2021年01月26日公開
2021年01月26日更新
【黒子のバスケ】黄黒カップリングの公式エピソード集!アニメのエンドカードも紹介
バスケに青春を懸ける高校生たちを描いた人気漫画作品『黒子のバスケ』は、魅力的な男性キャラクターが多く登場するため、BL好きからも支持されています。登場キャラ同士のカップリングがいくつも創作されましたが、中でも人気で登場が早かったのが、黄瀬涼太と黒子テツヤのカップリング「黄黒」でした。ここでは「黄黒」というカップリングの公式エピソードを紹介。「黄黒」人気に火をつけたアニメのエンドカードについても紹介していきます。
黄黒とは?エンドカードも紹介
「黄黒」とは『黒子のバスケ』に登場するキャラクター、黄瀬涼太と黒子テツヤのBLカップリングのことです。ここではこの「黄黒」について紹介していきます。「黄黒」について見ていく前に、まずは『黒子のバスケ』の基本情報について押さえておきましょう。
黒子のバスケの作品情報
黒子のバスケの概要
『黒子のバスケ』は、2009年から2014年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていたバスケ漫画。作者は藤巻忠俊です。話数は全276話。巻数は全30巻。2012年4月から同年の9月までアニメ第1期が放送され、その後2013年10月から2014年3月の間にアニメ第2期が放送。2015年1月から同年の6月の間にアニメ第3期が放送されました。
2017年3月には、映画『劇場版 黒子のバスケ LAST GAME』が公開されています。アニメ版『黒子のバスケ』は多くのファンを獲得し、原作漫画の人気の躍進に貢献しました。アニメや映画の他にも、舞台化やノベライズ化、ゲーム化など、様々なメディアミックスが展開されています。
黒子のバスケのあらすじ
帝光中学校のバスケットボール部は超強豪。100人を超える部員数を誇り、全中3連覇という輝かしい記録を持っています。帝光中学校には10年に1人の天才が5人同時に在籍していた時代がありました。その最強の5人がいた世代は「キセキの世代」と呼ばれ、彼らが中学を卒業したあともその名はバスケ界で有名です。「キセキの世代」には、奇妙な噂がありました。
誰も名前すら知らない、試合記録も残っていない、にも関わらず天才5人が認めていた選手「幻の6人目」が帝光中学校バスケ部にいたという噂です。その「幻の6人目」こそ、主人公の黒子テツヤ。誠凛高校に進学した黒子は「キセキの世代」に劣らぬ才能を持つバスケ選手・火神大我と出会い、彼や仲間たちと共に高校バスケ日本一を目指します。
黄黒とは黄瀬涼太×黒子テツヤのカップリング
黄瀬涼太のプロフィール
黄瀬涼太は「キセキの世代」の1人。6月18日生まれで、身長は中学入学時が171センチ、高校時点で189センチ。体重は77キロです。家族構成は父と母と姉が2人。趣味はカラオケで、好物はオニオングラタンスープです。私立海常高校の1年生で、バスケ部所属。ポジションはオールラウンダーで、背番号は7番です。黄瀬涼太は、モデルの仕事をしているイケメンキャラ。
バスケを始めたのは中学2年からで、「キセキの世代」のメンバーの中では最もバスケ経験が浅いです。しかし、体格が恵まれていたこと、才能があったことで瞬く間に帝光バスケ部の1軍入りを果たしています。語尾に「~ッス」とつける砕けた敬語で話すのが特徴。自分が認めた人間を「黒子っち」など末尾に「~っち」とつけて呼びます。
バスケでの武器は高い身体能力と卓越したバスケセンスを活かしたコピー能力。相手の技・テクニックを見ただけで盗み、模倣することができます。それがさらに磨かれた能力が「完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)」で、この能力は「キセキの世代」の技を全て模倣し使えるというものです。
黒子テツヤのプロフィール
黒子テツヤは『黒子のバスケ』の主人公です。1月31日生まれで、身長は中学入学時が155センチ。高校時点で168センチ。体重は57キロです。家族構成は父と母と祖母。趣味は読書で、好物はバニラシェイク。誠凛高校の1年生で、バスケ部所属。背番号は11番です。黒子テツヤは、バスケの超強豪校・帝光中学校バスケ部出身で、キセキの世代のメンバーから一目置かれていた「幻の6人目(シックスマン)」。
影が薄く存在感のない少年で、あまり感情を表に出さず、自己主張も控えめ。誰に対しても敬語で話します。大人しいですが、バスケに対する情熱は強く、また正義感も強いため、バスケを貶めたり仲間を侮辱したりということに対しては激しい怒りを露にします。
バスケ選手としての身体能力は低いですが、影の薄さと卓越した観察眼を駆使して相手のマークを外す「視線誘導(ミスディレクション)」を得意としており、パスで仲間と仲間を繋ぐチームプレイの要として活躍します。
黄黒が有名になった理由はエンドカード?
