2019年06月18日公開
2019年06月18日更新
地獄楽のあらすじ感想ネタバレ!鳥肌が立つほど面白い?主要登場人物も紹介
店頭に新刊が並べば即品切れ増版となるほどに現在人気と注目を集めている、「少年ジャンプ+」掲載で賀来ゆうじ原作漫画『地獄楽』は、主人公の抜け忍の画眉丸を中心に描いた忍術ダークファンタジー活劇です。その評判は口コミで広がっており面白過ぎると話題となっています。この度は『地獄楽』のあらすじや登場人物、迫力ある戦闘シーンなどの物語の見どころをネタバレして紹介します。『地獄楽』の読者の感想もネタバレ紹介しているので是非ご覧ください。
地獄楽とは?
「地獄楽」とは、現在人気話題沸騰中の賀来ゆうじ原作漫画で「少年ジャンプ+」で連載中作品です。抜け忍びの主人公や役人のヒロインの心の成長を中心に描かれた忍法ダークファンタジー物語です。この度は話題の漫画「地獄楽」のあらすじや登場人物、激しい戦闘シーンなどの見どころをネタバレしながら紹介し、読者の感想についても見ていきますのでご覧ください。
地獄楽の作品情報
≪漫画『地獄楽』の作品詳細情報≫
- ジャンル:忍法浪漫活劇
- 原作:賀来ゆうじ
- 出版社:集英社
- 掲載誌:少年ジャンプ+
- レーベル:ジャンプコミックス
- 発表期間:2018年1月22日-連載中
- 巻数:既6巻(2019年6月現在)
地獄楽の概要
漫画「地獄楽」の物語の舞台は、江戸時代後期です。かつて忍の里で活躍した主人公の画眉丸(がびまる)は死罪を言い渡されますが、罪を逃れるため、極楽浄土と言われる島へ不老不死の仙薬を探しに赴く忍法活劇です。江戸時代を舞台としていますが、読者が気軽に読めるようにと原作者の賀来ゆうじは外来語を作中で多用しています。単行本が出版されれば直に重版されており、「少年ジャンプ+」で現在最も人気の高い漫画作品です。
地獄楽の簡単なあらすじ
漫画「地獄楽」の簡単なあらすじをネタバレ紹介します。忍びの里で最強の忍びと恐れられた画眉丸は、人斬り稼業から足を洗い最愛の妻との静かな生活を望みますが、抜け忍びとして捕らえられ、幕府の打ち首執行人である「山田浅ェ門佐切」一族に無罪放免にする代わりに極楽浄土と噂される地で「不老不死の仙薬」を手に入れるよう言い渡されます。
それを受けた画眉丸は自由を手に入れるために、他の罪人たちと共に不老不死の仙薬を探しに極楽浄土の島に向かいます。その島には奇妙な植物や生物が生息しており、島に辿り着いて物はその未知の生き物に襲われて殺害されて息絶えます。果たして画眉丸は無事に目的を達成し、最愛の妻の元に帰ることは出来るのでしょうか?
地獄楽のあらすじをネタバレ
話題沸騰中の人気漫画「地獄楽」のあらすじをネタバレ紹介していきます。様々な個性を持った人物が登場して物語を盛り上げ、激しい戦闘シーンで魅せる地獄楽のネタバレストーリーを早速見ていきましょう!
地獄楽1巻:1話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第1話のネタバレあらすじを紹介します。石隠れの里に生まれ育った人間はは忍の厳しい修行を積み、その中で生き残った者だけが強靭な肉体を手にし忍となることが出来ます。里の筆頭である画眉丸も生き残った忍の1人で、里の長も画眉丸を認め、自身の娘と結婚させるほどに画眉丸を気に入ります。
しかし、画眉丸がめとった妻は、里の長の娘でありながら忍の娘らしからぬ箱入りで、画眉丸はこのままでは自身が鈍ってしまうと里を抜けることを決意し、長に相談に行きます。長は一旦は納得した姿を見せて画眉丸に最後の任務を言い渡しますが、それは長の罠でした。画眉丸は奉行所に抜け忍として捕縛されます。
画眉丸はこれまでに多くの人の命を奪い、捕らえられる時も20人の命を絶つ冷酷非道な伽藍洞(がらんどう)「がらんの画眉丸」と恐れられていました。奉行所では様々な刑に処せられますが、画眉丸は死なず、石隠れの里の忍は「仙薬」という不死身の薬を服しているという噂も囁かれます。そんな画眉丸に書記係の女役人の山田浅ェ門佐切が目付け役として付き、画眉丸と言葉を交わすようになります。
その後も何度も刑を受けますが死なない画眉丸の前に刀を持った佐切が現れます。実は佐切は打ち首執行人で刀剣の達人でした。画眉丸の首を刎ねる役を担っていました。佐切は画眉丸も気づいていない死にたくないという本心を見抜き、妻のことを愛していると確信を突きます。
殺人鬼で伽藍洞と呼ばれた画眉丸でしたが、唯一自身を「伽藍洞ではない、優しい人間だ」と認めてくれた妻に絆されていたのです。そんな清らかな心を持つ妻の元に汚いことで稼いだ金を持ち帰るのに画眉丸は抵抗を感じていました。妻のために里を抜ける決意をして長に相談に行った画眉丸は結果、罠に嵌められ捕らえられてしまったのです。しかし、今更本心に気付いても普通の生活には戻れないと画眉丸は諦めていました。
佐切は、画眉丸に幕府から発給された全ての罪を無罪放免にする「公儀御免状」を提示し、極楽浄土に行くのと引き換えの取引を持ち掛けます。極楽浄土とは他にも彼岸やあの世と呼ばれている場所で古より深く信仰されている神仙郷です。
遥か南西の琉球国の更に彼方にあると言われたお伽噺の島が発見され、公儀は調査団を派遣して「不二の仙薬」を探しましたが、仙薬が見つかるどころがこれまでに5回送った調査団で無事に帰還した者はおらず、調査団は体に花が咲いた遺体となって戻ってきます。佐切は生きることに執着心のある画眉丸が調査団に相応しいと読んでいました。話を聞いた画眉丸は再び妻と再会するために仙薬を探す旅に出るのです。
地獄楽1巻:2話のネタバレあらすじ
