2021年02月14日公開
2021年02月14日更新
終わりのセラフの天使とは?鬼・吸血鬼との関係は?天使のラッパ吹きも一覧で紹介
終わりのセラフに登場する種別の中でも分かりにくいとされるのが天使の存在です。鬼や吸血鬼との関係性やラッパ吹きの存在など存在が示唆されつつも全容が断片的に描かれているだけに分かりにくいという声もあがっています。今回は終わりのセラフの天使について、そもそも天使とはどういう存在なのか、鬼や吸血鬼との関係性、確認されている天使の種類やその強さについて一覧にしてまとめて紹介していきます。
目次
終わりのセラフとは?
終わりのセラフの概要
終わりのセラフは2012年からスクエアジャンプにて漫画版が、同時期に講談社のラノベ文庫から小説版がそれぞれに展開される作品です。漫画の原作、及び小説版を鏡貴也さんが手掛ける事で生み出された高密度のメディアミックスはそれぞれのメディアで別時間軸を描く事で深い世界観とキャラクター性が高い人気を集めた作品になっています。
2013年にはアニメ化、2015年にはアニメ化、ゲーム化、さらには2017年には小説版の漫画化も行われるなど他のメディアミックスも積極的に行われた事も相まって高い人気を獲得し、シリーズ累計1100万部を達成するなどした作品です。
終わりのセラフのあらすじ
ここでは天使が多く登場する漫画版のあらすじを紹介します。謎のウイルスにより大人が死滅し人間社会の崩壊から4年後、新たな支配者となった吸血鬼が築いた地下都市に家畜同然に飼われる人間の子供達がいました。その子供の1人、百夜優一郎は「家族」であるミカエラと共に年少の子供達を連れてこの地下都市から脱出する為の計画を行う事になります。
終わりのセラフの天使とは?鬼・吸血鬼との関係も考察
天使の呪いとは?
終わりのセラフの天使とはどんな存在かはまだ断片的にしか描かれていません。しかしその強さは強力で、人間の何倍も強い吸血鬼、その吸血鬼の中でも最上位の存在である「真祖(黒鬼)」ですらその強さは天使の足元にも及ばない存在であると言われています。そんな圧倒的な天使の力は「天使の呪い」と言われる程に強力無比なものになっています。
その呪いの力の1つが「死者を蘇生させる事」です。代償として世界を崩壊させる事になります。天使の本質は「人間への殺意」であり、基本的に人間しか襲わないとされています。ちなみにこの天使を蘇らせる実験こそが作品名にもなっている「終わりのセラフ」です。
天使と鬼・吸血鬼の関係
終わりのセラフ作中では始祖から脈々と受け継がれてきた「吸血鬼」、血の欠乏によって吸血鬼が成り果てた姿である「鬼」であると説明されています。しかし天使については詳細は説明されておらず、その関係性は不明です。ただし死者の蘇生には人間の命の他に鬼の命、吸血鬼の貴族(より始祖に近い存在)の命が必要であるという点からも何かしら関係性があると考えられています。
終わりのセラフの天使のラッパ吹きの種類や強さ一覧
ラッパ吹きは何種類いる?
終わりのセラフ作中では実験「終わりのセラフ」によって天使の力を宿したラッパ吹きという存在がいます。それぞれに宿している天使の種類が違い、全部で7種類のラッパ吹きがいる事が明らかになっています。ただ2021年2月時点ではまだ全種類のラッパ吹きは登場しておらず、作中で姿、能力、強さまで明らかになっているのは下記で紹介する3種類だけです。
ちなみにラッパ吹きを殺す事は出来ますが、ラッパ吹きを殺した場合は、別の者に憑依が移動するだけなので宿主であるラッパ吹きを殺す事では天使そのものを殺す事は出来ません。
第二ラッパ/塩の王は百夜優一郎
第二ラッパを宿しているのが漫画版終わりのセラフの主人公である百夜優一郎です。彼が宿す第二ラッパは別名「塩の王」と言われ、全てを塩に変える能力を有しています。塩を操る力でもあるので塩で剣を作る事もでき、その剣の一撃は第五ラッパであるアバドンを一撃で切り伏せる程の強さを持っています。
ちなみに百夜優一郎は作中では「人間でも吸血鬼でも天使でもない存在」「存在自体が禁忌」と言われており、同時に黒鬼シリーズの鬼呪装備を持っている為か、「塩の王」として覚醒した後もその天使の羽根は黒くなっていました。
第五ラッパ/悪魔アバドンは君月未来
第五ラッパのラッパ吹きが百夜優一郎と同じシノア隊の君月士方の妹、君月未来です。別名は悪魔アバドンとも言われる第五ラッパは吸血鬼の貴族すらも圧倒する程の強さを持っています。また自身の意志でラッパを吹く事もある優一郎と違い、君月未来は実質的には暮人のモルモット状態であり、大量の生贄を捧げる事で強制的に覚醒させられています。
第六ラッパ
