【封神演義】ナタク(哪吒)は蓮の化身の宝貝人間!かっこいいセリフや声優も紹介

『封神演義』は1996年から2000年までの間に『週刊少年ジャンプ(集英社)』にて連載されていた、漫画家・藤崎竜によるSFファンタジー漫画です。本作には魅力的なキャラクターが多く登場していますが、その中でも主人公のように成長していく姿が魅力的なキャラ・ナタク(哪吒)が注目されています。ナタクは太乙真人作られた蓮の化身の宝貝人間でした。当記事では、そんな『封神演義』のナタク(哪吒)に焦点を当て、かっこいい魅力や宝具、演じた声優などを紹介しています。

【封神演義】ナタク(哪吒)は蓮の化身の宝貝人間!かっこいいセリフや声優も紹介のイメージ

目次

  1. 封神演義のナタク(哪吒)は蓮の化身の宝貝人間
  2. 封神演義のナタクのかっこいいセリフや魅力
  3. 封神演義のナタクのアニメ声優
  4. 封神演義のナタクの宝貝
  5. 封神演義のナタクに関する感想や評価
  6. 封神演義のナタクまとめ

封神演義のナタク(哪吒)は蓮の化身の宝貝人間

『封神演義』のナタクは「霊珠・乾坤圏・風火輪・混天綾・金磚・火尖鎗・九竜神火罩Ⅱ・金蛟剪」といった8つの宝具を扱う宝具人間です。太乙真人に作られた宝具人間であるため、強い敵の存在を近くに感じると真っ先にその方向に向かう戦闘狂的な性格をしていました。ここでは、そんなナタクのかっこいい魅力に焦点を当てて紹介していきます。それではまず『封神演義』の概要やあらすじからご覧ください。

封神演義の作品情報

封神演義の概要

『封神演義(ほうしえんぎ)』は、1996年から週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載された漫画家・藤崎竜によるSFファンタジー漫画です。原作は安能務が手掛けています。中国の古典怪奇小説『封神演義』を原作としている作品ですが、原作にはないオマージュ的表現やメタフィクション要素が積極的に取り入れられており、またコメディ要素も多く盛り込められています。

封神演義のあらすじ

ここでは『封神演義』の簡単なあらすじを見ていきましょう。時は3000年前の王朝時代。王朝・殷は、文武共に優れた第30代皇帝紂王の善政によって平和が保たれていました。しかし紂王が邪心を持つ仙女・妲己を皇后に迎えたことで、国は乱れに乱れることになります。紂王が妲己の怪しい術に惑わされた影響で悪政を敷くことになったからです。そこで、仙人界崑崙山の教主元始天尊がそれを覆そうと動き出します…

ナタクのプロフィール

『封神演義』に登場する哪吒(ナタク)は、崑崙山の道士で宝貝人間です。戦闘狂的な性格をしており、強い敵の存在を近くに感じると真っ先にその方向に向かうところがあります。太乙真人から本体の改造や修理、強化を施されるなど、まるでロボットのような扱いを受けていました。そのため、生まれた時から混天綾、乾坤圏、風火輪という3つの宝具を身に纏っており、さらに九竜神火罩II、金磚、火尖槍も追加されています。

TVアニメ「覇穹 封神演義」公式サイト

封神演義のナタクのかっこいいセリフや魅力

かっこいい魅力①太乙真人との関係

『封神演義』の哪吒(ナタク)のかっこいい魅力の1つに「太乙真人との関係」というのがあります。前述した内容から分かる通り、ナタクの生みの親が太乙真人です。しかし、ナタクと太乙真人の関係はあまり良くありません。当初のナタクは太乙真人の戦闘に役立つ改造や修理だけを目的に彼の元を訪れていました。さらに、ナタクが太乙真人に対して容赦なく宝具を向けて殺害しようとする時もあり、無邪気な戦闘狂として描かれています。

しかしナタクと太乙真人の関係は、風船に扮した太乙真人をナタクが爆破させた出来事から変化が見られ始めました。一瞬だけナタクの表情が曇ったのです。そして師弟関係が長く続いていくにつれて、他人に頼ろうとしなかったナタクが太乙真人に強くなるための方法を尋ねるようになります。その後、太乙真人とタッグを組んで太公望の手助けをするようになりました。

かっこいい魅力②口下手だからこそ感情のこもるセリフ

『封神演義』の哪吒(ナタク)のかっこいい魅力の1つに「口下手」というのがあります。作中では、ナタクが両親と兄弟を亡くした境遇を持つ少年・黄天祥と出会っていました。ナタクはその少年に対して、口数が少ないなりに優しく接し、兄弟のような関係になっていきます。