徳川成慶の前に罪人たちが集められ、極楽浄土の島へ渡るメンバーが選抜されます。島の恐ろしい話を聞いた罪人の中には逃げる者もいましたが、その場斬首されました。佐切は山口家門弟の衛善(えいぜん)に「首切りは向いていない」「他に就ける職はあったはず」と言われますが、幼い頃から死体を試し打ちし、その死体から丸薬を作っていたのを目にして血にまみれていた佐切に取って離れることが出来ない職業となっていました。
佐切の父・吉次は凄腕の打ち首執行人で本人が死んだと気付かないほどに鮮やかに斬首することで有名で佐切の目標でした。しかし、佐切はどうしても人を殺害することに対しての恐怖を拭い去ることが出来ず、自分自身と戦い続け思い悩んでいました。そんな中罪人たちの激しい戦闘が繰り広げられます。「無駄な殺し合いはしたくない」と言った画眉丸に役人は「画眉丸を殺せば即島行き決定」と罪人を焚きつけます。
自分の身が危うくなった画眉丸は襲い掛かってくる罪人を悉く絶命させます。画眉丸は人を殺害することに罪の意識を持っており、人を殺害した後に背負うものを考えたら気が重いといったのを耳にした佐切は、恐怖に打ち勝つことでは無く、殺害した命を背負う覚悟が足りないのではないかと思い当たるのです。
佐切の眼には涙が浮かんでいました。島行きを賭けた戦闘で画眉丸をはじめとした10人の罪人が残ります。罪人が島で勝手な行動が出来ないよう、山田浅ェ門吉次の門弟がそれぞれの罪人の目付け役となって共に行動します。ここまでが漫画「地獄楽」第2話のネタバレあらすじとなっています。
地獄楽1巻:3話のネタバレあらすじ
不老不死の仙薬について画眉丸には聞き覚えがありました。仙薬は石隠れの里の長が海の向こうの商人から購入して飲んだとされ、刀で切られて臓腑がこぼれ落ちても直に治癒する肉体を持ってると言われています。島に辿り着いた画眉丸と佐切は不二の仙薬を求める探索が始まりますが、罪人の手には縄が絞められたままでした。与えられた水や食料も3日分と過酷な状況で画眉丸は縄を解こうとしますが、佐切が制止します。
そんな中、画眉丸は縄が解かれ自由となったいがみの慶雲に襲われ、鉄球で首を射抜かれますが首の骨からは外れていた為、致命傷とはなりませんでした。慶雲に付く山田家門弟の期聖(きしょう)は、画眉丸の縄がまだ縛られているのを目にし真面目な佐切に「相変わらず固いな」と呆れた表情を浮かべます。
慶雲は不老不死の仙薬を持ち帰るためにライバルを少しでも減らそうと画眉丸に戦闘を仕掛けて殺しにかかりますが、手縄をしたままの状態の画眉丸の返り討ちに合い殺害されます。以上が漫画「地獄楽」第3話のネタバレあらすじです。
地獄楽1巻:4話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第4話のネタバレあらすじを紹介します。慶雲が死んだことで期聖(きしょう)は島を離れます。その際に服部の使いの者と石隠れの里の者が島にやってくるかもしれないということ、期聖は他の罪人は仙薬しか眼中にないこと、他の罪人同士、または監視役と撃ち合いの戦闘をしていること、幕府が課したルールはもはや存在していないことを2人に告げます。
既に備前の大巨人の陸郎太(ろくろうた)は監視役との戦闘で監視役の衛善(えいぜん)を殺害し、罪人たちの人数も減っていく事態となっていました。そんななか、画眉丸が佐切に切りかかり、佐切はそれをすんでのところでかわします。
地獄楽1巻:5話のネタバレあらすじ
画眉丸が佐切に切りかかった理由は、石隠れの里の忍が本当に島に上陸すれば両者共に滅びるといい、そうなる前に佐切を楽にしなせようということでした。しかし、画眉丸も佐切も本当に相手を仕留めようとする気迫はなく、殺すことに躊躇します。画眉丸は佐切に馬乗りになり殺す寸前までいきますが、佐切を殺めることが出来ませんでした。妻との出会いで情を知った画眉丸は弱さだと涙しますが、佐切はそれを強さだと言います。
佐切もまた画眉丸とだったことで人を斬ることは情を断ち切ることでは無く、情けを持って向き合うことだと悟ったのです。佐切は情を得て向き合う画眉丸の人生を見届けたいと語ります。佐切は「あなたはかつてのあなたとは違う」と画眉丸の刀を鞘に納めます。画眉丸は佐切が妻と同じ言葉を放ったことに気付くまでが、漫画「地獄楽」第5話のネタバレあらすじとなっています。
地獄楽1巻:6話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第6話のネタバレです。剣龍と称されるほどの腕のある剣豪の民谷巌鉄斎(たみやがんてっさい)は、藩主の怒りを被り死罪となり山田家の門弟である付知(ふち)と共に島入りを果たした男です。巌鉄斎もライバルを減らすために戦闘し、強い者を求めて欲求のままに行動していました。そんな巌鉄斎の前に突如数メートルの巨大な仏像の顔のような人型の人工物が現れ、目から腕が生え、体には錫杖の様なものが刺さっています。
それに気を取られていた巌鉄斎はその隙に蝶に手の甲を刺されてしまいます。奉行所で島の説明を受けていた際に、何とか生き延びて帰還した者の体から花が生えていたのを見ていた巌鉄斎は咄嗟に左腕を切り落とします。その判断の素早さに呆気に取られていた付知でしたが、切り落とされた腕からは見る見るうちに植物が生え、多数の怪虫が姿を見せます。その頃、画眉丸と佐切も魚の顔をした二足歩行の巨大な怪物に遭遇していました。
地獄楽2巻:7話のネタバレあらすじ
画眉丸と佐切の目の前には頭は魚で数珠をぶら下げ、腕が6本で二足歩行の巨大怪物と戦闘を繰り広げていました。得体の知れない敵とは対峙しないという忍の鉄則に従い、2人はその場を退避します。逃げる選択をした画眉丸と佐切でしたが、2人の周囲は既に他の怪生物が取り囲んでいました。思考を停止させた画眉丸は敵を倒すことだけに意識を集中させ、次々と怪生物を倒していきます。
