2021年02月03日公開
2021年02月03日更新
【ダイの大冒険】ダイの額の紋章とは?父親・バランからの継承シーンも考察
人気漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の主人公ダイは竜の騎士バランと人間とのハーフで、生まれつき竜の紋章を持っています。今回はそんな「ダイの大冒険」の主人公ダイの額や拳に宿る竜の紋章について考察し、初めて発現したシーンや記憶、竜の騎士の運命を知るシーンやバランからの継承シーン、大魔王バーンとの対決で竜魔人となったシーンなどをみていきます。さらに、テレビアニメ1991年版と2020年版でダイの声優を務めた藤田淑子さんと種﨑敦美さんについてもみていきます。
ダイの大冒険のダイとは?
ドラゴンクエスト ダイの大冒険の作品情報
今回は「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の主人公ダイの額や拳の竜の紋章について考察し、アニメ声優の藤田淑子さんと種﨑敦美さんについてもみていきます。まずここでは「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の作品情報をみていきます。
ダイの大冒険の概要
「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」は1989年〜1996年に週刊少年ジャンプで連載され、1991年と2020年にはテレビアニメ化もされた少年漫画です。単行本の累計発行部数は4700万部(2019年12月時点)を突破する人気作で、2020年の再アニメ化で話題となりました。
ダイの大冒険のあらすじ
魔王ハドラーが勇者アバン一行に倒されたのが十数年前、再度魔王が復活し、少年ダイがモンスターたちと平和に暮らす島でもモンスターたちが突如凶暴化するという異変が発生。アバンに危機を救われたダイは彼の弟子となり、その才能を開花させていきます。しかし、その後アバンが死亡。その意志を継ぎ、大魔王バーンを倒すため、見習い勇者ダイはアバンの弟子で未熟な魔法使いのポップと共に冒険の旅に出ます。
ダイのプロフィール
「ダイの大冒険」の主人公のダイは、赤ん坊の頃にモンスターたちが平和に暮らすデルムリン島に流れ着き、鬼面道士のモンスター・ブラスに大切に育てられた12歳の少年です。大魔王バーンの復活の影響でデルムリン島のモンスターたちが暴走した際、彼を救ってくれたアバンの弟子となり、アバンの使徒の1人となって魔王軍との戦いに身を投じていきます。
また、ダイは一見すると人間ですが、その正体は竜の騎士バランと人間のアルキード王国の王女ソアラを両親に持つハーフです。
ダイの大冒険のダイの額や拳の紋章を考察
考察①レオナを守るために発現
「ダイの大冒険」のダイの額や拳の紋章を考察、1つ目はレオナを守るために発現したシーンです。原作第3話で、ダイは初めて竜の紋章を発現させました。それはデルムリン島にレオナが上陸したエピソードで、同行していた賢者バロンの陰謀によってレオナは、魔のサソリの毒に犯されてしまいます。命の危険があるにも関わらず、レオナはほとんど呪文契約を完了させたダイを気遣い、才能があるといって励まします。
そんなレオナを見て、ダイの中でバロンたちの卑劣さに対する怒りが頂点にまで達します。そして、怒り心頭のダイの中で何かが弾け、周囲を巻き込むほどの大爆発と「ヒィィィン」という効果音と共に、ダイは額に竜を彷彿とさせる謎の紋章を発現させました。さらに、魔法が苦手なはずのダイですが、このとき呪文を唱え、チート級の強さを発揮。そのダイの額の紋章こそ竜の紋章であり、それは彼の出生と深い関わりがあるのでした。
考察②発現した時の記憶がない?
