【名探偵コナン】降谷零の一人称を考察!僕・俺・私を使い分けている理由とは?

「名探偵コナン」の降谷零の一人称は、僕・俺・私を使い分けているといわれています。今回は、そんな降谷零の一人称についての考察などを紹介します。安室透やバーボンといった顔を使い分けている人物ですが、使い分ける理由は一体何なのでしょうか?その違いについて様々な情報がありました。実際に名探偵コナンを視聴したりした人の、ネット上での感想や評価についても併せてまとめています。

【名探偵コナン】降谷零の一人称を考察!僕・俺・私を使い分けている理由とは?のイメージ

目次

  1. 降谷零とは?
  2. 降谷零の一人称は?初登場時は?
  3. 降谷零が僕・俺・私を使い分けている理由
  4. 降谷零の緋色シリーズでの一人称の使い分け・違い
  5. 降谷零の一人称に関するその他の謎
  6. 降谷零の声優
  7. 降谷零に関する感想や評価
  8. 降谷零の一人称まとめ

降谷零とは?

名探偵コナンに登場するキャラクターの中でも、人気が高いのが降谷零です。そんな降谷零は、登場シーンによって一人称に違いがあることに気がついているでしょうか?今回は彼の一人称の違いについてを、順番に考察していきます。

名探偵コナンの作品情報

名探偵コナンは、青山剛昌先生が週刊少年サンデーで連載をしている推理漫画です。1994年5号から連載が開始され、2020年現在も連載が続けられている長寿作品です。2014年6号では連載20周年という節目を迎え、2017年の37-38合併号では1000話目となる話が掲載されました。週刊少年サンデーでは、史上歴代最長連載となっている作品です。単行本は現在までに全98巻が刊行されており、3桁まで目前の人気漫画です。

名探偵コナンの漫画は、25の国と地域で翻訳されたものが販売されています。テレビアニメも40か国で放送されており、世界的に人気のある作品だとわかります。2001年には、第46回小学館漫画賞少年部門を受賞しています。単行本の売り上げは、2018年11月の時点で累計2億3000万部を突破しています。なお、2015年以降は連載以外の仕事に加え、原作者の体力面といった点を考慮して、休載の頻度が上がっています。

名探偵コナンの概要

名探偵コナンのアニメは、1996年1月8日から日本テレビ系列などで放送が開始され、2020年現在も放送が続いています。さらに、劇場版アニメも1997年以降毎年制作されています。ゴールデンウィークの定番となっており、新作が公開される度に、興行収入は右肩上がりです。2020年に関しては、新型コロナウイルスの影響によって、「名探偵コナン 緋色の弾丸」の公開が翌年に延期されています。

名探偵コナンのあらすじ

主人公は、シャーロック・ホームズを敬愛している、高校生探偵の工藤新一です。大人顔負けといわれる推理力を持つ彼は、日本警察の救世主ともいわれていました。ある日、新一は幼馴染みの毛利蘭と遊園地に遊びに出掛けます。そこで黒づくめの男たちが、怪しげな取引をしている現場を偶然目撃してしまったのです。それを見るのに夢中になっていた新一は、背後から襲撃されて気絶し、口封じのために毒薬を飲まされてしまいます。

目を覚ますと、新一は中身はそのままに小学1年生の体に変化してしまっていたのです。正体がバレれば命を狙われ、周囲にも危害が及ぶと考えました。そこで隣人の阿笠博士から助言を受けて、江戸川コナンという偽名を使って正体を隠すことにしたのです。探偵をやっている蘭の父親・小五郎の家で居候をすることになると、黒づくめの男たちの組織の情報を追いながら、元に戻るための方法を探し始めます。

降谷零(安室透)のプロフィール

今回紹介するのは、そんな名探偵コナンに登場する降谷零(ふるや れい)というキャラクターです。29歳で右利き、警備局警備企画課の公安警察官を務めている人物で、正式な階級などは不明とされています。金髪に褐色の肌が特徴的です。表立って捜査に参加することはできず、「安室透(あむろ とおる)」という名前を使って私立探偵をしています。喫茶店ポアロでアルバイトをしています。

同じく探偵である毛利小五郎に弟子入りをして、コナンたちと接点を持ちました。安室透としても活動する一方で、彼は黒の組織への潜入捜査もしている人物です。そこではバーボンというコードネームを使い、活動しています。ここでは探り屋として活動しており、時には正体がバレそうになるピンチも訪れます。降谷零、安室透、バーボンという3つの顔を使い分けている、とても器用で優秀な人物です。

降谷零は周囲から何と呼ばれている?