怪生物との戦闘に集中していたつもりの画眉丸でしたが、佐切の危機を感じて助けようとした一瞬の隙を突かれ、相手の針金のような尻尾に首から上を捕らえられた後、思い切り叩きつけられて出血してしまいます。ここまでが漫画「地獄楽」第7話のネタバレあらすじです。
地獄楽2巻:8話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第8話のネタバレあらすじです。画眉丸と佐切の絶体絶命なピンチを救ったのはくノ一の杠(ゆずりは)で、杠の監視役の源嗣(げんじ)が敵の尻尾を斬り落としたのです。杠には監視役が何故か2人いました。本来の監視役は仙太で、源嗣は元はころび伴天連の茂籠牧耶(もろまきや)の監視役でした。
しかし、茂籠牧耶を色仕掛けで落とし策に嵌めて始末した後、杠の監視は手を持て余すとの理由で監視役が2人となります。要は2人とも杠の色仕掛けに遣られていたようです。杠は茂籠牧耶の体を利用し、体に植物が咲いて死亡するまでこの島に生息する怪生物について情報収集をしていました。杠は画眉丸にも色仕掛けで共闘の話を持ち掛けます。画眉丸はくノ一は信じられないと交わしますが、杠は共闘は本気だといいます。
最終的には1人しか残れないため、あくまで共闘で危機を切り抜けるために手を組もうと語ります。佐切は本人同士が了承しているのであれば問題はないと言います。画眉丸は杠が収集した島に生息する怪生物の情報を提供するのを条件に承諾します。しかし、画眉丸は杠への警戒は解くことはしません。佐切はこの島に来てから画眉丸に助けられてばかりいること自身の無力さを感じていました。
地獄楽2巻:9話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第9話のネタバレあらすじを紹介します。父親が藩主の家臣の出自の亜左弔兵衛(あざちょうべえ)と桐馬は、藩主が罪を犯したことで家臣も同罪となり、母親は自殺し父親は主君の仇討に加わったことで処刑され、残された2人の兄弟は極貧生活を強いられることになります。兄弟は盗賊に入り亜左弔兵衛は組織を乗っ取るまでになりましたが、隠れ家が奉行所の役人に包囲され桐馬を逃がすために亜左弔兵衛は捕まります。
桐馬は罪人となった兄・賊王の亜左弔兵衛を助け出すために山田家に門弟として潜り込みます。そして、兄と一緒に島に足を踏み入れます。彼らの目の前にあらわれる怪物を亜左弔兵衛は見事な適応力で倒していきます。大仏のような風貌の目から手が出た怪物は桐馬の眼には極楽と言うよりは地獄の様に映っていました。何が本当か分からないこの島で亜左弔兵衛は、「オレだけを信じろ」と桐馬の手引きになると語ります。
亜左弔兵衛の最終目的は仙薬を手に入れるだけではなく、それを飲むことにあり、それの邪魔になるものは全て排除すると語ります。しかし、桐馬はその考えにそう簡単に上手くいくのかと以前の兄に頼ってばかりの弱い桐馬からは考えられない発言が飛び出すのです。
地獄楽2巻:10話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第10話のネタバレあらすじです。蝶の鱗粉で気を失い目を覚ました佐切は巨大な樹木の空洞の中にいました。画眉丸その間に食料を集め食事を作り食べながら情報共有と作戦会議をします。食料を集める際に侍の顔をした植物が咲いていたことを画眉丸は報告します。そこから島の植物などは全て元人間であった可能性があることが浮かび上がります。
源嗣は佐切に山田家の血を引く佐切は次期当主と結婚する使命があるため本堂に帰還するように促し、画眉丸の監視役は自分が代行するといいます。戦力外通告にショックを隠し切れない佐切でしたが、それに異を唱えたのは仙太でした。島を離脱することは容易ではないと語ります。
その頃、山の民ヌルガイと監視役の典坐は一度幕府に戻ろうという方針になりますが、濃い霧と波で幕府の船に戻るのは難しいようでした。霧の奥に微かに見えたのは島を離れようとした船の残骸でした。
地獄楽2巻:11話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第11話のネタバレ紹介です。幕府の意に反して自由に暮らしていたことを咎められ、奉行所送りになった山の民の少女・ヌルガイと監視役の典坐は海の怪物に遭遇します。陸の怪生物とは違い、容姿が不気味な触手をしており典坐が身構えるとその怪物は襲い掛かり、ヌルガイと典坐が乗ってきた船が大破してしまいます。
そこで2人は慶雲の監視で一足先に本土へ帰還したと思われていた期聖(きしょう)の上半身に花が咲き植物化している死体を見つけます。期聖(きしょう)の乗っていた船に辿り着き、本土に戻ろうとしますが島の周囲の海流は島に向かう流れになっていたのでした。
地獄楽2巻:12話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第12話のネタバレ紹介をします。仙太は佐切に本土に帰れるのなら帰った方がいいと話しますが、画眉丸の反応で佐切が必要であることを察知します。ここまで画眉丸が来れたのは佐切がいたからだと感謝を延べ、画眉丸は佐切に自分よりも強いと太鼓判を押ます。
画眉丸の言葉で勇気づけられた佐切は、女と見下されることに激しい抵抗を示し、兄弟子の源嗣の言葉を拒否します。激昂した源嗣は佐切に刀を向けますが、瞬時に奪うと女としてではなく1人の侍として見てほしいと告げます。2人が言い争うその背後には巨大な影が潜んでいました。
