鬼灯の冷徹が面白い！登場キャラクターは？アニメ・漫画の魅力や声優キャストも紹介

「鬼灯の冷徹」は、講談社の漫画雑誌「モーニング」にて2011年14号から連載がスタートし、2020年6号で最終回を迎えた作品です。話数は全271話、コミックスは全31巻あります。作者は、「非日常的な何気ない話」で第57回ちばてつや賞一般部門佳作を獲得したことでも知られる江口夏実でした。

テレビアニメは、第1期が2014年1月10日から4月4日の1クールで、第2期は2017年10月から12月と2018年4月から7月の2クールで放送されました。アニメーション制作は第1期がWIT STUDIO、第2期がスタジオディーンが手がけました。

地獄にやってくる亡者の数は、戦後から増加しており、人材不足という深刻な問題を抱えていました。全部で272部署の頂点に立つ閻魔大王の補佐官として活動していた鬼灯は、そのカリスマ性と優秀さから周囲から一目置かれていました。日本の地獄、EU地獄、桃源郷などを舞台に、獄卒、昔話・神話のキャラクターも登場する日常コメディです。

「鬼灯の冷徹」に登場する舞台は、主人公の鬼灯が働く日本の地獄の他、EU地獄、桃源郷などもあります。登場キャラクターは、獄卒、昔話の登場キャラクター、神話に登場する神々までいます。設定のみを見ると非日常の世界ですが、登場するネタは現代人も共感できるあるあるネタとなっています。世界観とネタの組み合わせがシュールであり、面白いといった感想・評価が多く見られます。

「鬼灯の冷徹」の主人公・鬼灯は、地獄の最頂点の位にいる閻魔大王の補佐官を務める人物です。閻魔大王の部下であり、当然立場は下になります。しかし、どこか見下しており、金棒で殴ったり、地獄の窯に落下した時はすぐに救出しない、寝てる側で騒ぎ立てているところを蹴り飛ばしたりなど、辛辣な対応をとっています。こうした鬼灯のドSなキャラクター性も、面白いと評価されています。

作者の江口夏実は、女子美術大学芸術学部絵画科日本画専攻を卒業しています。両親には、幼い頃から妖怪の漫画なら読むことを許されていたといいます。母親は古典文学専門の教師であり、神話や昔話に触れることも多かったようです。こうした確かな知識に加え持ち前の画力も合わさり、個性的で独特な味のある世界観が表現されています。面白いストーリーに加え、画力の高さも評価する感想も多くあります。

原作漫画「鬼灯の冷徹」は、日本古来の地獄絵図を想起させるリアルな描写となっています。一方で、テレビアニメ「鬼灯の冷徹」は、キャラクターや世界観が原作と比べてソフトで可愛くなっています。こうしたことから、地獄のリアルな描写が見たいという人は原作漫画、怖い絵が苦手という人はアニメの方を勧める感想・評価が多くあります。

鬼灯は、「鬼灯の冷徹」の主人公の地獄で働く鬼です。閻魔大王の優秀な補佐官であり、現代でいうところの官房長官のような役職にあたります。鬼灯役を演じた声優は、安元洋貴であり、主人公役は本作がはじめてでした。所属している声優事務所はシグマ・セブン、山口県出身1977年3月16日生まれです。代表的に出演作に、「BLEACH」茶渡泰虎役、「ワンパンマン」キング役、「ベルセルク」アザン役などがあります。

「鬼灯の冷徹」に登場する閻魔大王は、地獄の頂点に君臨する人物です。亡者への処罰を言い渡す時など仕事中は怖く威厳のある姿を見せます。しかし、プライベートでは優しくもどこか頼りない人物であり、鬼灯からは容赦ない扱いを受けていました。「鬼灯の冷徹」に登場する閻魔大王役を演じた声優は、長嶝高士でした。所属している声優事務所はアーツビジョン、和歌山県出身、1964年2月24日生まれです。

「鬼灯の冷徹」に登場するシロは、昔話「桃太郎」に登場するお供の犬です。素直で純粋な性格であり、思ったことをすぐに口にしてしまうところがありました。名前の通り真っ白い毛色が特徴ですが、犬種は不明でした。「鬼灯の冷徹」シロ役の声優は、小林由美子です。千葉県出身1979年6月18日生まれ、以前は声優事務所・アーツビジョンに所属していましたが、現在はフリーで活動しています。