『黒子のバスケ』のBL二次創作は盛んで、様々なカップリングが生み出されています。その中でも黄黒は人気のカップリングなのですが、二次創作界の黄黒人気を加速させたのは、アニメ『黒子のバスケ』のエンドカードでした。「エンドカード」とは、テレビアニメなどで放送の最後に流れるイラストのことです。
アニメ『黒子のバスケ』でも、毎回放送終わりにこのエンドカードが流されていたのですが、アニメ第4話のエンドカードの絵柄が、見ていた一部のファンを驚かせました。第4話のエンドカードは黄瀬涼太と黒子テツヤが描かれており、黄瀬が黒子を片手で抱きかかかえている、というものだったのです。これは一部のファンの間で「黒バス4話エンドカード事件」などと呼ばれるようになりました。
公式が流したまさかのエンドカードを見て、黄黒というカップリングに目覚めたファンが少なからずいたのです。黄黒ファンを生み出したエンドカードは第4話だけではありません。第48話のエンドカードは、黒子テツヤと「キセキの世代」の1人・紫原敦がメインとなっているのですが、黒子のほうに伸ばされている手が明らかに黄瀬涼太であるということで話題となりました。
また、第62話のエンドカードでは、黄瀬が黒子に抱きつこうとするのを他の人間が止めている、というイラストになっており、界隈に衝撃を与えています。公式から燃料を投下される形で、黄黒は盛り上がりました。
黄黒のアニメ・漫画の公式エピソード一覧
エピソード①第2Q「本気です」
黄黒のアニメ・漫画の公式エピソード一覧その1は、第2Q「本気です」。黒子テツヤが所属する誠凛高校バスケ部と、黄瀬涼太が所属する海常高校バスケ部が練習試合をすることになりました。それが決定してすぐ、黄瀬は誠凛の体育館に現れます。練習試合まで待てなくて誠凛にやってきたそうですが、待てなかったのは黒子に会うことでした。
黄瀬は早速誠凛バスケ部のメンバーに向かって「黒子っちください」と言い放ち、一緒にバスケがしたいがために黒子を自身の通う海常高校に誘います。黒子はあっさりとそれを断るのですが、初登場で突然黒子を口説き出す黄瀬の姿に、一部のファンは衝撃を受けました。
エピソード②第4Qアニメ版「逆襲よろしく!」
黄黒のアニメ・漫画の公式エピソード一覧その2は、第4Q「逆襲よろしく!」。このエピソードでは、誠凛高校と海常高校の練習試合が描かれています。ここでは、1つ前のエピソード第3Q「勝てねェぐらいがちょうどいい」と、次のエピソード第5Q「おまえのバスケ」の内容にも触れながら、第4Qの紹介をしていきます。練習試合で海常高校を訪れた黒子たち誠凛メンバー。
やってきた黒子に対し、案内で出てきた黄瀬は、黒子に振られてしまったことに落ち込んでいる、という旨の言葉を言います。黒子が自分のところに来てくれないことを本当に残念に思っているというアピールに余念がないのです。いざ試合が始まると、黄瀬の黒子愛が爆発します。黒子が褒められるとまるで自分が褒められたかのように大喜びし、黒子について語ろうとするのです。
残念ながら、黒子語りは海常バスケ部の主将によって止められます。他にも、自分のせいで怪我をしてしまった黒子を悲しげに見つめるなど、黄瀬が黒子に執着していることがわかるシーンが満載でした。