地獄楽2巻:13話のネタバレあらすじ
巨大な影の正体は備前の大巨人の陸郎太(ろくろうた)でした。空腹で目の前の生物を食べることしか頭にありません。陸郎太の巨体の平手が源嗣と佐切を襲い、源嗣は佐切を庇い腹が抉られる致命的な傷を負ってしまいます。画眉丸が忍術で応戦しますが、陸郎太には一切効きません。杠には戦う気は全くないようです。女が侍ということが理解できなかった源嗣でしたが、必死に戦う佐切の姿をみてやっと理解が芽生えたようです。
死の間際、源嗣は侍の魂と言える刀を佐切に差し出します。陸郎太との戦闘に苦戦する画眉丸に佐切が加勢します。そして、山田家の打ち首の剣技を使えば切れないものはないと画眉丸との共闘を繰り広げます。ここまでが漫画「地獄楽」第13話のネタバレ紹介です。
地獄楽2巻:14話のネタバレあらすじ
陸郎太(ろくろうた)を画眉丸が引きつけ、死角に回った佐切が陸郎太の足を目掛けて切りつけます。態勢を崩したところで陸郎太の首を刎ねるという作戦です。陸郎太は腹を空かせた赤子の様に泣き喚き2人に襲い掛かってきます。一瞬にして間合いを詰められた画眉丸は地面に頭がめり込むほどの一撃を喰らってしまいます。画眉丸は呼吸を整えるのがやっとで次の攻撃をかわすような余裕はありません。
佐切は冷静に感覚と研ぎ澄ませて陸郎太の首を一瞬の内に落とそうとしますが、女と言えど剣の腕前は一流以上を誇る佐切の剣よりも素早い跳躍で後方に退きます。画眉丸は佐切に新たな作戦を提案するまでが、漫画「地獄楽」第14話のネタバレあらすじ紹介です。
地獄楽2巻:15話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第15話のネタバレ紹介します。画眉丸の作戦とは火と煙を使用するものです。忍術で陸郎太の体にダメージを負わせることは出来ませんが、画眉丸の火の忍術を使って背の高い陸郎太の周囲の樹を燃やして態勢を低くさせ、そこを狙って首を打ち落とす作戦です。この作戦に途中で気づいた陸郎太は後方に腕を振りますが、画眉丸が押さえつけ佐切が首を刎ね、陸郎太は命を落とします。
火は燃え盛り、陸郎太に遣られた源嗣は意識を失ってはいるもののまだ生きていましたが、画眉丸や佐切には源嗣を助けるほどの余裕がありませんでした。佐切は横たわる源嗣の姿を横目に彼との思い出に涙を流すのでした。
地獄楽2巻:16話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第16話のネタバレです。陸郎太を倒した現場から離れた画眉丸たちは、火煙に群がる怪物たちの姿を目撃します。画眉丸たちは、仙薬の手掛かりとなる怪物たちが現れた方を辿り調査に向かいます。画眉丸は愛する妻に再会するために、佐切は一刻も早くこの任を終わらせるために邁進します。その途中、共闘を結んでいながらも逃げ出した杠と仙太に遭遇し2人に詰め寄りますが、彼らの目先に映ったのは小さな村でした。
その頃、亜左弔兵衛と桐馬は上半身裸の双子の少女に出会います。2人を確認した少女の1人が人間が島にいることに敵意を剥き出し怒りを露にして「竈神(そうしん)は何をしている」とぼやきます。少女の体つきはみるみる男になっていきます。
地獄楽3巻:17話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第17話のネタバレ紹介をします。村を発見した画眉丸たちは島の住人と思われる少女に出会います。画眉丸と佐切は彼女を追って捕まえようとしたとき、少女を守るように植物でできた人型の怪物が現れます。画眉丸はその怪物を杠たちに押し付け少女を追い続けます。杠は忍術を使用しているところは見せないと仙太の眼鏡を奪うと怪物を身動きできないようにしてしまいます。
少女を追い掛けた画眉丸と佐切は彼女を捕まえますが、少女とは思えないほどの豪腕で画眉丸を投げ飛ばします。画眉丸は植物のツルを使用して少女を捕縛すると少女は泣き出してしまいます。すると身動きできない植物人間が言葉を話し、少女の解放と引き換えに仙薬の秘密と村に連れていく交換条件を口にするのです。画眉丸たちは仙薬への手掛かりを掴みます。
地獄楽3巻:18話のネタバレあらすじ
仙薬のことを教えるという植物の怪物の言うことを果たして鵜呑みにしていいものなのかと杠は疑っていましたが、「風呂もある」という言葉に村まで案内してもらうことになります。村まで案内する人型の植物の怪物は島民です。画眉丸たちが戦ってきたのは竈神(そうしん)といい、島を守る神々で教えを説いたり、その教えに背くものを罰する者でした。画眉丸たちが案内された村は1000年前の廃れたような村でした。
杠の入浴の際は佐切が見張りを代わり湯船につかって汚れや疲れを癒します。植物の怪物の話によるとが画眉丸たちが極楽浄土の島と呼ぶ島は島民の間では「こたく」と呼ばれ、神々が住まう神仙郷とされてきました。不老不死の仙薬は存在し、永遠の命を手にすることが出来る薬「たん」と呼ばれ、島の中心エリアにあると言います。
植物の怪物は実際にその薬を目にしたことはないことに画眉丸は疑いの目を向けますが、てんせん様を見れば疑いが晴れると怪物は話します。その頃、亜左弔兵衛と桐馬は上半身裸の双子のような少女と戦闘を繰り広げていました。真っ二つにしても直に再生する相手に亜左弔兵衛と桐馬は見るも無残に敗北します。実は2人が戦闘している相手こそ、てんせん様でした。以上が漫画「地獄楽」第18話のネタバレあらすじです。
