【地獄楽】画眉丸の人物像を考察！年齢は？強さや使用する技も一覧で紹介

東京都出身の漫画家「賀来ゆうじ」の忍者漫画『地獄楽』の人気が高まっています。『地獄楽』の作者である「賀来ゆうじ」はタレントの「つるの剛士」の従兄弟であることも有名です。また「賀来ゆうじ」は大学卒業後に秋田書店で編集者として就職した経験もある異色の漫画家でもあります。その「賀来ゆうじ」の『地獄楽』の主人公「画眉丸」（がびまる）がネットを中心に賑わっているのです。

漫画家の「賀来ゆうじ」が原作の『地獄楽』は、ウェブコミック配信サイトである集英社の『少年ジャンプ＋』に連載されていた漫画です。『地獄楽』は毎週月曜日に公開され、2018年1月22日から2021年1月25日まで連載されました。折からの「ダークファンタジー系」の漫画が注目されたことから、『地獄楽』も人気漫画の仲間入りを果たしました。

『地獄楽』は集英社『週刊少年ジャンプ』のテーマである「努力・友情・勝利」を軸とした漫画であり、『呪術廻戦』『BLEACH』などと同ジャンルの漫画として人気を博しています。『地獄楽』のウェブコミック連載最終回にはアニメ化決定のアナウンスが発表されました。また『地獄楽』のコミックスは、2020年12月現在で285万部を超しているヒット作品となっています。

江戸時代の末期に、最強の忍者といわれた「画眉丸」（がびまる）が嫁を貰ったのを機に引退をしたいといったことから、物語は始まります。画眉丸の引退を許さない里長の義父に裏切られ、幕府に捕まります。判決は死刑となりますが、不老不死の薬を見つけ出してくれば無罪放免になると契約させられます。見張り役の佐切や他の罪人たちとともに、嫁と逢いたいがために薬探しの旅に出かけるのです。

「画眉丸」という名前は本名ではありません。伊賀一族である「石隠れの里」の筆頭をあらわす、屋号のようなものです。このため、「画眉丸」という名前は受け継がれていきます。若い年齢のようですが、年齢についての言及はされていません。白髪と低い身長が外見上の特徴です。画眉丸は長の娘である「結」（ゆい）を嫁にもらい、嫁の結との生活に戻りたいがために、死ぬことに抵抗し佐切達とともに薬探しをしています。

人気漫画『地獄楽』の主人公である画眉丸については、忍者という設定上か、人物像や年齢などの細かい設定が読み取りにくくなっています。原作者の加賀ゆうじのツイッターなどにも年齢設定などは書かれておらず、また『地獄楽』の公式サイトにも情報がありません。佐切達などの他の登場人物たちとの会話内容や画眉丸の何気なく口にしたセリフなどから、年齢などを含めた画眉丸の人物像を考察するしか、方法はなさそうです。

江戸時代末期を舞台とした『地獄楽』なので、主人公の画眉丸の年齢は意外と幼い設定ではないかと考察されています。物語前半のシーンで、画眉丸が里長に能力を認められるシーンがあります「次代の画眉丸は、こいつで決定だな」と里長がつぶやくのですが、その時の画眉丸の年齢は見るからに小学校低学年のようでした。そこから考えると、15歳程度の年齢設定であれば辻褄が合うとネットでは考察されています。

画眉丸が伊賀忍者の里に連れられる前、目の前で両親を殺害されています。幼い頃の出来事だったので、相当のショックを受け、それゆえ白髪になってしまったとされています。これ以降、感情を表すことがなくなり、殺人に関しても無表情・無感情で臨みます。結との結婚後は少しずつ感情が形成されていき、照れることも見られるようになりました。

死刑執行人の仕事を代々請け負っていた山田浅ェ門家の長女が佐切（さぎり）です。佐切は優しい心の持ち主であるがために、佐切の剣に迷いが出ることがあります。迷いがない時の佐切は一門の中でも相当の実力であると認められています。佐切は画眉丸の死刑執行担当です。また、佐切は不老不死の薬を探しに旅をする画眉丸の見張り役でもあります。

小さなころから忍者としての訓練を積み重ねてきた画眉丸は、歴代の画眉丸の中でも最強の画眉丸ではないか、と里長のセリフがあります。もとから持ち合わせていた身体能力の高さに訓練で培った忍術が加わり、画眉丸は最強の忍者として様々な任務を成功させてきました。その中で使用された、主な忍術をご紹介します。

雷礫は「いかりつぶて」と読みます。礫とは小石のことで、「梨の礫」の「つぶて」です。画眉丸の忍術における「雷礫」は、握りこぶし代の石に雷（強力な静電気）をまとわせ、その弾丸を散弾のようにして相手に向かって放射する攻撃です。もとは小石や砂利を足踏みによって浮かせ、高速で蹴り上げる伊賀忍法石隠れ衆が使う代表的な忍術です。