そんなある日、天祥が「どーせ哪吒にーちゃんも僕を置いて死んじゃうくせに!」といったセリフを吐くのですが、それに対してナタクが「オレは死なん!」と返していました。このエピソードが強く印象に残った方は多いのではないでしょうか?その時の一言に強く抱いた感情が篭っているのが分かります。

天祥はナタクの一言を聞いて、ナタクが構造からして死なない宝具人間であることや、これまでに培ってきた強さがあるということを察し、慰めで言ったことではなかったと理解していました。口下手で不器用でありながらも行動で多くのことを伝える様子と、成長している姿は必見です。

かっこいい魅力③心の成長

『封神演義』の哪吒(ナタク)のかっこいい魅力の1つに「心の成長」があります。口下手で口数の少なさが逆にかっこいい魅力として映るナタクですが、彼が精神的に成長していく姿も魅力的でした。全巻を通して父親を殺害しようとしていたナタクが、徐々に師である太乙真人に心を開いていくようになります。

黄天祥との関係で見せた心の成長も魅力の1つですが、特に呂岳&馬元コンビとの戦いで見せた感情は感涙ものと言えるでしょう。馬元もナタクと同じ宝具人間でした。ナタクはそんな馬元を哀れんだのか、彼を利用した呂岳に対して怒りを露わにしており、戦いがベースのナタクが見せた、意外と情に厚い一面を見ることができます。

かっこいい魅力④キャラソン

『封神演義』の哪吒(ナタク)のかっこいい魅力の1つに「キャラソン」があります。ナタクファンならキャラソンも必聴です。宮田幸季が歌う『いつかどこかで』と『A PROOF OF BIRTH~誕生の証』は、ナタクのキャラクターイメージソングとなっています。

『いつかどこかで』は共に戦う友人への本心を感じさせる曲で、『A PROOF OF BIRTH~誕生の証』は「戦いの先に何があるのか」というのをアップテンポに唄っており、どちらも戦いをメインにした歌となっていました。ただ、曲調が違うためどちらの曲も一度聴いてそれぞれの魅力を堪能できます。

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封神演義のナタクのアニメ声優

ナタクの声優①宮田幸季

アニメ版『仙界伝 封神演義』に登場する哪吒(ナタク)を演じた声優は、声優事務所「81プロデュース」で声優として活動中の宮田幸季です。声優としてのデビュー作は、1993年に収録したラジオCMのナレーション。そしてデビューから2年後にOVA『Ninja者』のポチ役で初の大役を演じました。宮田幸季の主な出演作には『南海奇皇』のジョエル役、『RUN=DIM』の森口和人役、『今日からマ王!』の村田健役などがあります。

ナタクの声優②古川慎

アニメ版『覇穹 封神演義』に登場する哪吒(ナタク)を演じた声優は、レコード会社「トイズファクトリー」で声優として活動中の古川慎です。声優としては、主にアニメやゲーム、吹き替えを中心に活動しています。

2011年にWEBアニメ『武装中学生』で声優デビューを果たしていました。古川慎の主な出演作には『ガイストクラッシャー』のシレン・クォーツハート役、『精霊使いの剣舞』のカゼハヤ・カミト役、『ワンパンマン』のサイタマ役などがあります。

封神演義のナタクの宝貝

宝貝①霊珠

『封神演義』のナタクが使う霊珠(れいじゅ)は、哪吒の核となっている宝具です。陰陽太極図に似ており、たとえ肉体が破壊されても意識だけを中に保存することで生き続けることができます。当初はナタクの胸に埋まっていたのですが、呂岳&馬元コンビとの戦いで位置がバレたため、頭に移し替えられることになりました。

ちなみに、漫画後日談をゲーム化した「仙界伝弐」に登場するナタクにも見られています。ゲーム版では、ナタクのような霊珠により宝貝人間として生まれた存在であっても、長く生きることで本物の魂魄が育っていくという内容になっていました。

宝貝②乾坤圏

『封神演義』のナタクが使う乾坤圏(けんこんけん)は、ガントレット型腕輪の宝具です。この宝具は射出することができるため、これを相手に射出してダメージを与えます。ナタクが最も愛用する宝具で、銅製でできているため、山をも崩すほどの威力を持ちながらも壊れることがありません。

宝貝③風火輪

『封神演義』のナタクが使う風火輪(ふうかりん)は、石造りのタイヤめいた形状の宝具です。ナタクの両足の靴の下に存在していました。輪の外周からバーニアのような噴射炎を吹かすことで宙に浮くことができます。さらに、高速で飛翔することも可能。本作の主人公・太公望曰く、世に二つとない貴重品とのことでした。