地獄楽3巻:19話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第19話のネタバレあらすじでは、植物の怪物の話の続きから始まります。この島に上陸した者は皆、竈神を従えた罪人を罰する偉大な不老不死のてんせん様に殺されると語ります。殺された人間は罪から解き放たれて綺麗な花へと生まれ変わるのです。仙薬の源となるのはてんせん様に殺されて花となった命であると言います。
その頃、一度は島を離脱しようと試みた山の民ヌルガイと監視役の典坐は船の墓場へ逆戻りします。2人は浜辺に降り立ち陸地から島を出るための海流を探します。ヌルガイが女性であったことが分かった典坐の示す態度は変わり、その態度を見たヌルガイは典坐に「婿になってくれ」と懇願するのです。そんな時、突然、空中から浜辺に女性が現れます。
そして、女性の姿は男性の姿に変わり、捉えきれないほどの速さの一撃を2人に向けて放ちます。その攻撃を喰らいながらも典坐は反撃し、相手の体を引き裂いて逃げる態勢を整えます。そこに典坐の師匠である山田家一門の士遠が助太刀に入ります。
地獄楽3巻:20話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第20話のネタバレです。突如現れた女性から逃れたヌルガイ・典坐・士遠はこれまでの経緯を語り合います。典坐の師匠である士遠は目は潰れて見えませんが、周囲の気配や音・匂いを察知して行動することが出来る能力を持っています。
人食い花魁のあか絹(あかぎぬ)の監視役だった士遠ですが、彼女が士遠を懐柔しようとしていた為斬首し役目を果たした士遠は島を出るための海流を発見し、同行者を求めていたところ今までにない音と気配を察知して駆け付けたといいます。罪人のヌルガイを島の外に出そうとする典坐は士遠に「何故か?」と問われると、自分の過去を知る士遠にヌルガイを自分に重ねてしまったことを話し士遠を説得しヌルガイの処刑は保留となります。
今後のことも話し合っている3人の後ろに、再びてんせん様のような女性が現れ斬撃を繰り出します。士遠は首を遣られてしまい辛うじて話せる程度の状態でした。師匠の姿に激昂した典坐は勝つためにあらゆる奥義を繰り出しますが全て見切られてしまい、逆に相手の指先の弾きで肉が貫通するほどの致命傷を負います。
地獄楽3巻:21話のネタバレあらすじ
典坐は胸部に3つの穴が空くほどの致命傷を負います。それでも力を振り絞って相手の頭部を吹き飛ばしますが、さらに腹部に穴をあけられ「逃げろ」と叫ぶ典坐の口から臓物が零れ落ちます。典坐を助けようとするヌルガイと士遠ですが、危険だと判断しその場から逃げます。画眉丸たちに仙薬などについて説明する植物の怪物は「ほうこ」といい、少女は「めい」ということが分かります。
風呂場に向かう画眉丸と監視のために風呂場まで付いて行く佐切は島の謎について真剣に話し合います。2人が風呂場に行くとそこには少女のめいが入っていました。以上が漫画「地獄楽」第21話のネタバレあらすじとなっています。
地獄楽3巻:22話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第22話のネタバレ紹介をします。画眉丸と佐切の姿を目撃しためいは泣き出してしまいます。画眉丸は自分のペースで体の傷や汚れを洗います。風呂場にはそれなりの物が揃えられていましたが、その割にはめいの体は汚れていました。親もなく教えてくれる人がいなかったであろうと佐切はめいの髪を洗い綺麗にします。めいの体にはかなり大きな傷が残っていました。めいは傷を気にして隠す仕草します。
そんなめいの様子に画眉丸は自身の妻も顔の傷を隠していたことを思い出し、めいに外見は重要なことではないといい、妻の話をして「その女性は誰よりも美しい」と語ります。画眉丸の言葉はめいを元気づけたようで、彼女との距離が縮まります。
風呂に入った後、画眉丸の隣では見張りを佐切と交代した仙太が眠っていました。画眉丸は島の謎解きの進展具合にじれったさを感じていました。そしてついに1人で仙薬があるという島の中心部「ほうらい」に向う行動を起こします。
地獄楽3巻:23話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第23話のネタバレあらすじ紹介です。画眉丸は仙太から方位磁石を奪うと1人抜け出して島の中心を目指します。途中で読経する樹の怪物に遭遇しますがかわし重厚で大きな門に辿り着きます。背後に気配を感じた画眉丸は戦闘態勢を取り、火の忍法でてんせん様と思われる人物の体の上半身を爆破させて灰にしますが、驚異の再生能力で復活すると画眉丸の懐に一撃を喰らわします。
地獄楽3巻:24話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第24話のネタバレあらすじ紹介をします。攻撃でダメージを与えても直に再生してしまう相手に画眉丸は手応えが感じられずにいましたが、腹部への一撃は効果があったようで相手は怒りを露にし、男から女の姿に変わると手を合わせ掌からの目には見えない攻撃を仕掛けてきます。目に見えないためよけることが出来ず、画眉丸の肉体に重い衝撃が走ります。
危機的状況の中、画眉丸は妻に再び会うまでは死ねないという生への強い執着心を持ち、その強い思いから相手の再生能力が追い付かないほどのダメージを喰らわせ、男とも女ともいえる怪物を地に倒れ込ませました。倒したお相手に仙薬のことを尋ねると「あいつにまた怒られる」と言い、花を咲かせて植物化し巨大な花の怪物の姿を現します。
地獄楽3巻:25話のネタバレあらすじ