「鬼灯の冷徹」に登場する柿助は、昔話「桃太郎」に登場するお供の猿です。「猿蟹合戦」に登場する蟹に柿を投げつけて怪我をさせた猿でもあり、当時のことに罪悪感を抱いていました。アニメ「鬼灯の冷徹」柿助役を演じた声優は、後藤ヒロキでした。埼玉県出身1985年11月16日生まれです。以前は声優事務所・たアクロス エンタテインメントに所属していましたが、現在はフリーで活動しています。

「鬼灯の冷徹」に登場するルリオは、昔話「桃太郎」に登場するお供のキジです。桃太郎のことを心から慕っていました。アニメ「鬼灯の冷徹」でルリオ役を演じた声優は、松山鷹志でした。松山鷹志は、東京都出身1960年4月2日生まれ、声優事務所・青二プロダクションに所属しています。代表的な出演作に、「封神演義」聞仲役、「忍たま乱太郎」照星役、「テニスの王子様」越前南次郎役などがあります。

「鬼灯の冷徹」に登場するお香は、鬼灯の幼なじみの獄卒であり、衆合地獄で主任補佐を務めています。おっとりとしていて優しく、腰には蛇を2匹巻いていました。アニメ「鬼灯の冷徹」でお香役を演じた声優は、喜多村英梨でした。東京都出身1987年8月16日生まれです。以前はEARLY WINGに所属していましたが、現在はフリーで活動しています。主な出演作に、「かなめも」東ひなた役、「WORKING!!」轟八千代役などがあります。

「鬼灯の冷徹」に登場する茄子は、獄卒で働く小鬼です。唐瓜とは出身地も同じで仲良しであり、よく一緒に行動しています。鬼灯も認めるほどの芸術の才能を持っていました。アニメ「鬼灯の冷徹」で茄子役を演じた声優は、青山桐子でした。東京都出身1976年11月3日生まれ、声優事務所・81プロデュースに所属しています。主な出演作に「デジモンテイマーズ」北川ケンタ役、「味楽る!ミミカ」王子真之介役などがあります。

「鬼灯の冷徹」に登場する唐瓜は、茄子と同じく地獄で働く獄卒です。茄子とは対照的にしっかりしており、仕事もテキパキこなします。お香に片思いをしており、彼女と同じ衆合地獄で働くことを希望していました。アニメ「鬼灯の冷徹」で唐瓜役を演じた声優は、柿原徹也でした。ドイツ出身1982年12月24日生まれです。以前は81プロデュースに所属していましたが、現在はフリーで活動しています。

「鬼灯の冷徹」に登場する芥子は、如飛虫堕処で働くウサギの獄卒です。昔話「かちかち山」に登場するウサギでもあり、復讐を果たした今もなお狸に対して深い憎しみを抱いていました。普段は礼儀正しく控えめで穏やかな性格ですが、狸が絡むと人格が変わったかのように変貌します。芥子役を演じた声優は、種﨑敦美でした。大分県出身9月27日生まれ、事務所は東京俳優生活協同組合に所属しています。

「鬼灯の冷徹」に登場するピーチ・マキは、地獄に住む売り出し中のタレントでした。ピーチ・マキは芸名であり、本名はとうもろこしを指す「真黍」でした。同じ事務所の同期であるミキとまきみきというコンビを組んでいました。アニメ「鬼灯の冷徹」でピーチ・マキ役を演じた声優は、上坂すみれでした。神奈川県出身1991年12月19日生まれです。

以前はスペースクラフト・エンタテインメントに所属していましたが、現在はフリーで活動しています。歌手としても活動しており、アニメ「鬼灯の冷徹」でも第1期のエンディング曲「パララックス・ビュー」と第2期のエンディング曲「リバーサイド・ラヴァーズ（奈落の恋）」を歌唱しています。

「鬼灯の冷徹」に登場する桃太郎は、その名の通り昔話「桃太郎」のヒーローです。以前のように鬼退治で栄光を手にしようと暴れていたところ、鬼灯に敗北します。その後、心を入れ替えて桃源郷の白澤の元で働くことになります。就職後は、「鬼灯の冷徹」のキャラクターとしては珍しい常識ある人物となっており、ツッコミ役にまわることが多くあります。

