【地獄楽】天仙様は7人の仙人！1番強いのは誰？属性や強さ・役割を考察

魅力的なキャラクターが多く登場し、注目されている『地獄楽』は、コミック累計発行部数が2020年8月時点で250万部を超える大人気作品です。漫画アプリで配信されている『地獄楽』は漫画ランキング上位に入り、さらに総閲覧数が最多となっています。そして『地獄楽』は「少年ジャンプ+」を引っ張る看板作品となっています。

『地獄楽』は賀来ゆうじさん原作のバトルアクション漫画作品です。『地獄楽』は集英社から配信されている漫画アプリ「少年ジャンプ+」に連載されている作品です。2018年から「少年ジャンプ＋」で連載が開始された『地獄楽』は2021年1月に掲載された第127話をもって、ついに最終回を迎えました。また『地獄楽』はアニメ化されることも発表されています。

『地獄楽』は江戸時代末期の日本において、最強の忍である死なない忍者・画眉丸が他の死罪人たちと共に    、無罪放免を求めて「極 楽浄土」  と呼ばれる島で不老不死の仙薬を探す物語です。画眉丸は山田浅ェ門佐切から、誰からも二度と追われない無罪放免となる条件として、不老不死の仙薬を手に入れることを要求されます。画眉丸は愛する妻ともう一度会うために、化け物たちとの戦いを繰り広げながら、不老不死の仙薬を探していきます。

『地獄楽』に登場する天仙は、極楽浄土と呼ばれる島・神仙郷を支配する7人の仙人であり、島民からは神として崇められている存在です。そして竈神や門神、道士などの怪物から「天仙様」と呼ばれています。天仙様は元々、仙道を極めて神になった1人の仙人が7人に分裂していることから、同じ顔と同じ声をしています。天仙様は、神がかった再生能力やスピードをもち、不老不死の研究を行っていた徐福がその過程で作り出しました。

また、『地獄楽』に登場する天仙様は男女の性別の変化を自在に操ることができる雌雄同体であり、並外れた強さをもっています。中国三大宗教の1つである道教では全ての生物がタオと呼ばれる氣によって形作られていると考えられ、タオ(氣)を極めれば神仏のような力を手に入れられると言われています。『地獄楽』の7人の天仙様は5つの種類がある「木、火、土、金、水」のいずれかのタオ(氣)に属性しています。

タオには5つの種類があり、『地獄楽』の物語において、属性しているタオ(氣)によってそれぞれ相性があります。相生関係はお互いに手助けし、相克関係は制約したり抑制します。相生関係は木→火→土→金→水→(木)となり、相克関係は木→土→水→火→金→(木)となっています。『地獄楽』ではタオ(氣)によって生き続けられることができるため、修行でタオ(氣)を練ったり、人間からタオ(氣)をもらうこともあります。

ここまで『地獄楽』の作品情報と天仙様についてまとめていきました。ここからは、『地獄楽』の7人の天仙様について詳しく紹介していきます。『地獄楽』に登場する7人の天仙様には、名前とは別の呼び名があります。天仙様の名前や別名、属性、役割を一覧でまとめていきます。

『地獄楽』に登場する蓮という名前の天仙様は、別名・普賢上帝(ふげんじょうてい)と呼ばれています。蓮は、不老不死の薬として信じられている仙薬を作るため、人間や植物などを実験に使い、薬を作り出しています。蓮は他の天仙様を集めて会議を行うこともあります。

蓮は、不老不死になるための修行や実験を命令しており、天仙を家族と言いながらも自分に従う者とも言い放っています。『地獄楽』に登場する蓮は家族でいうと長兄のような存在です。蓮は最強の存在で、天仙のリーダー格であり、誰も蓮に楯突くことはありません。蓮の属性は「土」です。蓮の役割は、他の天仙様たちを束ねることです。蓮の属性は「土」です。

