【名探偵コナン】探偵甲子園編のあらすじネタバレ！服部平次のかっこいいシーンも

探偵甲子園編とは、「名探偵コナン」シリーズの人気エピソードの一つです。全国から高校生探偵を集め、小島で推理勝負をするというテレビの企画に、西の代表として服部平次が参加することになります。コナンは、服部平次の付き添いで小島についていきます。

「名探偵コナン」は、1994年5号から現在に至まで小学館の漫画雑誌「週刊少年サンデー」で連載されている推理漫画です。現在コミックスは98巻まで発売されおり、発行部数はすでに2億冊を突破しています。作者は、「まじっく快斗」や「YAIBA」などの作品で知られる漫画家の青山剛昌です。新感覚のストーリーが話題となり、1996年1月にはアニメ化、翌年の1997年には映画第1作目が公開されました。

主人公の工藤新一は、持ち前の推理力と洞察力を生かし、次々と難事件を解決してきました。高校生探偵としてもてはやされ、世間でも有名でした。ある日、地元の遊園地・トロピカルランドへと幼なじみの毛利蘭と遊びに出かけます。新一は、そこで怪しい男たちが大金を受けわたす取引の現場を覗き見てしまいます。口封じのため毒薬を飲まされた新一は、薬の副作用で子供の姿に縮んでしまっていました。

「名探偵コナン」の探偵甲子園編は、原作漫画だと54巻と55巻の2冊に収録されており、テレビアニメでは479話に該当します。テレビアニメは、2時間のスペシャル番組として、2007年7月16日に放送されました。

服部平次は、西の代表として、日売テレビの探偵甲子園という企画に参加することになります。探偵甲子園とは、全国各地から高校生探偵を孤島に集め、推理対決をさせて日本一を決めるという企画でした。コナンたちは、待ち合わせの港までやってきます。そこには、日売テレビのディレクターであるという槌尾広生という人物がいました。孤高には狭いロッジしかないため、保護者は同伴できないといいます。

小五郎、蘭、和葉の3人は、テレビ局が用意したという近くのホテルに泊まることになります。3人はコナンたちと分かれて紹介されたホテルに向かいますが、そんな予約は受けていないと言われます。平次は、同じ部屋に泊めるからとして、助手という名目でコナンを連れていきます。平次とコナンが乗り込んだ船には、北の代表である時津潤哉、南の代表である越水七槻がいました。

孤島についた一同は、世話係の甲谷廉三に迎えられ、ロッジに案内されます。ロッジには、先に東の代表である白馬探がいました。ロッジには、槌尾の他にテレビスタッフはいませんでした。一方、小五郎は、知り合いの沖野ヨーコを通じて日売テレビに探偵甲子園の企画について問い合わせていました。しかし、日売テレビはそんな企画はなく、槌尾というスタッフも存在しないといいます。

コナンたちは、甲谷が準備した夕食をとることにします。しかし、槌尾は一向に姿を表しませんでした。部屋まで呼びに行くと、ドアノブには血が付着しており、鍵もかかって返事がない状態でした。平次は、施錠されたドアを蹴破って中に入ります。そこには、縄で拘束されて床に倒れる槌尾の姿がありました。窓は施錠されており、密室でしたが、槌尾は生きていました。

槌尾によると、部屋を出たあと後ろから誰かに薬で眠らされたのだといいます。甲谷は、事件を解いて書面にしてから自分に提出するようにと口にします。正解なら2会戦への出場、または孤島から帰ることができるといいます。探偵甲子園の参加者たちは、槌尾が偽のディレクターであるとすぐに気づいていました。密室を見た時津潤哉は、すぐにトリックがわかったといいます。

時津は、みんなに正解のトリックをやってみせるとして、一時間ほど待って欲しいと頼み、2階の自室にこもります。その他一同は、待っている間に夕食をとることにします。平次たちは、槌尾に偽のディレクターを請け負った理由について聞きます。しかし、槌尾は、内緒にしておかないと報酬がもらえないとして話そうとしませんでした。孤島のロッジには、いたるところにラベンダーの植木鉢がおかれていました。

