【フェアリーテイル】エクシードの正体は？登場キャラや使用できる魔法を一覧で紹介

フェアリーテイルのキャラの中でもかわいいと人気を集めているのがエクシードです。今回はそんなフェアリーテイルに登場するエクシードの正体などをまとめて紹介していきます。

フェアリーテイルは2006年から2017年まで週刊少年マガジンで真島ヒロ先生が連載していたバトルファンタジー漫画です。魔導師が様々な依頼を受ける魔導師ギルドでの冒険を描く冒険ファンタジー作品でもあり、個性豊かなキャラクターなどが高い人気を集め、日本国内はもちろん海外でも高い人気を獲得している作品になっています。

フェアリーテイルはメディアミックス展開も積極的に行われている作品で、それぞれのキャラクターにスポットを当てたフェアリーテイル関連のスピンオフ作品を始め、2009年から3度に渡って行われ最終回まで行われているアニメ化、2度の劇場版映画、ゲーム化、舞台化など幅広いメディアで展開されています。

フェアリーテイルの物語は基本的にはルーシィの目線で描かれています。立派な魔導師を目指す少女、ルーシィはひょんな事から炎の滅竜魔法の使い手のナツ、喋る青い猫のハッピーと出会ったのをきっかけで彼らの所属する魔導師ギルド、妖精の尻尾（フェアリーテイル）に加入する事になります。ナツ達とチームを組んだルーシィは共に様々な依頼を受けていく事になります。

エクシードとは元はナツ達の住むアースランドと並行にある世界、エドラスに住む猫に似たかわいい生命体です。エドラスには元々魔法が存在しない中、唯一魔法を使う事が出来る存在で、人間と同レベルの知性を持ち合わせています。エドラスでは天使として人間からは畏怖と尊敬の対象になっていますが、その実は非力な種族で、人間から迫害を守るべく、一部の者達によって現在の地位を構成するようにされていました。

そんなエクシードの一部がフェアリーテイルの主な舞台であるアースランドに住んでいるのはシャゴットが持つ微弱な未来視能力によりエクスタリア崩壊の未来を見たのが理由で子供達を逃がす為で、対面上は「滅竜魔導士抹殺」の為の使徒という形になっていました。

フェアリーテイルの主な舞台であるアースランドの平行世界、エドラスに住むエクシードの国「エクスタリア」の女王であり、微弱な予知能力を持っているのがシャゴットです。エドラスでは天使と扱われる中、種族を守るべく未来予知能力を「人間の死を決定する権利を持つ」と嘘を付いており、エクシードの女王である事から「神」として崇められています。またシャルルの母親でもあります。

未来予知を覗く実際に使える魔法は翼（エーラ）だけですがそのエーラもシャルルを産んだ際に、卵の生命力が弱まった事から翼を与えてしまい、本編現在では左翼しか持っていない為、上手く飛ぶ事が出来なくなっています。

エクスタリアの国務大臣を担当し、シャゴットの嘘にも関わっている1人がナディです。国務大臣という立場にありながらエクシードの中でもかなり細身で一人称が「ぼきゅ」というのが特徴のエクシードになっています。常にシャゴットの立場や権威、引いてはエクシードを守る為に行動しており、その発言の結果、シャルルやハッピーなどと対立するような事もありました。使える魔法は翼（エーラ）だけです。

エクシードの中でもライオンに似た姿をしているのがニチヤです。エクスタリアの嘘を知る1人で初登場時はエクスタリアの近衛師団長でナディと共にエクシードの使命をハッピー達に伝え、彼らを追いかける役割を担いました。その後アースランドに渡ってからはハッピー達と和解、その後アースランドのニチヤである青い天馬の一夜と運命的な出会いを果たした事で秘密裏に青い天馬に加入、大魔闘演武に参加しています。

エクスタリアでは近衛師団長を務めるなど強さがあるように感じますが、大魔闘演武での実際の戦闘シーンでは戦闘能力を一切発揮せずに対戦相手のバッカスに一撃でやられてしまうなどしています。使用する魔法も翼（エーラ）こそ使用していますが、個別に何か魔法を持っているような描写もありません。

エクスタリアの外れの浮遊島に住む夫婦の旦那さんで、実はハッピーの父親なのがラッキーです。麦わら帽子と泥棒髭、そして白い体色が特徴的な見た目をしています。ハッピーの卵を奪われた事から滅竜魔導士抹殺計画に反対し、その結果エクスタリアを追放されて浮遊島に住んでいた結果、ハッピーと運命的な再会を果たしています。ハッピーからは好かれており、自身の子供だと気づいていますがその事は明かしていません。

