【炎炎ノ消防隊】アーサー・ボイルの技・能力を紹介！使用武器や強さは？

アーサーとは「炎炎ノ消防隊」に登場するメインキャラクターでフルネームはアーサー・ボイルと言います。炎炎ノ消防隊のアーサーと言えば頭脳労働が苦手な天然おバカキャラ、というイメージが強いですが、戦闘能力が高く、彼の所属する第8特殊消防隊のメンバーもその強さには一目置いています。

第3世代能力者で、プラズマ剣「エクスカリバー」で戦うのが特徴です。エクスカリバーはアーサーの体から発する炎をプラズマ化させて剣の形に形成したもので、剣そのものがアーサーの必殺技となっています。騎士らしさを発揮できると戦闘能力が上がるという思い込みの激しい一面もあるのですが、その強さについては後述の記事でご紹介します。

金髪碧眼という見た目のお陰か女性からモテるため、森羅は「アーサーはバカなのにモテる」と発言しています。森羅はアーサーのことをバカにしながらも実力については認めているようで、２人は互いに認め合う良きライバルとなっています。

炎炎ノ消防隊は大久保篤による漫画作品で「週刊少年マガジン」に2015年の9月23日から連載されています。原作は2021年2月の時点でコミックスで27巻まで発売しており、世界での発行累計部数は1400万部を突破した人気作品です。

テレビアニメも既に第1期、第2期が放送され、第1期は2019年7月から12月まで。第2期は2020年7月4日から12月まで放送されました。また、その人気ぶりから舞台化もされ、2020年の夏に大阪公演と神奈川公演が行われています。

炎炎ノ消防隊は太陽暦佰九拾八年の東京皇国という国が舞台になっています。人体発火現象の起きるこの世界では、人体が突然発火し自我を失って大暴れするという事件が多発。自我を失った人間は「焔ビト」と呼ばれ人類に恐れられていました。

人類は焔ビトの恐怖に対抗すべく、力を持った者を集め特殊消防隊を結成します。炎を操る第2世代能力者と、自ら炎を発し操ることのできる第3世代能力者主体で構成されていますが、第8の大隊長など無能力者も在籍しています。

特殊消防官たちは焔ビトと戦い、人々を炎の脅威から守ることを使命としているのですが中にはキナ臭い人物も多数存在する様子。主人公の森羅は第8特殊消防隊の仲間たちと共にヒーローとして人々を救うべく日々奮闘します。

主人公の森羅日下部は幼い頃に火事で母と弟を亡くしています。その時、森羅は家族以外の何者かの存在を確認しているのですが、周囲は第3世代能力者である森羅が犯人だと疑い、その事実を信じてくれません。元々正義感の強かった森羅は、ヒーローとして炎の恐怖から人々を救うべく、そして過去の事件を解明し犯人を探し出すために戦いの中へ身を投じていきます。

炎炎ノ消防隊ではアーサーはおバカなキャラとして扱われていますが、時には鋭い勘で敵の本質を見破るなど周囲を驚かせる能力を秘めています。ここからはアーサーの特性を生かした能力や、彼の武器エクスカリバーから繰り出される技、命の呼吸など、アーサーの強さについて触れていきます。

アーサーは自らのことを騎士王だと本気で思っており、騎士として活躍できるシチュエーションがあると気持ちが高ぶって戦闘能力が向上します。これはアーサーの激しい思い込みの力によるもので「捗る能力」と言われています。捗る能力はいろんなシーンで登場するのですが、ここでは捗る能力が良く分かるエピソードを1つご紹介します。

アーサーたちがヴァルカンの工房を訪れた際に白装束に工房が囲まれピンチに陥るシーンがあるのですが、その時、その場には戦える者がアーサーしかいませんでした。アーサーは自分が騎士っぽい恰好をすると戦闘能力が上がることをヴァルカンに伝えます。

ヴァルカンは呆気にとられつつもアーサーの言葉を信じ、聖剣とマントと馬を用意しました。実際には聖剣は余り物で作った適当なもの、マントはブルーシート、馬はただのロバの置物なのですが、その装備で奮起したアーサーは気持ちを高ぶらせ1人戦場へと赴きます。

