【呪術廻戦】起首雷同編のあらすじをネタバレ!呪胎九相図など登場キャラも紹介

呪術廻戦のエピソードの中でも短いストーリーながらも重要かつ面白いと言われるエピソードの1つが起首雷同編です。主人公の虎杖悠仁の活躍はもちろん、伏黒恵や釘崎野薔薇などの主要なキャラクターの活躍がかっこいいという声が多いエピソードになっています。今回は呪術廻戦の起首雷同編について、あらすじをネタバレありで紹介しつつ、収録巻が何巻なのか、舞台となる八十八橋についてなどまとめて紹介していきます。

【呪術廻戦】起首雷同編のあらすじをネタバレ!呪胎九相図など登場キャラも紹介のイメージ

目次

  1. 起首雷同とは?
  2. 起首雷同編のあらすじネタバレ
  3. 起首雷同編の登場人物一覧
  4. 起首雷同編の八十八橋のモデルはどこ?
  5. 起首雷同に関する感想や評価
  6. 起首雷同まとめ

起首雷同とは?

起首雷同編は呪術廻戦に登場するエピソードの1つです。今回は起首雷同編についてまとめて紹介していきます。

呪術廻戦の作品情報

呪術廻戦の概要

呪術廻戦は2018年から週刊少年ジャンプにて茶見下々先生が連載しているダーク・ファンタジーバトル漫画です。「呪い」「呪術」をテーマにした作品で2017年にジャンプGIGAで短期集中連載した「東京都立呪術高等専門学校」を前日譚としています。そのテーマ性から連載開始当初は話が重く人気も低迷していましたが個性豊かなキャラクターとテンポよく進むストーリー構成で徐々に人気を獲得していきました。

メディアミックスも積極的に展開されている作品で2020年にはアニメ化も行われた他、アニメ最終回では劇場版映画として前日譚「東京都立呪術高等専門学校」が映画化される事も発表されています。今後の展開にも注目を集めている作品になっています。

呪術廻戦のあらすじ

人間離れした運動能力を持つ高校生、虎杖悠仁はオカルト研の先輩達と共に学校に安置されていた呪物を持ち出していまいます。ちょうど封印が緩んでいた呪物の回収に呪術師の伏黒恵が学校を訪れていましたが、そこに呪いが具現化した化け物「呪霊」が姿を見せます。圧倒的な強さを持つ呪霊に伏黒恵が追い込まれる中、虎杖悠仁は先輩と伏黒恵を助けるべく学校に安置されていた呪物「両面宿儺の指」を食べてしまうのでした。

起首雷同は何巻?

呪術廻戦に登場するエピソード、起首雷同編は何巻に収録されているのかといえば、単行本7巻~8巻にかけて描かれたエピソードです。ちょうど直前に描かれていたのが何巻もかけて展開された長編エピソードだった交流会編だった事もあり、かなり短い印象を受けるエピソードですが、2巻丸々起首雷同編というわけではなく、55話~64話の合計10話のエピソードになっています。

起首雷同編は既にアニメ化も行われており、アニメ第2期の22話~24話の3話をかけて行われています。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

起首雷同編のあらすじネタバレ

あらすじネタバレ①刺殺事件

起首雷同編のきっかけとなるのはとある刺殺事件です。この事件では3ヶ月間の間に「ドアが開きっぱなしになっている」と周囲に訴えていたという共通点を持つ3人の被害者が既に出ていました。この共通点から呪霊が絡んでいると考えられ派遣される事になったのが虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇の3人です。ちなみにこの3人に加えて補助監督として新田も新しく登場しています。

4人で調査を進める内に3人の被害者が同じ高校の出身だった事が明らかになります。その高校とは奇しくも伏黒恵の母校でした。母校というメリットを使ってより詳細な聞き込みをする中で、名前が上がったのが八十八橋でした。

あらすじネタバレ②八十八橋の度胸試し

その昔、不良少年の間で八十八橋を使った度胸試しが行われていた事があるというのです。深夜に八十八橋からバンジージャンプをするという度胸試しで、3人の被害者はこの八十八橋の度胸試しを行った事があるのが明らかになります。早速調査に八十八橋に赴く虎杖悠仁達ですが、その時は呪霊の姿を確認する事も気配を察知する事も出来ませんでした。

あらすじネタバレ③津美紀も八十八橋に行っていた?