巨大な花を咲かせた植物の怪物は雷を操り、画眉丸の身動きを封じて地面に生き埋めにしようとします。画眉丸はそれを一度はかわしますが二度目は雷の直撃を受け忍術が使えない状況に陥ってしまいます。怪物の触手に捕らえられ再び絶体絶命となった画眉丸は一時夢の中で自宅にいる妻の姿を目撃し、島で起こったことの方が悪夢であると錯覚を起こします。
しかし、我に返り朦朧とする中、締め付けで大量出血しながらも最後の悪足搔きで触手を忍術で焼き尽くします。解放された画眉丸には一歩でも動く体力は残されていませんでした。そこに少女のめいが現れ、巨大花の怪物を想像も出来ないほどの速さで粉砕します。画眉丸はただめいの様子に驚くばかりでした。ここまでが漫画「地獄楽」第25話のネタバレです。
地獄楽3巻:26話のあネタバレらすじ
漫画「地獄楽」第26話のネタバレあらすじ紹介です。てんせん様と思われる者たちは島に上陸した人間たちについて報告をし合う集会が行われていました。巨大花の怪物になる「鬼尸解(きしかい)」の能力で画眉丸と戦闘していた怪物は「ジュジン」と呼ばれ力の源「タオ」を使い過ぎたことで皺だらけの老いた姿に成り果てていました。ドロッとした液体を飲み若人の姿を取り戻します。
集会の中で最も上位と見られる人物にジュジンは画眉丸の生死について問われるとジュジンは「始末した」と嘘の報告をします。亜左弔兵衛(あざちょうべえ)と桐馬の兄弟と対峙した別のてんせん様は、番人を務める竈神(そうしん)の中でも上位に位置する「門神」のいる「穴」と呼ばれる奈落に落としたと報告します。しかし、2人は門神を倒して地上に帰還していました。
翌朝目覚めた佐切達は画眉丸がいないことに気付き、1人島の中心「ほうらい」に向かったと察知します。画眉丸の無事を願う佐切は他の物たちと木人のほうこの力を借りて画眉丸の後を追います。一方、画眉丸とめいは川辺に横たわっていました。
ボロボロの画眉丸はめいに助けられたことを思い出し、戦闘の相手が神ではなく植物の怪物であったことに少々胸を撫でおろします。そこに剣龍の民谷巌鉄斎(たみやがんてっさい)とその監視役の山田家の門弟・付知(ふち)が姿を現します。
地獄楽3巻:27話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第27話のネタバレ紹介をしていきます。体の自由が効かない画眉丸と左腕のない巌鉄斎の睨み合いは続き、互いに斬り合う戦闘のイメージを膨らませ双方とも無事では済まないということを察知します。そんな中、付知が画眉丸から情報を得ようと巌鉄斎に提案、画眉丸は共闘を申し出ます。
そんな画眉丸の本意を確かめるべく巌鉄斎は切っ先を画眉丸の額に向けますが、動じない画眉丸の様子から嘘ではないと知ると画眉丸の話に耳を傾け「てんせん様」という強敵の存在を知り共闘を承諾します。巌鉄斎の目的は偉業を成すことでそれを果たすのに仙人や怪物は相応しいと考えます。共闘関係となった3人は目覚めためいの姿を目にし驚きを見せます。幼女だっためいの体は美女の姿に成長していました。
地獄楽3巻:28話のネタバレあらすじ
漫画「地獄楽」第28話のネタバレあらすじ紹介です。美女の姿に成長を遂げためいは幼女の時は言葉が話せませんでしたが、画眉丸の名前を口にします。木人・ほうこの案内で画眉丸を追っていた佐切一行はてんせん様が7人の仙人のことを指し、本来は1つの存在で仙道を極めた神が7つに分裂して容姿や声質は同じでも性格は多少違いがあると知ります。
この島はかつては長寿で栄えており、木人のほうこも元は人間でした。樹木化するタイミングは人によって違い、徐々に人間だった時の記憶を失っていくと言います。ほうこの話を聞けば聞くほど人為的に作られた島であることが窺え、この島を造った人間がいるということはその脱出ルートも必ずあり、仙薬もあるはずだと仙太は熱弁するのでした。
地獄楽の登場人物
漫画「地獄楽」の魅力的な登場人物についてネタバレ紹介していきます。主にどのような登場人物が存在し、作中で活躍しているのか注目が寄せられます。地獄楽の登場人物を早速見ていきましょう!
画眉丸(がびまる)
漫画「地獄楽」の登場人物・主人公の画眉丸についてネタバレ紹介します。石隠れ衆の筆頭の忍の画眉丸は、里の長の娘と結婚前は冷酷非道な「がらんの画眉丸」と呼ばれ恐れられていました。妻の心の清らかさに感化されて殺しを止めて妻と静かに暮らそうとしていましたが、里の長の指示で里の掟に反した画眉丸は捕らえられます。
華奢な体格の画眉丸は手強そうには見えませんが、幾多の死刑場で打ち首になっても死ぬことはありません。忍術も使用できますが、強靭な肉体を持つ画眉丸は戦闘で肉体だけでも相当な強さを誇る忍です。
山田浅ェ門佐切(さぎり)
漫画「地獄楽」の登場人物・ヒロインの山田浅ェ門佐切についてネタバレ紹介します。打ち首執行人である山田浅ェ門の家に生まれ、父の姿を見て女性でありながら自身も打ち首執行人の職に就きます。斬る技術は確かでかなりの腕前ですが、打ち首執行人として斬首した者の死を背負う覚悟が足らず己の恐怖と葛藤します。しかし、強い心の持ち主であり、唯一画眉丸と分かり合う人物です。
画眉丸の妻
漫画「地獄楽」の登場人物の画眉丸の妻についてネタバレ紹介します。忍の里の子供を産むため存在しているような画眉丸の妻は、里の長の実父に女として生きることがないように顔に火傷を負わされます。言いたいことははっきりと言う清い心の持ち主で画眉丸を恐れずに温かく優しく包み込みます。
“賊王”亜左弔兵衛(あざちょうべえ)
漫画「地獄楽」の登場人物である悪役の風貌の「賊王」亜左弔兵衛は、環境の変化への適応力があり、直感型の頭がキレる人物で信念を貫く潔さがあります。伊予の山奥に村をつくるほどの大盗賊の頭です。元は藩主の家臣の出自の長男で不自由なく暮らしていましたが、藩主が犯罪を犯したことで母と父を亡くし生きるために盗賊になった過程があります。
