2021年03月25日公開
2021年03月25日更新
【弱虫ペダル】山口紀之は京都伏見の陰の功労者!魅力や活躍シーンを紹介
弱虫ペダルで地味に人気を集めているキャラクターが京都伏見高校の山口紀之です。御堂筋ばかりが目立つ京都伏見ですが、何気に坂道が初めて出場した1年生の時、山口紀之が2年生の時からインターハイに出場しているレギュラーメンバーの1人でもあります。今回は弱虫ペダルの山口紀之について、その魅力や作中でも活躍シーン、アニメ弱虫ペダルでの声優などの情報をまとめて紹介していきます。
目次
弱虫ペダルの山口紀之は京都伏見の陰の功労者
弱虫ペダルでも影の功労者として人気を集めているのが京都伏見の山口紀之です。今回はそんな山口紀之についてまとめて紹介していきます。
弱虫ペダルの作品情報
弱虫ペダルの概要
出典: https://funq.jp
弱虫ペダルは2008年から週刊少年チャンピオンで渡辺航先生が連載している高校ロードレースを題材にしたスポーツ漫画です。個性豊かなキャラクター性や熱い展開が人気を集め元々高まっていた自転車競技の熱をさらに高めた作品として評価を集める作品になっています。2015年には1977年のブラックジャック以来39年振りに週刊少年チャンピオン連載作講談社漫画賞・少年部門を受賞するなど業界内でも高い評価を集めている作品です。
メディアミックス展開も積極的に行われた作品で2012年には舞台化、2013年にはアニメ化、2015年には実写映画化が行われました。特にアニメ化は作品の人気をさらに高め、2021年までに4期までそれぞれに2クールで展開されている作品になっています。
弱虫ペダルのあらすじ
オタク少年の小野田坂道は中学では同好の士がいなかった事もあり高校ではアニ研に入ろうと考えていました。しかしアニ研は部員不足からくる活動休止中なのでした。ショックを受ける小野田坂道ですが、そこで同級生の今泉俊輔から自転車での勝負を申し込まれます。実は小野田坂道はママチャリで傾斜20%以上の激坂を歌いながら登りきれるような脚力を持っていたのでした。
山口紀之のプロフィール
山口紀之はインターハイで小野田坂道達千葉県の総北高校が戦う事になる京都伏見の選手です。坂道から見て1学年上の選手で、総北の世代的に言えば手嶋世代と言えます。自分を「カゲ」と表現しますが2年生の頃から強豪である京都伏見のレギュラー選手としてインターハイに出場しており、都合2回坂道達と対決する事になっています。
その他判明しているプロフィールとしては身長168cmで体重58kg、誕生日は6月6日の双子座で血液型はO型、脚質はスプリンターで、使用する自転車については原作ではパナソニック、アニメでは権利の問題でアンカーがモデルになっているとされるANCHERの緑の車種に乗っている事が明らかになっておりいずれにしても日本製の自転車に乗っている事が明らかにいます。
弱虫ペダルの山口のかっこいい魅力
かっこいい魅力①自転車競技部入部の理由
弱虫ペダルでは幼少期や中学時代から自転車に乗っていたキャラクターも多いですが、山口紀之が自転車に乗るようになったのは京都伏見高校に入学してからです。中学時代はバスケ部だった山口紀之ですが、1年先輩であり、後に部長になる石垣光太郎にスカウトされた事で自転車競技部に入部する事になります。
ちなみにスカウトされた当初、山口紀之は「オレ一番になれないですし…前に出るの苦手なんです」と言って断ろうとしますが、「カゲの功労者が生きるスポーツなんや」という石垣光太郎の言葉が山口紀之を自転車競技部への入部を決心させる事になりました。
かっこいい魅力②2年の夏にインターハイ出場
元々は強豪校ながらも和気あいあいとした雰囲気だった京都伏見ですが、山口紀之が2年生になった年、御堂筋が入部、チームの雰囲気は一変する事になります。「軍隊」のようになった京都伏見ですが、そんな中で御堂筋の無茶とも言える練習メニューにも付いていき、インターハイでのレギュラーの座を獲得します。
インターハイでは最終日となる3日目まで順調に進んだ山口紀之ですが、御堂筋がスプリンターである山口紀之と同じくスプリンターの井原の2人を「山でのお荷物」として切り捨てられる事になってしまいます。チームから切り離された山口紀之と井原はそのままリタイアする事になってしまいました。
かっこいい魅力③「御堂筋の良心になれ」という石垣光太郎の願い
出典: https://anibu.jp
インターハイから時は流れ3年生が引退し代替わりが行われた京都伏見では山口紀之はチームの副キャプテンとなります。加えて卒業していった石垣光太郎からは「御堂筋の良心になってやれ」という願いを与えられる事になります。しかし山口紀之はそんな事出来るわけないと考えながらも再びレギュラーとしてインターハイに向かっていく事になります。
かっこいい魅力④最後のインターハイ
最後のインターハイでは京都伏見の中で石垣光太郎の言葉も相まって御堂筋に唯一反目するような存在としての立場で描かれる事が多くなるのが山口紀之です。基本的には順応していくスタンスである事は他のチームメイトと変わりませんが、御堂筋からもわざわざ名指しで指名を受けるなどしています。
かっこいい魅力⑤インターハイ2日目に断髪した?
