ヴィラン）が蔓延り、それらを「個性」によって取り締まるヒーローの存在が注目を集めていました。ヒーローたちの中で特に人気なのが、「平和の象徴」と謳われるNo.1ヒーロー・オールマイト。主人公の緑谷出久、通称デクはオールマイトに憧れる、今時珍しい「無個性」の少年です。

ある日、デクはヴィランに襲われていたところをオールマイトに助けられ、それがきっかけでオールマイトのある秘密を知ってしまいました。交流を経てデクの中にヒーローの資質を見出したオールマイトは、デクに自身の「個性」である「ワン・フォー・オール」を譲渡することを決意。オールマイトの後継者となったデクは最高のヒーローになるため、多くのヒーローを輩出してきた雄英高校ヒーロー科に入学します。

『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）に登場するプロヒーロー、ノーマルヒーロー・マニュアル。彼の本名は水島正規です。12月5日生まれで、年齢は28歳。血液型はA型で、身長は176センチ。富山県出身です。好きなものは平均と観葉植物。マニュアルは保須市にある事務所を拠点に活動しているプロヒーローで、魚の背びれのような飾りがついた特徴的なヘルメットを被っています。

苦手なことがなく、何でもこなせる地味ながら優秀なヒーローで、ヒーロー名の由来は「現代ヒーローのマニュアル的存在になりたい」という想いから。「個性」にしろ性格にしろ、何か1つが突出した癖の強い者が多いヒーローの中で、1つの長所にこだわらず何でもまんべんなくこなせるマニュアルは逆に個性的です。性格は真面目で穏やかで常識人。性格に関しても、変人が多いヒーロー業界の中では珍しいものです。

ヒロアカに登場するマニュアルの「個性」は、その見た目から水に関係するものだろうと言われていましたが、彼が「個性」らしき能力を使うシーンは少なく、どんな「個性」なのか、名前などの詳細はわかっていません。漫画で登場した際は水のような液体を手元に纏わせ、アニメ版では消火栓が破壊されたことで飛び出た水の方向を変えて消火活動に参加していたマニュアル。

これらの描写から、水を操るタイプの「個性」であることは確定なようです。また、彼は水を操って、デクたち雄英高校ヒーロー科1年A組の担任である相澤消太（ヒーロー名イレイザー・ヘッド）のサポートをしています。相澤の「個性」は、目で見た相手の「個性」を抹消するというもの。「個性」を抹消するには目を開け続けなくてはいけないのですが、相澤はドライアイであるため、長時間目を開け続けることはできません。

その弱点をカバーするために、マニュアルは微量の水を相澤の目に纏わせ、なるべく長い時間「個性」が発動できるようにしていました。マニュアルの「個性」が戦闘においてどれくらいの強さなのかは、詳しくはわかりません。しかし、仲間のサポートをしてチーム全体の強さを底上げすることに優れた「個性」ではあるようです。

ヒロアカに登場するマニュアルは「ヒーローは私怨で動いてはならない」という考えを持っています。ヒーローに逮捕や刑罰を行使する権限はありません。人を守るために決まりの範囲内での「個性」の使用を許されているだけです。だからこそ、ヒーローはいかなる理由があろうとも、自分のために「個性」を使用してはならない。私利私欲のために「個性」を使えば、それはとても重い罪になってしまいます。

マニュアルはこの考えを、職場体験で自分の事務所にやってきた飯田天哉に伝えました。飯田天哉の兄はプロヒーローで、ヒーロー殺しのヴィラン・ステインに襲撃され、ヒーロー活動ができない体にされていました。飯田はステインに激しい怒りを抱いており、ステインを探し出すためにマニュアルの事務所に来たのです。マニュアルは飯田の怒りを感じており、プロヒーローとして私怨で動かないよう諭しました。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）でノーマルヒーロー・マニュアルの声を担当したのは、声優の大隈健太です。大隈健太は1月22日生まれで、大阪府出身。所属事務所は賢プロダクションです。

特技・趣味は関西弁、絵、水泳、歌、自転車。アニメ『僕のヒーローアカデミア』ではノーマルヒーロー・マニュアルだけでなく、半魚人ヴィランやヒーローのセメントス、投擲射手次郎、センチピーダーなど様々な役を演じています。

アニメ『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）でノーマルヒーロー・マニュアルを演じた大隈健太の主な出演作品は『ダンボール戦機WARS』（ミハイル・ローク、黒服）、『ちはやふる』（田代晴人、綿谷基）、『進撃の巨人』（フランツ、ソニー）、『かみさまみならい ヒミツのここたま』（川口さん）、『からくりサーカス』（加納大輝、機械人間ー0）、『SK∞ エスケーエイト』（岡正吉）などです。

ヒロアカキャラの中で最推しはマニュアルだというファンのコメント。出番はそう多くないマニュアルですが、マニュアルのことが好きだという人は少なくありません。地味だけれど立ち居振る舞いや考え方がヒーローらしいマニュアルは魅力的なキャラクターです。

マニュアルと彼のもとに職場体験に来た飯田天哉のやり取りを見ていると、マニュアルがヒーローである前に子供を導く立派な大人であることがわかります。飯田が間違った道に進みそうになるのを諭し、それが止められなかったら彼を叱って、しかし監督不行き届きの責任はきちんと取っていました。そして誤った行動を反省した飯田を見て、彼の気持ちを汲み取り許しています。マニュアルは良い大人の見本のような人でした。

マニュアルが「個性」を使って相澤をサポートするのを見て驚いた人のコメント。マニュアルの水を操る能力は、攻撃にも使えそうですがサポートとしても優れているようです。火災の際の消火など救助活動にも使うことができる、汎用性の高い能力です。

立派な大人でありヒーローであるマニュアルに憧れを抱くファンは少なくありません。マニュアルの数少ない出番から学べることは多いです。漫画・アニメ『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）でのマニュアルの言動に注目してください。彼の強さは「個性」ではなく、揺るぎない価値観と信念にあります。

『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）に登場するキャラクター、ノーマルヒーロー・マニュアルの「個性」や強さ、価値観やアニメ『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）の担当声優などについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？ヒロアカのマニュアルは地味ですが、基本的なことを大切にするヒーローらしいヒーローでした。

個性的で派手な活躍をするヒーローだけでなく、マニュアルのような地道で基本的な奉仕活動をするヒーローがいるからこそ、人々の日々の生活は守られているのでしょう。マニュアルに興味を持った人は是非、漫画・アニメ『僕のヒーローアカデミア』（ヒロアカ）を見て、マニュアルの活躍をチェックしてみてください。以上「【ヒロアカ】マニュアルは地味だけどすごいヒーロー？個性や価値観を考察」でした。