デュラララ!!の名言・名シーン集！正臣や臨也などのかっこいいセリフまとめ

『デュラララ!!』は、2004年から刊行が開始された日本のライトノベル作品です。著者は成田良悟。2010年1月にテレビアニメ化され、同年6月まで第1期が放送。その後、2015年1月から3月まで第2期の承が、2015年7月から9月まで2期の転が、2016年1月から3月まで2期の結が放送されました。その他、漫画化やゲーム化など、数々のメディアミックスが展開されている大人気作品です。

舞台となるのは東京の池袋。竜ヶ峰帝人は都会の非日常に憧れ、上京して幼なじみの紀田正臣と共に来良学園に入学します。そんな帝人を待っていたのは、都市伝説「首なしライダー」や危険な情報屋、人並み外れた怪力を持つ男など、個性豊か過ぎる面々。帝人は彼らの周囲で巻き起こる様々な事件に関わっていくことになります。

『デュラララ!!』屈指の人気キャラクター、折原臨也を象徴するかっこいい名シーン・名セリフ。臨也は趣味が人間観察というほど人間に対して強い興味を抱いています。人間に対する歪んだ愛情と、人間の様々な一面を見たいという好奇心ゆえに、数々のトラブルを招く臨也。複雑で一筋縄ではいかないキャラクターですが、彼の行動原理を一言で表すと「人ラブ」となるのです。

有名な「人ラブ」と繋がっている折原臨也のかっこいい名セリフ・名シーン。臨也は人間を愛しており、人間に対する興味と好奇心が尽きません。人間の未だ見ぬ一面、自分の予測のつかない事態を特に好む臨也らしい名セリフです。椅子をくるくると回しながら子供のようにはしゃぐ臨也が印象的な名シーンでもありました。

人間観察の一環で、自殺志望者の女性2人に接触した臨也のかっこいい名セリフ・名シーン。臨也は女性たちに死後の世界について質問し、彼女たちの死生観を確認しました。その上で彼女たちに告げたのがこのセリフです。

臨也に言わせれば、彼女たちは自分たちが思っているほど死に向き合っていない、もしくは都合の良いように向き合ってきた。それは臨也の興を削ぐものでした。臨也の言葉がじりじりと女性たちを追い詰めていく様子は、臨也が普通の人間でないことを教えてくれます。

「自分で死を選んでおきながら…」と同じく、自殺志望者の女性に向けて放たれた臨也のかっこいい名セリフです。一緒に自殺しようという名目で女性たちを誘い出した臨也ですが、彼にはもちろん自殺する意思はありません。自殺したいと考える人間を観察し、楽しみたかっただけです。

真実を知った女性の1人は、臨也に「絶対に許さない。殺してやる」と強い憎しみを向けました。それに対して、臨也はこのセリフを言い放ちます。臨也が他者からの恨みの念すら面白がっていることが、この名シーンからわかるでしょう。

折原臨也が犬猿の仲である平和島静雄に対して投げかけたかっこいい名セリフ。『デュラララ!!』で臨也に並ぶ人気キャラクターである静雄は、人間離れした怪力の持ち主です。人間好きを公言する臨也ですが、静雄のことだけは人間の括りに入れておらず嫌いだと言っており、嫌っている理由の1つが静雄の持つ圧倒的な暴力なのでした。

臨也を池袋で見つけた際の平和島静雄のかっこいい名セリフ・名シーン。臨也が大嫌いな静雄は、自分のテリトリーである池袋で臨也を見つけると、問答無用で排除にかかります。久しぶりに池袋で臨也を発見したため早速排除しようとした静雄のこの名セリフ・名シーンは、『デュラララ!!』を見始めたファンに平和島静雄がどんな人物なのかを教える重要なものでした。

ある事件以降、身を隠すために折原臨也のもとで働くようになった矢霧波江のかっこいい名セリフ・名シーン。波江は臨也の異常な人間愛を知っています。人間を愛してやまない臨也の行動は、人間を陥れ、猜疑心を煽り、絶望に叩き落とそうとするもの。そしてその様子を愉快そうに眺めているのです。臨也に振り回される人間側からすれば、臨也は悪魔にしか見えません。折原臨也という人間に対する、波江の冷静で的確な一言でした。

平和島静雄のかっこいい名セリフ・名シーン。かつて静雄はバイト先の店長に人生について問われ、それにキレて暴力を振るい、仕事をクビになるという経験をしました。静雄は自分の人生についての答えを自らではなく他人に考えさせようとした店長の怠慢にどうしようもなく腹を立てたのです。静雄の不器用ながらも真っ直ぐな一面がわかるかっこいい名セリフ・名シーンでした。