「ダイの大冒険」のダイの額や拳の紋章の考察、2つ目は竜の紋章を発現した時の記憶がないことです。ダイは魔王軍との戦いの中で、実の父親のバランと出会い、自分が人間でないことを知り、大きなショックを受けます。バランはダイが受け継いだ竜の紋章と共鳴させることで、ダイの記憶を操作し、記憶を消そうとします。
その記憶を消される危機はポップの自爆呪文(メガンテ)を使用し回避。ダイ自身も額に浮かび上がった竜の紋章を自身の右手の甲に移すという奇跡を起こし、バランの記憶操作から逃れます。そして、ダイは自身の竜の紋章を次第に制御できるようになっていくのでした。
考察③竜の騎士の運命
「ダイの大冒険」のダイの額や拳の紋章の考察、3つ目は竜の騎士の運命です。竜の騎士は世界を自分のものにしようと野心を持った者を討ち滅ぼし、天罰を与える使命を帯びています。ただし、本来の竜の騎士は一代限りで、世界にたった1人しかいません。それは竜の騎士が天地さえも覆すことができるほどの強大なパワーを秘めているからです。実際、バランは竜の紋章を使ってアルキード王国を滅ぼしています。
さらに、竜の騎士の寿命が尽きた時、竜の紋章は聖母竜マザードラゴンのもとに戻り、マザードラゴンがどこかの地で産んだ竜の子に受け継がれます。そして、その子が成人したときに自身の運命に目覚めるというサイクルとなっているため、竜の騎士は基本的に生涯独身です。しかし、バランは息子のダイが誕生したことで、強大になりすぎた大魔王バーンに対抗する最後の希望と考え、新たな竜の騎士を託したのでした。
考察④父親・バランの最後と継承シーン
「ダイの大冒険」のダイの額や拳の紋章の考察、4つ目は父親バランの最後と継承シーンです。バランはハドラーに仕掛けられた黒コアを引き抜き、身を挺してその爆発からダイを守り、命を落としました。バランが息を引き取る前、ダイは大泣きしながら父の手を握ります。
親子2人の身体を光が包み、ダイはバランの心が自分の中に入ってくるのを感じます。それはバランが父親として、息子のダイに対して持っていた、言葉にできない愛情の記憶でした。父の想いを知ったダイは父はいつもここにいると自身の胸に手をあて、改めて大魔王バーンを倒す決意を固めます。
また、本来なら竜の紋章はマザードラゴンに返上し、次の竜の子に託さなければなりません。しかし、ダイだけは例外でした。竜の騎士と人間のハーフであるダイは、本来ならマザードラゴンを介して継承される竜の紋章を生まれつき備えていました。さらに、バランが死亡したとき、握っていた手からダイに直接、バランの竜の紋章が継承されました。
そのため、生まれつき持っていた竜の紋章と、バランから継承した竜の紋章によって、ダイの両手には「双竜紋」とも呼べる2つの竜の紋章が浮かび上がることなります。そして、ダイは強大な竜の紋章を2つ持っていても、暴走させることなくきちんとコントロールしており、その超戦闘能力は神々でさえも想定を超えたものとなりました。
考察⑤双竜紋を解放したダイに圧倒されるバーン
「ダイの大冒険」のダイの額や拳の紋章の考察、5つ目は双竜紋を解放したダイに圧倒される大魔王バーンです。ダイはバランから継承された左手にある竜の紋章を自然とセーブしていました。それは双竜紋を発動したとき、自身がどんな異形の姿となるか分からなかったからです。
しかし、強大な力を持つ大魔王バーンとの戦いで、ダイは双竜紋を解放することを決意。ポップは覚悟を決めたダイを後ろからそっと抱きしめながら、どんな姿になってもダイはダイだと、温かい言葉を贈るのでした。そして、ダイが双竜紋を解放すると、双竜紋は1つとなってダイの額に戻り、光を放ちます。
そして、竜魔人と化したダイは大魔王バーンの三大奥義の1つ「カラミティエンド」を片手で流し、バーンの角を手刀で切り落とすなど、終始戦いを優位に進めていきました。そのダイの強さは、敗北への危機感から大魔王バーンに禁忌とされる鬼眼の力の解放を考えさせるほどでした。その後、真・大魔王バーンは「力こそが正義」と唱えます。
しかし、そんな大魔王バーンを圧倒する強さを見せる竜魔人ダイは「こんなものが正義であってたまるか」と涙ながらに力いっぱい大魔王バーンを殴りつけるのでした。この涙から、竜魔人ダイとなっても怒りの感情に支配されることなく、ダイ本来の優しい心が残っていたことが分かると言われています。