”剣龍”民谷巌鉄斎(たみやがんてっさい)
漫画「地獄楽」の登場人物である「剣龍」や「八州無双」と称される民谷巌鉄斎は、人を殺めることよりも、より強き者との戦闘を求める凄腕の剣士です。洞察力や判断力、決断力に長けています。
”百本狩り”いがみの慶雲(けいうん)
漫画「地獄楽」登場人物には、100以上の武具を使用する「百本狩り」と呼ばれた大柄な荒法師・いがみの慶雲がいます。島に上陸した直後、画眉丸に襲い掛かりますが、返り討ちに合い圧倒されます。
山の民ヌルガイ
漫画「地獄楽」の登場人物である山の民のヌルガイは、特に罪を犯したわけだはなく、幕府に反して自由に生きていることを咎められて罪人となります。ヌルガイが何げなく村に連れ帰った侍によって村民が皆殺しにされてしまい、ヌルガイは自責の念に駆られます。見た目は少年のようですが、実は少女です。
”殺し念仏”法流坊(ほうるぼう)
漫画「地獄楽」の登場人物である「殺し念仏」の法流坊は作中の中で雑魚キャラとしての扱いをされています。これと言った取柄もないようで島に上陸後すぐ、亜左弔兵衛に戦闘を仕掛けますが返り討ちに合って圧倒されます。
”人食い花魁”あか絹(あかぎぬ)
「地獄楽」の登場人物の「人食い花魁」のあか絹は、作中で島に上陸後、監視役の山田家門弟の士遠を虜にしようとしますが、返り討ちにあってあっけなく殺害されてしまいます。読者の間では「地獄楽」の登場人物の中で女版雑魚キャラと言われています。
”くの一”傾主の杠(けいしゅのゆずりは)
「地獄楽」の登場人物である傾主の杠には、鷺羽城侵入騒動を起こした張本人で城内の家臣を全制圧したくノ一です。羞恥心はなく、その他の感情も殺すことは容易で残酷なこともさらりとやってしまう人物です。島では画眉丸と共闘を組みますが、戦闘ではあまり協力的な態度は見られないようです。
ころび伴天連 茂籠牧耶(もろまきや)
可愛そうなキャラと読者から同情の声が寄せられる「地獄楽」の登場人物・ころび伴天連の茂籠牧耶は、くノ一の杠に誘惑され、島の怪物たちについて情報を得るために実験体に利用されて死亡します。
”備前の大巨人”陸郎太(ろくろうた)
ぼーっとした見た目とは違いかなりの力の強さを持ち、熊を頭から食べる勢いの「備前の大巨人」の陸郎太には、刀ややりも通用しません。お腹が空くと手が付けられないほどの癇癪を起し凶暴になります。島に上陸直後、監視役の山田家門弟の衛善(えいぜん)を殺害します。
山田浅ェ門衛善(えいぜん)
左目に眼帯をつけた山田家門弟の1人の試一刀流一位の山田浅ェ門衛善は、佐切に厳しい言葉や態度を示します。衛善の口調からはかなりの強さを感じさせますが、陸郎太の監視役となった衛善は島に着いて直に陸郎太に殺害される「地獄楽」の登場人物です。
山田浅ェ門仙汰(せんた)
「地獄楽」の登場人物で山田家門弟・試一刀流五位の山田浅ェ門仙汰は、強いだけでなく優しさを持った剣士です。くノ一の杠の監視役である仙太の最後は好意を寄せる杠を庇い、彼女の腕の中で息を引き取ります。
桐馬(とうま)
亜左弔兵衛の実弟の桐馬は捕らえられた兄を助けるために山田家に潜り込み、僅か1ヶ月で山田浅ェ門の名が付くほどの実力派の剣士です。兄の亜左弔兵衛とは常に行動を共にしおり、性格はうじうじしたところが見られます。適応力は亜左弔兵衛と同等ほどの適応力を持った「地獄楽」の登場人物です。
地獄楽のその他の登場人物
山田浅ェ門源嗣(げんじ)
≪地獄楽の登場人物・源嗣をネタバレ紹介≫
- 試一刀流八位の侍
- 女性に弱い
- 監視対象者の茂籠牧耶の死後は、くノ一の杠つく
- 陸郎太に殺害される
山田浅ェ門付知(ふち)
≪地獄楽の登場人物・付知をネタバレ紹介≫
- 試一刀流九位の侍
- 民谷巌鉄斎の監視役
- 人体構造の解明に努め、医学発展の使命を誇りに思っている
- 人体解剖が得意
山田浅ェ門典坐(てんざ)
≪地獄楽の登場人物・典坐をネタバレ紹介≫
- 試一刀流十位の侍
- 山の民ヌルガイの監視役
- 武士道を尊ぶ
- 正義感が強い
- 素直
山田浅ェ門期聖(きしょう)
≪地獄楽の登場人物・期聖をネタバレ紹介≫
- 試一刀流十一位の侍
- 慶雲の監視役
- 優先順位がはっきり決まっている
- 最優先は薬を持ち帰ること
- 規則に緩い
- 慶雲の死骸を乗せて帰る船で化け物に襲われ殺害される
地獄楽の見どころをネタバレ
漫画「地獄楽」の見どころをネタバレして紹介していきます。地獄楽の見どころはあらすじはもちろん、設定やキャラデザインも注目され人気となっているようです。地獄楽の見どころに迫ります。
見どころ①王道ダークファンタジー
漫画「地獄楽」の見どころは何といっても秀逸な王道ダークファンタジーのシナリオや設定があげられます。未知の島での戦闘や最強の抜け忍の主人公の絞首刑場面から始まり話のテンポの流れがスムーズで評判となっています。
見どころ②神秘的な世界観
地獄楽の魅力には元は人間だという様々な種類の植物が生息する神秘的な島「神仙郷」もあげられます。島に散在する石像は仏教や道教を彷彿させ、島の虫や怪物は人体に別の何かが取って付けられたようなもので仏の様にも見えますが、出来損ないの産物です。その出来損ないの不格好さが逆に神秘的で読書の心に響くものがあるようです。
見どころ③ヒューマンドラマ
漫画「地獄楽」の主人公・画眉丸は初登場から既に最強の強さを誇っています。今後の展開で強さについての成長はさほど描かれないのではなくかと見られていますが、1巻から殺人鬼の画眉丸の心の成長の描写が匠に描かれたヒューマンドラマとなっています。
