【Fate/stay njght】セイバールートの内容は？ストーリーをネタバレ解説

2004年に発売されたゲームを発端に、2020年12月現在までにアニメやゲームといったメディア作品が多数制作されているFate/stay night。Fate/stay nightとは7人のサーヴァントとマスターが聖杯を巡って戦う内容の作品であり、3つのルートでそれぞれ違ったエンディングを迎えることで有名となっています。本記事ではそんなFate/stay nightのルートの1つ・セイバールートの内容やアニメの声優などをネタバレ紹介していきます。

ではセイバールートの内容やセイバーのアニメの声優などをネタバレ紹介する前に、セイバールートが描かれたFate/stay nightの作品内容やセイバーのプロフィールについて簡単にネタバレ紹介します。セイバールートが描かれたFate/stay nightとは2004年に伝奇活劇ビジュアルブックというジャンルで発売されたTYPE-MOONのゲーム作品です。元々成人向けのゲームとして発売され、翌年に12歳以上版が発売されました。

ゲームFate/stay nightは7人のサーヴァントとマスターによる聖杯戦争を軸に、セイバールート・遠坂凛ルート・間桐桜ルートといった3つのルートでストーリーが変わる内容の作品となっています。そんなゲームFate/stay nightは発売当初から爆発的な大ヒットを記録し、これまでアニメやゲームなどのメディア作品が多数制作されています。2020年12月現在もメディア展開が行なわれており、多数のファンから愛され続けています。

本記事で内容やアニメの声優などをネタバレ紹介していくセイバールートの主役であるセイバーとはFate/stay nightのメインヒロインにあたるキャラクターです。Fate/stay nightのメインヒロイン・セイバーはその名の通り｢セイバー｣として召喚されたサーヴァントの1人であり、サーヴァントの中で｢最優のサーヴァント｣とあだ名されています。基本Fateシリーズに登場するサーヴァントは真名を隠し、クラスの名前を名乗っています。

セイバーも普段真名を隠し、マスターの衛宮士郎から｢セイバー｣と呼ばれています。その隠している真名はアルトリア・ペンドラゴンといい、アーサー王伝説に登場するアーサー王そのものです。なのでセイバーは伝説でアーサー王が使用した｢エクスカリバー｣や最後を遂げた場所｢アヴァロン｣を必殺技の宝具にしています。そんなセイバーはFate/stay nightの作中で聖杯戦争に身を投じ、自身の悲惨な過去を聖杯の力で変えようとします。

ここからはFate/stay nightのセイバールートのあらすじ内容をネタバレ紹介していきます。Fate/stay nightのストーリーから10年前、大量の死傷者を出した聖杯戦争によって冬木の街が大火災に見舞われました。この時セイバーのマスターとして聖杯戦争に参加していた衛宮切嗣は夢や希望を失い、必死に生存者を捜し回っていました。すると衛宮切嗣は瓦礫の中から瀕死の重傷を負った少年時代の衛宮士郎を見つけ、手を差し伸べます。

その後衛宮士郎は衛宮切継の義理の息子となり、大きな屋敷で暮すことになります。この生活の中で衛宮士郎は衛宮切嗣の夢を受け継ぎ、正義の味方になることを決意しました。しかし衛宮切嗣は10年前に起きた聖杯戦争で聖杯からあふれ出た禍々しい泥｢アンリマユ｣を浴び、身体が呪われてしまいます。この呪いにより衛宮切嗣はFate/stay nightのストーリーから5年前に衛宮士郎を置いて死去してしまいました。

衛宮切嗣に育てられ、立派な高校生になった衛宮士郎は平凡な日常を送っていました。しかし衛宮士郎はある日突然、アーチャーとランサーという2人のサーヴァントの戦いを目撃してしまいます。そうこれは新たな聖杯戦争の始まりでした。サーヴァントの戦いを目撃してしまった衛宮士郎はランサーに襲われ、心臓を槍で突き刺されてしまいます。するとアーチャーのマスター・遠坂凛が駆けつけ、衛宮士郎は魔法で命を救われるのでした。

遠坂凛の蘇生魔法で復活をはたした衛宮士郎。しかし生き返った衛宮士郎は再度ランサーに命を狙われてしまいます。普通の人間ではサーヴァントと戦うことが出来ません。そのため衛宮士郎の命もここまでかと思われました。しかし突然セイバーが召喚され、ランサーの魔の手から衛宮士郎を守ります。サーヴァントを召喚した者は必然的に聖杯戦争へ参加することになります。