越水は、ラベンダーと聞いて思い浮かべるのは、過去に起きたラベンダー屋敷殺人事件であると口にします。その言葉を聞いた槌尾は、怯えた様子で外へ出ていきました。その後土砂降りとなり、肩が濡れた状態でみんなの元に戻ってきます。時津が部屋にこもって2時間が経過していましたが、彼は一向にみんなの前に姿を現しませんでした。甲谷が様子を見にいくと、何度ノックしても返事がないといいます。

平次、コナン、白馬は、外から時津の部屋の様子を見にいきます。そこには、血を流して動かない時津の姿がありました。平次は、窓ガラスを割って時津の部屋に入ります。時津は近くに落ちていたハンマーで殴られ、殺されたと考えられました。

凶器のハンマーは、ラベンダーの近くに置いてあった工具箱に入っていたのだろうとされました。窓やドアには鍵がかかっていたことから、密室殺人でした。容疑者は、犯行時間にダイニングから離れた甲谷、槌尾、越水の誰かであるとされました。

時津を殺害したのは、南の代表だった越水でした。密室のトリックは、窓枠の鍵を外して鍵を短く切断して寸足らずにし、窓枠にボンドをつけて外からはめるというものでした。1時間もトリックの準備にかかると時津が言っていた理由は、ボンドが乾くのに時間が必要だったからでした。越水は、夕食が始まってすぐに席を外し、部屋に行って時津をハンマーで殺害します。

探偵甲子園とは、日売テレビが企画した推理バトルの番組であるといいます。全国の東西南北から、一人ずつ代表として高校生探偵が集められます。しかし、これは犯人の越水が親友を自殺に追い込んだ時津へ復讐するために作った嘘の企画でした。探偵甲子園編は、平次のかっこいいシーンに加え、伏線が面白いことでも知られています。

あらすじネタバレで紹介した通り、槌尾広生は日売テレビの番組ディレクターであるとして、平次たち高校生探偵を孤島に案内していました。しかし、槌尾は誰かに金で雇われただけの人物であり、日売のテレビディレクターではありませんでした。探偵甲子園の参加者たちは、ジャンパーのマスコットキャラクターの目の渦巻が、本物と逆であることなどからすぐに偽物であると見抜いていました。

越水は、制服に着替えた時に学校の校則が厳しいと発言していました。時津が殺された現場で、窓から風が吹き込んだ際、一瞬だけ時津の耳元が見えます。校則が厳しい学校に通っているはずなのに、彼女の耳元にはピアスの穴が空いていました。コナンと白馬は、これによって彼女が高校生ではないと見破ります。

犯人の越水は、恨みのある槌尾と甲谷も孤島に閉じ込めて心中するつもりでいました。しかし、平次は孤島に来る前に和葉に対し、帽子を被り直して「服部平次ここにあり」と発言していました。これは、和葉に向けて残したメッセージでした。平次は自分の帽子を、船の船首にくくりつけていたのでした。和葉は平次のメッセージに気がつき、船で孤島へ迎えにやってきます。

平次は、槌尾が部屋にこもって返事がない時は、ドアを蹴破って中に入っています。時津が血を流して倒れているところを発見した際は、外窓を割って中に入っています。平次の行動は、現場を荒らす行為であるとして、他の探偵たちから非難されます。しかし、それは少しでも助かる可能性を信じたいからという平次の信念からの行動でした。

コナンは、探偵甲子園編にて服部平次の付き添いとして企画に参加しました。江戸川コナン役を担当している声優は、81プロデュースに所属する高山みなみです。高山みなみは芸名であり、本名は新井泉です。東京都出身1964年5月5日生まれです。声優としてのデビュー作は「学園特捜ヒカルオン」でした。歌手としても活動しており、TWO-MIXとES CONNEXIONのボーカルを務めていることでも知られています。

服部平次は、西の代表として探偵甲子園に参加しました。服部平次役を演じた声優は、堀川りょうでした。堀川りょうは、大阪府出身1958年2月1日生まれです。声優養成所のインターナショナル・メディア学院の学院長を務めています。声優として活動を始めたのは1984年からであり、デビュー作は「夢戦士ウイングマン」でした。2020年5月にはYoutubeチャンネルを開設し、YouTuberとしても活動しています。

