2021年01月14日公開
2021年01月14日更新
【はじめの一歩】ミゲル・ゼールとウォーリーの関係は?一歩との試合の勝敗は?
はじめの一歩で英語はもちろん日本語も話すことができるミゲル・ゼールは現在ニューヨークに在住していますが、かつて世界チャンピオンを6人も誕生させたことで有名なマネージャー兼トレーナーとなっています。才能豊かなブライアン・ホークのセコンドを務めたこともありました。そこで、はじめの一歩でボクサーには野性味と理論が必要だという信条を持っているミゲルとは?天才的な才能を持つウォーリーとの関係や一歩との試合の勝敗、一歩のセコンドである鴨川との関係も紹介します。
目次
はじめの一歩のミゲルとは?
はじめの一歩で青年時代に日本を訪れたことがあるミゲル・ゼールは、当時進駐軍の一員としてラルフ・アンダーソンのセコンドや通訳をしたりして活躍していました。その際にはボクサーを育てる鴨川とも出会っていたのです。
そこで、根性と努力によって不可能を可能にしていく精神を持っている古来の日本人に畏怖と尊敬の念を持っているミゲルと才能豊かなウォーリーの関係とは?非常に打たれ強くてタフな精神を持っている一歩との試合の勝敗や鴨川との関係も紹介します。
はじめの一歩の作品情報
はじめの一歩の概要
1989年43号から週刊少年マガジンによって連載されている「はじめの一歩(はじめのいっぽ)」は、東京都出身の森川ジョージさんによって現在も連載中の漫画となっています。2020年11月の時点では129巻まで刊行されているはじめの一歩は、テレビアニメにおいては2000年10月~2002年3月に渡って全76話が日本テレビほかによって放送されました。
全76話によるテレビアニメが好評だったために2003年4月18日にはテレビスペシャルとして「はじめの一歩 Champion Road」が日本テレビ系列によって全1話で放送されています。その後もテレビアニメは、全26話に渡っての「はじめの一歩 New Challenger」が2009年1月6日~6月30日に渡って放送されたり、全25話に渡っての「はじめの一歩 Rising」が2013年10月~2014年3月に渡って放送されたりしました。
はじめの一歩のあらすじ
母子家庭で育った幕之内一歩は、いじめられっ子でありながら実家の釣り船屋を支える親孝行な息子でした。プロボクサーとして活躍している鷹村守と出会ったことで強いとはどうゆうことなのかを見極めるために、鴨川ボクシングジムに通いプロボクサーとしての人生を歩むようになります。心優しく純粋な心を持った一歩は、仲間との練習や戦いを通して精神的にも人間としても成長していくようになりました。
ミゲル・ゼールのプロフィール
- 名前:ミゲル・ゼール
- 在住地:ニューヨーク
- 職業:マネージャー兼トレーナー
- 語学:日本語・英語ができる
- 経歴:6人の世界チャンピオンを輩出
- 信条:ボクサーには野性味と理論の両方が必要
はじめの一歩でかつてブライアン・ホークのセコンドを務めたことでも有名なミゲル・ゼールは、世界チャンピオンを6人も誕生させた天才的なマネージャー兼トレーナーとなっています。セコンドについていたホークが引退した後は、天才的な才能を持っているウォーリーのトレーナーを務めるようになりました。青年時代に日本を訪れたことがあるミゲルは、選手に厚い信頼を寄せる鴨川と出会っており面識があったようです。
はじめの一歩のミゲルはウォーリーのトレーナー?関係を考察
考察①ミゲルとウォーリーの出会い
はじめの一歩でこれまで世界チャンピオンを6人も誕生させてきたミゲルは、セコンドについていたブライアン・ホークがボクサーの理想像である鷹村に敗れてしまったことで一旦帰国します。その際、偶然つけたテレビに映っていたのは、猿と同様に素早い動きで戯れているウォーリーという少年でした。