インターハイの2日目、今泉俊輔、新開悠人と御堂筋の3人をゴール争いを繰り広げた末、御堂筋が単独でゴールを取り、2日目優勝の栄光を勝ち取ります。2日目の山岳ラインまでの全ての優勝を箱根学園が抑えていた事も相まってレース後の京都伏見は大盛りあがり、宿舎に戻ってからもジュースで祝賀会をするなど盛り上がります。しかしそれに意を唱えたのがほかならぬ御堂筋でした。
御堂筋は元々総合優勝を狙っており、「勘違い」したチームメイト達に「坊主になるように」と命令します。いつもは思う所はあっても逆らう事はしない山口紀之もこればかりは反論しますが、やはり御堂筋に言いくるめられてしまい、自ら断髪して坊主になり、さらには抵抗する後輩達にも自らバリカンを入れる事になりました。
弱虫ペダルの山口の活躍シーン・小野田坂道との出会いを紹介
小野田坂道との出会い①集団から這い上がろうとする小野田
山口紀之にとって最後のインターハイとなる2年目のインターハイ栃木大会では、去年のインターハイではあまり絡みの無かった主人公小野田坂道と絡みが増える事になります。インターハイ1日目、スプリントリザルトの後、箱根学園の作戦により集団に飲み込まれた一堂、中でも小野田坂道は去年の優勝者という事もあって執拗にマークをされる事になります。
気づいたらチームメイトからはぐれてしまっており、それを狙っていたかのように箱根学園は再度集団から飛び出しスピードを上げてしまうのでした。手嶋率いる総北も小野田坂道を置いて箱根学園を追いかける事になります。
小野田坂道との出会い②山口を指名する御堂筋
チームから離れてしまった小野田坂道はなんとかチームに復帰しようと妨害を受けながらもなんとかして集団の先頭まで出ますが、そこで先頭にいたのが京都伏見でした。既に集団から抜け出していたチームを追いかけようとする小野田坂道に対し、御堂筋が仕掛けます。そこで小野田坂道を止めるように指令を出されたのがほかならぬ山口紀之でした。
御堂筋は小野田坂道に他チームでも前の選手を追いかける為に協力する「協調」を持ちかけますが、これを小野田坂道が断ります。それに対し御堂筋から「山口紀之を振り切れたら行っていい」と言われ勝手に勝負する事になってしまうのでした。
小野田坂道との出会い③まってくれ
ステージは既に山に入っており、山口紀之はスプリンターです。しかし御堂筋の命令に逆らう事が出来ない山口紀之は懸命に小野田坂道を追いかける事になります。自身を「カゲ」と考える山口紀之は小野田坂道から同じ匂いを感じ懸命に追いかけます、思わずかけてしまった「待ってくれ!」という言葉につい呼び止められてしまったのが小野田坂道でした。そんな素直な小野田坂道を送り出し山口紀之はチームに戻る事になるのでした。
弱虫ペダルの山口の秘密のフェイズ
秘密のフェイズとは?
上記でも紹介した2日目の断髪の後、御堂筋は山口紀之だけを呼び出し「秘密のフェイズ」を伝えます。この伝えるシーンでは実際にどんなフェイズだったのかは読者には分からないように描かれており、山口紀之の反応だけが描かれる形になっていました。
ネタバレするとその秘密のフェイズとは3日目に御堂筋の指示で集団を引っ張り、前を行く総北、箱根学園に追いつくというものです。その「集団の力で前に追いつく」という作戦は去年、広島、呉南の待宮が行った作戦であり、同時に広島は自分達は煽るだけ煽って集団を引かずに出し抜くという事をしていました。そこで御堂筋は作戦を完遂させるべくチームから山口紀之と山口紀之と同じくスプリンターの船津を出して集団を引かせたのです。
山口紀之と船津は2人で集団を引き切り集団を総北と箱根学園に追いつかせた所で離脱、リタイアする事になってしまいますが山口紀之がそれを覚悟して引いていたので悔いはありませんでした。
山口が御堂筋の胸ぐらをつかみついに反発した?