ダイの大冒険のダイの声優
ダイの声優①藤田淑子
1991年版テレビアニメ「ダイの大冒険」でダイの声優を務めた藤田淑子さんは1950年4月5日生まれ、中国の遼寧省大連市出身で「トコちゃん」「おかるさん」の愛称で親しまれていました。そして、1950年代から女優や声優、歌手として活躍し、2018年12月28日に亡くなりました。
主な出演作品は「金色のガッシュベル!!」ゾフィス役、「一休さん」一休さん役、「パタリロ!」マライヒ役、「キャッツ・アイ」の来生泪役、「キテレツ大百科」キテレツ(木手英一)役、「デジモンアドベンチャー」の八神太一役、「地獄先生ぬ~べ~」の立野広役、「ガラスの仮面(2005年版)」月影千草役、「ONE PIECE」ビッグ・マム役、「北斗の拳」マミヤ役、「名探偵コナン 世紀末の魔術師」浦思青蘭役などです。
ダイの声優②種﨑敦美
2020年版テレビアニメ「ダイの大冒険」でダイの声優を務める種﨑敦美さんは生年不明の9月27日生まれ、大分県出身で「あっちゃん」「さきちゃん」「たねちゃん」の愛称で親しまれています。所属事務所は東京俳優生活協同組合で、2010年代から声優として活躍しています。
主な出演作品は「すべてがFになる」西之園萌絵役、「魔法使いの嫁」羽鳥チセ役、「ブレンド・S」天野美雨役、「ハイスクール・フリート」西崎芽依役、「鬼灯の冷徹」芥子役、「宝石の国」ネプチュナイト役、「残響のテロル」三島リサ役、「となりの怪物くん」夏目あさ子役、「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」双葉理央役、「フルーツバスケット」魚谷ありさ役、「響け!ユーフォニアム」鎧塚みぞれ役などです。
ダイの大冒険に関する感想や評価
仕事から帰ってダイの大冒険観てみた。
— ハル (@pikekura_) October 3, 2020
ダイの出生秘話のバランの過去とかいきなり出てきて胸熱だった✨
息子の食いつきも良かった。
来週のドラゴンの紋章が出てくるのが息子的に熱いみたい☺️
親子2世代で楽しめるアニメはいいね👍
こちらは「ダイの大冒険」の主人公ダイに関するツイートです。ダイの出生秘話やバランの過去、竜の紋章の回が高く評価されており、アニメ「ダイの大冒険」という作品自体が絶賛されています。
ダイの大冒険はダイが父の持っていた竜の紋章を受け継いで、双竜紋になったのが熱かったですね。
— Bruiser 鉄心 (@3rdtoy) December 21, 2019
孫悟空のスーパーサイヤ人化、浦飯幽助の魔族化と合わせて90年代ジャンプの3大パワーアップ描写の一つだと思います。
こちらは「ダイの大冒険」の主人公ダイの双竜紋に関するツイートです。ダイが父バランの竜の紋章を受け継ぎ、双竜紋になったシーンが絶賛されています。
今度出るジャンプのゲームで出るキャラ見たけど、#ダイの大冒険 のダイめっちゃカッコいい✨
— MEΛ-chaω🐯 (@MEA_chan2) January 28, 2019
竜魔人として覚醒するときのシーンはとにかくかっこいいし物語通してセリフは深いし!最近の漫画じゃないから知らない人も多いと思うからこれを機に何かしらで1回は読んでほしいな!名作だよ本当に! pic.twitter.com/jmSQnst8sI
こちらは「ダイの大冒険」の主人公ダイの竜魔人化に関するツイートです。ダイの竜魔人としての覚醒シーンがとてもかっこいいという感想で、「ダイの大冒険」という作品自体が名作だと高く評価されています。
ダイの大冒険の紋章まとめ
いかがでしたか?「ダイの大冒険」の主人公ダイの額や拳の竜の紋章について考察し、アニメ声優についてみてきました。そして、ダイは生まれつき持っていた竜の紋章と、父バランから継承した竜の紋章の2つで両手に双竜紋を宿すようになり、大魔王バーンとの戦いではその双竜紋を解放。
2つの竜の紋章が1つとなって額に移動したこと、それにより大魔王バーンを圧倒するほどの力を持つ竜魔人となったことが分かりました。皆さんもぜひ物語序盤から登場し、徐々に明らかになっていくダイの竜の紋章に注目してみてください!