【呪術廻戦】盤星教「時の器の会」はどんな宗教団体?崇拝する天元様についても考察

盤星教「時の器の会」とは漫画呪術廻戦に登場する宗教団体の1つです。漫画呪術廻戦の盤星教「時の器の会」は呪術界の中心とされている天元を崇めている組織であり、作中の過去編で初登場を飾りました。盤星教「時の器の会」は天元を崇めている一方で星漿体の存在を不純物とみなしており、漫画呪術廻戦の過去編で天元と同化しようとした星漿体の天内理子を密かに殺害しようとしました。本記事では漫画呪術廻戦に登場する盤星教「時の器の会」とはどんな組織なのかについて明かされている情報や天元の正体を交えながら考察紹介します。

【呪術廻戦】盤星教「時の器の会」はどんな宗教団体?崇拝する天元様についても考察のイメージ

目次

  1. 盤星教が登場する呪術廻戦とは?
  2. 盤星教「時の器の会」とはどんな宗教団体?
  3. 盤星教が崇拝する天元様とは?正体を考察
  4. 盤星教が崇拝する天元様の同化を考察
  5. 盤星教に関する感想や評価
  6. 盤星教まとめ

盤星教が登場する呪術廻戦とは?

漫画呪術廻戦の作中で天元を崇めている宗教団体・盤星教「時の器の会」。漫画呪術廻戦に登場する盤星教「時の器の会」とは星漿体を認めず天元だけを神のように崇めている宗教団体であり、過去編で星漿体の天内理子を殺そうとするなど物語の裏で暗躍しています。ではそんな盤星教「時の器の会」とはどのような組織なのでしょうか。本記事では盤星教「時の器の会」について団体の詳細や崇めている天元の正体などをまとめて考察紹介します。

呪術廻戦の概要

では盤星教「時の器の会」とはいったいどのような組織なのかについて考察紹介する前に、盤星教「時の器の会」が登場する漫画呪術廻戦の作品情報と物語のあらすじについて簡単にご紹介していきます。盤星教「時の器の会」が登場する呪術廻戦とは芥見下々が描く日本の漫画作品の1つです。芥見下々が描く漫画呪術廻戦は漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」の2018年14号で連載がスタートし、2021年3月現在も同誌で連載が続いています。

2021年3月現在も連載が続く漫画呪術廻戦は呪術師と人間の負の感情から生まれた化物「呪霊」との戦いを描いたダーク・ファンタジー作品であり、これまで合計15巻のコミックスが刊行されています。そんな漫画呪術廻戦は「BLEACH」の影響を強く受けたその面白いストーリーから非常に高い人気を博しており、3600万部を超える累計発行部数を記録しています。この高い人気から漫画呪術廻戦は2020年の10月にアニメ化されました。

呪術廻戦のあらすじ

漫画呪術廻戦の世界は人間の負の感情から生まれた「呪霊」という化物と呪いの力を使う呪術師が人の目を隠れて壮絶な戦いを繰り広げていました。そんな世界で普通の高校生として生きる主人公の虎杖悠仁は呪霊と遭遇し、特級呪物「両面宿儺の指」を喰らって「宿儺の器」となり、最強の呪いの力を手に入れます。しかし虎杖悠仁は呪術師の世界で死刑宣告をされてしまい、呪霊と呪術師の壮絶な戦いに身を投じていくことになるのでした。

TVアニメ「呪術廻戦」公式サイト

盤星教「時の器の会」とはどんな宗教団体?

盤星教「時の器の会」とは?

本記事で詳細や天元などの正体をご紹介する盤星教「時の器の会」とは漫画呪術廻戦に登場する宗教団体です。漫画呪術廻戦に登場する盤星教「時の器の会」は呪術師では無い人間で構成された宗教団体であり、呪術界の中心とされている天元を「様」と付けて崇めています。天元を「様」と呼んで崇めている盤星教「時の器の会」は非呪術師で構成されていることから戦闘力が一切無いものの、天元以外の存在を認めない異常な考えを持っています。

天元を絶対視している園田茂という人物が盤星教「時の器の会」の代表役員を務めており、漫画呪術廻戦の過去編で実態が明らかになりました。かつて天元は奈良時代に社会的少数者だった呪術師の道徳的基盤を説きました。この説法が理由で天元を崇める盤星教「時の器の会」が設立したといわれています。奈良時代から続いている歴史古い宗教団体であることから盤星教「時の器の会」は莫大な資金があり、都内に施設を多数作っています。

盤星教「時の器の会」は星漿体・天内理子の暗殺を依頼した?