名伯楽であるミゲルは、しなやかに動くことができるウォーリーの存在は、「最後の太陽 ラストサン」だと確信します。彼はわざわざインドネシアに渡って野生の動きを兼ね備えているウォーリーをボクサーとしてスカウトして自らボクサーとしての理念を教えながら立派なボクサーへと育てていきました。
考察②3戦でインドネシアの国内チャンピオンに
はじめの一歩で素晴らしい身体能力を兼ね備えているウォーリーとは、インドネシアで猿と共に野性的な環境で育った人物です。彼は名伯楽であるミゲルにボクサーとしての才能を見出されていたのです。野性の猿と同等に遊ぶことができるウォーリーにトレーナーのミゲルがボクサーとしての理論などを叩き込んだことで、彼はインドネシアにおいてたった3選で国内チャンピオンになってしまいました。
考察③ウォーリーがボクサーになった理由
はじめの一歩でインドネシアで猿と無邪気に遊んでいたウォーリーは、祖国であるインドネシアの大自然やそこに住んでいる人々、動物たちを心から愛していました。そのため、トレーナーであるミゼルにボクサーにスカウトされた際に、自分がボクサーになることでインドネシアの環境保護を訴えることができると考えます。
才能豊かなウォーリーがボクサーになった理由とは、祖国であるインドネシアの自然を守り抜くことだったのです。自然を守り抜くことで大好きな島の仲間や動物たちとずっと幸せに暮らしていけると考えていました。野生児であるものの、野心家でもあったようです。
考察④ウォーリーとヴォルグとの調整
はじめの一歩でインドネシアの国内チャンピオンになったウォーリーは、浜団吉がトレーナーを務めているヴォルグと調整を行うことになりました。格上の相手であるヴォルグに対して野性的な角度のないパンチを放つウォーリーにもう少しで本気になりかけたヴォルグは、その時の状況をライバルである一歩に伝えます。
かつて鴨川とは青年時代にライバルだったトレーナーの浜団吉も、格上の相手であるヴォルグに容赦なく攻撃を仕掛けてくるウォーリーの天才的な才能について鴨川に伝えていました。二人は野性的な身体能力を放っているウォーリーの才能に衝撃を受けたようです。
はじめの一歩のミゲルが見出したウォーリーと一歩の試合の勝敗
考察①幾度も一歩に打ちこまるパンチ
はじめの一歩で名伯楽であるミゲルに才能を見出されたウォーリーと、世界ランカーである一歩が無冠戦で戦うことになりました。二人の戦いで4戦目のウォーリーは全く歯が立たないだろうと予測されていましたが、予想もつかないパンチを放つウォーリーは伸び伸びと試合をすることになります。理論と野性を兼ね備えているウォーリーのパンチは読みにくいため次々と一歩に命中したようです。
考察②鴨川から受け継いでいた一歩の鉄拳
はじめの一歩で何百発とパンチを打ち込まれた一歩は、このままではいけないと自ら確実に左ボディにパンチを当てていく作戦を立てます。この攻撃は「鉄拳」というトレーナーである鴨川から受け継いでいた技でした。ラウンドの数だけ鉄拳を確実に左ボディに打ち込んでいった一歩は少しずつ野性味あふれるウォーリーの動きを鈍られていったようです。この鉄拳とは鴨川会長が編み出した必殺技でした。
考察③試合の結果は一歩の勝利
はじめの一歩で理論と野性を兼ね備えることができたウォーリーは、試合当初は持ち味を活かして有利に戦っていました。しかし、最終的には鴨川から受け継いだ鉄拳を地道に打ち込んでいった一歩が、相手に少しずつダメージを与え最終的には動けなくさせてしまったようです。経験がものをいった試合となりましたが、次は勝てないと鴨川会長も認めていました。勝利したもののウォーリーは素晴らしいボクサーだったようです。
はじめの一歩のミゲルの声優
ミゲルの声優①飯塚昭三
- 名前:飯塚昭三(いいづかしょうぞう)
- 血液型:O型
- 生年月日:1933年5月23日
- 出身地:福島県
- 身長:165㎝
- 職業:声優、ナレーター、俳優
