2020年12月07日公開
2020年12月07日更新
【ベルセルク】アーヴァインは狩人の使徒!転生した理由やソーニャとの関係は?
『ベルセルク』に登場する狩人の使徒・アーヴァインはご存じですか?冷静沈着で楽器を奏でる姿が知的でかっこいい印象を受けますが、その紳士な特徴は使徒らしくありません。また、紳士さに加え仲間思いでさりげない優しさを見せることもあります。ただ使徒状態になれば単眼で二本の角を持ち全身体毛に覆われた猛獣の姿になるため、かなりのギャップを感じることでしょう。当記事では『ベルセルク』のアーヴァインがなぜ使徒に転生したのか、正体を考察し特別な感情を抱いているソーニャとの関係性に迫っています。
目次
ベルセルクのアーヴァインの正体はかっこいい狩人の使徒
『ベルセルク』に登場する狩人の使徒・アーヴァインについては知的で冷静、そしてさりげない優しさを見せる紳士的なキャラクターといった印象を受ける方はきっと多い事でしょう。さらに森の中に1人で潜り込み、何日もかけて獲物を追い、弓の腕前も人間離れしているため全体的にかっこいいキャラクターとなっています。ここからは『ベルセルク』の作品情報を交えつつアーヴァインのプロフィールを紹介していきます。
ベルセルクの作品情報
ベルセルクの概要
『ベルセルク(BERSERK)』は三浦健太郎によるダーク・ファンタジー漫画です。現在は『月刊アニマルハウス』にて1989年から不定期に連載されており、休載をしながらも20年以上に渡る長期連載が続いています。それでも人気が衰えず、細部に渡る緻密で重厚な画や主要キャラクターの内面と感情の繋がりを分かりやすく表現するストーリー構成が人気を得続ける理由のようです。
なお、1997年には『剣風伝奇ベルセルク』と題してテレビアニメが放送されました。そして2011年には『ベルセルク』の全ての物語を映像化することを目的に、3部構成の劇場版アニメとして『黄金時代編』が制作されることが決定されています。
ベルセルクのあらすじ
- 黒い剣士(1~3巻)
- 黄金時代(3~14巻)
- 断罪編(14~21巻)
- 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇(22~35巻)
- 幻造世界(ファンタジア)篇
舞台は中世ヨーロッパを下地にした剣と魔法の世界。巨大な剣を携えた剣士ガッツという男が主人公です。
ストーリー構成は上記の通りです。「黒い剣士」ではガッツが1人でゴッド・ハンドを探す旅を続ける本作の序章となっており、それから「黄金時代」で序章から時を遡ったガッツの青春時代、そして復習の旅に出るまでの経緯が展開されています。最後に「断罪編」となり、序章終了後の時系列から物語が再開し以降その状態でストーリーが展開されていました。
アーヴァインのプロフィール
『ベルセルク』に登場するアーヴァインは新生鷹の団幹部メンバーの1人です。卓越した弓の技術を持っており、さらに1つ眼の付いた大弓を扱う狩人として登場していました。
その技術においては、同時に何本もの弓を引き絞り、その矢で複数の敵を一度に仕留めることができるなどかなり優れた技術を持っているようです。そして威力は射られた相手の箇所に大きな切断面が残ってしまうほどの高さ。元は狩人として単独行動を好んでいたようですが、今では戦場で弓に長けた千魔兵達を率いていることもあります。
ベルセルクのアーヴァインが転生した理由やソーニャとの関係
『ベルセルク』のアーヴァインは狩人であるためか静寂を好む所があり、騒がしい環境が好きではないため単独行動が多いです。無口でありながら思いやりの精神が強く、また仲間意識が強い一面もかっこいいと言われる理由なのでしょう。そんな特徴をしたアーヴァインですが、特にソーニャに対しては特別な感情を抱いているようです。そこで、ここからはアーヴァインが転生した理由とソーニャとの関係を解説していきます。
アーヴァインの転生の理由は不明
結論から申し上げると、アーヴァインがどういった事情で使徒に転生したのかは不明です。ただ、心優しい性格をしたアーヴァインが使徒に転生したということは、よほど心の底から湧き出る出来事があったに違いありません。
では、どのような事情によって使徒へと転生することになったのか?転生・正体には特別な感情を抱いているソーニャが関係している可能性があるため、アーヴァインの転生理由とソーニャとの関係性について考察しつつ正体に迫っていきます。
アーヴァインの転生にソーニャが関係している?