アニメ「鬼灯の冷徹」で桃太郎役を演じた声優は、平川大輔でした。平川大輔は、新潟県出身1973年6月4日生まれです。以前は同人舎プロダクションや、メディアフォースに所属していましたが、現在はフリーで活動しています。

「鬼灯の冷徹」に登場する白澤は、中国に古くから伝わる神獣であり桃源郷に住んでいます。漢方に精通している薬剤師であり、漢方薬局「うさぎ漢方極楽満月」を経営していました。鬼灯とは顔立ちが似ていますが折り合いが悪く、顔を合わせる度に喧嘩をしています。

アニメ「鬼灯の冷徹」で白澤役を演じた声優は、遊佐浩二でした。京都府出身1968年8月12日生まれです。以前はオフィス薫に所属していましたが、現在はフリーで活動しています。

「地獄の沙汰も君次第」は、アニメ第1期「鬼灯の冷徹」のオープニング曲でした。地獄の世界を明るい曲調で紹介した曲であり、歌っているのは地獄の住人である鬼灯、お香、閻魔大王、唐瓜、シロ、茄子らの役を務める声優陣でした。演奏はYOUR SONG IS GOOD、作詞はサイトウ "JxJx" ジュン、獄卒音楽連盟、作曲と編曲はサイトウ "JxJx" ジュンが担当しています。

「パララックス・ビュー」は、2014年3月5日にリリースされたアニメ「鬼灯の冷徹」第1期のエンディング曲でした。歌っているのは、ピーチ・マキ役の声優である上坂すみれです。作詞は大槻ケンヂ、作曲はNARASAKI、編曲はSadesper Recordが担当しています。

「大！地獄地獄節」は、テレビアニメ「鬼灯の冷徹」第2期のオープニング曲でした。演奏はYOUR SONG IS GOOD、作詞はサイトウ "JxJx" ジュン、獄卒音楽連盟、作曲と編曲はサイトウ "JxJx" ジュンが手がけました。歌っているのは、鬼灯、閻魔大王、シロ、柿助、ルリオ、座敷童子の一子と二子、芥子ら声優陣と、YOUR SONG IS GOODでした。

「リバーサイド・ラヴァーズ（奈落の恋）」は、テレビアニメ「鬼灯の冷徹」の第2期のエンディング曲でした。歌っているのは、ピーチ・マキ役の声優である上坂すみれでした。作詞、作曲、編曲は全てTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが担当しています。

「鬼灯の冷徹」の作者は、女子美術大学芸術学部絵画科日本画専攻を卒業している江口夏実です。母親が古典文学の教師だったこともあり、神話や昔話などを読む機会も多かったといいます。原作漫画の色使いや作画が綺麗といった感想・評価も多くありました。

原作漫画「鬼灯の冷徹」は、アニメ「鬼灯の冷徹」と比べ、地獄絵図を想起させる怖い作画であるといった感想・評価が多くあります。しかし、細かいところも描きこまれた作画に定評があります。アニメよりも原作漫画の作画が好きといった感想・評価もありました。

「鬼灯の冷徹」は、地獄、EU地獄、桃源郷などを舞台としています。閻魔大王、獄卒、神話に登場する神々や昔話の登場人物といったキャラクターが登場します。伝承などを物語にうまく取り入れていて面白いといった感想・評価もありました。

「鬼灯の冷徹」は、地獄を舞台とした作品ですが、共感できる面白い日常ネタなども盛り込まれています。神話や昔話の他、テレビ番組やコマーシャルのネタなども登場します。雑学などが好きな人にも勧められるといった感想・評価もありました。

アニメ「鬼灯の冷徹」のオープニング曲は、第1期と第2期共に、主要キャラクターたちが明るい声で地獄の世界を歌う曲となっています。第1期、第2期どちらのオープニング曲も好きといった感想もありました。

「鬼灯の冷徹」の面白い魅力や、アニメと原作漫画の違い、登場キャラクター、アニメの声優、ファンの感想・評価などを紹介してきました。地獄を舞台とした作品ですが、神話、昔話の他、テレビ番組やコマーシャルなどのネタも登場する作品です。