池袋の都市伝説「首なしライダー」の正体であるセルティ・ストゥルルソンのかっこいい名セリフ・名シーン。セルティは北欧神話に伝わる妖精の一種・デュラハンで、人間ではありません。失くした首を取り戻すことを目的に日本にやってきましたが、首を取り戻すこともできず、人間でもデュラハンでもない化物であるしかないセルティ。そんな葛藤を振り切り、「今」の自分を受け入れようとするセルティの名セリフです。

セルティを愛する岸谷新羅のかっこいい名セリフ・名シーン。セルティは自身の首を捜しており、新羅は首の在り処を知っていました。しかしセルティにそれを教えず、首を探すセルティを見つめ続けてきた新羅。それは、セルティに首が戻れば彼女が自分から離れていくのではないか、と思っていたからでした。セルティを手放さないためなら彼女の願いに背くことすらやってのける。新羅のセルティへの強い愛情がわかります。

矢霧波江の弟、矢霧誠二が竜ヶ峰帝人に言ったかっこいい名セリフです。誠二には愛する人がおり、また彼は自身が抱く「愛」に強い信念を持っています。好きな女の子のことで悩む帝人に対して誠二が言ったこのセリフは、誰よりも「愛」について考えている誠二だからこそ言えた言葉でした。

岸谷新羅がセルティに向けて言った、かっこいい名セリフです。何者かに襲撃され重傷を負ってしまった新羅。セルティはそんな新羅を心から心配していました。新羅は自分を看病してくれるセルティに対してこのセリフを言い、落ち込んだ彼女の気持ちを引き上げようとします。

セルティには首がなく表情は見えません。しかしセルティを愛している新羅には、彼女が落ち込んでいるのか笑っているのかが容易にわかります。いつでもセルティには笑っていてほしい。そんな新羅の願いが詰まったかっこいい名セリフ・名シーンでした。

平和島静雄のかっこいい名セリフ・名シーン。「全ての人間を愛する」女性の人格を持った妖刀「罪歌」。罪歌は静雄の強さに惹かれ、意識を支配した人間たち「罪歌の子供」たちを使って、静雄を手に入れようと彼に襲いかかりました。向かってくる何十人もの人間を返り討ちにしながら、静雄はこの名セリフを口にします。『デュラララ!!』ファンの中でも特に人気の高い名セリフです。

ドタチンこと門田京平が、竜ヶ峰帝人の友人である紀田正臣に向けて言った名セリフ。かつて、恋人がピンチの際に恐怖で動けなかった正臣。そのことに負い目を感じ、正臣は恋人が救出されたあと彼女に会えずにいました。そんな正臣に、門田はこの名セリフを投げかけることで、恋人と向き合うよう背中を押します。

紀田正臣を象徴する、ファンの間でも特に人気が高い名セリフです。自身の味方をしてくれる人間に味方する、というのはシンプルでありながら実は重要なこと。世の中には自分を尊重してくれる人も悪意を向けてくる人もいる。それなら尊重してくれる人だけに心を向けたほうがいいということを教えてくれる、正臣の名言です。

セルティ・ストゥルルソンは作品の主人公。池袋で有名な都市伝説「首なしライダー」の正体であり、アイルランドの妖精の一種「デュラハン」という存在です。性別は女性。セルティ役の沢城みゆきは、『うたの☆プリンスさまっ♪』（七海春歌）、『ルパン三世』（峰不二子）、『ソードアート・オンライン』（シノン/朝田詩乃）などに出演しています。

竜ヶ峰帝人は、『デュラララ!!』第1部の狂言回し的な存在。都会での生活に憧れ、正臣に誘われて池袋にある来良学園に進学。様々な事件に関わっていくことになります。竜ヶ峰帝人役の豊永利行は、『ユーリ!!! on ICE』（勝生勇利）、『文豪ストレイドッグス』（谷崎潤一郎）などに出演しています。

紀田正臣は帝人の幼なじみ兼親友で、帝人を池袋の来良学園に誘った人物。軽い性格の女好きで、すぐにナンパに走ります。紀田正臣役の宮野真守は、『DEATH NOTE』（夜神月）、『うたの☆プリンスさまっ♪』（一ノ瀬トキヤ/HAYATO）、『K』（伏見猿比古）、『文豪ストレイドッグス』（太宰治）などに出演しています。

園原杏里は眼鏡をかけた大人しい少女で、帝人のクラスメイト。人と距離を置いていましたが、帝人や正臣との出逢いをきっかけに、少しずつ人間関係を広げていくようになりました。園原杏里役の花澤香菜は、『青の祓魔師』（杜山しえみ）、『PSYCHO-PASS』（常守朱）などに出演しています。