戦場に出たアーサーの強さは凄まじく、エクスカリバーはいつもより強化され、アイリスやヴァルカンもその強さに驚きました。しかし、ミラージュの幻影術によって自分の分身を見せられ「こんなの騎士じゃない」とがっかりしてしまい、敵にやられてしまいます。こちらは捗る能力の凄さが良く分かるエピソードとなっています。

紫電一閃はアーサーの必殺技の1つで居合抜きのような技です。紫電一閃とは実在する四字熟語で、紫電は研ぎ澄まされた剣を振るう際の煌めきを、一閃は一瞬の閃きを意味するのだそうです。アーサーの紫電一閃は煌めくプラズマの刃が敵を一瞬で一刀両断する強力な技で、紫電一閃の言葉通りの技と言えそうです。

そんなアーサーの紫電一閃が見られるのは、焔ビト宮本との戦いです。宮本は炎炎ノ消防隊で初めて登場する自我を持った焔ビトであり、第5特殊消防隊に実験体として囚われていました。アーサーはアイリス奪還のために仲間と共に第5を訪れ、その道中で宮本と第5の消防官コーンヘッドに遭遇します。

自我を持った焔ビトは今までの焔ビトとは火力も強さも段違いで、アーサーは苦戦を強いられたかのように見えました。しかし、どうやら思ったように力を発揮出来ていない様です。宮本の強さに圧倒されたのか、と思われましたが、倒れたアーサーが自分の手を見るとエクスカリバーが左手に握られていました。

アーサーはそこでハっとします。自分の利き手は右手なのに何故左で持っているのか、と。剣を右に持ち替えたアーサーは素早い動きで一気に距離を詰め、体重を剣に乗せて居合抜きの動きで宮本を一刀両断。紫電一閃を見事に放ち、宮本を倒したのです。

アーサーはもっと強くなりたい、と森羅と共に第7の大隊長、新門紅丸（しんもんべにまる）の元を訪れています。その際に教わったのが命の呼吸です。命の呼吸は攻撃をする技ではなく、文字通り命の呼吸を感じ取ることで殺気などを感じられるようになる技です。

紅丸は２人に自分の命、相手の命を感じることが大切だと告げます。命を感じることで敵の動きや気配が分かるようになり、戦場で緊張感で張りつめていてものぼせなくなるというのです。アーサーは紅丸との組み手を通し、命の呼吸を感じられるよう修行に励みました。

紅丸との修行で命の呼吸を学んだアーサーは、早速その効果を実感することとなります。紅丸との修行後、第8のメンバーは白装束がネザーに潜んでいることを突き止め、ネザーを調査に向かいます。ネザーはかつて電車の走っていた地下鉄の線路が廃墟のようになった場所で、第8のメンバーたちは敵の罠に嵌りバラバラになってしまいました。

アーサーもはぐれてしまうのですが、後に火縄と合流。ボロボロになった彼の代わりミラージュと対決することになります。ミラージュとはヴァルカンの工房で戦っており、その時はボコボコにされてしまいましたが、今回のアーサーには命の呼吸があります。

ミラージュは大量の幻影を作り出してアーサーを襲いますが、命の呼吸を会得したアーサーには幻影に殺気がないことがわかっていました。幻影をかき消しミラージュを追い詰めたアーサーは、命の呼吸で隠れるミラージュの位置を突き止め、倒すことが出来たのでした。

紫電一閃・竜滅は基本は紫電一閃と同じなのですが強敵ドラゴンを倒すために編み出された紫電一閃、対ドラゴーンバージョンと言える技です。白装束一派には人智を超えた力を持つドラゴンという男がいます。騎士と言えばドラゴン。アーサーはドラゴンと戦う騎士というシチュエーションに燃え、捗る能力で今までにない強さを発揮します。

その際にドラゴンに放ったのが紫電一閃・竜滅です。ドラゴンの背後には大きな建物があり、その建物が崩れたことから凄まじい威力の技であることが伺えたのですが、ドラゴンの体は異常なまでに硬く、アーサは傷一つ負わせることが出来ませんでした。

こちらもドラゴン戦で登場した技です。ドラゴンがアーサーに向けてプっと息を吐き出すシーンがあるのですが、ただの息が衝撃波を放ったような凄まじい威力でした。直撃を食らったアーサーでしたが、プラズマをマントのような形に変形させ自らを衝撃から守っていました。

炎炎ノ消防隊でアーサーの武器といえば前述の記事でもご紹介した「エクスカリバー」です。ここからはアーサーの使用する「エクスカリバー」とその強さについてまとめてみました。

