2020年11月04日公開
2020年11月04日更新
【ゴールデンカムイ】ソフィア・ゴールデンハンドのモデルは?過去や経歴を考察
ゴールデンカムイとは、数々の癖の強いキャラクターが織りなす、サバイバルバトルが見どころの人気漫画作品です。そんなゴールデンカムイ作中に登場したソフィアという人物は、主人公アシリパの父親・ウイルクの過去を知る重要なキャラクターでした。ここでは、ゴールデンカムイのソフィアについて、モデルとなった実在の人物や、ウイルクやキロランケと知り合った過去などについて迫っていきます。
目次
ゴールデンカムイのソフィアとは?
ゴールデンカムイの作品情報
ゴールデンカムイに登場するソフィアとは、アシリパの父親・ウイルクとその仲間キロランケに深く関わる人物で、作中のキーキャラクターとして登場しました。ここでは、ゴールデンカムイに登場して数々の活躍シーンを残しているソフィア・ゴールデンハンドについて、その過去や活躍、実在した彼女のモデルなど、様々な情報を詳しく紹介していきます。
ゴールデンカムイの概要
ソフィア・ゴールデンハンドを詳しく掘り下げていく前に、彼女が登場して活躍する人気漫画作品・ゴールデンカムイの概要を紹介します。ゴールデンカムイとは、集英社の刊行する青年漫画雑誌・週刊ヤングジャンプにて連載中の注目のバトル漫画です。2014年から連載されているゴールデンカムイは、アニメ化も果たしており高い人気と注目度を誇る作品です。
ゴールデンカムイの特徴としては、凄腕の兵士や殺人鬼たちの繰り広げる激しいバトルや、明治時代末期の広大な北海道の自然、細かく描写されたアイヌ文化などが挙げられます。様々な面白い要素が詰め込まれたゴールデンカムイは、「和風闇鍋ウエスタン」と銘打たれています。そんなゴールデンカムイには、一癖も二癖もある、狂人といって相応しい強烈なキャラクターがどんどん登場しています。
ここで紹介していくソフィア・ゴールデンハンドも、男性キャラクターが多数を占めるゴールデンカムイにおいて、数少ない女性キャラクターとして登場しながら、ゴールデンカムイの作風にしっかりとマッチする濃すぎるキャラクターとして活躍しています。ゴールデンカムイに重要なキーキャラクターとして登場し、物語に深く関わるソフィア・ゴールデンハンドの、壮絶な過去やモデル情報をまとめます。
ゴールデンカムイのあらすじ
ゴールデンカムイのあらすじを紹介します。日露戦争から帰ってきた兵士である杉本佐一は、戦死した親友の残した妻の病気を治すため、北海道に資金調達に訪れます。そんな杉本は、アイヌ埋蔵金の噂を耳にします。アイヌの埋蔵金を探し出そうとする杉本は、あるアイヌの少女・アシリパと出会い、彼女と共に埋蔵金を巡る様々な勢力の戦いに巻き込まれていくのでした。
ソフィア・ゴールデンハンドのプロフィール
ゴールデンカムイに登場するソフィア・ゴールデンハンドのプロフィールを紹介します。ソフィア・ゴールデンハンドは、ゴールデンカムイに登場時は、亜港監獄に収監されている囚人であり、ロシア皇帝の暗殺に関わったとされる革命家です。アシリパの父・ウイルクやキロランケの同志でもあるソフィアは、ウイルク達との出会いをきっかけに革命への道に身を投じていくようになりました。
ゴールデンカムイに登場するソフィアは、若い頃美しい黒髪で線の細い美女といったルックスをしていましたが、亜港監獄に収監されている間に逞しくまさに女傑と呼ぶにふさわしい風貌に変化しています。女性キャラクターでありながら、作中最強クラスの肉体派・岩息と互角に殴り合うなど、高い戦闘能力も有しています。
ソフィア・ゴールデンハンドは、ゴールデンカムイ作中でかつてキロランケやウイルクと行動を共にしていた過去を持っています。アイヌの埋蔵金の在りかを唯一知っていたウイルクは死亡し、娘のアシリパにだけ分かる方法でヒントを残したと考えられていました。キロランケはウイルクを深く知るソフィアとアシリパとを出会わせる事で、埋蔵金の手掛かりを探ろうとしていたのでした。
ゴールデンカムイのソフィアの実在モデル
モデル①ソフィア・ペロフスカヤ
ゴールデンカムイに登場するソフィア・ゴールデンハンドには、実在のモデルがいます。まず、ソフィアの実在のモデルの一人が、ソフィア・ペロフスカヤです。ソフィア・ペルフスカヤとは、革命家ソフィア・ゴールデンハンドの経歴や過去のモデルとなったと言われている実在の人物です。ソフィア・ペロフスカヤは、実際にロシア皇帝アレクサンドル2世の暗殺を首謀した革命家でした。
