【ギヴン】登場キャラ・カップリングを相関図で解説！プロフィールや元カレも一覧紹介

『ギヴン』は2013年から漫画雑誌『シェリプラス』で連載されているボーイズラブ漫画。作者はキヅナツキです。2021年3月時点で、コミックスは6巻までが発売されています。あるロックバンドのメンバーたちを中心とした恋と青春が描かれた物語。

ストーリー構成の秀逸さと魅力的な登場人物たちが人気を博し、2019年7月にテレビアニメ化され、全11話が放送されました。2020年8月にはテレビアニメの続編である劇場版『映画 ギヴン』が映画館で公開されています。

高校生ながら優れたギターの腕前を持つ少年・上ノ山立夏。ある日、彼は同じ高校に通う少年・佐藤真冬からギターを教えてほしいと頼まれます。真冬は天才的な歌唱力の持ち主で、その声の虜になった立夏は、中山春樹・梶秋彦と共に結成していたバンドに真冬を引き込み、彼をボーカルとして改めて始動することになりました。

バンド仲間として時間を共有するうちに、立夏は真冬が過去に同性の交際相手を自殺で亡くしたことを知り、真冬の過去に嫉妬を覚えます。いつの間にか、立夏は真冬に恋心を抱いていたのです。一方、春樹と秋彦も、それぞれの想いを胸に秘めていました。バンド活動に精を出しながら、4人の関係は徐々に変化していきます。

『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その1、佐藤真冬。佐藤真冬は高校2年生、16歳の少年。2月28日生まれで、血液型はAB型。バンド「given」ではボーカル兼ギターを担当しています。元カレ・吉田由紀の形見であるギターを上ノ山立夏に直してもらったことをきっかけにギターの演奏を始め、その縁で立夏が所属するバンドに加入することになりました。

人の心を揺さぶる天才的な歌唱力の持ち主で、初めは音楽の知識などほとんどありませんでしたが、立夏たちと関わる中で知識を吸収し、驚異のスピードで音楽の才能を開花させていきます。時間を共有するにつれて立夏に惹かれ、後に恋人となりました。以上、『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その1、佐藤真冬についての紹介でした。

『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その2、上ノ山立夏。上ノ山立夏は高校2年生で、真冬の同級生。年齢は16歳です。8月1日生まれで、血液型はB型。バンド「given」ではギターを担当しています。高校生ながらプロ顔負けの演奏技術を持つギタリスト。しかし、一時期ギターに対しての情熱を失いかけていました。そんなとき真冬と出会い、彼の歌声を聴いたことで音楽活動への意欲が再燃。

真冬をバンドに誘い、関わる時間が増えるにつれて彼に恋心を抱くようになりました。ギターの技術はかなり上ですが、恋愛に関しては年相応。真冬への想いに翻弄されますが、初ライブの後に真冬から告白され、めでたく両想いとなります。以上、『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その2、上ノ山立夏についての紹介でした。

『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その3、中山春樹。中山春樹は、映画専攻の大学院生。年齢は22歳です。7月13日生まれで、血液型はO型。バンド「given」ではリーダーを務め、ベースを担当しています。性格はとにかくお人好し。最年長で面倒見がよいため、自然と周囲をまとめる役回りとなっているお兄さん的存在です。

才能溢れるメンバーたちに囲まれ劣等感を抱いていますが、春樹がいなければ「given」はまとまりません。春樹の声かけによって立夏と秋彦が集まり「given」の前身であるインストバンドが結成されました。長年、秋彦に恋心を抱いており、髪を伸ばしていたのもその恋心から生まれた願掛けのようなものです。以上、『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その3、中山春樹についての紹介でした。

『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その4、梶秋彦。梶秋彦はヴァイオリンを専攻している、20歳の大学生。10月21日生まれで、血液型はA型。バンド「given」ではドラムを担当しています。父親はイギリス人音楽家、母親は日本人というハーフ。父の血か音楽の才能があり、幼い頃からヴァイオリンを弾き、ヴァイオリン以外にも様々な楽器を弾きこなすことができます。

元恋人の村田雨月とつき合ってはいないながらもズルズルと関係を続けており、春樹やそれ以外の人間からの好意に気づいていないふりをしていました。しかし徐々に雨月以上に春樹を必要としていることに気づき、告白。恋人関係になります。以上、『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その4、梶秋彦についての紹介でした。