白馬探は、「まじっく快斗」の主人公・黒羽快斗のクラスメイトです。工藤新一の代わりに東の代表として探偵甲子園に参加しました。探偵甲子園編で白馬探役を演じた声優は、ピアレスガーベラに所属する石田彰でした。石田彰は、愛知県出身1967年11月2日生まれ、1980年代から声優として活躍しています。「機動戦士ガンダムSEED」アスラン・ザラ役で第1回声優アワード助演男優賞を獲得しています。

越水七槻は、南の代表として探偵甲子園に参加した女子高生でした。当初は、ボーイッシュな服装にサングラスをかけていたことから、男性と思われていました。僕という一人称を使っており、驚いた時などは方言が出ることもあります。越水七槻役を演じた声優は、アーツビジョンに所属する早水リサでした。早水リサは、大阪府出身1975年2月28日生まれです。1999年にドラマCDに出演し、声優として活動を始めます。

時津潤哉は、北の代表として探偵甲子園に参加した男子高校生です。ネット用語を使った特徴的な話し方をします。時津潤哉役を演じた声優は、81プロデュースに所属する三木眞一郎でした。三木眞一郎は、東京都出身1968年3月18日生まれです。声優としてのデビュー作は、1989年10月から1990年3月にかけて放送されたアニメ「ダッシュ!四駆郎」神崎操役でした。

槌尾広生は、コナンたちを島に案内した日売テレビディレクターの男性です。しかし、日売テレビディレクターというのは偽りであり、誰かに金で雇われたのだといいます。槌尾広生役を演じた声優は、青二プロダクションに所属する宝亀克寿でした。宝亀克寿は、長崎県出身1946年10月30日生まれです。1993年から声優として活動しており、「ONE PIECE」の二代目ジンベエ役などでも知られています。

甲谷廉三は、探偵甲子園の参加者たちの世話をになっていた58歳の男性キャラクターです。甲谷廉三役を演じた声優は、ぷろだくしょんバオバブに所属していた田口昂でした。田口昂は、東京都出身1942年5月18日生まれ、2016年8月16日に74歳で亡くなります。1962年から声優として活動しており、代表的な出演作に「昆虫物語新みなしごハッチ」ワルムチキッド役、「ときめきトゥナイト」ペック役などがあります。

水口香奈は、ラベンダー屋敷でメイドとして働いていた女性キャラクターであり、越水七槻の親友でもありました。ラベンダー屋敷で起きた事件の容疑をかけられ、心労が重なり自殺をしてしまいます。水口香奈役を演じた声優は、アクロス エンタテインメントに所属する岡本奈美でした。岡本奈美は旧芸名であり、現在は岡本ナミという名前の部分だけカタカナになった芸名で活動しています。福岡県出身1977年5月2日生まれです。

探偵甲子園に登場する越水は、南代表の高校生探偵として登場しました。しかし、あらすじネタバレで紹介した通り、実はすでに成人しており、時津を殺害した犯人でもありました。僕という一人称を使い、驚いた時は方言が登場します。探偵甲子園のみの登場で犯人でしたが、かわいいと人気があります。

あらすじネタバレで紹介した通り、時津は探偵甲子園にて殺害された北の高校生探偵です。ラベンダー屋敷の事件で、犯人の越水の親友を自殺に追い込んでしまいます。ネット用語を多用する特徴的な喋り方をし、面白いキャラクターだったという感想もあります。

あらすじネタバレで紹介した通り、探偵甲子園にて平次は、槌尾のドアを蹴破ったり、時津の部屋の窓ガラスを割ったりなど、現場を荒らす行動をとっていることから、周囲の探偵たちに非難されています。その行動は、人命を何よりも大切にするが故の行動でした。探偵甲子園のコナンと平次の活躍が好きという感想もありました。

「名探偵コナン」のエピソードの一つである探偵甲子園編のネタバレあらすじ、事件の犯人、犯人の犯行動機、登場人物とアニメの声優、視聴者の感想などを紹介してきました。犯人の越水は、探偵甲子園のみの登場でしたが、かわいいと人気があります。