その後も、ステーキ屋から出てきた黒子を連れ出して2人きりで会話をし、黒子が何故キセキの世代の前から姿を消したのか、その理由を訊ねるシーンがあります。初登場から第5Qまでずっと、とにかく黄瀬が黒子のことを気にかけているという様子が徹底して描かれているのです。
エピソード③第48Qアニメ版「負けたくない!」
黄黒のアニメ・漫画の公式エピソード一覧その3は、第48Q「負けたくない!」。このエピソードにある1番の黄黒要素は、先述した本編後のエンドカードです。エピソードの内容的には、黒子たち誠凛バスケ部と、キセキの世代の1人・紫原敦が所属する陽泉高校バスケ部の試合となっています。
紫原がオフェンスに入り、追い詰められる誠凛がどうなるかが見所の1つ。このあとには、黄瀬が所属する海常高校と、黄瀬の因縁の相手・灰崎祥吾が所属する福田総合学園高校との戦いが控えています。
エピソード④第62Qアニメ版「最高の選手です」
黄黒のアニメ・漫画の公式エピソード一覧その3は、第62Q「最高の選手です」。このエピソードでは、準決勝第2試合、誠凛高校と海常高校の試合の様子が描かれています。誠凛と海常は練習試合のこともあり、互いに実力を認め合っているライバル同士。そのためどちらも真剣に全力で戦い、一進一退の攻防を繰り広げます。
かつて、黄瀬は黒子のことを気にかけながらも、他のキセキの世代同様、力がありすぎるせいで黒子が憂うワンマンプレーに走りがちでした。しかし黒子の言葉やチームメイトたちとの交流、様々なチームとの対戦で成長した黄瀬は、今やチームのために力を発揮する真のエースになっています。
そんな黄瀬と戦えることを、黒子も楽しんでいました。結果として、勝利は誠凛が手にし、海常は敗退してしまいます。全てを出し切って負けた黄瀬に悔いはありませんでした。そんな黄瀬の姿に、黒子は「最高の選手です。海常の黄瀬くんは」という最大級の賛辞を送ります。黒子の黄瀬に対する珍しいデレでした。
エピソード⑤第53Qアニメ版「ジャマすんじゃねーよ」
黄黒のアニメ・漫画の公式エピソード一覧その3は、第53Q「ジャマすんじゃねーよ」。誠凛が陽泉との戦いを終えたあとのことです。黄瀬涼太擁する海常高校は、灰崎祥吾擁する福田総合学園高校と試合をしていました。灰崎の能力は「相手の技を盗む」というもので、その能力によって折角コピーした技の数々を盗まれた黄瀬は、足の痛みもあって、ピンチに陥ります。
そんな黄瀬に声をかけたのが、観客席にいた黒子でした。黒子は珍しい大きな声で、黄瀬に信じていることを伝えます。黄瀬と黒子は、準決勝で戦うことを約束していました。黒子の言葉で闘志を取り戻した黄瀬は、「完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)」の能力を覚醒させ、灰崎に挑みます。
「完全無欠の模倣」はキセキの世代の技をコピーする能力で、灰崎の能力はキセキの世代の技だけは盗めません。黒子の言葉がきっかけで、黄瀬は因縁の相手であった灰崎に勝利することができました。黒子の存在がいかに黄瀬にとって大きいかがわかるエピソードです。
黄黒のキャラソン
「タイムマシーンがなくたって」とは?