夫婦の妻でハッピーの母親がマールです。ハッピーと同じ青色の体色とニコニコした笑顔が特徴的な見た目をしています。元々はエドラスのエクシードらしく、人間に対して差別的な考えを持っていましたが、エクスタリア追放をきっかけに「自分達もまた親である」と気づいてその考えを改め浮遊島で生活していました。

ハッピーと再会した際にはエドラスでの出来事で落ち込んでいたシャルルを励まし立ち直るきっかけを作るなどしています。ラッキーと同じくハッピーが自身の子供だと気づいていますがハッピーには明かしていません。

元はエドラス王国軍で第一魔戦部隊の隊長をしていたのがパンサー・リリーです。エクシードの中でも一部存在する人間の成人並の体躯を持っていた黒豹に似たエクシードです。過去に怪我を負ったジェラールを助けようと無断でエクスタリアに連れ帰った事を咎められ、エクスタリアを追放された結果エドラス王国に与するようになっていますがそれでも尚エクスタリアを愛していました。

アースランドに渡ってからは環境が身体に合わずに通常のエクシードと同等サイズになってしまいましたが、それでも一時期であれば元の姿に戻る事が出来ます。元々ジェラールとの交友もあった事からアースランドではフェアリーテイルに加入し、エクシードのパートナーを求めていたガジルとパートナーを組む事になっています。

アースランドに送り込まれた卵から孵ったアースランド生まれのエクシードの1人がシャルルです。シャゴットの娘でもあり、シャゴットの持つ未来予知能力を断片的に引き継いでいた為に、その断片的な未来予知の中で見た「滅竜魔導士抹殺の使命」をしっかり継承した状態で生まれます。しかし彼女を孵したのが他ならぬ滅竜魔導士のウェンディであり、使命に背いてウェンディを守るべく生きてきました。

その後ウェンディと共にフェアリーテイルに移ってからも基本的には仲間から距離を取るようにしていました。特にシャルルに一目惚れしていたハッピーの事は使命を知らずに育った事を妬んでいる部分もあり冷たく当たっています。その後エドラスでの経験を経て自身の未来予知能力の事を知り正しく使えるように取り組むようになりました。未来予知能力の他、翼（エーラ）とミラから教えてもらった変身能力も使用する事が出来ます。

フェアリーテイル作中で最初に登場したエクシードがハッピーです。青い喋る猫で常にナツと共に行動していますが、ナツのペットではなく列記としたフェアリーテイルの魔導師という事になっています。戦闘能力は低いながらもその小さな身体や翼（エーラ）を使った飛行能力でナツや仲間をサポートする事も多くなっています。シャルルと同じく変身能力をミラから教えてもらっていますが上手く使いこなせずにいます。

ちなみに名前の由来はそれまで殺伐としていたギルドがハッピーが生まれた途端にみんなが笑顔になった為で、名付け親はナツです。余談ですが、作者の真島ヒロ先生は作品をまたいでキャラクターを登場させる「スターシステム」を採用している為、フェアリーテイルの次作「EDENS ZERO」でもヒロインのパートナーとしてハッピーの名前と姿そのままに登場しています。

フェアリーテイルの主な舞台、アースランドに送られたエクシードの1匹で剣咬の虎（セイバートゥース）のメンバーとして登場したのがフロッシュです。常にローグに付き従っているエクシードでやや舌足らずで幼い口調と緑色の体色に桃色のカエルの着ぐるみが特徴的なエクシードです。極度の方向音痴である為、基本的にローグやレクターと共に行動する事が多くなっています。

幼さを残す故にその力は限定的ながらちゃんと翼（エーラ）で飛ぶ事ができ、またポテンシャルをフルに発揮できればレクターよりも素早く動く事が出来ます。

フェアリーテイルの主な舞台、アースランドで生まれ剣咬の虎（セイバートゥース）のスティングに付き従うエクシードがレクターです。赤茶色の体色と丁寧な言葉づかいが特徴的なエクシードで、フロッシュの保護者役として共に行動する事が多くなっています。スティングとはパートナーであると同時に師弟関係でもあり、スティングこそが最強の滅竜魔導士であると信じています。

しかしそのスティングとの絆を利用され、大魔闘演舞編ではマスターのジエンマに消されそうになったり、そのジエンマから守ってくれたミネルバにスティングの士気を高める為に人質にされたりなどしています。