折原臨也は新宿を拠点に活動している情報屋。人間が好きで人間の様々な面を見るために様々な事件を起こしている黒幕のような存在です。平和島静雄とは犬猿の仲。折原臨也役の神谷浩史は、『夏目友人帳』（夏目貴志）、『黒子のバスケ』（赤司征十郎）、『おそ松さん』（松野チョロ松）、『進撃の巨人』（リヴァイ）などに出演しています。

平和島静雄は、人間離れした怪力を持つ「池袋最強の男」。その力ゆえに多方面から恐れられていますが、本人は暴力を嫌っています。折原臨也を嫌悪しており、彼とは犬猿の仲。平和島静雄役の小野大輔は、『黒執事』（セバスチャン・ミカエリス）、『黒子のバスケ』（緑間真太郎）、『マギ』（シンドバッド）、『おそ松さん』（松野十四松）などに出演しています。

岸谷新羅は池袋を拠点に活動する闇医者で、セルティを溺愛する人物。セルティとは想いを通わせており、同棲しているという関係です。岸谷新羅役の福山潤は、『コードギアス 反逆のルルーシュ』（ルルーシュ）、『キングダム』（嬴政、漂）、『K』（八田美咲）、『おそ松さん』（松野一松）などに出演しています。

門田京平はダラーズの一員で、臨也に「ドタチン」というあだ名をつけられている、ニット帽が特徴的な男。門田京平役の中村悠一は、『マクロスF』（早乙女アルト）、『妖狐×僕SS』（御狐神双熾）、『マギ』（練紅炎）、『ハイキュー!!』（黒尾鉄朗）、『おそ松さん』（松野カラ松）などに出演しています。

遊馬崎ウォーカーはダラーズの一員で、糸目が特徴的なハーフの男。門田京平と行動を共にしています。遊馬崎ウォーカー役の梶裕貴は、『マギ』（アリババ・サルージャ）、『進撃の巨人』（エレン・イェーガー）、『ハイキュー!!』（孤爪研磨）、『SERVAMP』（クロ）、『僕のヒーローアカデミア』（轟焦凍）、『七つの大罪』（メリオダス）などに出演しています。

狩沢絵理華はダラーズの一員で、遊馬崎ウォーカーの相方として行動している女性。狩沢絵理華役の高垣彩陽は、『戦姫絶唱シンフォギア』（雪音クリス）、『ソードアート・オンライン』（リズベット/篠崎里香）、『ログ・ホライズン』（ヘンリエッタ）などに出演しています。

渡草三郎はダラーズの一員で、門田京平たちが移動の際に使っているワゴンの所有者。渡草三郎役の寺島拓篤は、『うたの☆プリンスさまっ♪』（一十木音也）、『黒執事 Book of Circus』（スネーク）、『SERVAMP』（城田真昼）、『アイドルマスターSideM』（天ヶ瀬冬馬）などに出演しています。

矢霧誠二は矢霧製薬社長の甥で、来良学園に通う帝人のクラスメイト。セルティの「首」に恋愛感情を抱いており、「首」が関わると狂気的な行動を取ります。矢霧誠二役の堀江一眞は、『S.A～スペシャル・エー』（辻竜）、『夏目友人帳』（田沼要）、『SERVAMP』（スノウリリイ）などに出演しています。

矢霧誠二の姉。弟に家族愛を超えた恋愛感情を抱いている、冷徹なエゴイストです。矢霧波江役の小林沙苗は、『ヒカルの碁』（塔矢アキラ）、『D.Gray-man』（アレン・ウォーカー）、『イナズマイレブン』（雷門夏未）などに出演しています。

首に傷の女。その正体は、矢霧誠二のストーカーであり、杏里の友人である張間美香でした。美香は誠二に愛されたいがために顔を「首」そっくりに整形してもらっています。張間美香役の伊瀬茉莉也は、『HUNTER×HUNTER（第2作）』（キルア＝ゾルディック）、『宝石の国』（アンタークチサイト）などに出演しています。

サイモンは池袋にある寿司屋「露西亜寿司」の店員で、ロシア系黒人の男。ダラーズの一員でもあります。サイモン役の黒田崇矢は、『境界線上のホライゾン』（キヨナリ・ウルキアガ）、『魔入りました！入間くん』（サリバン）、『ヒプノシスマイク』（天谷奴零）などに出演しています。

葛原金之助は、警視庁交通機動隊に所属する白バイ隊員。人並み外れたバイクテクニックの持ち主です。葛原金之助役の藤原啓治は、2020年に55歳で逝去。『クレヨンしんちゃん』（野原ひろし）、『鋼の錬金術師』（マース・ヒューズ）、『アイアンマン』（トニー・スターク/アイアンマン）などに出演していました。

岸谷森厳は岸谷新羅の父で、セルティの「首」を盗んだ人物。岸谷森厳役の大塚明夫は、『ふしぎの海のナディア』（ネモ）、『名探偵コナン』（横溝参悟、横溝重悟）、『ONE PIECE』（マーシャル・D・ティーチ/黒ひげ）、『BLEACH』（京楽春水）、『バキ』（範馬勇次郎）などに出演しています。