「タイムマシーンがなくたって」は、黄瀬涼太と黒子テツヤのデュエットソング。帝光中学時代を懐かしみつつ、分かれてしまったそれぞれの道を認めて互いに尊重し応援するという内容の曲になっています。リズムに乗りながら繰り広げられる会話のような掛け合いが特徴的な楽曲で、その掛け合いの内容が黄黒ファンを興奮させました。
「タイムマシーンがなくたって」の歌詞がすごい
この曲の歌詞には、黄瀬涼太の黒子テツヤへの思いが散りばめられています。まず「出会えてよかった」という黄瀬の言葉から始まり、それに黒子が同意すると、黄瀬が喜びの叫びを上げます。続いて、黄瀬は曲の中で、新しいチームでバスケをしている自分が黒子にはどう見えているのか、中学時代よりもイケていればいいな、ということを歌います。
さらには、そこにキミがいればもっといい、と黒子に語りかけるのです。このように、ひたすら黄瀬が黒子への思いを曲に乗せて語り、それに対して黒子が返事をしていくという楽曲になっています。
黄黒のアニメ声優
黄瀬涼太の声優は木村良平
アニメ『黒子のバスケ』で黄瀬涼太の声を担当したのは、声優・俳優の木村良平です。木村良平は1984年7月30日、東京都出身。所属事務所は劇団ひまわりです。主な出演作品に『銀の匙 Silver Spoon』(八軒勇吾)、『ハイキュー!!』(木兎光太郎)、『ツキウタ。』(霜月隼)、『刀剣乱舞』(和泉守兼定)、『SERVAMP』(ロウレス)などがあります。
黒子テツヤの声優は小野賢章
アニメ『黒子のバスケ』で黒子テツヤの声を担当したのは、声優・俳優・歌手の小野賢章です。小野賢章は1989年10月5日生まれ、福岡県出身。所属事務所はアニモプロデュースです。主な出演作品に『マギ』(練白龍)、『終わりのセラフ』(百夜ミカエラ)、『スタミュ』(那雪透)、『ツキウタ。』(神無月郁)、『文豪ストレイドッグス』(芥川龍之介)、『アイドリッシュセブン』(七瀬陸)などがあります。
黄黒に関する感想や評価
黒子のバスケはアニメ5話までしかみてないけど黄黒好きすぎる
— 鈴菓すてら (@bell__stella) March 5, 2017
アニメ『黒子のバスケ』の第5話までに、黄黒のエッセンスが大量に詰まっています。話が進むにつれて色々なキャラの絡みがあり、その中で推すカップリングが分かれていきますが、BL好きの人が『黒子のバスケ』を見てまず最初に意識するのは黄黒であることが多いです。
黄黒ってすごいよね、デュエットまでしてエンディングカード事件もある…登場時に黒子っちください発言…頭痛い…
— へたる原稿 (@7_hetarutonton) September 8, 2017
公式の畳み掛けに衝撃を受けた黄黒ファンのコメントです。掛け合いが魅力的なデュエットソングがあり、界隈を激震させたエンドカード事件があり、初登場時には「黒子っちください」発言。まるでBL好きを狙っているかのような演出の数々に、多くの人が頭を抱えたようです。
黄黒デュエットのタイムマシーンのやつ、「お前どんだけ黒子っちが好きなんだよww」って思ってたけど、ラスゲを経た今となっては黄瀬くんの彼氏力に唇を噛んでる……困ってはないスか、寂しくはないスか、ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙黄瀬ェェェェ………
— エイミー (@eimy_panda) March 26, 2017
黄黒デュエットソングに関する感想です。デュエットソング「タイムマシーンがなくたって」では、黄瀬の黒子に対する強い思い、離れてしまった心配や寂しさが歌われています。当初は飼い主に置いていかれた犬のような黄瀬を想像する人が多かったようですが、劇場版を観てからこの曲を聴くと、また違った印象を受けるようです。
黄黒まとめ
黄黒カップリングの漫画・アニメ公式エピソードや、アニメのエンドカードなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?漫画・アニメ『黒子のバスケ』では、黒子に懐いている黄瀬と、そんな黄瀬をあしらいながらも内心では認めている黒子の様子を見ることができます。興味を持った人はぜひ漫画・アニメ『黒子のバスケ』で、公式での2人の絡みをチェックしてみてください。