2021年03月30日公開
2021年03月30日更新
【ポケモン】ミュウツーの逆襲の名言集!映画に登場する印象的なセリフを紹介
ポケモン映画の中でも名作として知られるミュウツーの逆襲。そんなミュウツーの逆襲が名作と言われる要因の1つになっているのが作中に登場する名言の数々です。作中に登場するキャラクターのセリフの数々はそれぞれに名言集が作られる程に考えさせられる内容となっており、大人になってみてもそれらの名言にかっこよさを覚えるという声も多いです。今回はミュウツーの逆襲の名言集をまとめて紹介していきます。
ミュウツーの逆襲とは?
ミュウツーの逆襲の概要
ミュウツーの逆襲は1997年に放送が開始されたアニメ「ポケットモンスター」の劇場版映画第1弾として公開された最初のポケモン映画です。「最強のポケモンは誰だ!?」というキャッチコピーで公開された本作は子供向けのアニメであるポケモンの映画とは思えない程に重厚なテーマ性から名作映画として次年度以降に公開される定番映画シリーズの土台を作る存在となった映画です。
ミュウツーの逆襲のリメイク版映画
ミュウツーの逆襲は当初劇場版として公開された映画以降、シーンの追加をした「ミュウツーの逆襲完全版」が作られるなど高い人気を誇りました。その後様々なポケモン映画が公開されるようになってからも「原点にして頂点」と言われる程の高い人気を誇る作品になっているのです。しかしポケモンが長く続くにつれて加えられていた設定などは当然反映されていない事になっていきました。
名作と言われるミュウツーの逆襲を現代の設定に合わせてリメイクした映画として、そしてポケモン映画初の全編フル3DCGで作られる事になったのが「ミュウツーの逆襲EVOLUTION」です。登場するポケモンや技など公開以降に新たに加えられた設定なども反映しながら基本的には原作映画をしっかりと踏襲した形でこちらも高い人気を誇る作品になっています。
ミュウツーの逆襲のキャラの名セリフや名言集
名言①「ここはどこだ?私は誰だ?…」
ここはどこだ?私は誰だ?私は記憶にないこの世界をいつも夢見ていた。
ミュウツーの逆襲の大きな特徴となっているのが、この名言です。この名言は映画冒頭のシーン、まだミュウツーが培養液の中にいる時のセリフです。ミュウツーの逆襲のテーマが詰まった名言ですが初めて作られたポケモンの映画のセリフとしてはかなり重々しいセリフになっています。実はこのセリフのシーンは当初映画の冒頭シーンではなく、アニメで放映される予定でした。
元々ポケモン映画はアニメと映画を連動させる形を想定していました。しかし当時アニメポケモンを襲った「ポリゴンショック」の影響で放送予定が大きく狂った為、アニメでこのシーンを放送する事が出来ず映画冒頭にそのまま挿入する事になったのです。しかし結果的にこの映画のテーマを打ち出す見事なシーンになっているとされミュウツーの逆襲という映画を象徴する名言として扱われる事になっています。
名言②「私を生んだお前達への…」
出典: https://note.com
誰が生めと頼んだ?誰が作ってくれと願った?私は私を生んだ全てを恨む。だからこれは、攻撃でもなく宣戦布告でもなく、私を生んだお前達への、逆襲だ。
映画冒頭、ロケット団の研究所を破壊して逃亡したミュウツー。そんなミュウツーがどこかに降り立った所でミュウツーが発したセリフがこの名言です。この名言の「逆襲だ」の部分でタイトルが表示され、映画は主人公であるサトシ達のシーンに移る事になりました。
上記の名言と合わせて今回の名言集の中でもミュウツーの逆襲という映画を象徴する名言であり、そのテーマを訴えかける名言になっていると言われています。特に映画を見終わった後に響く名言だという声も多いです。
名言③「悲しみで涙を流すのは…」
生き物は、体が痛い時以外は涙を流さないって。悲しみで涙を流すのは、人間だけだって。