宝貝④混天綾

『封神演義』のナタクが使う混天綾(こんてんりょう)は、ナタクが腰に巻いている赤い布の宝具です。水や消化液など成分を問わず、液体をある程度操作することができます。ナタクに明確な意図がなくても、布が液体に触れた場合に効力が発揮されます。また、ナタクが意識して混天綾を使って液体を操作しようとすれば、液体の中のものに任意で打撃を与えることができるようです。

宝貝⑤金磚

『封神演義』のナタクが使う金磚(きんせん)は、ナタクの肩に装着して使用するビーム砲の宝具です。拡散ビームが撃てるため広範囲攻撃に特化しています。

大乙真人から渡された当初は、酸素ボンベ状のビーム砲を一門だけ装着していたのですが、後に改修された結果、両肩にボール状のビーム散弾発射ポッドが一門ずつ装着されました。その後さらに改修がおこなわれたことで、球体形の砲塔も大型化しています。そして発射される光の弾丸は光のタイル雨と呼ぶような大粒の弾丸となっていました。

宝貝⑥火尖鎗

『封神演義』のナタクが使う火尖鎗(かせんそう)は、槍状の宝具です。攻撃範囲は狭いですが、その分非常に高い攻撃力を持っています。元々は特大のチャッカマンのような形状で扱いづらい宝具でしたが、後に太乙が改修したことで普通に近接戦闘にも使える二又の槍になりました。

それによって穂先の伸縮を自在におこなうことができ、さらに穂先から高熱を流し込むことができるようになったため、貫いた相手をそのまま焼き尽くすことができるようになりました。

宝貝⑦九竜神火罩Ⅱ

『封神演義』のナタクが使う九竜神火罩Ⅱ(きゅうりゅうしんかとう・ツー)は、捕獲用の宝具です。通常の状態は手のひらサイズの円筒状のお椀ですが、射出すると巨大化します。そして相手を上下左右から挟み込んで、合わさった状態で閉じ込めることができます。

硬度は仙人界で最も硬い(スーパー宝具や怠惰スーツを除く)とされています。その強度を活かすことで下界が危険な状態になった際のシェルターとしても活用できるようです。また、九竜神火罩Ⅱにはオプション機能も付いています。相手を閉じ込める際に合わさって閉じていくと同時にカプセル内部に電磁派を発生させることで、相手をそのまま焼き殺す封殺機能が付いていました。

宝貝⑧金蛟剪

『封神演義』のナタクが使う金蛟剪(きんこうせん)は、ハサミの形状をしたスーパー宝具です。この宝具を発動すると全てを砕く仙気の龍を召喚することができます。相手を倒したのを確認するまで追い続ける龍で、その破壊力は雷公鞭に次ぐ仙人界第2位とされるほどの強さがあります。

ただ、使用者によって呼び出せる龍が少なくなるため、どれほどの強さを発揮するのかは使用者次第と言えるでしょう。真の使い手になれば虹色に輝いた七匹の龍を呼び出すことができ、さらにそれらの龍を束ねることで黄金に輝く1匹の巨大龍を呼び出すことができます。

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封神演義のナタクに関する感想や評価

こちらでは『封神演義』に登場するナタクが成長していく姿に魅力を感じると言われています。また、「個人的にはアニメはあり」と言われているのですが、これは成長していく過程で感動的なシーンが感情に訴えかけるような演出になっているからなのでしょうか?興味を持たれた方はぜひアニメ版『封神演義』でナタクに注目してみると良いでしょう。

こちらは『封神演義』のナタクに関する感想です。『封神演義』に登場する魅力的なキャラクターの1人としてナタクの名前が挙がっています。この機会にナタクと並んで挙がっているキャラもチェックしてみるのも良いでしょう。

こちらでは『封神演義』の好きなキャラクターとしてナタクの名前が挙がっています。他にも『封神演義』の作品自体が高く評価されているようなので、ナタクの魅力だけでなく作品自体の魅力にも注目してみると良いかもしれません。

封神演義のナタクまとめ

『封神演義』に登場する蓮の化身の宝貝人間である哪吒(ナタク)のかっこいい魅力や声優、使用宝具を紹介してきましたがいかがでしたか?『封神演義』に登場した当初は、戦闘狂として描かれていたのですが、次第に太公望や太乙真人と行動を共にしていくことで心が成長していき情に厚い一面が見られるようになっていきました。

また、成長と共に仲間と連携していくようになったり、守りたい者を守るために戦っていくようになるなど、その成長過程と成長した姿が大きな魅力となっています。当記事でナタクに興味を持たれた方は、ぜひ『封神演義』をご覧になる際はナタクの魅力に焦点を当ててチェックしてみてください。

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