【少年アシベ】漫画最終回のあらすじをネタバレ！アニメとの違いや感想も紹介

ここでは、漫画「少年アシベ」の最終回のあらすじをネタバレします。少年アシベはアニメ化もされていますが、実は漫画とアニメでは最終回の内容に違いがあります。その違いについても一緒に紹介していきます。ゴマちゃんの可愛さに目がいってしまいがちですが、実は二人の友情を軸にあります。まずは、少年アシベの概要や大まかなあらすじから紹介しましょう。

「少年アシベ」は、森下裕美先生原作の4コマギャグ漫画です。主人公は芦屋アシベで、ゴマフアザラシの赤ちゃんのゴマちゃんとその周辺で起こる様々な出来事や、人々との交流などをコミカルに描いています。1988年から1994年まで「週刊ヤングジャンプ（集英社）」で連載されていました。単行本は8巻まで発刊されています。

芦屋アシベは小学1年生、ナスのような髪型がトレードマークの男の子で、初対面でもすぐに打ち解けられる明るい性格の持ち主です。友達の阿南スガオとはとても仲が良く、二人はいつも一緒にいましたが、ある日「大工の父ちゃんが火の不始末で、建築中の家を燃やす」という不祥事を起こし、芦屋家は引っ越します。その後、スガオも父の転勤で海外に引っ越す事になり、二人は離れ離れになります。

ある日、アシベは、通りがかりのトラックから落ちた「白い魚」を食べようと、家に持ち帰ります。しかし、父ちゃんが調べると、なんとゴマフアザラシの赤ちゃんでした。結局、アザラシの赤ちゃんは「ゴマちゃん」と名付けられ、芦屋家の一員となりました。

一方、スガオはネパールやフランス領のコラコラ島に引っ越します。スガオはアシベの人形を大事にしながら、様々なトラブルに巻き込まれつつ、様々な人や生き物と出会い、経験を経ていきます。こうして、二人の日々を中心に、他にも小学校や王々軒の人々、アシベのじいちゃん（社長）の会社の人間模様や出来事などが描かれていきます。

少年アシベの漫画の最終回は、単行本の8巻に収録されています。8巻では、アシベと今まで登場したキャラクターとの別れや、これからの未来につながる結末など、様々な物語が4コマ漫画で描かれています。そして、最終話「スガオ君の歌が」で物語は幕を閉じます。

ここからは、最終回のあらすじをネタバレしていきます。最終回のクリスマスから遡ること少し前、スガオ君のお父さんの転勤により、一家が日本に帰れる事になるところから始まります。アシベはスガオが帰ってくることを知ってよろこび、ひたすら待ち続けます。

そんな中、アシベの家ではクリスマス会が開かれる事になりました。クリスマス会当日、アシベの友達のサカタくんが、公園で「目つきの悪い博愛固めを使う奴」に出逢います。しかし、沢山の人々がアシベの家に集まり、会が始まっても、スガオは現れません。

不安になるアシベをよそに、プレゼント交換を始め、みんなで歌を歌っています。すると、突然アシベにはスガオ君の歌が聞こえてきました。すぐに、アシベはゴマちゃんと友人達と一緒にスガオを迎えに行きます。ここまで物語は終わり、アシベとスガオが再開するシーンは漫画では描かれていません。

アニメでは、全120話の中の第73話「おかえりスガオくん！」で、漫画の最終回に当たるアシベとスガオの再会を描いています。そして、アニメではそのまま二人の再開後の出来事が描かれています。アニメ自体の最終回でも、漫画同様にクリスマスが舞台となっていますが、主なあらすじは、スガオの海外での友（人とイエティ）がサプライズで訪ねてきて、騒動が起こるというものになっています。

少年アシベGO! GO! ゴマちゃんの歴代オープニング主題歌を、以下にまとめてみました。

• 「ハロートゥモロー」（第1話ー第32話） 歌：ろん
• 「GO! GO! 大好きがいっぱい」（第33話ー第64話） 歌：テツandトモ
• 「LET'S GO JUMP☆」（第65話ー第96話）歌：尾崎由香
• 「Smile! Smile! Smile!」（第97話ー第120話）歌：尾崎由香

少年アシベGO! GO! ゴマちゃんの歴代エンディング主題歌も、以下にまとめてみました。

• 「ゴマムー」（第1話ー第32話）歌：Charisma.comとRYO-Zお兄さん（RIP SLYME）
• 「あのね」（第33話ー第64話）歌：バナナフリッターズ
• 「ゴマウェイ」（第65話ー第96話）歌：島爺
• 「Come on! Come on!」（第97話ー第120話）歌：Sonar Pocket