漫画呪術廻戦の作中で盤星教「時の器の会」が崇めている天元とは「器」と呼ばれる星漿体と同化して大昔から生きている不死の存在です。星漿体は500年に一回人間の中から選ばれ、天元の新たな身体となります。しかし盤星教「時の器の会」は純粋な天元だけを崇めているため、ただの人間の星漿体を穢れ及び不純物とみなし毛嫌いしています。漫画呪術廻戦の過去編で天元は天内理子という少女を星漿体とし、同化しようとしました。

そこで星漿体を不要と考える盤星教「時の器の会」の代表役員・園田茂は3000万円を報酬として伏黒恵の父・伏黒甚爾を雇い、星漿体の天内理子を暗殺しようとします。もし星漿体を用意出来なければ天元が高次存在に進化して世界を崩壊させるものの、盤星教「時の器の会」は星漿体を受け入れるならそれでいいと考えていました。しかし盤星教「時の器の会」は天内理子暗殺に成功するものの、夏油傑に組織を乗っ取られてしまいました。

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盤星教が崇拝する天元様とは?正体を考察

考察①天元様は呪術高専東京校にいる存在

ではここからは漫画呪術廻戦の作中で盤星教「時の器の会」が崇める天元の正体について考察紹介していきます。2021年3月現在まで天元は名前しか登場しておらず、その正体とはいったい何なのかについて全く分かっていません。しかし正体不明の天元は不死の術式の使い手であり、呪術界の中央とされていることが判明しています。そんな謎めいたことが多い天元は物語の舞台となる呪術高専東京校に存在しているといわれています。

呪術高専東京校に存在している天元は学校周辺を協力な結界術で覆っています。この天元の結界術により、呪術師以外の人間は基本呪術高専東京校に入ることが出来ません。また天元は呪術高専東京校を覆っている結界術を使い、保存されている貴重な呪物を持っています。これらの他にも補助監督が使う帳などの強度を裏で底上げしており、天元は呪術界の要と評されています。ただ天元は学校内で起こった出来事に一切干渉していません。

考察②「隠す」呪術?

上述でご紹介した通り、盤星教「時の器の会」が崇めている天元は結界術で呪術高専東京校を覆っています。これを見ると、天元は呪術高専東京校を外部の攻撃から守っているように感じ取れます。しかし漫画呪術廻戦の交流戦編で呪術高専東京校の結界は破られてしまいます。この時最強の呪術師として漫画呪術廻戦に登場する五条悟は天元の結界について、外からの侵入を防ぐのでは無く「ものを隠す」ことに長けた術式だと語りました。

この五条悟のセリフから天元は結界術を使い、外部からの攻撃を守るのでは無く内部の情報を一切外部に出さないようにしていると考えることが出来ます。実際呪術高専東京校の特級呪物や特級呪具を保管している場所を天元は毎日術式で変え、侵入されないようにしています。さらに天元は外部の人間が入って分からないようにするため、自分しか判別することが出来ない扉を1000個以上呪術高専東京校に配置しています。

考察③正体は人間?

漫画呪術廻戦に登場する天元は大昔から生きている不死の存在です。このことから一見天元の正体は人間ではないように見えます。しかし天元の不死は術式によるものだと偽物の夏油傑が漫画呪術廻戦の作中で語っています。また過去編で天元は星漿体になる天内理子を護衛するよう自ら五条悟と夏油傑にお願いしました。この過去編の行動や偽物の夏油傑の発現から天元の正体は大昔から生きている呪術師の人間だと考えることが出来ます。

ただ天元は老化すると、術式によって肉体が変化してしまうと判明しています。天元はこの術式の変化を止めるため、星漿体と同化して老化を阻止しています。もし星漿体と同化出来ずに肉体が変化すると、天元は人類全ての敵となって世界そのものを崩壊させる存在になるといわれています。これらの情報を見るとあまり人間とは考えられません。もしかすると天元の正体は世界のバランスを保つ概念やシステム的な存在なのかもしれません。

考察④九十九由基との関係

九十九由基とは漫画呪術廻戦に登場する特級呪術師の1人です。特級呪術師として漫画呪術廻戦に登場する九十九由基は「原因療法」で呪霊の発生を防いで呪いの無い世界を目指しているキャラクターであり、非常に陽気な性格が特徴となっています。そんな九十九由基は盤星教「時の器の会」が様付けで呼んでいる「天元」を呼び捨てにしています。基本、漫画呪術廻戦に登場するキャラクター達は天元のことを呼び捨てで呼んでいません。

なので呼び捨てにする九十九由基は天元と大きく関係していると見ていいでしょう。また九十九由基は2005年に起こった星漿体の護衛失敗から1年後、同化しなくても天元は安定していると夏油傑に語っています。この夏油傑に語った言葉から九十九由基は天元と非常に近しい関係にあると断言出来ます。もしかすると今後の漫画呪術廻戦の展開で、九十九由基が謎に包まれた天元の正体について詳しく明かしてくれるのやもしれません。

考察⑤五条と関係がある?