那須島隆志は、来良学園1年C組の担任教師。女生徒に対するセクハラなどの噂が絶えない男で、杏里に目をつけ彼女にセクハラ行為を行っていました。那須島隆志役のうえだゆうじは、『るろうに剣心』（相楽左之助）、『ラブひな』（浦島景太郎）、『シャーマンキング』（ホロホロ/碓氷ホロケウ）、『ポケットモンスター』（タケシ）などに出演しています。

贄川周二は「東京ウォリアー」という三流雑誌の記者です。贄川周二役の小山力也は、『名探偵コナン』（毛利小五郎）、『血界戦線』（クラウス・V・ラインヘルツ）、『文豪ストレイドッグス』（福沢諭吉）、『バキ』（烈海王）などに出演しています。

田中トムは取り立て屋である平和島静雄の上司。ドレッドヘアが特徴的な男です。田中トムを演じた小西克幸は、『シャーマンキング』（阿弥陀丸）、『金色のコルダ』（王崎信武）、『マクロスF』（オズマ・リー）、『世界一初恋』（高野政宗）、『べるぜバブ』（男鹿辰巳）などに出演しています。

三ヶ島沙樹は紀田正臣の彼女。折原臨也の信奉者で、最初は彼の策略の一環として正臣に近づいていました。三ヶ島沙樹役の福圓美里は、『BLACK CAT』（イブ、ティアーユ＝ルナティーク）、『流星のロックマン』（響ミソラ）、『ストライクウィッチーズ』（宮藤芳佳）、『虚構推理』（弓原紗季）などに出演しています。

平和島幽は平和島静雄の弟で、芸能界で活躍する大人気俳優でありアイドル。平和島幽役の岸尾だいすけは、『デュエル・マスターズ』（黒城凶死郎）、『ヴァンパイア騎士』（玖蘭枢）、『神様はじめました』（鞍馬）、『B-PROJECT』（是国竜持）などに出演しています。

贄川春奈は贄川周二の娘で、元来良学園の生徒。贄川春奈役の中原麻衣は、『わがまま☆フェアリーミルモでポン！』（南楓）、『カレイドスター』（メイ・ウォン）、『舞-HiME』（鴇羽舞衣）、『ひぐらしのなく頃に』（竜宮レナ）などに出演しています。

アニメ『デュラララ!!』第1期の主題歌は、第1話から12.5話までのOPがTHEATER BROOKの「裏切りの夕焼け」。第13話から第25話までのOPがROOKiEZ is PUNK'Dの「コンプリケイション」。第1話から第12.5話までのEDが松下優也の「Trust Me」。第13話から第23話、第25話までのEDがON/OFFの「Butterfly」でした。

アニメ『デュラララ!!』第2期の主題歌は、『承』第1話から第12話までのOPがOKAMOTO'Sの「HEADHUNT」。『転』第13話から第24話までのOPが豊永利行の「Day you laugh」。『結』第25話から第36話、『転』19.5話のOPがFLOWの「Steppin'out」。

『承』第1話から第11話までのEDがTHREE LIGHTS DOWN KINGSの「NEVER SAY NEVER」。『承』第4.5話のEDが豊永利行の「リフレクション」。『転』第13話から第23話のEDがREVALCYの「EXIT」。『転』第13.5話のEDが豊永利行の「91cm」。『転』第19.5話のEDが豊永利行の「C“LR”OWN」。『結』第25話から第35話までのEDがPENGUIN RESEARCHの「ジョーカーに宜しく」でした。

『デュラララ!!』の舞台は池袋。そのため池袋に憧れ、聖地巡りをするファンが多く現れました。2020年現在でも『デュラララ!!』にハマって池袋に行ってみたいと思うようになった人は多くいます。

『デュラララ!!』は数々の登場人物たちの思惑が絡み合い交差する群像劇。その物語をより面白くするのが、周囲を引っ掻き回す折原臨也の存在です。そんな折原臨也の厄介さが堪らなく好きだというファンが多く存在しています。

『デュラララ!!』には数多くのキャラクターが登場しますが、皆それぞれ個性的で魅力的です。ストーリーを追っていれば、必ず1人は感情移入できるキャラ、お気に入りのキャラができるでしょう。キャラクターたちが皆良い面だけでなく人間らしい悪い面、弱い面を持っているところもポイントの1つです。

『デュラララ!!』のキャラクターたちが発した名言・名セリフをまとめて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？『デュラララ!!』のキャラクターたちがいかに個性的で魅力的かが、セリフの1つ1つに表れています。興味を持った人は、『デュラララ!!』のストーリーもチェックしてみてください。