このセリフは「ミュウツーの逆襲完全版」にて追加された冒頭シーンに登場する限定キャラクター「アイツー」のセリフも名言であるとして知られています。このシーンは完全版にしかなく、リメイク版である「ミュウツーの逆襲EVOLUTION」にもなかったシーンであり、それが却って「ミュウツーの逆襲EVOLUTION」の評価を分ける要素にもなりました。
ネタバレするとそんなレアキャラのアイツー、ミュウを発見したフジ博士の事故死してしまった娘「アイ」のコピーとして作り出された存在でミュウツーに母親のように様々な事を教えた存在です。映画本編のミュウツーはこの事、アイツーの存在も含めて忘れてしまっていますが、心のどこかにはこの名言が残っているとされる描写もあります。
名言④「この世で別の命を作り出せるのは…」
この世で別の命を作り出せるのは、神と人間だけだ
ミュウツーの逆襲の悪役といえるキャラクターはミュウツー自身ですが、そんなミュウツーを作り出したある意味真の悪役とも言える存在がロケット団のボス、サカキです。そんなサカキがミュウツーに向けて放ったセリフがこの名言です。いかにも悪の組織のボスらしいセリフであり、その傲慢さと態度がミュウツーに逆襲を誓わせてしまったのではないかとも言われる名言になっています。
名言⑤「今夜の月は丸いだろうって?…」
今夜の月は丸いだろうって?
そうだニャー。きっと満月だろニャー。
おみゃーこんな時にお月さまのことなんて、
風流で、哲学してるニャー。
ミュウツーの逆襲のあらすじの後半、ポケモン城を訪れてたサトシ達トレーナーのポケモンと彼のポケモンを元にミュウツーが作り出したコピーポケモン達がバトルをするシーン、そんな中でロケット団のニャースも自身コピーと対面する事になります。最初は他のポケモン達同様戦おうと爪をたてるニャースでしたが、「イタイだろうニャ~」と相手の痛みを想像してしまい攻撃を躊躇してしまうのでした。
そんな思想を持つニャースのコピーだからなのかコピーニャースの戦意もそこまで高くありません。そして2匹のニャースは月を見上げて会話をするのです。コピーニャースは喋る事は出来ない為、ロケット団のニャースが翻訳するような形での会話は日本の侘び寂びに通ずるシーンとして高い人気を誇るシーンであり、テレパシーを使うミュウツーを除けば唯一「喋る事が出来る」ニャースだからこその名言になっています。
ミュウツーの逆襲の映画あらすじネタバレ
あらすじネタバレ①一通の招待状
ポケモンマスターを目指して旅をするサトシとその仲間達、港町に立ち寄った際、一通の手紙が届けられます。手紙には「有望なトレーナー」を招待する招待状が届けられます。有望なトレーナーという言葉にその招待を受ける事にしたサトシは船の出港が停止される程の嵐に見舞われながらもポケモン達の助けを受けながらなんとか海を超える事になるのでした。
あらすじネタバレ②城の主の思惑
ポケモン城に辿り着いたサトシ達は同じようにポケモンの力を借りて海を渡ってきたトレーナー達と共に城の主に会う事になります。その主こそがミュウツーです。実はミュウツーは優秀なコピーポケモンを作り出す為、コピー元となるポケモンを求めてトレーナー達を呼び寄せたのです。嵐もミュウツーがその力で作り出したものであり、1つの試練なのでした。
ミュウツーは自らの出自を話しつつトレーナー達とポケモンバトルを繰り広げる事になりますがコピーポケモン達は強くサトシ達のポケモンは歯が立ちません。そんな状態にミュウツーは自身が作り出した「人のポケモンすらも捕まえてしまうモンスターボール」を使いサトシ達のポケモンを奪ってしまうのです。元々ボールに入るのを嫌うピカチュウは最後まで懸命に逃げますが最後には捕まってしまいサトシはピカチュウを追いかける事になります。
あらすじネタバレ③コピーポケモンとのバトル