漫画呪術廻戦の過去編で若き五条悟は星漿体の護衛任務に就いた際、天元について全く詳しく知らないと語りました。しかし五条悟は「無下限呪術」を使える御三家の1つ・五条家のキャラクターです。それに加えて五条悟は天元の結界や術式の初期化について詳しく知っています。残念ながら漫画呪術廻戦の作中でどのような関係にあるか判明していません。しかし家系や知っている情報から五条悟と天元は何かしらの関係があるといえます。

実際本編の五条悟があるのは天元のお陰でもあります。星漿体の天内理子の護衛に就いた時、五条悟は術師殺しの伏黒甚爾に敗れ、瀕死の重傷を負ったうえに天内理子を殺害されてしまいます。これがきっかけとなって五条悟は呪術師としての力を覚醒させ、伏黒甚爾を倒して伏黒恵を呪術高専東京校に入学させます。もし天元が天内理子護衛の任務を与えなければ、漫画呪術廻戦には五条悟も伏黒恵も登場することが無かったことでしょう。

考察⑥呪詛師集団「Q」との関係

漫画呪術廻戦の作中には盤星教「時の器の会」の他に、天元と大きく関係している組織があります。その組織とは呪詛師集団「Q」です。呪詛師集団「Q」とはその名の通り呪詛師だけで構成された組織であり、軍服のような服装を着ているのが大きな特長となっています。呪詛師集団「Q」は呪詛師だけで構成されているため、盤星教「時の器の会」より強力な力を持っています。そんな呪詛師集団「Q」は天元の暴走を目的として活動しています。

上述でご紹介した通り、星漿体と同化しないと天元は暴走して世界を崩壊させてしまう存在になるといわれています。呪詛師集団「Q」は漫画呪術廻戦の過去編で星漿体の天内理子を殺害し、天元を意図的に暴走させることで呪術界を転覆させようとしました。しかし呪詛師集団「Q」の最高戦力とされるコークンが五条悟と夏油傑コンビに敗北してしまいます。これによって呪詛師集団「Q」は呆気なく瓦解し、作中から退場しました。

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盤星教が崇拝する天元様の同化を考察

考察①同化とは?

ではここからは天元の同化について考察紹介していきます。上述でご紹介した通り、天元は肉体の老化によって高次存在に進化し、世界を崩壊させる存在になってしまいます。そのため天元は500年に一度、星漿体と呼ばれる「器」と同化して肉体の情報を一新することで、世界を崩壊させる進化を阻止しています。天元は星漿体を使った進化の阻止に力を入れており、作中内で五条悟と夏油傑に星漿体の天内理子の護衛をお願いしました。

考察②2回前の同化は?

漫画呪術廻戦の過去編で五条悟と夏油傑が星漿体護衛を行ったのは2005年です。なので天元は1505年と1005年に同化を行ったと考えられます。2回目の同化が行われた1005年は安倍晴明が死去した平安時代の年であり、「天元」という元号が使用されていました。このことからおそらく天元という名前は平安時代の元号からきていると考察出来ます。

ちなみに安倍晴明に陰陽道を教えたのは「加茂」という一族です。また安倍晴明の遺体は「五条河原」に蘆屋道満によって埋葬されました。この「加茂」と「五条」は御三家の家として漫画呪術廻戦に登場しています。もしかすると、御三家も天元と同じく平安時代や安倍晴明と深い関わりがあるのかもしれません。

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盤星教に関する感想や評価

漫画呪術廻戦に登場する盤星教「時の器の会」に関する感想では盤星教「時の器の会」が気持ち悪いといった感想が多く寄せられていました。天元を崇拝する盤星教「時の器の会」は漫画呪術廻戦の過去編で、天内理子の遺体を持った五条悟を笑顔と拍手で出迎えます。このシーンによって盤星教「時の器の会」は漫画呪術廻戦ファンから嫌われることになりました。

漫画呪術廻戦に登場する盤星教「時の器の会」に関する感想では設立を疑問視する感想も多く寄せられていました。盤星教「時の器の会」は本記事の通り星漿体を反対している組織です。しかし天元は少なくとも2回星漿体と同化しています。なので盤星教「時の器の会」と天元の考えは全くかみ合っていません。もしかすると盤星教「時の器の会」は500年前と全く違う組織か、実は設立して500年も経っていないのかもしれません。

漫画呪術廻戦に登場する盤星教「時の器の会」に関する感想では胸くそ悪いけど魅力があるといった感想も見受けられました。確かに盤星教「時の器の会」は天内理子の死亡を拍手で喜ぶ狂信的な組織です。しかし盤星教「時の器の会」は天元以外を絶対に認めないという強い意志を持って活動しています。この天元以外許さない強い意志は盤星教「時の器の会」の数少ない魅力の1つといえるでしょう。

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盤星教まとめ

本記事では漫画呪術廻戦に登場する盤星教「時の器の会」について詳細や天元の正体などを考察紹介しました。盤星教「時の器の会」は天内理子暗殺後、夏油傑の支配下となります。なので盤星教「時の器の会」は完全に壊滅しておらず、未だ漫画呪術廻戦の世界に存在していると考えられます。もしかすると、今後の漫画呪術廻戦の展開で盤星教「時の器の会」は謎めいた天元の正体を明らかにする大きなキーパーソンになるやもしれません。

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