『地獄楽』に登場する菊花という名前の天仙様は、別名・ア閦大帝(あしゅくたいてい)と呼ばれています。同じく天仙である桃花とペアとなり、一緒にいることを指示されています。菊花の性格はまわりから気難しいと言われることもあります。菊花は桃花に対しては否定せずに守り続けるという強い心をもつ人物です。菊花は他の天仙様と違い、大切な人がいるなど人間的な感情を持つ部分があります。

菊花は男女の性別を自在に操りますが、菊花自身は身体に関して男性の方が良いという発言をしています。菊花は、タオ(氣)の循環によって不老不死を目指しています。菊花の属性は「火」です。

『地獄楽』に登場する桃花という名前の天仙様は、別名・ラトナ大聖(らとなたいせい)と呼ばれ、菊花とペアで行動しています。桃花は幼い頃から菊花に守られていました。桃花は7人の天仙様を家族で表すと妹のような存在です。桃花は女性の姿を好んでしています。桃花は明るくて、初めて会う敵に対しても親しみやすく話しかけるなど、天真爛漫な性格をしています。桃花の属性は「木」です。

『地獄楽』に登場する牡丹という名前の天仙様は、別名・不空就君(ふくうじゅくん)と呼ばれています。道教では「内丹法」という呼吸などから不老不死を目指す方法と「外丹法」という外的な要因によって不老不死を目指す方法があります。牡丹は外丹法を研究する役割を担っているようで、人間を穴に落として丹と呼ばれる仙薬に変え、体内に吸収できるようにしています。牡丹の属性は「土」です。

『地獄楽』に登場する朱槿という名前の天仙様は別名・如イ元君(にょいげんくん)と呼ばれています。朱槿はいつも女性の姿をしていますが、戦う時には男性の姿に変わります。朱槿は、敵に遭遇したときになぜか余裕を見せつけ、舐めてかかってしまうことがあります。朱槿は丹と呼ばれる仙薬を作るために、島に入ってきた人間を交代で捕まえる役割をしているうちの1人です。朱槿の属性は「水」です。

『地獄楽』に登場する蘭という名前の天仙様は別名・准胝帝君(じゅんでいていくん)と呼ばれています。顔が花で隠されていることから、素顔が分からないこともあり、謎の多い人物です。蘭の役割は、無機物の氣（タオ）を扱うことで、島の仏像や石造、建物などを建築しています。また、風水の考え方に基づいて改修などを行っています。蘭の属性は「水」です。

『地獄楽』に登場する桂花という名前の天才様は別名・文殊公々(もんじゅこうこう)と呼ばれています。桂花は、人見知りをする性格です。書物に顔を隠していて、他人にあまり顔を見せません。桂花は、天仙同士の話し合いを面倒だと思っている態度をとることがあります。桂花の属性は「金」です。

極楽浄土と呼ばれる島を支配している7人の天仙は、すさまじい再生能力や相手の意思を読み取る力などがあるため、戦闘能力が高く圧倒的な強さを誇っています。天仙は、基本的に自分たち以外を下に見ており、島に入った人間を家畜のように扱い、実験の材料として解剖するなど残酷なことを繰り返しています。蓮をはじめとする7人ともタオと呼ばれる氣の達人であり、お互いに交わることでタオの力を高める術を使うことができます。

蓮は、徐福の次に強いのではないかといわれている人物で、最強の敵でもあります。蓮の強さは計り知れないことから、倒すことができる人間はいないのではないかと考えられています。

菊花は、最初の登場シーンにおいて、天仙様がいかに強いかということを証明したキャラクターです。追いつめられ鬼尸解に変化したときには、桃花と合体したことで強力な生命体の巨大な化け物となりました。

桃花の強さは7人の天仙の中で真ん中くらいであると考えられています。桃花は、一部分の筋肉を増強することによって戦います。また、桃花は、タオをと呼ばれる氣を飛ばす戦い方をすることから、タオ(氣)が見えない相手との戦闘ではかなりの強さを発揮します。