そのため衛宮士郎は聖杯戦争の監督役を務める神父・言峰綺礼に聖杯戦争へ参加するかの意思を問われました。この時衛宮士郎は10年前の冬木の街の大火災が聖杯戦争によるものだったと知ります。そして衛宮切嗣の意思を受け継ぐ衛宮士郎は聖杯戦争に参加し、二度と同じ過ちが起きないようにすると決意するのでした。

セイバールートの作中で聖杯戦争に参加することを決めた衛宮士郎とセイバーは高校の教師でキャスターのマスター・葛木宗一郎やライダーのマスター間桐慎二、バーサーカーのマスター・イリヤスフィールと敵対関係になります。その中で衛宮士郎は遠坂凛と協力関係を築き、共に間桐慎二とライダーの2人と戦います。この戦いでセイバーは｢約束された勝利の剣（エクスカリバー）｣を使ってライダーを倒し、真名が明らかとなりました。

セイバーは宝具を使ったことで魔力を失って倒れたため、衛宮士郎が隙を突いたイリヤスフィールに拉致されてしまいます。そこでセイバーと遠坂凛、アーチャーの3人は衛宮士郎を救うため、バーサーカーが待ち受けるアインツベルン城に潜入することになりました。イリヤスフィールがマスターを務めるバーサーカーは半神半人の大英雄ヘラクレスであり、最上級のクラスで12回殺さないと倒すことが出来ない怪物でした。

そのため遠坂凛は勝てないと察し、アーチャーを囮にすることを決断します。アーチャーを囮にすることを決めた遠坂凛は罪悪感で苦しみました。するとアーチャーは背中越しで｢倒してしまっても構わんのだろう？｣とハッタリをかまし、遠坂凛の苦しみを解放します。そして最後に男を見せたアーチャーはバーサーカーを違う攻撃で6回倒し、消滅していくのでした。

アーチャーが消滅した後、救出された衛宮士郎はセイバーと遠坂凛と協力し、バーサーカーに立ち向かいます。しかし圧倒的なバーサーカーの力で3人は防戦一方となってしまいました。すると衛宮士郎は｢勝利すべき黄金の剣（カリバーン）｣と呼ばれるアルトリア・ペンドラゴンの選定の剣を｢投影｣で出現させます。そして衛宮士郎は｢カリバーン｣でバーサーカーを見事倒し、マスターのイリヤスフィールを保護するのでした。

キャスターとそのマスター・葛木宗一郎はバーサーカー撃破の報を受け、間桐桜を聖杯の器に利用しようとします。それを知った衛宮士郎は間桐桜を救出するため、セイバー達と葛木宗一郎がいる場所に向かいました。しかし葛木宗一郎は最強の格闘術の使い手であり、魔術を極めたキャスターと違反に召喚したアサシンを引き連れています。そのため衛宮士郎達はキャスター陣営に大苦戦し、中々間桐桜を助けることが出来ませんでした。

キャスター陣営に窮地に立たされた衛宮士郎達。すると突然金髪紅眼のサーヴァントが出現し、キャスター陣営を一瞬で蹴散らしてしまいます。このキャスター陣営を瞬殺した者は10年前の聖杯戦争で受肉をはたした伝説の英雄王ギルガメッシュであり、本来存在しない8人目のサーヴァントでした。実はギルガメッシュも衛宮切嗣と同じく聖杯が生み出した黒い泥を浴び、それを全て飲み込んだことで現世に肉体を得ることが出来たのです。

ギルガメッシュの出現後、衛宮士郎は共にサーヴァント達と戦ったセイバーと平和な日常を送ることを願うようになりました。しかしセイバーの願いは王の選定をやり直し、全てを失ったアーサー王としての生き方を修正する以外ありませんでした。そのため衛宮士郎はセイバーと共に、聖杯戦争を最後まで続けることになるのでした。

ギルガメッシュの出現で大きくストーリーが動いたFate/stay nightのセイバールート。ではここからはセイバールートの結末の内容をネタバレ紹介していきます。聖杯戦争の監督役を務める言峰綺礼はマスターを殺してランサーの主導権を握り、裏でギルガメッシュと協力して聖杯を得ようとしていました。そんな言峰綺礼はかつて聖杯戦争が原因で起こった冬木の街の大火災をやり直すなら聖杯を渡すと衛宮士郎に告げます。