様々な顔を持つ降谷零ですが、周囲の人々からはどう呼ばれているのかも気になる部分です。彼の正体すべてを把握している人物というのは限られているため、呼び方は人によって変化してきます。基本的には、私立探偵の安室透として認識する人が多く、「安室さん」「安室くん」といった呼び方をする人が大半です。警察の中にもバーボンと知る人は少ないので、警察には本名の降谷零として呼ばれることがあります。

降谷零をバーボンと呼ぶのは誰?

降谷零をバーボンとして呼ぶのは、主に黒の組織のメンバーです。公安だという正体を隠しているため、コードネームのバーボンとして呼ばれることで統一されています。FBIのメンバーに関しては、潜入捜査をしていることを把握しているので、こちらもバーボンと呼ぶ場合もあるようです。ただし同じくスパイとして潜入しているスコッチからは、場所によってはバーボンではなく本名で呼ばれることもあるようです。

降谷零の一人称は?初登場時は?

降谷零、安室透、バーボンという3つの顔を使い分けている人物ですが、その一人称の違いにも注目が集まります。続いては降谷零の一人称についてを、順番に考察します。それぞれに違った立ち位置で活動をしていますが、その場によって使い分けをしているのでしょうか?正体がバレれば命の危険も大きい職業ですが、どのように一人称を使い分けているのかを知れば、彼についてより理解を深められるかもしれません。

降谷零の基本的な一人称は「僕」

降谷零が基本的に使用している一人称は、「僕」が大半のようです。顔の使い分けをしているとはいっても、同一人物であるために一人称を使い分ける意味がないと考えられます。もしも、公安の人間と会話中に一人称に違いがあることを組織の人間に目撃されれば、明らかに怪しまれてしまいます。演じ分けをしてはいるものの、一人称に関してはあえて統一して僕を使用しているのではないかと考察されます。

初登場時の一人称は「自分」

そんな降谷零ですが、初めて登場した際の一人称は「自分」でした。彼が名探偵コナンに初めて登場したのは、単行本75巻「ウェディングイブ」でのことでした。当初は新人ウェイターとしてレストランに現れた彼でしたが、後に実は探偵であったことが明かされます。僕ではなく自分という一人称を使用していたのも、正体を明かした際にまったく違う人物を演じていたのだということを、わかりやすくするためだったのかもしれません。

降谷零の公安の部下や上司に対しての一人称

基本的には僕という一人称を使用していることがわかりましたが、公安の部下や上司に対して使う一人称はまた違いがあるのでしょうか?コナンたちと会話する時は僕を使っていますが、仕事の最中にも一貫して「僕」という一人称を使っていました。ビジネスシーンにおいても、彼の一人称に違いはないようです。これは相手が部下であっても上司であっても、違いはないようです。

降谷零の幼少期の時の一人称

名探偵コナンの単行本95巻では、降谷零の幼少期のエピソードが回想シーンとして描かれたことがありました。ここでは彼がハーフであることが明かされましたが、その際に「ボク」という一人称を使用していたこともわかっています。漢字ではなくカタカナのボクというのが、子どもらしさを表しています。

降谷零が僕・俺・私を使い分けている理由

安室透としてもバーボンとしても、使い分けている顔を問わず基本的には僕という一人称を使っていることがわかりました。しかし、時には僕以外の一人称を使用していることもわかってます。続いては、降谷零が僕・俺・私という一人称を使い分けている理由についても、順番に考察していきます。安室透やバーボンといった顔で違いがあるわけではないことはわかっていますが、果たしてどのような理由があるのでしょうか?

考察①一人称を公私で使い分けている?

降谷零は、公私によって一人称を使い分けているのではないかとも考察されています。仕事をしている時には僕で統一していても、プライベートでは「俺」を使っているのではないかという点です。しかし、名探偵コナンのスピンオフ「ゼロの日常」では、特に周囲に誰もいない空間で「僕」を使用しています。つまり、公私で一人称を使い分けているという可能性は、この時点で無くなったと判断して良さそうです。

考察②動揺すると「俺」になる?

一方で、「俺」という一人称を使用した場面もありました。緋色回で赤井秀一に対して、降谷零は俺と言いました。しかし、「純黒の悪夢」では、赤井秀一に対しても僕と言っているのです。このことから、赤井秀一を相手に俺となったわけではないようです。俺を使用した場面を考えると、正体を見破られたことに動揺したためではないかと考察されます。冷静に見える降谷零ですが、感情が高ぶった時には俺になるのかもしれません。

考察③スコッチを思い出すと「俺」になる?