『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その5、村田雨月。村田雨月は、音楽専攻科に在籍する21歳の大学生。6月6日生まれで、血液型はO型。彼は秋彦の元カレであり、同居人でもあります。学生でありながら世界的ヴァイオリニストとして活躍している天才。高校時代に秋彦と出会い恋人関係になりましたが、破局してしまいました。別れたものの同居は継続しており、肉体関係も続けていました。

後に、秋彦は雨月から離れ春樹と交際をスタートさせたため、中途半端な関係は解消されています。音楽の才能を持つ真冬のことを気に入っており、度々彼にアドバイスをするようになりました。以上、『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その5、村田雨月についての紹介でした。

『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その6、鹿島柊。鹿島柊は、真冬・由紀の幼なじみである高校2年生の少年。年齢は17歳です。5月8日生まれで、血液型はA型。真冬と由紀がつき合っていたことを知る人物で、由紀が自殺してからは情緒不安定になった真冬のことを気にかけていました。

由紀とはかつてバンドを組んでおり、音楽活動がきっかけで真冬と由紀の間にすれ違いが生じたことに気づきながら何もしなかった結果、由紀が死んでしまったことに強い自責の念を抱いています。以上、『ギヴン』のキャラ・登場人物の相関図と名前やプロフィール一覧その6、鹿島柊についての紹介でした。

父親からギターを譲ってもらったことがきっかけで音楽を始めた上ノ山立夏。その腕前は相当なものでしたが、立夏のギターに対する情熱は冷めかけていました。そんな立夏の前に現れたのが、佐藤真冬です。真冬はある人の形見のギターを持っていたのですが、その弦は錆びて切れてしまっていました。

それを見た立夏はギターを直してやるのですが、それがきっかけで立夏は真冬にギターの弾き方を教えてほしいとせがまれます。当初は嫌がっていた立夏。しかしある日、真冬の歌を聴いたことで、立夏の世界は一変しました。真冬の歌声に魅了された立夏は、真冬を自分が所属しているバンドに誘います。しかし真冬は、その誘いを断りました。

真冬は自分のことを「人より表現するのがへたくそ」だと思っていました。だから、人前で何かを表現するバンド活動には向いていないと考え、立夏の誘いを断ったのです。しかし、そんな真冬の歌声に心を揺さぶられた立夏は納得がいきません。そんな中、立夏は真冬の衝撃の過去を知ります。

かつて、真冬には同性の恋人がおり、その恋人は真冬を残して自殺してしまったというのです。真冬の歌声にはかつての恋人への想いが込められており、だからこそ立夏の心を揺さぶったのでした。それを知った立夏の胸に湧き上がったのは、真冬の過去の恋人に対する嫉妬心でした。立夏の中で、真冬の存在はあっという間に大きくなっていたのです。

曲に歌詞をつけることを任されたものの、胸にくすぶる想いを上手く詞にできず、困惑する真冬。一方、立夏も真冬への想いに翻弄され、その不調は演奏にも影響が出ていました。そんな状態で迎えた初ライブ当日。紆余曲折の末、真冬はようやくかつての恋人・由紀への想いを形にすることができました。これまで押さえていた感情を爆発させるように歌う真冬。

そんな真冬の歌声に、過去の恋人を想った真冬の恋の歌なんて聴きたくないと思っていた立夏も圧倒されます。演奏が終わり、真冬は過去に決着をつけるきっかけをくれた立夏に感謝の言葉を伝えました。真冬の歌に衝撃を受けテンションがハイになっていた立夏は、気持ちを押さえきれずに衝動的に真冬に口づけます。

真冬の元カレ・吉田由紀は、真冬の幼なじみでした。2人は小学校に入学する前からのつき合いです。大人しい真冬とは対照的に、明るく派手好きな由紀。正反対だからこそ、2人は互いの足りない部分を補い合いながら過ごしてきたのです。そんな2人が恋人関係になるのは、ごく自然なことでした。

仲睦まじい真冬と由紀でしたが、由紀が音楽活動を始めたことがきっかけで、すれ違いが起こります。ある日、真冬と由紀は些細なことで喧嘩をしてしまいました。その喧嘩がきっかけで、由紀は自殺してしまいます。由紀の死は、真冬の心に影を落とし続けることになりました。