この秘密のフェイズを伝えられた時の山口紀之のリアクションはそれまでの山口紀之にはない非常に特徴的なものとなっており、「反発」とも言われる描写になっていました。秘密のフェイズを伝えた後、御堂筋は「それが失敗したらチームは崩壊する、全ては山口の肩にかかっている」とプレッシャーをかけたのです。そんな御堂筋に対し山口紀之は御堂筋の胸ぐらを掴むという行動に出ます。この行動が反発と言われる結果になったのです。
しかし実際には山口紀之は反発していません。言い方や形はどうあれ御堂筋から頼られる形になった山口紀之、それはこれまで「カゲ」でいる事を望んでいた山口紀之にとっては経験のない事でした。「おまえがいうたそのフェイズ。明日3日目必ずオレが成功させてやる!オレが命にかけて」と高揚したように伝えたのです。
弱虫ペダルの山口のアニメ声優
德石勝大のプロフィール
アニメ弱虫ペダルで山口紀之の声優を担当しているのは2012年から声優として活躍している徳石勝大さんです。鹿児島出身の声優さんで、鹿児島弁を使用する事もあります。元々山口紀之は弱虫ペダル作中ではサブキャラという立ち位置であるという事も相まって、他のキャラクターも平行して担当しており、里崎、箱根学園の部員、総北高校の部員、観客役なども担当しています。
德石勝大の主な出演作品
徳石勝大さんがこれまでに出演した作品としては「霊剣山 叡智への資格」の小虎役、「キラキラハッピー★ひらけ!ここたま」の清田こう役、「ROBOMASTERS THE ANIMATED SERIES」のチンメイ役、「腐男子高校生活」の宮崎圭一役、「アブソリュート・デュオ」のエトナルク役などを担当しています。
弱虫ペダルの山口に関する感想や評価
6 弱虫ペダルに山口っていう男がいるんですけど忍耐強くて男らしくて優しくて多分毛が濃い 大好きです
— やったね❗️ (@kirishi____D) October 8, 2018
ここからは弱虫ペダルを既に視聴した人の山口紀之に関しての感想を紹介していきます。山口紀之は京都伏見の中では中心選手ではありますがやはり御堂筋の存在が大きいチームだけに目立った存在ではありません。しかしクローズアップされる事も多く、特に御堂筋の無理難題を受け入れる側としての側面から見える「我慢強さ」が良いとする声は非常に多くなっています。
真面目な話、弱ペダどのチームも良すぎてどのチームも勝って欲しくなってしょーがないよねぇ。
— 👊ガラナ👊 (@Garana3232) July 1, 2018
京伏山口くんの何としてもやり抜くやりとげるって姿がカッコよすぎるし、、、鳴子ぉもさ、、、
特に2年目のインターハイの3日目の「秘密のフェイズ」を実行する山口紀之はそれまでの雰囲気とは打って変わった雰囲気と何が何でもやり遂げるという気迫があったのが良いという声も多いです。元々熱い選手というわけではない為に余計にその活力が目立ったとする声が多くしっかり完遂した所までを含めて好きになったという声も多くなっています。
弱虫ペダルの京都伏見の山口君、インハイ最終日で色々吹っ切れたのが元に戻らなくなって、クラスメイトから「あいつなんか雰囲気変わったよな」って言われ出すスピンオフが見たい。
— 赤貧の魚人剣闘士 (@akahinmulmirro) January 21, 2019
人の胸ぐらを掴むのに抵抗がなくなってしまった山口君。
弱虫ペダルはロードレースに焦点を当てており主人公チームである総北以外で日常回が描かれる事はありませんが山口紀之の日常回は見てみたいという声も多く、弱虫ペダルでは過去編などを扱ったシリーズ「SPARE BIKE」などもある事から山口紀之にスポットを当てたスピンオフ作品も読んでみたいという声も多くなっています。
弱虫ペダルの山口まとめ
弱虫ペダルの山口紀之は目立つ活躍こそ少ないものの、京都伏見で1年目、2年目のインターハイに共に出場した中心メンバーの1人です。特に2年目には司令塔である御堂筋と孤高の存在でもある小鞠を除き、御堂筋に指示される側の代表的な立ち位置となり、不満を抱えながらも御堂筋の指令を忠実にこなす存在となっている一方で、時には反発してみせるなど他のキャラクターとは違った一面を見せるキャラクターになっています。
元々弱虫ペダルはキャラクター人気も高い作品だけに隠れた人気のあるキャラクターも多く山口紀之もそんな隠れた人気を持つキャラクターになっています。まだ弱虫ペダルを視聴していない人は山口紀之に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?