柳生一族によって考案された忍術のひとつに「無刀捕」（むとうどり）といわれるものがあります。居合道のひとつと考えられ、剣を抜く相手の動作を読み取り、間合いを見極めて相手の腕をとり、刀を取り上げる忍術です。伊賀忍術石隠れ流派の「刀捕」（かたなとり）は、画眉丸によって極められ、人間の目には見えないほどの速さになっています。

兜割（かぶとわり）とは、本来は時代劇などでよくみられる「十手」のような武器です。金属製であり、その硬さから頭部を狙えば即死に近いダメージを与えられるものとされています。『地獄楽』における画眉丸の忍術としての兜割は、足を使った忍術です。人間の体の中で最も固いとされる踵を武器として使い、空手やプロレス技の「踵落とし」を高速で繰り出したものです。

伊賀忍法の一派である石隠れ流の技のひとつとされる撃針（げきしん）は、空手道における「正拳突き」の強力版と思われます。『地獄楽』の忍術には詳細説明がされていないので、実際は詳細が不明です。拳銃などの部品名として有名な撃針は、ストライカーと呼ばれます。忍術では突きをした後の衝撃波が発生する尋常ではない威力を持つ技と考えられています。

『地獄楽』の主人公である画眉丸は、火炎の術を極めています。このため炎に包まれていても呼吸が可能であり、また皮膚にも信じられないほどの熱耐性が備わっています。画眉丸の皮脂は強燃性を帯びており、自然発火させることが可能です。天帝颪（てんていおろし）は、画眉丸の皮脂を使用して空中から炎を対象に叩き付ける術です。

忍者と言えば手裏剣のような「飛び道具」も多く使用するイメージがあります。『地獄楽』で画眉丸が使った飛び道具のひとつに、鬼蛍（おにぼたる）があります。マキビシのような「弾」のようなものを発火させ、高速散弾させる忍術です。弾を保持していたのか、身近な小石などを使っているのかなど、鬼蛍の詳細は不明です。

『地獄楽』の画眉丸が使用した忍術には、説明が書かれていません。忍術の名前が書かれているだけです。火炎断（かえんだん）も忍術の詳細が分からないばかりか、忍術の使用中の描写が構図で途切れて描かれているため、考察することも難しい忍術です。画眉丸の体制や型から、手刀の一種と考えられます。

『地獄楽』の画眉丸が使った忍術のひとつで、華々抄（かかしょう）という忍術があります。この忍術も、画眉丸の強燃性皮脂を利用した火炎の術のひとつです。敵から身を隠しながら攻撃もするという「煙幕」と「弾幕」の両方を兼ね備えた忍術です。

花蛇輪（はなだりん）も、『地獄楽』の画眉丸が使用した忍術のひとつです。花蛇輪も画眉丸の皮脂を利用した火炎の術のひとつです。鬼蛍のような弾丸に炎をまとわせるようなものではなく、どちらかといえば炎自体を武器とした天帝颪（てんていおろし）に近いものです。花蛇輪は、画眉丸が炎を自在にコントロールし、その炎で相手を焼き尽くします。

⽕ノ橋（ひのはし）は、『地獄楽』の画眉丸が使う忍術の中で、最も忍術らしい有名な忍法といえます。火炎の術には様々な術がありますが、⽕ノ橋は火遁（かとん）の術の一種と考えられます。本来の火遁の術は、遁術（逃走のための忍法）です。口から火を吐き、驚いた相手がひるむすきに遁走するというものです。画眉丸の⽕ノ橋は、さらに相手を焼き尽くす火力を備えた忍術にパワーアップされています。

火法師（ひぼうし）は、『地獄楽』の画眉丸だからこそ可能な忍術です。体温をあげることで皮脂を自然発火させ、火だるまになって相手に飛び込む忍術です。画眉丸の体質は、人体改造レベルまでに達しています。画眉丸の皮脂は強燃性なので、体温を高く上げるだけで自然発火させることが可能なのです。また、画眉丸の皮膚や心肺機能は酸欠や耐熱性に対応しており、炎に長時間包まれていても被害がありません。

『地獄楽』の主人公である画眉丸が使う伊賀忍法のひとつです。火炎の術のひとつで、炎を武器として扱います。前述の花蛇輪などのように、炎自体をコントロールし相手にめがけて放ちます。火炎放射器のような武器であるとされますが、詳細は不明です。

至近距離での攻撃に有な伊賀忍法のひとつに、花針（はなはり）があります。画眉丸が使うことで、伊賀忍法本来の威力が数倍から数十倍にも高まっています。身近な小石などを、親指ではじいて相手に充てるだけの投石術です。画眉丸は連射することで、相手の隙を作り出すことに利用しています。