アーヴァインの転生理由や正体に迫る前に、まずはソーニャの基本情報から見ていきましょう。ソーニャは新生鷹の団幹部メンバーの1人で、巫女としてグリフィスをサポートする立場にあります。念話や千里眼、預言などの能力を持っており、クシャーンに占領されたミッドランド都市でその能力が発揮されました。
可憐な容姿と華奢な身体をしているものの、戦魔兵とも対等以上に渡り合える戦闘能力を持ち、さらに性格は人の死を平然と扱える非情な一面もあるようです。俗世の倫理や社会通念に対して無頓着で善悪の規範などに縛られていないところがあり、たびたび非常識ともいえる言動をしていました。ソーニャの性格とアーヴァインの性格を考慮すれば、2人は全く違った特徴を持っているように感じます。
では、アーヴァインはなぜソーニャに特別な感情を抱いているのでしょうか?ここからは、アーヴァインの転生理由と正体について考察していきます。漫画版『ベルセルク』で2人の様子を見ていると、どうやらアーヴァインとソーニャは恋愛感情ではなく、兄が妹を見守っているような感情を抱いていることが分かります。そしてアーヴァインは狩人であるため、もしかすると転生前の正体は森に住む狩猟民族だったのかもしれません。
その正体を前提に考察していくと、早くから親に狩人としての技術を教え込まれ、狩人として実践を積み重ねていたと考えられます。その時に歳が離れた妹がいて、妹に食料を食べさせるために一人前の狩人を目指していた時に、村が軍隊か野党に襲撃され結果、親と妹を失ってしまった…
その時、アーヴァインは仲間や家族を失った事で絶望し、それにベヘリットが呼応したことでゴッドハンドが降臨。これを機にアーヴァインは仲間達を捧げて転生した可能性が考えられます。そして転生後に出会ったソーニャが亡くなった妹に似ており、その面影を見ているとすればソーニャに対する特別な感情の理由に納得できます。
ベルセルクのアーヴァインの強さや能力
『ベルセルク』で狩人として活躍するかっこいいアーヴァインのプロフィールや転生理由・正体を紹介してきました。では、実際に狩人としてどのような能力を持ち、どれほどの強さがあるのでしょうか?ここでは、アーヴァインの強さや能力を具体的に紹介していきます。
強さや能力①弓を使った攻撃が得意
まず、アーヴァインは狩人として弓を使った攻撃が得意です。彼が放った矢は人間離れした命中精度と飛距離を誇っています。アーヴァインが使徒・放魔になる前の状態にあっては、複数の矢を一本の弓で放つほどの技量を持っており、それゆえに弓の長さも背丈程の長さになっています。実際にアーヴァインの矢が敵の首に命中した時は、首が身体から分離しているシーンがありました。
ただ、一本の矢が頭に命中したからといって、身体と頭が分離する状態になるというのは物理的に難しいのではないでしょうか?頭よりも矢の直径が大きいのであればそれも可能だと考えられるのですが、アーヴァインがその時に放った矢の直径は通常の矢と同じで頭よりも小さいです。何らかの能力を使っているような内容ですが、実際にどのような能力を持っているのかは今のところ分かっていません。
強さや能力②使徒になった時の強さ
では次にアーヴァインが使徒になった時の強さを見ていきましょう。まず、アーヴァインは使徒になると猛獣を連想させる四本の足と人間形態の上半身が融合したような姿となります。その時の姿はケンタウロスに近いと言えますが、人間形態の上半身は猛獣となっている部分の腰辺りについており、猛獣の前方部分には狼と羊を融合させたような一つ目の獣の頭部が付いているので、ケンタウロスのような馬ではありません。
そして東部には角が生えており、ここに弓が張られることによって弓としての機能を得ることができます。さらに、尻尾の毛も弓の矢としての機能があるため、毛を毟り取り、その毛を角に張り矢を放っていました。また使徒の状態では能力を持っており、矢が相手に命中した場合は相手の内部から矢が無数に枝分かれし相手を貫き倒すことができます。
ベルセルクのアーヴァインの性格や楽器
アーヴァインの性格
アーヴァインの性格は静寂を好み仲間意識が強いといった特徴があります。普段は無口で他人には興味を持っていないように思えるのですが、さりげない優しさを見せる時があり、凶悪な見た目や使徒といった要素からは想像もできない紳士ぶりです。そんな性格が読者にかっこいいと言われていました。
アーヴァインの転生理由や正体について考察していましたが、このような性格をしているため、恐れ知らずで何をしでかすかわからないソーニャがほっとけないといった理由も考えられます。その可能性を前提に考察すると、純粋で無邪気なソーニャの様子が彼の庇護欲を掻き立てた結果、見守るような姿勢を取っていることも考えられるでしょう。
アーヴァインの楽器の演奏が得意?