第六ラッパについては上記の2つよりも判明点が少ないです。宿主である少年は本名不明ながらグレンが実家に拘束しています。その能力は世界崩壊直後からウイルスと共に現れるようになった「ヨハネの四騎士」を異世界から呼び出す能力です。
終わりのセラフの黒鬼一覧
黒鬼一覧①阿朱羅丸
天使について何かを知っていそうな存在として得がれているのが阿朱羅丸です。百夜優一郎の鬼呪装備、黒鬼シリーズの1人として登場しています。終わりのセラフ作中では鬼の中でも最上位の存在であるはずの黒鬼である阿朱羅丸をして、初めてラッパ吹きとしてラッパを吹いた優一郎に対し「取り憑いた人間のバケモノっぷりに怯えることになるとは」と発言しています。この事から天使と黒鬼には圧倒的な力の差がある事は明らかです。
ちなみに阿朱羅丸は過去に吸血鬼の始祖であるシガマドゥに吸血鬼にしてもらったという過去を持っており、吸血鬼の中でも最古参の存在でもあります。
黒鬼一覧②月光韻
優一郎の友達である早乙女与一の持つ鬼呪装備に宿る黒鬼が月光韻です。半径数十m先まで見渡す事ができる能力を持った弓の形状をした鬼呪装備です。老齢の男性の姿をしていますが残念ながら過去については描かれていません。
黒鬼一覧③鬼箱王
優一郎と同じシノア隊のメンバーである君月士方が持つ黒鬼シリーズの鬼呪装備が鬼箱王です。見た目は阿朱羅丸と同じく子供姿ながらも古風な喋り方が特徴的な黒鬼です。彼も過去については描かれていませんが、妹を最優先としその為なら仲間を切り捨てるという覚悟を見せた君月士方の事を気に入っており、鬼である事以上に何かしらの過去を持っているのではないかと考えられています。
黒鬼一覧④真昼ノ夜
小説版の主人公一瀬グレンが漫画版で持っているのが真昼ノ夜です。その正体は小説版のヒロインである真昼が後述するノ夜と一体化した事によって生まれた存在です。ちなみに真昼は人間からクルルとの取引により吸血鬼化した後に鬼となる事でこの一体化を果たしています。
黒鬼一覧⑤ノ夜
小説版で一瀬グレンが使用する事になるのがノ夜が宿った日本刀型の鬼呪装備です。上記のように真昼ノ夜のベースになった鬼でもあり、一体化した後も一応真昼の中に存在はしています。ただ体の主導権は完全に真昼のものになっており、その過去についても描かれていません。
黒鬼一覧⑥雷鳴鬼
柊暮人が持つ鬼呪装備で名前の通り雷を扱う事に長けた鬼です。特に自身に稲妻を帯電させる事で筋肉を無理矢理加速させる事を得意としています。また特殊例である真昼ノ夜を除いて黒鬼シリーズの鬼呪装備の中で唯一成人女性の見た目をしています。
黒鬼一覧⑦白虎丸
白虎丸は柊深夜の持つ鬼呪装備に宿る黒鬼シリーズの鬼です。銃剣の見た目をしており、具現化する時は名前の通り白虎の姿をしていますが、本体は白虎の皮をかぶった成人男性です。
終わりのセラフの天使に関する感想や評価
終わりのセラフ、吸血鬼とか人間とか鬼とか天使だとかややこしい\( ᐛ )/
— いもぴ@あ🍠 (@Tokage_1129) February 3, 2021
ここからは既に終わりのセラフを視聴した人の天使に関しての感想を紹介していきます。終わりのセラフは他のファンタジー系作品に比べて登場する種族は少ないとされる一方で、名称が似通っている部分が多く、また作中でも不透明な部分が多い事も相まって「ややこしい」と言われる事が多くなっています。特に天使は終わりのセラフとの関係性も分かりにくいとされており、1番不可思議な存在になっているとする声も多いです。
終わりのセラフ見てから天使が怖くなった
— ヒスイ (@shiroF_Hisui) November 3, 2020
また多くの作品が天使を肯定的に描いている中で終わりのセラフでは天使を他の種族を圧倒する程の強さ、そして仰々しい見た目や能力なども相まって怖いイメージが強くなったとする声も多くなっています。
終わりのセラフ最高やわ。世界観とか人間と天使と吸血鬼の葛藤が大好き
— しおい 鸚鵡貝 (@sioi_chip) August 18, 2020
ただ不可思議な部分が多い天使も含めて終わりのセラフの世界観は高い人気を誇っており、なかなか分かっていない事が徐々に明らかになっていくのが終わりのセラフの面白さの1つになっているという声も多くなっています。
終わりのセラフの天使まとめ
終わりのセラフの天使とは「天罰のコントロール」とも言われる存在で、作中に登場する人間、鬼、吸血鬼いずれも寄せ付けない程の圧倒的な強さを誇る存在です。全部で7種類いる事が明らかになっており、2021年2月現在、まだ3種類しか登場していない事からも今後も物語に大きく関わってくるのでまだ終わりのセラフを視聴していない人は天使に注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?