梶秋彦と村田雨月は、高校時代に知り合いました。秋彦の通っていた学校に、雨月が編入してきたのです。雨月は当時から天才ヴァイオリニストとして名を馳せており、数々のコンクールを総嘗めにするような人物。一方、秋彦も当時ヴァイオリンを弾いておりかなりの実力者でしたが、雨月にはとても敵いませんでした。雨月の存在によって、秋彦はヴァイオリニストになる夢を断念。

秋彦は雨月の才能に嫉妬しながら、しかしどうしようもなく雨月に惹かれてしまいます。2人は恋人となり同棲を始めますが、その関係は長くは続きませんでした。一緒にいればお互いが駄目になる。そう悟った雨月は秋彦に別れを切り出すのですが、同居は解消されず、恋人ではないけれど一緒に住んでいるし肉体関係もある、という複雑な状況が続きます。

中山春樹は長い間、年下の秋彦に片想いしていました。秋彦への恋心に苦悩する中、春樹は音楽活動の中でも、メンバーたちとの才能の違いに劣等感を抱き苦しみます。ある日、雨月に家から追い出された秋彦が春樹に泊めてほしいと言い出しました。丁度そのとき、元カノのバンドのサポートに入らないかと誘われていた春樹。

春樹からその話を聞いた秋彦は、雨月に振られたばかりで気が立っていたこともあり、春樹を襲ってしまいます。秋彦は春樹が自分に気があることを知っていました。それなのに離れていこうとする彼に焦りを覚えたのです。しかし秋彦の行動は、春樹との間に大きなすれ違いを生んでしまいました。

秋彦と肉体関係を持った春樹。春樹は秋彦の心を支えたいと手を伸ばしましたが、それは振り払われてしまいました。翌日、春樹は伸ばしていた髪を切っていました。春樹が髪を伸ばしていたのは、秋彦への想いゆえ。秋彦と出会って想いを募らせた2年間を振り切るように、髪を切ってしまったのです。

春樹を傷つけてしまったことに罪悪感を抱く秋彦ですが、秋彦も雨月との関係で追い詰められており、行き場がない状態でした。春樹は秋彦をそのまま家に泊めることを了承。2人は互いに複雑な想いを抱いたまま、共に過ごすことになります。

全てに疲れ切っていた春樹の心は、音楽活動にも影響を及ぼしました。メンバーと上手く音が合わせられなくなった春樹は、これまで隠してきた劣等感を秋彦にぶつけます。春樹は秋彦にとってもバンドにとっても、自分が不必要な存在なのではないかと考えてしまっていたのです。

そんな春樹に、秋彦は春樹が必要であることを伝えました。秋彦のその一言は、春樹の心を救いました。その日から、2人は肩の力を抜いた自然な姿で同居できるようになります。

春樹と同居するようになって、秋彦は雨月と一緒にいたときとは違う楽しさや幸せを感じるようになっていました。雨月への執着がようやくほどけ、秋彦は自分にとって今最も必要な人間が誰であるのか自覚します。ついに秋彦は、雨月と離れる決意を固めました。執着していたのは雨月も同じこと。先に突き放したのは雨月でしたが、雨月は秋彦が自分から離れていくことを嫌だと感じます。

しかしライブで秋彦たちのバンド「given」の演奏を聴いた雨月は、新しい秋彦の道が開かれていることを悟り、別れを受け入れました。雨月から離れた秋彦は、1度は諦めて手放したヴァイオリンを再び始め、コンクールにも出場します。秋彦が生き方を変えたのは、春樹のためでした。秋彦は春樹に想いを告白し、2人はようやく両想いになります。

『ギヴン』のキャラ・登場人物のアニメ声優一覧その1、佐藤真冬役/矢野奨吾。俳優・声優の矢野奨吾は、1989年3月19日生まれ、徳島県出身。所属事務所は劇団スーパー・エキセントリック・シアターです。主な出演作品に『アイドルマスターSideM』（岡村直央）、『number24』（日高拓海）、『美少年探偵団』（足利飆太）、『ヴィジュアルプリズン』（ジャック・ムートン）などがあります。

『ギヴン』のキャラ・登場人物のアニメ声優一覧その2、上ノ山立夏役/内田雄馬。声優・歌手の内田雄馬は、1992年9月21日生まれ、東京都出身。所属事務所はアイムエンタープライズです。主な出演作品に『ダイヤのA』（奥村光舟）、『マクロスΔ』（ハヤテ・インメルマン）、『弱虫ペダル』（新開悠人）、『BANANA FISH』（アッシュ・リンクス）、『呪術廻戦』（伏黒恵）などがあります。