動揺すると俺になるという考察には、もうひとつ理由があります。基本的に僕という一人称を使う降谷零ですが、警察学校に入学する以前には「俺」を使っていたと仮定します。彼は赤井秀一に対して大きな怒りを抱いており、そこにはスコッチの死が絡んできます。彼と話をしたことでスコッチを思い出して怒りのスイッチが入ったとすれば、スコッチと過ごした学生時代が思い起こされて一人称も変化したと考えられます。

考察④特に決まりはない?

一方で、一人称の違いには特に決まりはないのではないかという考察もあります。名探偵コナンの中では、キャラクターの呼称が定まっていないと思われる場面も見られます。たとえば鈴木園子の場合、工藤新一のことを「新一君」と呼ぶこともあれば「工藤君」と呼ぶこともあるのです。このように、公式側からは特に俺や僕といった違いが定められていない可能性もあるのです。今後何らかの形で明かされる可能性もあるかもしれません。

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降谷零の緋色シリーズでの一人称の使い分け・違い

様々な考察がされている降谷零の一人称の違いですが、緋色シリーズでの使い分けなどにも注目したいポイントがあります。安室透やバーボンとしても活躍している彼ですが、本シリーズでは対峙するキャラクターによって、一人称の違いが出ていました。続いては、沖矢昴や赤井秀一と会話をしている時の、彼の一人称の使い分けについても順番に紹介します。

一人称の使い分け①沖矢昴と話している時

緋色シリーズでは、公安の部下たちと共に工藤邸に乗り込むシーンがありました。ここで沖矢昴と会話していた降谷零は、僕ではなく「私」という一人称を使用していたのです。一般的にもビジネスシーンでは私ということがありますが、沖矢昴に対してそうした礼儀を見せる必要はありません。ここでの私は、慇懃無礼さの演出として使用されたのではないかと考えられます。彼の正体が赤井秀一であるとわかってのことだからです。

一人称の使い分け②赤井秀一と話している時

沖矢昴の正体である赤井秀一と話していた時の一人称は、前述の通り「俺」となっていたシーンがありました。しかし、こちらは動揺してのことと考察されるので、実際には僕が正しい一人称と考えられます。原作者によれば、彼は何でも完璧にできるキャラクターです。けれど、赤井秀一には勝てないという設定になっているのだそうです。逆に正体を知られてしまったという動揺から、一人称にも違いが出たと考えられます。

一人称の使い分け③沖矢が赤井ではないと否定された後

動揺したことで俺になってしまった一人称ですが、沖矢昴が赤井秀一ではないと否定された後には、僕に戻っています。俺から僕に変化したことからも、動揺が落ち着いて冷静になっていることが感じられます。やはり素の一人称は基本的には僕であり、動揺したりイレギュラーな場面では違いが見られると考えられます。安室透やバーボンといった顔の使い分けとの関連性は、特にないものと考えて良さそうです。

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降谷零の一人称に関するその他の謎

安室透やバーボンといった顔とは、使い分けの関連性はないことがわかった降谷零でした。しかし、その他にもまだ謎が残っている点があるのです。続いては、米花百貨店での爆弾事件のメールや、沖矢昴の一人称に関する情報なども順番に考察して紹介します。こちらは番外編的な内容ですが、彼についてをさらに深く知ることができるかもしれません。

考察①米花百貨店での爆弾事件のメール

名探偵コナンのアニメ第578話から581話では、顔に火傷を負った状態の赤井秀一が登場していました。これは赤井秀一本人ではなく、彼に変装をした安室透です。爆弾騒ぎが起こった際に、彼は一般人の携帯を使用して毛利小五郎にメールを送信していたのです。このメールの中で使われていた一人称は、僕ではなく「私」でした。これは読者に正体を気付かせないために、正体が想像しにくい「私」が使用されたと考えられています。

考察②沖矢昴の一人称は安室透の登場で変わった?