- 声優デビュー:1965年
- 所属事務所:シグマ・セブン
はじめの一歩で名伯楽であるミゲルの声を担当したのは声優の飯塚昭三さんです。声優の飯塚昭三さんは、声優の他にナレーターや俳優としても活動をしています。彼は高校生の頃から芝居を始めたことで俳優への道を志すようになりました。日本大学芸術学部演劇学科に入った彼は、在学中に自ら仲間と劇団を結成し、日本各地を巡って演劇を上演するようになります。その後声優として洋画の吹き替えもするようになりました。
ミゲルの声優②勝杏里
- 名前:勝杏里(かつあんり)
- 血液型:A型
- 生年月日:1977年7月3日
- 出身地:東京都
- 職業:声優
- 声優デビュー:2000年
- 所属事務所:賢プロダクション
はじめの一歩で戦後編においてミゲルの声を担当したのは声優の勝杏里さんです。声優の勝杏里さんは、かつて元氣プロジェクトに所属して声優活動をしていました。その後は井上和彦の声優教室に通っており5期生となっています。声優のかないみかさんによってプロデュースされた「Revolver」という声優ユニットを6人の声優で結成して活動をしていましたが、2006年12月に活動を休止しました。その後は声優として活動しています。
はじめの一歩のミゲルに関する感想や評価
はじめの一歩で実はミゲルが自分の好きなキャラクターランキングの上位に食い込んでいることに気づいた。
— K (@Kgameroom) May 26, 2010
はじめの一歩でかつて世界チャンピオンを6人も誕生させている名伯楽であるミゲルについて、好きなキャラクターランキングの上位にランクインしていることに気付いたと感想を寄せている人もいます。マネージャー兼トレーナーとして活動しているミゲルは、根性と努力で不可能を可能としてしまう素晴らしい能力を持っている日本人を尊敬しており、日本語も話すことができました。
はじめの一歩でのミゲルとウォーリーの師弟コンビいいよね。自由奔放な孫とそんな孫が可愛くてしかたがないお爺ちゃんみたい。
— カリン(スタンド能力 Bad Romance) (@fan_of_manga) January 15, 2017
はじめの一歩でインドネシアで野生の猿と一緒に戯れて遊んでいたウォーリーにボクサーとしての理論を教えたミゲル。彼らの師弟コンビがいいと感想を寄せている人もいました。彼ら二人の様子を見て自由奔放に生きている孫(ウォーリー)とそんな孫がかわいくてしょうがない雰囲気を醸し出しているおじいちゃん(ミゲル)という感じに見えてしまって微笑ましいとコメントしている人もいます。
はじめの一歩の戦後編面白すぎるわ。漫画も最高だったが、アニメになってさらにかっこよくなってた。めちゃくちゃ熱かったな。軍曹のセコンドがミゲルなのもびっくりだな。後に、ホークとかウォーリーを連れてくるんだからな。
— まこきんぐ (@amko89) April 27, 2014
はじめの一歩の戦後編が面白すぎるとコメントしている人もいます。漫画も最高に良かった上に、アニメになってからはさらにかっこよく描かれていて本当に良かった、めちゃくちゃ熱かったと感想を寄せている人もいました。軍曹のセコンドに名伯楽であるでミゲルがついていたことに驚いた人も多かったようです。天才的な才能を放っているホークや野生児であるウォーリーを見出して連れてきていることもさすがだと評価されています。
はじめの一歩のミゲルまとめ
はじめの一歩で野性味と理論がボクサーには必要だという信条を掲げてるミゲルは、名伯楽として世界中で有名になっていました。名伯楽であるために、かつてチャンピオンを6人も誕生させることができたのでしょう。日本に対して高い評価をしている彼は、日本語を上手に話す上に日本のボクサーが優秀だと考えていました。彼は「最後の太陽(ラスト・サン)」を求めていつまでも前進し続けています。