主人公のアシベを演じているのは、河村梨恵（かわむら・りえ）さんです。ファゴット演奏や似顔絵を描くことが特技で、マーチング検定1級MMを取得するなど、多彩な趣味の持ち主です。主にアニメ声優として活躍し、他にも「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」や「はたらく細胞!!」などにも出演しています。

「きゅー」と可愛い声で鳴き、時には喜怒哀楽まで表してしまうゴマちゃんを演じているのは、東山奈央（とうやま・なお）さんです。2019年の第13回声優アワードで助演女優賞を受賞し、声優としての実績はもちろんのこと、歌手としても活躍しています。キャラクターソングなども担当しており、その透き通る声が多くのファンを魅了しています。

一見すると江戸っ子の大工、でも実はボンボンの御曹司というすごい経歴の持ち主のアシベの父ちゃんを演じているのは、津田健次郎（つだ・けんじろう)さんです。父ちゃん同様に、豊富な経歴の持ち主で、「テニスの王子様」「極道主夫」などのアニメ声優はもちろんの事、俳優業やラジオパーソナリティ、映画監督など幅広く活躍されています。ちなみに、少年アシベでは越完治も演じています。

エプロンとサンダル姿のどこか懐かしい庶民派主婦の母ちゃんを演じているのは、赤﨑千夏（あかさき・ちなつ）さんです。高校生時代には地元の市民劇団に所属、東京学芸大学教育学部演劇専修を卒業という経歴の持ち主で、2008年から様々なアニメに出演しています。今までにも、数多くのメインキャラクターを演じています。

少年アシベの中では、第2の主役とも言える立ち回りを見せているスガオくんですが、実は「演じているのはゴマちゃんと同じ声優」と気付いている人がどれ位いるのでしょうか？時にはゴマちゃんとスガオくんが同時に登場することがあり、それぞれを演じ分ける声優さんの凄さを実感できる事でしょう。なお、東山さんは一部ナレーションも担当しています。

アシベの親友で、クールなゆうま君を演じているのは、佐倉綾音（さくら・あやね）さんです。劇団東俳、日本ナレーション演技研究所出身という経歴を持ち、2018年には第12回声優アワード助演女優賞やパーソナリティを受賞しています。人気アニメ作品にも多く出演しているほか、ラジオでも活躍しています。また、キャラクターソングも多く担当しています。

アシベの友人で、とってもおっとりしているまおちゃんを演じたのは、福島亜美（ふくしま・あみ）さんです。声優としてアニメだけでなく、「モンスターストライク」といった有名ゲームの吹き替えや、TVナレーションなどで活躍しています。

アシベのクラスメイトで、ツインテールがチャームポイントの女の子を演じているのは、古賀葵（こが・あおい）さんです。「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～」で初主演を果たし、他にも様々なアニメに出演しています。2020年第14回声優アワード主演女優賞を受賞しています。また、ドラム演奏が特技で、そのために決まった役もあります。

アシベの通う小学校の先生で、天真爛漫な天堂先生を演じているのは、遊佐浩二（ゆさ・こうじ）さんです。アニメ声優としての好青年から悪役まで様々な役を演じていますが、他にもTVのナレーションや洋画の吹き替えも担当しており、特にキリアン・マーフィーさんを多く担当しています。

少年アシベ GO! GO! ゴマちゃんのアニメが最終回を迎えた時には、終了を惜しむ感想がたくさんつぶやかれていました。感想として多かったのは、やはり「癒される」「また放映されることを期待したい」という声でした。

漫画の最終回は、アシベとスガオが再会する直前で終わりを迎えています。この絶妙な終わり方が好きだという声も上がっています。しかし、やはり二人が再会する場面を見たいという感想も少なくはありません。その声に応えて、少年アシベの新装版最終巻8巻の扉絵にはその場面が描かれました。これは、原作者の森下先生がTwitter上で公表しています。

今回は、少年アシベの漫画の最終回のあらすじネタバレと、アニメとの最終回の違いを紹介しました。感想にも挙がっていましたが、アニメも漫画も最終回を好意的にとらえる方は多く、終了を惜しんでいます。ただ、2021年4月現在、アシベが高校生になった「青少年アシベ」という続編も発刊されているので、まだまだゴマちゃんが私達を和ませてくれる日々は続くようです。今後の活躍に期待しましょう。