サトシが行き着いた先では先に捕まったポケモン達のコピーが次々と作り出されていました。一方でサトシがピカチュウを捕まえたボールをなんとか渡さないようにしようと抵抗した事で機械が壊れ、トレーナー達のポケモンも皆解放される事になります。こうして相対する事になったオリジナルポケモンとコピーポケモン、そこに現れたミュウツーの元になった存在であるミュウも対決を始めバトルが始まる事になります。
あらすじネタバレ④涙
ポケモン達はどんどん傷つき合いながらもミュウとミュウツーが戦いを続ける限り戦う事を辞める事が出来ません。そんな様子に耐えられなくなったサトシはミュウとミュウツーのバトルを辞めさせようと両者の放った攻撃に自ら割って入ります。その結果サトシはなんと石になってしまうのでした。サトシのピカチュウはサトシに何度も電撃を浴びせて起こそうとしますがそれでもサトシはピクリとも動きません。
そんなサトシの様子に涙を流すピカチュウ、そしてその涙は他のポケモン達の涙を呼びます。オリジナル、コピー関わらず流した涙が集まりサトシは復活する事が出来たのでした。
あらすじネタバレ⑤記憶を消して行くミュウツー
一連のサトシの行動とポケモン達の様子にミュウツーは「コピーポケモンも今を生きる生物である」という答えに辿り着きます。そしてサトシ達の記憶を消しミュウツーはコピーポケモンを連れてどこかに旅立っていってしまうのでした。
ミュウツーの逆襲に関する感想や評価
よく考えたらミュウツーの逆襲の名言、「誰が産んでくれと頼んだ?」って、子供向けアニメにあるまじき台詞よな…
— ひかり (@hikari6190) December 26, 2020
ここからは既にミュウツーの逆襲を視聴した人の名言集に関しての感想を紹介していきます。ミュウツーの逆襲はポケモンアニメとは思えない重いテーマを扱っており、そのテーマを象徴するのが今回紹介した名言集の中の「誰が産んでくれと頼んだ?」というセリフに集約されているという声も多いです。しかしこの名言こそがミュウツーの逆襲のテーマそのものであり、大人になってみても感動する内容になっているとする声も多くなっています。
「作られたポケモンである私はポケモンですらない!」名言ですよね…
— ガトー花凛 (@khro5742xyz) November 19, 2020
人によって作られた生物は果たして既存の生物と同じものなのか…という議題に通じますね
#ミュウツーの逆襲
ミュウツーの逆襲は1998年に初めて公開された映画ですが、2021年現在見ても考えさせられるテーマになっているのが凄いという声も非常に多いです。そんなテーマを支えているのがミュウツーを始めとするキャラクター達の名言であり、だからこそ今また見てほしい映画、ポケモン映画の原点にして頂点と言われる作品になっていると言われています。
そういや、昨日、ミュウツーの逆襲evolution見てきたけど、大人になって見ると、名言多いなって、すごく感心した‼️
— ひげクジラ (@sandman29q) August 6, 2019
勿論、懐かしさもあったけど⁉️笑
リメイク作であるミュウツーの逆襲EVOLUTIONでも今回の名言集で紹介した名言の数々が登場しており、これから見るのであればこちらもオススメという声も多いです。当時の名言の数々がそのまま収録されていてよかったという声も多いです。
ミュウツーの逆襲の名言まとめ
ミュウツーの逆襲は初めてのポケモン映画でありながら名作として知られる作品です。そんな名作と言われる大きな要因の1つがそのテーマでありテーマを伝える為の名言の数々だとする声も多いです。ミュウツーを始めとしたキャラクターのセリフそれぞれが非常に重く、考えさせられるという声も多いです。まだミュウツーの逆襲を視聴していない人はそれぞれのキャラクターのセリフ・名言に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?