牡丹は人間をいじめることが好きで、人間を奇妙な姿に変化させてしまうこともあります。追いつめられたときに変化する鬼尸解では植物の化け物へと変身し、相手を攻撃しました。牡丹は、天仙様の中で一番最初に倒されて消滅したキャラクターです。しかし牡丹は消滅しましたが、このときの戦いで絶大な力を見せつけました。

朱槿は、天仙様の中で立場が下のように描かれています。朱槿が初登場したときに、主人公の画眉丸を相手に戦います。まだタオ(氣)を取得していなかった画眉丸対して、朱槿は追いつめられてしまい鬼尸解をしたことで、他の天仙様から怒られました。しかし、鬼尸解してからの朱槿の戦闘能力は高く、画眉丸たちとの戦いでは巨大な化け物に変身し、突出した強さを見せつけました。

蘭は戦いの技術を習得している上に無機物の氣（タオ）を扱うのでかなり強いとされています。さらに蘭はタオ(氣)を薄めて隠れることもできます。『地獄楽』の作中では、一般的に鬼戸解をすることによって知性が失われてしまいますが、蘭は鬼戸解してからもただ強い攻撃を繰り返すだけでなく、ある程度の知性を残し技と戦略で戦いました。そして鬼戸解した蘭の強さは、画眉丸が人間をやめることを覚悟するほどでした。

桂花は男女の性別の変化を自在に操り雌雄同体を保つことができます。また、仙薬があるとされる煉丹宮を任されたことからも、他の天仙様と比べて桂花の戦闘力は高いと考えられています。桂花は、知識が豊富で物事を冷静に判断する力をもっています。敵の名前が書かれた札によって生死を知ることができ、瓶に入った水の量によって相手の能力を測ることができます。

徐福は古代中国の秦時代に始皇帝のもとで、不老不死を研究していた伝説の方士です。徐福は別名・宗師とも呼ばれています。徐福は不老不死の仙薬を探し求め、多くの人を引き連れて海を渡り、日本で行方が分からなくなったとされています。徐福は『地獄楽』の舞台となっている「極楽浄土」と呼ばれる島を作り上げた人物であるとも言われています。

徐福は、古代中国の秦の始皇帝に仕え、不老不死の研究を進めていました。徐福は伝説の人物として知られており、生物のタオ同士を掛け合わせたり、分解させたりして継ぎ直すことで不死を目指しました。そして、その研究過程において、人間と植物を融合させることによって、7人の天仙様や島に住む生物たちを作り出したました。天仙である蓮は徐福によって作り出された、最初の弟子です。

『地獄楽』が面白くて、天仙様の雰囲気が好きだという感想が寄せられています。天仙様は敵キャラクターですが、『地獄楽』の読者からは天仙様がみんな好きだというコメントが多く寄せられています。

『地獄楽』の8巻を読み、9巻が楽しみだというコメントが寄せられています。『地獄楽』は集英社から配信されている漫画アプリ「少年ジャンプ+」に連載されている作品ですが、閲覧数が最多となっているだけでなく、コミックの売り上げも伸ばしている大人気作品です。

『地獄楽』のアニメ化決定が発表され、天仙様の声優キャストが大変ではないかと心配する声があがっています。『地獄楽』の原作漫画では、天仙様は元々、仙道を極めて神になった1人の仙人が7人に分裂していることから、同じ顔と同じ声をしていることになっています。このことから、1人の声優キャストが7人の天仙様の声を担当することになるのか気になるというコメントが多く寄せられています。

いかがでしたか？『地獄楽』に登場する7人の仙人・天仙様についてみていきました。また天仙様の名前や別名、属性、役割、強さについても一覧でもみていきました。基本的に自分たち以外を見下し、人間を家畜のように扱い実験の材料にする残酷な天心様ですが、人気の高いキャラクターです。登場人物が属性するタオ(氣)によっての相性や強さにも注目して『地獄楽』を一度ご覧になってはいかがでしょうか？