しかし衛宮士郎はこれを拒否します。確かに誰しも一度は過去をやり直したいと思うはずです。しかしそれでは過去を乗り越えた日々や人々の努力を無駄にしてしまうことになります。なので衛宮士郎は言峰綺礼の提案を拒んだのです。これを聞いたセイバーもまた考えを改め、過去をやり直す長いを取り下げます。すると言峰綺礼は全てを破壊する呪いの災厄こそが聖杯だという聖杯の秘密を明らかにし出すのでした。

聖杯を破壊して全てを終わらすため、衛宮士郎は言峰綺礼と、セイバーはギルガメッシュと戦います。この戦いでセイバーは｢全て遠き理想郷（アヴァロン）｣と呼ばれる衛宮士郎の身体にあった宝具を使い、ギルガメッシュを倒すことに成功します。そして衛宮士郎もまた投影した｢アヴァロン｣で言峰綺礼を倒し、令呪の力を使ってセイバーに聖杯を破壊して貰いました。

その後聖杯戦争が終わり、残った最後のサーヴァント・セイバーも過去に戻ることになります。この時セイバーは心に秘めていた想いを衛宮士郎に告白します。これは衛宮士郎も抱いていた感情でした。そして衛宮士郎に告白したセイバーは静かに現世から消滅していくのでした。

聖杯戦争終了後、衛宮士郎はセイバーとの思い出を心に秘めながら平穏な日々を取り戻します。一方過去に戻ったセイバーは衛宮士郎といつか出会うことを夢にして命を引き取ります。最後を迎えるセイバーの顔には過去をやり直したいと苦悶するアーサー王の姿はありませんでした。そしてFate/stay nightのセイバールートは幕を閉じるのでした。

セイバールートの主役・セイバーをアニメFate/stay nightで演じた声優は日本の女性声優である川澄綾子です。セイバールートのセイバーを演じた川澄綾子とは1997年にデビューした女性声優であり、2020年12月現在大沢事務所に所属しながら歌手やナレーターとしても活動しています。そんな川澄綾子は2001年のアニメ｢RAVE｣のエリー役でブレイクし、これまで数多くのアニメ作品でメインキャラクターを演じています。

• 1999年のアニメ｢To Heart｣：神岸あかり役
• 2001年のアニメ｢RAVE｣：エリー役
• 2005年のアニメ｢灼眼のシャナ｣：吉田美沙里役
• 2007年のアニメ｢のだめカンタービレ｣：野田恵役
• 2009年のアニメ｢とある魔術の禁書目録シリーズ｣：ローラ・スチュアート役
• 2012年のアニメ｢ジョジョの奇妙な冒険｣：エリナ・ペンドルトン役
• 2014年のアニメ｢ソードアートオンラインシリーズ｣：安岐ナツキ役

Fate/stay nightのセイバールートに関する感想ではセイバールートが一番好きといった感想が多く寄せられていました。Fate/stay nightのセイバールートは最初から最後まで非常に魅力的なストーリーが描かれたルートであり、初心者にも分かり易い内容となっています。そのためセイバールートはFate/stay nightの全ルートの中で特に高い人気を博しています。

Fate/stay night のセイバールートに関する感想ではセイバールートが泣けるといった感想も多く寄せられていました。本記事でご紹介した通り、セイバールートは衛宮士郎に告白して消滅したセイバーが元々いた時代で息を引き取るシーンで結末を迎えるルートです。このセイバールートの衛宮士郎への告白から息を引き取るまでのシーンは非常に多くのFateファンを涙させています。

Fate/stay nightのセイバールートに関する感想ではセイバールートがFateの王道だといった感想も多く見受けられました。セイバールートは聖杯戦争やギルガメッシュとの戦い、遠坂凛とアーチャーとの共闘といったFate/stay nightの重要シーンが全て描かれています。このことからセイバールートはFate/stay nightの王道ともいえるルートだといっても過言ではありません。

本記事ではFate/stay nightのセイバールートについて結末までの内容やアニメの声優などをまとめてネタバレ紹介しました。セイバールートはFateシリーズの世界観が一番分かるルートとなっており、初心者や熱心なファン問わず非常に高い人気を博しています。本記事をご覧の方でまだ見たことがない方は是非一度ゲームやアニメなどでFate/stay nightのセイバールートをチェックしてみて下さい。