『ギヴン』のキャラ・登場人物のアニメ声優一覧その3、中山春樹役/中澤まさとも。声優・俳優の中澤まさともは、1983年2月14日生まれ、東京都出身。所属事務所は東京俳優生活協同組合です。主な出演作品に『DRAMAtical Murder』（クリア）、『ハイキュー!!』（二口堅治）、『NOBLESSE -ノブレス-』（タオ）などがあります。

『ギヴン』のキャラ・登場人物のアニメ声優一覧その4、梶秋彦役/江口拓也。声優・歌手の江口拓也は、1987年5月22日生まれ、茨城県出身。所属事務所は81プロデュースです。主な出演作品に『GOSICK』（久城一弥）、『妖狐×僕SS』（渡狸卍里）、『LOVE STAGE!!』（一条龍馬）、『俺物語!!』（剛田猛男）、『アイドリッシュセブン』（六弥ナギ）、『A3！』（皇天馬）などがあります。

『ギヴン』のキャラ・登場人物のアニメ声優一覧その5、村田雨月役/浅沼晋太郎。声優・俳優・脚本家・演出家の浅沼晋太郎は、1976年1月5日生まれ、岩手県出身。所属事務所はダンデライオンです。主な出演作品に『ダイヤのA』（倉持洋一）、『暗殺教室』（前原陽斗）、『あんさんぶるスターズ！』（月永レオ）、『A3！』（茅ヶ崎至）、『ヒプノシスマイク』（碧棺左馬刻）などがあります。

『ギヴン』のキャラ・登場人物のアニメ声優一覧その6、鹿島柊役/今井文也。声優の今井文也は、1997年10月5日生まれ、青森県出身。所属事務所はRush Styleです。主な出演作品に『ゴブリンスレイヤー』（男森人）、『ワンパンマン』（ロジー）などがあります。

『ギヴン』の上ノ山立夏と佐藤真冬のカップリングが好きだという人のコメント。真冬の歌で失いかけていたギターへの情熱を取り戻した立夏。立夏は真冬に惹かれていくのですが、真冬の心には亡くした恋人の姿がありました。真冬の過去に嫉妬する立夏と、心に傷を負ったままの真冬。そんな2人が音楽を通じて少しずつ距離を詰めていく様子は、多くの人の心を掴みました。

『ギヴン』で人気があるのは、上ノ山立夏と佐藤真冬のカップリングだけではありません。2人のバンド仲間である、梶秋彦と中山春樹のカップリングもファンから非常に人気。秋彦を想い続ける春樹と、ヴァイオリニスト・村田雨月との関係を続けている秋彦。立夏と真冬の恋とはまた違う、大人の恋が描かれています。『ギヴン』のカップリングの中では秋彦と春樹のカップリングが1番好きだという人も多いです。

『ギヴン』には現在進行形の恋を描いたカップリングから、もう終わってしまったカップリングまで、様々なカップリングが登場します。そのどれもが魅力的。各キャラクターの心理描写が見事なため、どのキャラクター・カップリングにも感情移入することができ、心を揺さぶられている人が多いです。

『ギヴン』の登場人物たちの名前に関する考察。『ギヴン』のメインカップリングのキャラクターの名前には、四季が入っています。立夏と真冬、秋彦と春樹。見ればわかるように、2組のカップルの名前に入っている季節は繋がっていません。そして秋彦と関係のある雨月は季節ではありません。それぞれが何かを乗り越えなくては結ばれない。そんなことが名前で表現されているのではないか、というコメントです。

『ギヴン』の登場人物の名前・プロフィールやカップリングを相関図で解説し、各キャラの担当声優なども一挙に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？若者たちの爽やかな、しかしどこか切なくミステリアスな青春を描いた『ギヴン』は、BL漫画としての魅力だけでなく、バンド漫画、青春漫画の魅力も持った作品です。

登場人物たちの恋と友情、音楽に対する熱量のバランスが秀逸で、ファンはぐいぐいと物語に引き込まれていきます。『ギヴン』が気になった人は、ぜひ原作漫画やアニメ、映画などをチェックして、美しい物語に触れてみてください。以上「『ギヴン』登場キャラ・カップリングを相関図で解説！プロフィールや元カレも一覧紹介」でした。