2021年01月22日公開
2021年01月22日更新
【嘘喰い】ハンカチ落とし・臨死ゲームを考察!ルールと勝負の結末は?
週刊ヤングジャンプで連載されていた人気漫画・嘘喰い。そんな嘘喰いには、数々の名勝負が登場しました。ここでは、嘘喰いの結末に繋がる最終決戦で行われた、ハンカチ落とし・臨死ゲームについて詳しく考察していきます。ハンカチ落としは、緻密なトリックと伏線が張り巡らされたゲームであり、読者人気も高いエピソードです。ハンカチ落としのルールやトリックを詳しく解説し、嘘喰いの結末までのあらすじもネタバレしてまとめていきます。
目次
嘘喰いとは?
嘘喰いの概要
嘘食いに登場したハンカチ落とし・臨死ゲームのルールを紹介し、ゲーム展開を詳しく解説して考察していく前に、嘘喰いの作品概要を紹介していきます。嘘食いとは2006年から2018年までの間、週刊ヤングジャンプにて連載されていた人気の青年漫画です。作者は迫稔雄で、迫稔雄にとって初めての長期連載作品となりました。嘘喰いは2016年時点でコミックスの累計発行部数は535万部を突破しており、非常に高い人気を獲得していました。
嘘喰いはテレビアニメ化こそされていませんが、2016年には連載10周年を記念して実写映画化企画も立ちあげられるほど、人気を博した作品でした。作中では様々な高度な駆け引きが見られる頭脳戦が描かれていましたが、その中でも特に人気の高い一部エピソードがOVA化されていました。
嘘喰いのあらすじ
ハンカチ落とし・臨死ゲームが登場した人気のギャンブル漫画・嘘喰いのあらすじを紹介します。嘘喰いの主人公は、謎めいたギャンブラー斑目獏です。ある時、平凡な青年梶は、嘘喰いこと斑目獏と出会います。斑目獏は、日本の裏社会で行われるゲームで、倶楽部賭郎が取り仕切る、賭郎勝負に挑んでいきます。数々の難敵を打ち破っていく斑目獏と共に、梶もまた成長していくのでした。
嘘喰いのハンカチ落とし・ 臨死ゲームを考察!ルールは?
ハンカチ落としのゲームのルール
嘘食いに登場したハンカチ落としというゲームのルールについて詳しく解説して考察していきます。まず、ハンカチ落としのルールは、まず対戦している二人の内、ハンカチを落とすプレイヤー・ドロップ(D)と、ハンカチが落ちているのか振り返ってチェックするプレイヤー(C)を決めます。ゲーム開始と同時に、両者はいつでもハンカチを落とす事(ドロップ)、若しくは振り返る事(チェック)が可能となります。
チェック側が振り返った時、すでにハンカチが落とされていれば、チェック側の勝利となります。しかし、ハンカチが落とされて振り返るまでの間の時間(座視の際)分、臨死薬が蓄積していく事となります。チェックが成功すれば即座に臨死薬が注射される事はありませんが、5分量の臨死薬が蓄積してしまうと、その時点で5分間臨死する事となります。
もしチェック側が振り返った時にハンカチが無ければ、チェック失敗となります。この場合はドロップ側の勝利が確定し、今まで蓄積されていた臨死薬分プラス、1分間臨死する事となってしまいます。
臨死の流れや手順
臨死の流れや手順を詳しく解説していきます。ハンカチ落としは、チェックが失敗した場合や臨死薬が溜まってしまった場合、臨死薬を注射され強制的に仮死状態にされてしまいます。その後、蘇生薬が注射され、立会人による心臓マッサージが行われます。この蘇生のチャンスで息を吹き返す事が出来れば、即座にゲーム再スタートとなります。蘇生できずに死亡すれば、相手プレイヤーの勝利が確定します。
臨死ゲームでは、自分のシリンダーに今まで何分量の臨死薬が蓄積しているかが重要となっています。臨死ゲームでは、薬を注射して心肺停止を確認後、座視の際の時間分、立会人が時間をカウントしていきます。カウントが終わった後蘇生に入るのですが、この時間が長ければ長いほど蘇生するのは困難になると言う、まさに命がけのゲームなのです。
嘘喰いのハンカチ落とし編46巻・47巻のネタバレ解説
46巻あらすじネタバレ
白熱した嘘食いのハンカチ落としについて、単行本46巻のあらすじを解説し、衝撃の結末まで紹介していきます。46巻では、本格的にハンカチ落としがスタートします。負ければ死亡するというルールで、極限の心理状態で始まったハンカチ落とし。様々なトリッキーな戦術が出来ると考察されていましたが、まず獏はいきなり臨死を喰らいます。チェックに失敗した獏でしたが、それは創一がハンカチを落とそうとした僅かの差でした。
いきなり臨死となってしまった獏は蘇生します。その後、チェックとドロップを入れ替えた一回戦後半、獏は敢えて創一の前に立ちますが、結果は創一に24秒蓄積となりました。その後、2回戦から4回戦と、獏は神がかった勘でチェックを成功させていきます。しかし、獏は「安全策はない」と焦りを感じている様子でした。
47巻あらすじネタバレ
先の読めない展開が続くハンカチ落とし編。47巻のあらすじを結末まで詳しく解説し、ネタバレしていきます。47巻では、ハンカチ落としに挑む獏の思惑が少し考察されてきます。勝負を見守る仲間の梶や立会人たちは、チェックを敢えて失敗するような獏の行動に混乱させられます。しかし、マルコは「3回死ぬつもり」ではないかと考えていました。臨死は2回が限界だと思われる所を、あえて3回目の蘇生に賭けるというのです。
獏は自分の身体をも、臨死薬の容器として考えていました。そして、ハンカチ落としの立ち会いを務めている夜行は、それまでの戦いで瀕死に近い重傷を負っていました。その為、夜行が行う蘇生も完璧ではなくなってくると考察されていました。その為、先に死んだ方が有利だという極限状態が作り出されるのでした。
嘘喰いのハンカチ落とし編48巻・49巻のネタバレ解説!勝負の結末は?