また追加の聞き込みをする中で、伏黒恵の姉、伏黒津美紀も深夜の八十八橋に赴いた事がある事が明らかになります。流石にバンジージャンプはしていませんが、肝試しの舞台として使われたのです。加えて聞き込みをした津美紀の友人も被害者の3人と同じく「ドアが開きっぱなしになる」という現象に悩まされていました。

伏黒恵は姉津美紀を守るべく単身で八十八橋の調査を徹底的に行おうとしますが、伏黒恵の不可思議な様子を察した虎杖悠仁、釘崎野薔薇も再度合流結局3人で八十八橋の呪霊に挑む事になります。

あらすじネタバレ④壊相・血塗の登場

3人は今回の事件に関われる呪霊が普段は結界を張って身を隠しマーキングした相手を呪殺している事を想定します。彼岸を渡るという意味を持つ橋の下の川を跨いで呪霊の結界内に侵入する事に成功します。今回の事件の犯人である呪霊はフジツボのような見た目の呪霊で、長い期間をかけての呪殺という能力を持っているが故に直接的な戦闘能力はそこまで高くないと考えられ実際に伏黒恵を中心に相手の弱点を見つけてこれを祓う事に成功します。

しかし虎杖悠仁達にとって2つの予想外の事が起きます。1つは謎の呪霊に釘崎野薔薇が無理矢理結界の外に引きずり出された事、もう1つは同じタイミングで、過去に虎杖悠仁と伏黒恵が少年院で対峙したのと同じタイプの特級呪霊が現れた事です。伏黒恵と虎杖悠仁はそれぞれに決断し、伏黒恵が残って特級呪霊と戦い、虎杖悠仁は釘崎野薔薇の後を追いかける事にしました。そんな虎杖悠仁と釘崎野薔薇の前に現れたのが壊相・血塗でした。

あらすじネタバレ⑤刺殺した理由

伏黒恵は特級呪霊と戦闘を行いながら今回の刺殺事件について考えていました。3人の被害者や津美紀が八十八橋を訪れたのは随分前の事であり、「何故今更?」と考えたのです。始めて今回の刺殺事件の被害があったのが6月、その6月にあった象徴的な出来事が、虎杖悠仁が両面宿儺の指を始めて取り込んだタイミングだという事に伏黒恵は気づくのでした。

同じ頃、虎杖悠仁と釘崎野薔薇と対面した壊相・血塗の口からも「呪霊達の目的は両面宿儺の指を回収する事」である事が明らかにされ、今回の事件に両面宿儺の指が関係している事が確定的になりました。

あらすじネタバレ⑥伏黒の勝利

ここからは2箇所でのバトルがそれぞれに展開される事になります。結界内で特級呪霊と戦う伏黒恵、対する特級呪霊は少年院で出会った呪霊と同じ姿形をしていましたが、その強さは段違いであり、伏黒恵は追い詰められていきます。しかし伏黒恵は過去に五条悟にされたアドバイスを思い出し、自らの限界を超えて領域展開「嵌合暗翳庭」を不完全ながらも発動させ特級呪霊を祓う事に成功、伏黒恵が両面宿儺の指を回収する事に成功します。

あらすじネタバレ⑦虎杖と釘崎の勝利

一方で虎杖・釘崎と壊相・血塗では先手を取ったのは壊相・血塗の呪霊組でした。2人は自らの血液を相手に浴びせ腐食させる「蝕爛腐術」という能力を使用して戦う呪霊です。しかしこの能力は釘崎の「共鳴り」と非常に相性が悪い能力でした。「蝕爛腐術」には食らうと毒が回ると同時に痛みが伴うのですが、共鳴りによってこれを共有されてしまったのです。