フェアリーテイル作中で個別に活躍が描かれているエクシードは上記で紹介した通りですが、それ以外にも個別の名前が判明しているエクシードが何匹か登場しています。主に判明しているのはエクスタリアの上層部で、四長老と呼ばれた「マルタム」「ミスデロイ」「ムガント」「メジール」、エクスタリアの市民として登場した「ベルエトキア」「モンモ」「クラップ」「サルバーレ」「クルブシ」「ゴゴトラ」などがいます。

彼らを含めてフェアリーテイル作中では名前が判明していないエクシードなども含めても全員が魔法としては翼（エーラ）を使用しており、全員がアースランドに移住する事になっています。

エクシードとしてフェアリーテイル作中に最初に登場したハッピーはフェアリーテイルのメンバーの中でも特にナツと仲が良く基本的には行動を常に共にしています。ナツもハッピーを対等な関係として扱っており、ナツの自宅の表札には「ナツ＆ハッピー」と記載しており、日常生活でも家事を分担するなどしています。

またある程度の強さを持つ滅竜魔導士に共通して乗り物酔いをしてしまう性質がありますが、ナツはハッピーに運んでもらう際には乗り物酔いする事がありません。これはナツ曰く「ハッピーは乗り物じゃなくて仲間だから」だそうで、ナツとハッピーの絆の固さを現すエピソードになっています。

ハッピーはシャルルと出会うまで、自身と同じエクシード（喋る猫）に出会った事がなくその影響もあってシャルルに一目惚れしています。その為、自身の大好物である魚をシャルルに送るなど積極的にアピールしています。対してシャルルの方は自身の使命を知らずに育ったハッピーの境遇も相まってフェアリーテイルのメンバーの中でも特に冷たい態度を取り続けており、ハッピーと名前ではなく「オス猫」呼ばわりを続けていました。

エドラス編でエクシードとしての運命ではなく「フェアリーテイルの魔導師である」という教示を示したハッピー、そんなハッピーに始めてシャルルはハッピーを名前で呼び以降は名前で呼ぶようになり本来の心配性な一面の対象にハッピーも含まれるようになります。残念ながら恋人のようになる事はありませんでしたが、お互いに信頼するべき仲間として認識しているのは間違いありません。

アニメフェアリーテイルでハッピーの声優を担当したのは釘宮理恵さんです。1998年にデビューした声優さんで、特にデビュー当時数多く演じたキャラクターの影響で別名「ツンデレの女王」と呼ばれています。ツンデレキャラのイメージが強い釘宮理恵さんですが実際には少年声から大人の女性まで幅広く演じる事ができ、ハッピーのような人外キャラに声を演じる機会も多くなっています。

釘宮理恵さんがこれまでに出演した作品と演じたキャラクターとしては「鋼の錬金術師」のアルフォンス・エルリック役、「ゼロの使い魔」のルイズ役、「とらドラ」の逢坂大河役、「銀魂」の河了貂役、「キングダム」の河了貂役、「BLEACH」の涅ネム役、「ワールドトリガー」の小南桐絵役、「ワンピース」のシュガー役などがあります。

ここからは既にフェアリーテイルを視聴した人のエクシードの関しての感想を紹介していきます。エクシードは当初はフェアリーテイル作中でもハッピーしか登場しておらずかわいいマスコット的な立ち位置でしたが、しっかりとストーリーの仲に組み込まれ今回紹介した名前が判明しているエクシード以外にも多数のエクシードが登場、活躍するなどフェアリーテイルに欠かす事が出来ない存在になっています。

特にフェアリーテイル作中ではナツとハッピー、ウェンディとシャルルなどパートナーとしている滅竜魔導士との関係性が良いという声も多いです。ただかわいいだけじゃなくそれぞれがしっかり対等に扱い、心配し助け合うような姿がただかわいいマスコットだけじゃないエクシードの魅力とする声が多くなっています。

特にエクシードが多数登場するフェアリーテイルエドラス編はフェアリーテイルの中でもかわいいエクシードとその運命を描くという意味で1番面白かったとする声も多くなっています。

フェアリーテイルに登場するエクシードはかわいいマスコット的な存在でありながらフェアリーテイルの物語において重要な立ち位置にもある存在です。名前が判明しているエクシードだけでもかなりの個性があり、見た目はかわいい猫ですが、しっかりと知性を持ち、人間と変わらぬ生活を送っています。種族として翼（エーラ）という魔法を所持しているのも特徴的です。

特にフェアリーテイルな主な舞台となっているアースランドでは滅竜魔導士のパートナーとなっている例も多くなっているのでまだフェアリーテイルを視聴した事がないという人はエクシードそれぞれのかわいい見た目や名前、それぞれの関係性にも注目しながらフェアリーテイルを視聴してみてはいかがでしょうか？