アーサーは物理的な武器を持たず、自らの発した炎を剣として具現化して使っています。炎炎ノ消防隊では炎を武器として使うキャラクターは多数いますが、アーサーのようにプラズマを使うキャラは珍しく、いろいろな場所で重宝されています。

アーサーはこの剣を「エクスカリバー」と呼んでいるのですが、その名はアーサー王伝説に登場する、アーサー王が所持する剣から用いているようです。アーサーのエクスカリバーの威力は凄まじく、耐火性の高い能力者相手ですと致命傷を与えるのは難しいですが、焔ビトであれば一刀両断することもできます。

炎炎ノ消防隊にはアーサー以外にもプラズマを使って戦う者がいます。それは白装束の1人、ハウメアです。ハウメアはプラズマを使って人の脳に干渉し、記憶を操作したり、情報を伝達することができます。森羅の弟ショウはハウメアによって記憶を消去されました。

アーサーもプラズマを発生させることができるため、アーサーとハウメアが戦うと電気信号が互いに干渉し合い、上手く力を発揮できません。そのため炎炎ノ消防隊ではアーサーはハウメアの天敵として非常に重宝されています。

炎炎ノ消防隊のアーサーを担当するのは声優の小林裕介です。小林裕介はゆっけ、ゆーしー、殿下などの愛称で親しまれる人物で、今回は声優小林裕介について、ご本人の紹介と主な出演作品についてまとめてみました。

小林裕介は1985年3月25日生まれ、血液型はB型、東京都の出身でゆーりんプロに所属しています。小林裕介は高校の頃、アニメの台詞を叫びながら自転車通学をしていたそうで、その話をした友人から声優を勧められたことで声優に興味を持つようになります。

しかし、親の意向もあり大学卒業後は大手家電メーカーに就職。その内仕事に物足りなさを感じた小林は、好きな事がしたい、と私生活を充実させるべく歌のレッスンを受けることに。その際に講師に声優の夢を語ったところ、講師から背中を押され声優の道へ進み始めます。

そして専門学校を経て、一般オーディションから今の事務所に所属したのだそうです。今回ご紹介の炎炎ノ消防隊のアーサーに関しては、彼のような役を演じたことがなかったので非常に緊張していたとのこと。インタビューで小林は以下のように語っています。

炎炎ノ消防隊のアーサーも小林裕介の代表的な出演作品の1つです。ファンからの指示では「Re:ゼロから始める異世界生活」のナツキスバルへの支持率が非常に高いようですが、アーサーの支持率もかなり高く「おバカなのにクソ真面目」な演技力が魅力的と言われています。

主な出演作品はこちらです。
・Re:ゼロから始める異世界生活｜ナツキ・スバル
・Dr.STONE｜石神千空
・アルスラーン戦記｜アルスラーン
・ダーウィンズゲーム｜須藤要
・暁のヨナ｜スウォン

アーサーに対するファンの声を見てみると、かわいい、カッコイイと双方の声が多数上がっているのが見られました。信念を持ち戦う姿はカッコイイ、と言われ肝心なところで抜けているところはかわいい、と言われているようです。

炎炎ノ消防隊の世界はダークで奥深いストーリーが魅力ですが、温かみを感じるシーンも多く、それも大きな魅力となっています。アーサーのおバカ具合は程よいコミカルさがあり、そのおバカさに嵌る人は大勢いるようです。

声優の小林裕介がきっかけで炎炎ノ消防隊を見始めた、とのことですがアーサーの魅力に嵌ってしまったのだそうです。戦っている時の真剣なアーサーはカッコイイ、と言われることが多く、ファンの中では紫電一閃が放たれるシーンなどは神回と呼ばれているようです。

炎炎ノ消防隊、アーサーの技や能力、強さについてご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。アーサーと言えばエクスカリバーですが、命の呼吸を会得したりプラズマをマントのように変化させるなど、エクスカリバーだけではなく、彼の強さは日々進化しているようです。

アーサーは今後も面白おかしく第8の仲間たちや森羅を支えていくのではないでしょうか？2021年現在、炎炎ノ消防隊のアニメは2期まで放送済みとお伝えしましたが、炎炎ノ消防隊アニメ第3期も制作中との噂です。気になる方は公式サイトやSNSを是非チェックしてみてください。