元々両面宿儺の影響で毒に耐性がある虎杖悠仁はともかく、釘崎は自らも追い込まれていきますが、血塗の動きが鈍った隙を見逃さずこれを祓う事に成功します。激昂する壊相でしたが、血塗を守ろうと「蝕爛腐術」を解除してしまった事も相まって逃亡を決断します。偶然通りかかった一般人を人質にして逃亡を図りますが、戦いの現場には虎杖悠仁の攻撃で失った右腕が残されていました。これに釘崎が「共鳴り」を打ち込みます。

これにより体勢を崩した壊相に虎杖悠仁が「黒閃」を叩き込み壊相も死亡する事になりました。虎杖と釘崎は2人の死体が残った事から彼らが単なる呪霊ではなく、誰かを依り代にした存在であった事を知り、「殺人」を犯してしまった事を改めて受け止めるのでした。

あらすじネタバレ⑧指を食べる両面宿儺

壊相・血塗を倒した虎杖と野崎の2人は伏黒恵に合流します。伏黒恵は戦闘には勝ったものの、力を使い果たしてその場で眠っていました。目を覚ました伏黒恵は一番元気そうという理由で虎杖悠仁に両面宿儺の指を託そうとしますが、両面宿儺がこの指を食べてしまうのでした。結果的に虎杖悠仁がさらにもう1本の指を吸収した形で起首雷同編のメインのエピソードは幕切れを迎えています。

あらすじネタバレ⑨一級術師への推薦

メインのエピソードは上記の所で終わっていますが、起首雷同編の最後にはサイドストーリーとしてある一幕が描かれています。起首雷同編の前、何巻にも渡って展開された交流会戦での活躍、加えて起首雷同編などの活躍も相まって、藤堂葵と冥冥の2名によって、虎杖悠仁、釘崎野薔薇、伏黒恵、禪院真希、パンダの5人が一級術師に推薦されるのです。この推薦のシーンが起首雷同編のラストシーンとなっています。

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起首雷同編の登場人物一覧

虎杖悠仁

呪術廻戦の主人公、虎杖悠仁は歴史上始めて「両面宿儺の指」を取り込んでも自我を保っている事が出来る存在です。元々持ち合わせていた人並み外れた身体能力を使った肉弾戦中心に戦闘を行い、呪術廻戦1巻の時点で呪術を知ったにも関わらず何巻にも渡るエピソードの中で加速度的な速度で成長していく存在となりました。起首雷同編の時点では3本の指を取り込んでおり、そのラストで4本目の指を取り込む事になっています。

伏黒恵

起首雷同編で大きな成長が描かれる事になったのが伏黒恵です。姉の津美紀が被呪している可能性が浮上するなど様々な面で活躍する事になりました。起首雷同編での経験で自身が精神的にかけていたリミッターがハズレ領域展開を不完全ながらも取得するような成長を見せています。

釘崎野薔薇

起首雷同編の中で能力的に大活躍だったといえるのが釘崎野薔薇です。「対象の欠損した一部に釘を打ち込んでダメージを与える」共鳴りは壊相・血塗にとって非常に相性の悪い相手でした。加えてこの戦いで「黒閃」を経験するなどしています。

壊相

人間に近い見た目をした呪霊で呪胎九相図の2番、次男に当たるのが壊相です。裸体の上に女性物のハーネスを身に着け、モヒカン頭という特徴的な見た目をしていますが、基本的には敵味方問わず敬語で話すなど紳士的な振る舞いをしています。蝕爛腐術で虎杖・釘崎の2人を追い込みますが、能力の相性の悪さによって敗れる事になってしまいました。