降谷零ではなく、沖矢昴の一人称についても注目したいポイントがあります。彼は「僕」か「私」を使っていると回答する人が多いはずですが、初登場からしばらくの間は、「僕」を使用していました。しかし、アニメの第671話から674話「探偵たちの夜想曲」からは、「私」になっているのです。これは、名探偵コナンの中で初めて安室透と沖矢昴が、一緒に登場することとなったエピソードでもありました。

どちらも丁寧な話し言葉を使うキャラクターなので、両者が僕を使用してしまうと紛らわしいと考えられたのかもしれません。けれど、私になって以降も一度だけ沖矢昴が「僕」を使っているシーンがありました。しかし、このシーンの沖矢昴の中身は赤井秀一ではなく、工藤優作だったのです。さらに、喋っているのはスピーカーを通したコナンだったので、コナンが誤って僕と言ってしまったのだということでした。

降谷零の声優

詳細を知れば知るほど、名探偵コナンの中でも人気が高いキャラクターだとわかる降谷零です。そんな降谷零をアニメで演じていたのも、人気の高い声優でした。続いては、アニメの名探偵コナンで降谷零を演じていた声優の古谷徹さんについても、少しだけ紹介します。3つの顔を演じ分ける人気声優が、どのような作品に出演しているのかもチェックしておきたいポイントです。

古谷徹のプロフィール

名前:古谷 徹(ふるや とおる)
生年月日:1953年7月31日(現在67歳)
出身:神奈川県横浜市磯子区
身長:162cm
血液型:A型
職業:声優、俳優、ナレーター
所属事務所:青二プロダクション

古谷徹さんは、幼少期に劇団ひまわりへ入団して、子役として活動をしていました。入団してすぐに「ウルトラQ」といったドラマに出演をしています。10歳で声優デビューを果たすと、1966年に「海賊王子」でアニメ初出演をしました。「巨人の星」が放送終了してからは、学業を優先して休業をしていました。その後「機動戦士ガンダム」や「ドラゴンボール」といった作品で、着々と知名度を上げていきます。

古谷徹の主な出演作品

古谷徹さんが、声優として出演している主な作品は「巨人の星」「鋼鉄ジーグ」「とびだせ!マシーン飛竜」「一球さん」「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」「機動戦士ガンダム」「マリンスノーの伝説」「メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行」「ななこSOS」「ふたり鷹」「聖闘士星矢」「きまぐれオレンジ☆ロード」「ドラゴンクエスト」「美少女戦士セーラームーン」「キャシャーン Sins」などが挙げられます。

降谷零に関する感想や評価

安室透やバーボンとしても活動している降谷零ですが、とても人気の高いキャラクターとして知られています。続いては実際に名探偵コナンの原作を読んだり、アニメを視聴した人のTwitter上での感想や評価についても少しだけ紹介します。降谷零というキャラクターは、本当に人気のあるキャラクターなのでしょうか?

彼の一人称について考察をしているファンも、多く見られました。中には「俺」が素の一人称なのではないかと考えた人もいたようです。実際に公式側から答え合わせがされていないので、その可能性も残されているはずです。赤井秀一の前でだけ感情が露わになり、冷静さを失ってしまうという点からも、彼の前でだけ俺になる姿は今後も観られるかもしれません。

明確に理由付けをされていないために、その使い分けに疑問を感じている人の感想もありました。素の姿と演じている姿で使い分けをしている、と考えている人も多かったようです。実際には僕が基本的な一人称になっているようですが、今後のエピソードで何らかの理由が明かされる可能性を期待しているファンも多いはずです。

取り繕う必要のない場面でも「僕」を使用していることからも、素の一人称は僕であることは間違いないかと考えられます。しかし、感情的になると「俺」と出てしまう点もありました。やはり警察学校で冷静さを培うと共に、変化した可能性もあるのではないでしょうか?

「俺」を使う彼が好きだという意見もありました。冷静な態度で口に出される「僕」よりも、感情が出ている「俺」の方が彼の素が見えている感じがあるのかもしれません。今後も俺が使用される場面が登場するかもしれませんし、アニメの登場シーンではしっかり耳を傾けておく必要がありそうです。

降谷零の一人称まとめ

降谷零の一人称について、どういった違いがあるのかをまとめて紹介しました。安室透やバーボンといった顔を使い分けている人物ですが、特にそれらとは関連性がないということもわかりました。具体的な使い分けについては明かされていないため、あくまで考察の域を出ない情報ですが、これまで使い分けに疑問を感じていた人も多かったのではないでしょうか?

今後もまだまだ登場する機会が多いことが予想される降谷零ですが、この機会に彼に注目をしてみるというのもオススメです。これまで彼に興味が無かったという人でも、その魅力を知れば人気の高さを理解することができるはずです。

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