画眉丸が使用した忍術のひとつではありますが、詳細不明の忍術のひとつです。北陸地方で「真綿」のことを「つりわた」ということから、画眉丸の「締め技」のひとつと考えられます。「忍法つりわた」を使用しているシーンから考察すると、相手を締め上げていることが分かります。

画眉丸が使用した忍術のなかのひとつに、爆水（ばくすい）があります。これまでの火炎の術と同じく、画眉丸の持つ強燃性の皮脂が原料であろうと考察されます。爆水は、天帝颪と同じように炎の塊を相手に叩き付ける忍術ですが、他の火炎の術と違って炎に質量を持たせ、砲弾として使用しているところに特徴があります。

蛇絡み（へびがらみ）という名の忍術も、詳細が不明な忍術のひとつです。使用しているシーンからすると、受け身の技のひとつであろうと考察されます。蛇が体を絡ませることで体を硬化させ、外敵から身を守ることがあります。忍術「蛇絡み」も、画眉丸が体を硬直させ相手からの攻撃を受け耐えているのではないかと思われます。

伊賀忍法石隠れ流の忍術のひとつである鎌首「かまくび」は、足技のひとつと考えられます。足蹴りによる打撃は様々ありますが、鎌首は画眉丸の固くなった足首を武器として使用しています。踵を使う「撲殺兵器」ではなく、足首を使った「足刀兵器」です。仕込み靴による刺殺を目的にしているのではないかとも考察されています。

画眉丸の素性は詳細には描かれていません。幼少期に両親を殺害され、伊賀の石隠れの里で忍術の訓練で生き残った少年とされています。過酷な体験により感情は無くなり、白髪になっています。その画眉丸が殺人を辞め、里を抜けたいと思ったきっかけが、嫁である「結」との生活でした。

画眉丸の嫁となった結は、伊賀の石隠れの里のトップである「里長」の娘です。残忍な性格である里長により、幼少の頃に顔に火傷を負わされています。女性の顔に傷をつけたのは、外出することを嫌うように仕向けたためと推測されています。画眉丸の嫁である結は、父とは正反対の性格で優しい性格です。画眉丸との生活でも嫁として夫を支え、また人としての気持ちを画眉丸に教えていきます。

画眉丸は、人間としてではなく殺人マシーンとして育てられました。里長は、優秀な画眉丸をいつまでも手元に置いておくために、結と結婚させました。里長の誤算は、結が里長の思った以上に優しい女性であったことです。心優しい嫁の結との生活で、画眉丸は人間らしさを取り戻し、罪人になっても嫁の結に逢いたい一心で、薬を探します

連載は終了した『地獄楽』ですが、アニメ化が決定するなど、人気は依然として高いままです。主人公の画眉丸は、忍者としての強さだけではなく、結との生活で「心のよりどころ」をも得ることができました。そのような画眉丸に対して、ネットでは様々な声をみることができます。

感情表現を一切しなかった画眉丸が、結との生活で少しずつ変わっていきました。「がびちゃんの、ゆいちゃんに対する気持ちが可愛い」「照れる画眉丸、かわいい」「強いからこそ、抜けているときの画眉丸って、カワイイよね」など、画眉丸に対して「可愛い」という表現が、ネットではみられます。

「台湾でも『地獄楽』は、とても人気です」など、『地獄楽』は海外でも大人気になっています。「画眉丸の忍術、すごい」などと感想が聞かれることから、海外ファンの多くは「忍術」に強い興味があるようです。その他、「佐切たちも、かわいい」など、女性キャラクターの人気も海外では高いようです。

『地獄楽』のアニメ化に対しての喜びの声が、ネットでは多くみられます。「やったー、動く画眉丸が見れる！」「佐切のツンデレ表情がアニメでどうなるか、たのしみ」など、『地獄楽』のアニメ化に期待する声が多くみられます。

「画眉丸と結の夫婦って、すてき」「嫁に一途な画眉丸が可愛い」「画眉丸の嫁に対するストレートな愛情表現が、参考になります」など、画眉丸夫妻に対する声が、ネットでは多く見られます。「アニメ化されて、画眉丸の嫁に照れるシーンが楽しみ」などという声もありました。

独特なダークファンタジーさが人気の『地獄楽』で、主人公の画眉丸と嫁の結との関係に、多くのファンが喜んでいます。強さの裏に優しさがあることを、画眉丸は嫁の結に教わったのです。画眉丸の年齢など、忍者だからこそ詳細不明となっていることが多いですが、そのことが寧ろ、人気の原因のひとつにもなっていると考えられます。佐切をはじめとする周囲のキャラたちも人気で、アニメ化でまた人気が高まると思われています。