静寂を好み無口なアーヴァインですが、そんな性格をしているためか楽器を好んで嗜んでいる様子が描かれています。森の中で心密かに奏でていた時があり、その時の音色は静かな曲で、ソーニャを思いやって演奏しているような雰囲気を纏っています。ちなみにその楽器はギターのような弦楽器となっていますが、この弦楽器にも何か秘密の武器があったりするのかもしれません。
ベルセルクのアーヴァインに関する感想や評価
僕個人の僕個人による僕個人のためのベルセルクかっこいい使徒ランキング第5位「アーヴァイン」狩人さんですね。闇に潜む獣感、弦楽器を演奏するスナフキン感、そしてシャープな、見た目。どこをとってもかっこいい! pic.twitter.com/dZduxknlrO
— labbaboom (@good__mind) May 9, 2015
こちらでは『ベルセルク』のアーヴァインがかっこいいと言われています。どうやら『ベルセルク』の使徒でかっこいいキャラをランキング付けで評価されているようで、アーヴァインはランキング5位となっています。
かっこいい要素として挙げられているのが弦楽器を演奏するスナフキン感や見た目のシャープさ、そして闇に潜む猛獣のような所でした。どこをとってもかっこいいと言われているので、挙げられた特徴に注目してみるとアーヴァインの魅力がより際立って見えることでしょう。また、これほどの魅力を持っているキャラクターであるため、5位以上にランクインしたかっこいいキャラクターも気になります。
ベルセルク37巻読み終わった。読み終わってしまった。。アーヴァインかっこいい。
— NAOKO (@marmotter) March 29, 2013
こちらでは『ベルセルク』の37巻を読み終わった感想としてアーヴァインがかっこいいといった内容が挙げられています。37巻と言えば「幻造世界(ファンタジア)篇」となっており、グリフィスとガニシュカ大帝との対決シーンが描かれており、ガッツ一行は王都ファルコニアに滞在していました。この巻数でアーヴァインが登場しているので是非この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?
ベルセルク、アーヴァインさんの造形がどストライクでたまりません。本当に好きなキャラって絶対フィギュアにならないんだもんな。そもそもマイナーすぎて
— 清 (@kiyo4013) March 31, 2013
こちらでは『ベルセルク』に登場したアーヴァインの造形・見た目がドストライクと言われています。通常の狩人形態か使徒状態のどちらの造形がかっこいいと感じているのかは分かりませんが、他の感想では使徒形態がかっこいいといった感想が多く寄せられていたので、おそらくこの方も使徒形態のアーヴァインを見てドストライクと言っているのかもしれません。
#ベルセルク 40巻をネットで一気買いした吾輩、ついに小説版に手を出す
— 白夜魔@ベルセルク (@shiroyamayama) March 19, 2020
新生鷹の団幹部の1人グルンベルドの過去編で、彼がなぜ大切な者を生贄に捧げて使徒に転生するに至ったかを書いています
悪役好きにはたまらん1冊だよケフフ💕
我が愛しのロクスやアーヴァインの過去も出してくれぇ~ pic.twitter.com/PumA9nK9YK
こちらでは『ベルセルク』の使徒がどのような経緯で転生したのかを考察しているようです。どうやら40巻を読んだ感想となっているようで、この巻数では新生鷹の団幹部の1人であるグルンべルドの転生理由が明らかになっています。アーヴァインとロクスの過去も気になっていると述べられているので、この2人の使徒が特に気に入っているのが分かります。
ベルセルクのアーヴァインまとめ
『ベルセルク』に登場する狩人の使徒・アーヴァインについて、転生した理由や正体を考察し、使徒としての強さと能力までを交えつつ紹介してきましたがいかがでしたか?彼の性格や楽器を奏でている様子がかっこいいと言われるなど使徒らしからぬ紳士さを見せており、人間だったころの正体が気になる方はきっと多い事でしょう。ソーニャに対する特別な感情も転生前の関係が気になる要素の1つでした。
ただ、静寂を好む性格で弦楽器を弾く穏やかな一面があったり、仲間思いな心優しいアーヴァインが使徒になったということは、よほど心の底から感情が湧き出る辛い出来事があった可能性は非常に高いと言えます。
過去では狩人として活動していたというのは容易に想像でき、そこからどんな環境で人生を送っていたのかを想像するのは難しくないかもしれません。今後、ソーニャとの関係性に注目しつつ、かっこいいアーヴァインの活躍をぜひチェックしてみてください。