抜け忍の画眉丸と打ち首執行人の佐切の立場が真逆の2人の関係性をうまく用いられストーリーが展開していきます。登場人物たちの心理描写に泣いたという読者の感想も見られます。
見どころ④引き込まれる画力
漫画「地獄楽」の原作者の賀来ゆうじの迫力ある画が見どころと話題となっています。詳細な設定と刺激と情報量が多く丁寧に描かれている画が魅力的で惹き込まれると感想を抱く人が多数いるようです。
見どころ⑤迫力のある戦闘シーン
漫画「地獄楽」の見どころは迫力のある戦闘シーンです。高い画力で描かれた丁寧な絵で、戦闘シーンが非常に迫力のあるものになっています。
見どころ⑥上手な魅せ方
漫画「地獄楽」の見どころには所々でポイントを抑えた登場人物の見せ場となるカッコいい場面が描かれており、その魅せ方や構図が上手いと読者の感想の声が上がっています。
見どころ⑦登場人物の魅力
漫画「地獄楽」の登場人物の設定には無駄がなく、持っている能力も個性溢れる魅力的なものが多く巧みだと評されています。主人公の画眉丸をはじめ登場するキャラクターがとにかく最高だと感想が上がり、地獄楽の見どころとなっています。
見どころ⑧キャラクターデザイン
地獄楽の登場人物のキャラクター設定も見どころですが、キャラデザインもダーク要素が詰まっていて魅力的だという感想が目立っています。登場人物たちの会話もセンスがあって面白いと感想にあがっています。
見どころ⑨画眉丸と左切の葛藤
地獄楽の冒頭で血も涙もない伽藍洞の「がらんの画眉丸」と称されていたが画眉丸ですが、妻の清らかな心に触れ自身も人としての優しさを持ち様々な感情を抱くようになります。その感情を守るために今まででは考えられないような行動に出る画眉丸の成長を垣間見て楽しむことが出来ます。
また、ヒロインの佐切も人を殺害することを生業にしながらもその恐怖と葛藤し、画眉丸と出会ったことで自身に足りないものは恐怖心に勝る心ではなく、斬首した者の命を背負う覚悟だと気付きます。正反対の2人ですが、迷い悩みながら助け支え合い、島から生還するために奮闘し成長する姿は見応えがあると感想でも評されています。
地獄楽はどんな人におすすめな漫画?
漫画「地獄楽」は迫力ある異能力バトル漫画で戦闘系の漫画が好きな方には特におすすめの作品のようです。激しい戦闘の中、命が助かったと思いきやまた新たな戦闘が始まり、命を削り合う主人公たちの戦闘シーンに興奮が収まることはありません。また謎の多いストーリー展開で続きが気になって仕方がないと一度読み始めたら地獄楽の世界観に嵌ること間違いなしと言われています。
地獄楽を読んだ人の感想や評価は?
漫画「地獄楽」を読んだ人の感想や評価を紹介していきます。地獄楽の読者の感想や評価にはどのような声があがっているのでしょうか?気になる地獄楽の感想・評価を見ていきましょう!
ゆっこに面白いよとオススメされて地獄楽っていう漫画を読んだ~!!!
— ずん (@gos_v_mor) June 15, 2019
ほんとにめっちゃ面白かった...!!!
いま3巻まで読んだんだけど主人公が抜忍で世界観に仏教絡んでるのもよかった...!!!!!
人間の皆も好きだけど天仙さま達が美しすぎてやばい...!はよ続きが読みたい!
漫画「地獄楽」の人気は読者の口コミで広がっていることが感想から窺えます。友人やバイト先の人におすすめされて読み始めて地獄楽の世界観に嵌ったという人が多いようです。
友達に進められて読んだ。
— 小説にはまった兎 (@usagigaokuru) June 9, 2019
おもしろい!
登場人物が生き生きとしてるし、喜怒哀楽が混ざり合ってて楽しい!
少しグロテスクな描写もあるけど、大丈夫って人にはみて欲しい。
(ちょくちょくマンガも紹介していくぜ〜) #漫画#地獄楽 pic.twitter.com/7kJ31GIEBK
漫画「地獄楽」の感想で目立っていたのが、主人公をはじめとした登場人物の心の葛藤や成長、感情表現が豊かなところが魅力だという声です。地獄楽の描写は少々グロテスクなところもあり苦手な人もの中にはいるようですが、それでも詳細な心理描写に惹かれるという感想の声が見られます。
私は地獄楽をお友達に「1話読んだ日にコミックス全巻買った」と言われて勧められ、いや~~~流石にそこまではねーだろwwと思いながら通勤電車で読み、その日の休憩中にコミックス全巻買いました 本当におもしろいです よろしくお願いします
— 夏椰 (@kaya4728) June 11, 2019
漫画「地獄楽」に嵌ったという読者の感想から、友人の薦める熱量に押されて「そこまでではないだろう」と思いながら軽い気持ちで読み始め、見事に嵌ったという声が相次いでいることが窺えます。謎が少しずつ明かされていくストーリー展開で続きが気になって嵌ったという感想もあがっています。
地獄楽のネタバレ漫画まとめ
「ジャンプ+」で大人気連載中の「地獄楽」のあらすじや登場人物、見どころについてネタバレしながらまとめ、地獄楽の読者の感想についても紹介してきました。地獄楽の魅力は巧妙なシナリオや設定、個性的なキャラデザインでダーク要素を含んだファンタジー物語であるということが挙げられます。主人公の画眉丸とヒロインの佐切の心理描写も緻密に描かれ、読者の心を掴んで離さないようです。
作中の極楽浄土と呼ばれた明らかに人工的に作られた島は誰が何のために創ったのでしょうか?ミステリー要素も含まれた物語からは今後も目が離せません。一度読んだら嵌って物語にのめり込んでしまうと評されている漫画「地獄楽」、まだ未読の方は是非ご覧になってみてはいかがでしょうか?