実在の人物ソフィア・ペロフスカヤですが、元々は貴族の生まれでした。この経歴も、ゴールデンカムイのソフィアのモデルとなった部分です。貴族出身で裕福だったソフィア・ペロフスカヤでしたが、女子大学への進学をきっかけに、革命思想に取りつかれるようになります。革命組織の活動にも加わる事となったソフィア・ペロフスカヤは、その思想を更にエスカレートさせていきます。
そしてついに、ソフィア・ペロフスカヤはロシア皇帝の暗殺を計画します。同志たちと共に計画を実行に移したソフィア・ペロフスカヤでしたが、結果的に彼女たちは逮捕されてしまい、皇帝暗殺は失敗に終わります。ゴールデンカムイ作中でも、ソフィア・ゴールデンハンドはロシア皇帝の暗殺を首謀していますので、この部分も実在のソフィア・ペロフスカヤがモデルとなっていると考えられています。
モデル②ソーニャ・ゴールデンハンド
ゴールデンカムイのソフィアのモデルには、実在の人物が二人使用されています。前述した実在の人物・ソフィア・ペロフスカヤは、過去や経歴がモデルとなっていました。ソフィア・ゴールデンハンドのモデルとなったもう一人の人物は、ソーニャ・ゴールデンハンドです。ソーニャ・ゴールデンハンドも、ソフィア・ペロフスカヤと同様実在した人物でした。
ソーニャ・ゴールデンハンドとは、本名をソフィア・ブリュヴシュテインという、実在した宝石泥棒です。とても美しい女性だったソフィア・ブリュヴシュテインは、宝石泥棒を大胆不敵な態度で度々成功させ、その華麗なる盗みの手口に敬意を表し、人々は彼女に「ゴールデンハンド」という異名をつけたのでした。しかし、そんなソーニャ・ゴールデンハンドも、写真が普及すると顔を知られてしまい逮捕される事となりました。
ゴールデンカムイのソフィア・ゴールデンハンドも、革命の資金を調達するために盗みを繰り返していました。犯罪を繰り返し、義賊のような事も行っていたソフィア・ゴールデンハンドは、法廷でゴールデンハンド・金の手という異名をつけられています。この「ゴールデンハンド」という名前は、実在のソーニャ・ゴールデンハンドから取られていると考えられます。
ゴールデンカムイのソフィアの経歴や過去
経歴①上流階級の出身
ゴールデンカムイのソフィアの過去や経歴を詳しく紹介します。まず、ソフィアは上流階級の出身であり、非常に裕福で恵まれた生まれの女性です。また、とても美しく教養もある女性でした。そんなソフィアでしたが、やがて革命運動に身を投じていきます。
経歴②亜港監獄へ収監される
愛称は「金の手」
モデルとなったソーニャ・ゴールデンハンドに関しての情報でも紹介しましたが、ソフィアの異名は「金の手」ゴールデンハンドです。ソフィアの過去はキロランケの口からも語られており、過去にロシア皇帝の暗殺を首謀した、革命家のリーダーだと紹介されました。ソフィアは活動資金を得るために犯罪を繰り返しており、「ゴールデンハンド」という愛称で呼ばれるようになります。
牛乳を使ったメッセージで脱獄しようとした?
亜港監獄に長く収監されていたソフィアでしたが、革命家のリーダーとして外と情報をやり取りしていました。キロランケとも詳しく情報をやり取りしており、その際に使用していた方法が、牛乳を使ったメッセージでした。牛乳を使った方法とは、乾燥すると無色になる液体・牛乳で手紙にメッセージを書き、火で炙ると文字が浮かび上がるようにする方法です。この方法でソフィアは囚人でありながら外部と連絡を取っていました。
経歴③長谷川の妻子を撃ち殺した過去
かつて、ソフィアはキロランケ、ウイルクと共に日本に渡る準備をしていました。その準備として、写真館の主である日本人・長谷川に日本語を習っていたソフィア・キロランケ・ウイルクの3人。しかし、そんなある日、ロシアの警察が写真館に踏み込んできます。逃亡中であったソフィア・キロランケ・ウイルクは警官達に応戦し、銃撃戦になってしまいます。
そんな戦いの中、ソフィアは倒れている敵の中に長谷川の妻子がいる事に気づきます。長谷川は妻子を逃がしていたのですが、夫を心配して妻は戻ってしまったのです。長谷川の妻子を誤って撃ってしまったのはソフィアであり、彼女はこの事に絶望していました。
ゴールデンカムイのソフィアとウイルク・キロランケの関係
関係①ウイルクとキロランケに出会う
ゴールデンカムイに登場するソフィアと、ウイルク・キロランケとの関係を紹介します。ソフィアは貴族出身の裕福な女性で、教養もある人物でした。そんなソフィアでしたが、ウイルクと出会って少数民族の暮らしや歴史に触れていく事になります。ウイルクとキロランケは少数民族の独立を目指しており、ソフィアたち革命家は革命を成功させるため、ウイルクたちと戦おうとしていました。