48巻あらすじネタバレ
ハンカチ落としも終盤に入り、より白熱する48巻のあらすじを詳しく結末までネタバレしていきます。48巻では、獏が仕掛けた閏秒のトリックが明かされます。獏は屋形越えを賭けたゲームがハンカチ落としになる事や、時報を利用してカウントを取る事など、緻密に策を張り巡らせていたのです。ゲームの最中に獏が一瞬見せた驚きの表情は、「創一が閏秒に気づいたかもしれない」と感じたからでした。
結果、獏は創一が一定周期で記憶を失う事までも計算に入れており、閏秒のトリックは成功します。閏秒のせいでチェックが失敗した創一は、ほぼ5分間臨死を喰らってしまいます。心臓マッサージを施された創一でしたが、死亡したかに思われました。
49巻あらすじネタバレ
遂にハンカチ落としの決着がつき、嘘喰いの物語も完結する49巻のあらすじを、結末まで詳しくネタバレしていきます。ハンカチ落としで閏秒のトリックにより、致死量に近い臨死薬を注射された創一。死亡したに思われた創一でしたが、なんと立ちあがったのでした。そして、ハンカチ落としは次のターンに入ります。チェックの為振り返った獏が見たものは、倒れて事切れている創一でした。
立ちあがったかに思えた創一でしたが、それは強い精神力で見せた幻覚のようなものだったのです。屋形越えは嘘喰いこと獏の勝利となり、新しい御屋形様となった獏でした。獏はヴィンセント・ラロの残したデータをもとに、世界中の様々な危険な組織と接触を図っていきます。獏曰く、「世界平和」の為の行動であり、かつて獏との勝負に勝ち、獏から心臓を奪った敵・ゴーネンも登場します。
ゴーネンは、闇社会を牛耳るヴィソームのボスであり、獏は梶・マルコと共にヴィソームを倒すべく作戦を決行するのでした。並び立つ3人の姿が描かれ、嘘喰いのストーリーは完結します。屋形越えを果たした獏は、更に巨大な敵に立ち向かっていくという結末となっていました。
嘘喰いのハンカチ落としに関する感想や評価
嘘喰いのハンカチ落とし読んでる途中だけどめちゃくちゃ面白い
— ぴえーる@お仕事募集中 (@pieiru) January 8, 2021
嘘食いのハンカチ落としは、作中でも屈指の面白さを誇っているゲームだと高評価されていました。シンプルなルールながら高度な駆け引きがみられたハンカチ落とし編は、次の展開が全く読めず、非常に面白かったと言う声が上がっていました。
ありがとうございますー!!嘘喰いは、まこ様のかつてのツイートで作品名とスーツの書き込みがとても細かいこと、ハンカチ落とし?がとても壮大に描かれてることしか知らなかったので、嘘喰いから見てみようと思いますー!
— 天野暁@絵臨組🥑 (@81AkaTsuki10) January 6, 2021
嘘食いのハンカチ落としに関しては、ただのハンカチ落としがとてもスケールが大きく描かれていて面白いという感想も見られていました。嘘食いに登場するゲームはルールが複雑で難しいものが多いですが、ハンカチ落としは単純ながら深い心理戦が展開されています。
嘘喰い読了。個人的にはハンカチ落としが好きなギャンブル
— バタール (@platemot1) January 7, 2021
嘘喰いには様々なギャンブル勝負が登場しましたが、中でもハンカチ落としは人気のあるゲームです。閏秒という想像も出来ないトリックでの決着となっており、全く結末が読めなかったと高評価されていました。
嘘喰いのハンカチ落としまとめ
ここでは、嘘喰いのハンカチ落としについて、ルールや展開などを詳しく解説しています。是非、人気ギャンブル漫画・嘘喰いをチェックして、ハンカチ落としの白熱の展開にも注目して見てください。