血塗

呪胎九相図の3番、三男に当たるのが血塗です。既に姿を見せている3人の呪胎九相図の中で唯一人型ではなく呪霊らしい見た目をしており、カエルに近い見た目をしています。壊相と同じく蝕爛腐術を使い人間とは違う大きな口から吐血を浴びせられるので攻撃範囲が広いのが特徴となっています。

新田明

起首雷同編で新たに補助監督として登場したのが新田明です。語尾に「ッス」を着けて話すのが特徴的な女性キャラです。起首雷同編での交流もあってか渋谷事変でも釘崎と共に行動をするなどしています。

伏黒津美紀

起首雷同編で直接登場したわけではありませんが現状がより鮮明に描かれ、キーパーソンとなったのが伏黒恵の姉、伏黒津美紀です。正確には義姉で、中学時代には喧嘩ばかりしていた伏黒恵の事を心配していました。呪術廻戦作中では1巻から何巻にも渡って呪いの結果で寝たきりになっています。

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起首雷同編の八十八橋のモデルはどこ?

八十八橋は作中では埼玉県にある

起首雷同編のメインの舞台となる八十八橋ですが、作中では埼玉県さいたま市にあると明言されています。正確には埼玉県にある鯉ノ口渓谷という場所にかけられた橋で、心霊スポットとして知られる場所になっています。

八十八橋のモデルは宮城県にある?

八十八橋のモデルですが、実は埼玉県ではなく宮城県にあります。モデルとなった場所は「八木山橋」であると推測されています。作者の茶見下々先生が宮城県の出身であり、八木山橋も心霊スポットとして知られている事、ファンブックで茶見下々先生自身が「八十八橋のモデルは仙台市民なら知ってるあそこ」と言及している事などが理由となっています。

ちなみに呪術廻戦では虎杖悠仁の地元も宮城県であるなど細かな所で宮城県が活用されていたりします。舞台を埼玉県さいたま市にしたのは虎杖悠仁達が通う呪術高専が東京にある為、あまり離れた場所にしない為ではないかと推測されています。

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起首雷同に関する感想や評価

ここからは既に呪術廻戦起首雷同編を視聴した人の感想を紹介していきます。エピソードとしては何巻に渡る事もなく短めなエピソードの起首雷同編ですが、虎杖悠仁はもちろん伏黒恵、釘崎野薔薇と主要なキャラクターとして1巻から登場しているキャラクターのかっこいいバトルシーンがしっかり描かれたのが良かったという声が非常に多いエピソードになっています。

バトルシーンの良さに加えて起首雷同編の人気をお仕上げているのが相手にした呪胎九相図の壊相と血塗の存在が大きいと言われています。呪霊でありながら兄弟愛が強く描かれている事で感情移入してしまうという声が多いです。起首雷同編の中で死亡してしまう壊相と血塗ですが、生き残って引き続き登場してほしかったと言われる程になっています。

原作漫画では何巻もかけずに短くまとめたといっても10話をかけて行われた起首雷同編ですが、アニメでは原作で何巻にも渡る交流会編が終わった時点で残り話数が少なく結果的に3話で起首雷同編がまとめられる事になっています。当初は3話でまとまるか不安という声も多くなっていましたが、原作通りにしっかり展開しつつ、バトルシーンの迫力や演出なども良かったという声が多く称賛を集めるエピソードになりました。

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起首雷同まとめ

呪術廻戦の起首雷同編は何巻にも渡る長編エピソードというわけではありませんが呪術廻戦の中でも高い人気を誇るエピソードの1つです。虎杖悠仁はもちろん、伏黒恵と釘崎野薔薇の活躍がしっかりと描かれた事、戦う相手となった壊相と血塗のキャラクター性や背景などがそれまでの呪術廻戦で薄いと言われていた「敵側への感情移入」をしていしまうエピソードとして人気を集めています。

何巻に渡るエピソードではないだけに読みやすいのも特徴なのでまだ起首雷同編を読んでいないという人は1度触れてみてはいかがでしょうか?

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