関係②ウイルクへの恋
ソフィアは革命家として、ウイルクやキロランケと同志という関係にありました。しかし、ソフィアはウイルクに恋心を抱いていました。ウイルクと共に過ごすうちに好意を持つようになっていったソフィアでしたが、日本に渡るかどうかは迷っている様子でした。そんなソフィアの様子に、キロランケも「ウイルクが一緒に来いと言えば来る」と話していました。
関係③女の幸せを捨てる
ソフィアは、長谷川の妻子を撃ち殺してしまった過去を持っています。間違って撃ってしまった結果の事でしたが、ソフィアは赤ん坊を殺してしまった事を悔い続けていました。自分を責め続けていたソフィアは、「殺した赤ん坊が頭から離れない」と語っており、女としての幸せを捨てる決意をします。その為、ウイルクを愛していながら、共に日本には渡らないという決断をしたのです。
関係④キロランケをビンタした理由
キロランケの協力により、ソフィアは長らく幽閉されていた亜港監獄を脱獄しています。久々に再会を果たしたキロランケとソフィア、そんな場面でソフィアはキロランケをビンタしています。この様子にアシリパもなんで叩くのかと不思議そうにしていました。
キロランケはアイヌの埋蔵金の秘密を守るため、ウイルクを殺害してしまいます。そんなキロランケの決断を分かっていながらも、ウイルクを愛していたソフィアはウイルクをビンタせずにはいられなかったのでした。
ゴールデンカムイのソフィアに関する感想や評価
ソフィアさんはゴールデンカムイに登場する中でもかなり好きなキャラなので新刊は大興奮だったマン
— くわがた (@evn_r) July 12, 2019
ゴールデンカムイに登場する、ソフィアに関する感想や評価をいくつか紹介していきます。まず、ソフィアはゴールデンカムイ作中に登場する数々のキャラクターの中で、非常に人気のあるキャラクターです。激しい戦闘シーンが見どころであるゴールデンカムイにおいて、ソフィアは女性であるにも関わらず、岩息と殴り合いを演じたり、アムールトラと戦ったりと活躍を見せています。
本誌ゴールデンカムイ、ソフィア姐さんと舎弟たちのやり取りに惚れる。こんなに時間経ってるのに日本語喋れるってどれだけ大事に思ってたんだ…
— 廉価 (@lenka_parade) November 30, 2018
姐さんいいぞそのままフルボッコにしてやれ!そっちのスナイパーもついでに一発ぶん殴っとこうか!というか真実知られたら間違いなく殺されるな!
ソフィアはゴールデンカムイ作中に登場する、革命家のリーダーです。反乱組織の首領として活動してきたソフィアは、亜港監獄に捕まってしまいます。彼女には数々の舎弟たちがついており、彼らはソフィアを守るためならば盾になって死ぬ覚悟をしています。そんな慕われるリーダーであるソフィアは、かっこいいリーダーとして愛されているキャラクターでした。
ゴールデンカムイ203話、ソフィアが仲間を集めてから「復讐のために北海道へ」行こうとしてるけど、復讐する相手は、ウイルクを殺した尾形、キロランケを殺した谷垣月島鯉登、以外にも、ウイルクにアイヌ殺しの罪を被せた誰かか…もしくはウイルクを消す指示を出したと思われる中央か参謀本部かな?
— 南瓜オレンジ11/29ソ66b (@nominoya) June 19, 2019
ゴールデンカムイ作中で、ソフィアは壮絶な過去を持っているキャラクターでした。過去にはウイルクに恋をしていながらも、自らの使命を優先し共に日本に渡らない道を選びました。そんなソフィアはウイルクの死を知って深く悲しんでいます。ソフィアもまたアシリパを手に入れるために日本へ戻ってくると考えられますが、そんな彼女は一体誰の敵になるのか注目されています。
ゴールデンカムイのソフィアまとめ
ここでは、ゴールデンカムイに登場する、ソフィア・ゴールデンハンドというキャラクターについて紹介しています。ソフィア・ゴールデンハンドとは、ゴールデンカムイに登場する女性革命家であり、ロシア皇帝暗殺の首謀者として樺太の亜港監獄に捕まっていました。キロランケはウイルクの過去を知るソフィアとアシリパを合わせることで、アシリパが知っている重要なヒントを得ようと考えていました。
キロランケの手引きで脱獄を果たしてソフィアでしたが、騒動に紛れて現在はアシリパとはぐれている状態です。革命家ソフィア・ゴールデンハンドは、ゴールデンカムイの今後のストーリーを左右する重要な勢力となっています。是非、ゴールデンカムイをチェックして、カッコいいソフィア・ゴールデンハンドの活躍シーンにも注目して見てください。