【名探偵コナン】毛利小五郎は妻と離婚している？別居理由や夫婦関係について解説

日本を代表するミステリー人気作品『名探偵コナン』。その『名探偵コナン』に欠かせないメインキャラクターである「毛利小五郎」の妻との関係についてみなさんご存知ですか？今回は毛利小五郎とその妻「妃英理」にフォーカスしつつ、離婚しているか否かや別居の理由、そして娘である「毛利蘭」との関係や「毛利小五郎」と「妃英理」の馴れ初めについて紹介していきましょう。

アニメや映画版での「毛利小五郎」と「妃英理」の素晴らしい連携や、馴れ初めなどのわかる回もご紹介していきますのでお楽しみに！

まずはじめに、「毛利小五郎」と「妃英理」の馴れ初めや別居の理由に関する話題に移る前に『名探偵コナン』についておさらいしましょう。

『名探偵コナン』とは、青山剛昌先生の手によって1994年から連載されている小学館を代表する名作漫画のひとつです。主人公の「江戸川コナン」と帝丹小学校の少年探偵団メンバーや「毛利小五郎」などの探偵役が事件と解決する物語は、子どもから大人まで楽しめる完成度としてすぐに話題になり、1996年にはアニメ化がされ、読売テレビや日本テレビの顔となっていきました。

1997年からはさらに映画シリーズも公開され、時事ネタなどを取り入れたトリックは毎年進化を遂げ、多くのファン層を獲得しています。

帝丹高校に通う高校生名探偵「工藤新一」は、恋人の「毛利蘭」とのデート先で謎の男たちの陰謀の一端を知りそして子どもになる薬「APTX4869」を飲まされてしまいます。そしてそのまま既知の「阿笠博士」を頼って「毛利蘭」と「毛利小五郎」の暮らす「毛利探偵事務所」に住み込むことになった工藤新一は、帝丹小学校の「江戸川コナン」としてさまざまな事件に立ち向かっていきます。

本記事の主役「毛利小五郎」はそんな江戸川コナンを探偵事務所に住まわせる毛利蘭の父にして元警官の私立探偵です。前職は「警視庁捜査一課強行犯係」の警察官で、類稀なる射撃の腕前と柔道などの白兵技術に富んだ優秀な人物でもあります。しかし、本記事でもご紹介する「ある事件」をきっかけに警察を辞職し私立探偵になることになります。

また酒好きで短気、迷推理の連発などコミカルな面も多く、『名探偵コナン』の物語では表向きの探偵役は毛利小五郎ですが真の探偵役が江戸川コナンで助手と探偵の役割が逆転した構造になっているのも特色になっています。江戸川コナンの迷推理や毛利小五郎自体の機転によって次々と事件を解決し「眠りの小五郎」として名を馳せる名探偵となっています。

毛利小五郎の劇中の真骨頂となっている「眠りの小五郎」とは、江戸川コナンの推理スタイルのひとつにもなっているお助けガジェットを使った代弁を行なっている姿をさしているのです。

江戸川コナンは発明家の阿笠博士の協力で「時計型麻酔銃」で眠らせ「蝶ネクタイ型変声器」で毛利小五郎の推理として犯人を暴いていきます。普段の短気さガサツさとのギャップとその神がかり的な推理から警察官キャラクターや身近な人々からも注目されており、それが原因で事件に巻き込まれることもあります。

毛利小五郎自体の両親や兄弟については『名探偵コナン スーパーダイジェストブック30PLUS』に言及があります。実は毛利小五郎は38歳とされているのでおそらくは劇中の世界に元気に生きているはずですが、原作者の青山剛昌先生曰く「まだ設定を考えていない」とのことで、これから掘り下げられる可能性が十分ある部分になっています。

両親や兄弟について考察出来るとすれば、エスカレーター式の進学校である帝丹小学校から帝丹高校に継続して毛利小五郎を通わせ、その上で家庭教師になってアルバイトをすることも許可しているので一般家庭のなかでもそこそこ稼ぎがあり、また自由な気風の両親だったのではないかと読み取ることができます。

「毛利小五郎」の妻「妃英理」は個人事務所「妃法律事務所」を経営している敏腕弁護士です。民事裁判、刑事裁判両方に明るくその無敗の成績から「法曹界の女王（クイーン）」の異名をもっており、毛利小五郎とは幼馴染で37歳からはじまり劇中で誕生日を迎えて38歳という年齢になっています。

学歴は毛利小五郎と同じく帝丹小学校から帝丹高校、そして米花大学を経ており、その過程でハーバード大学からの推薦をもらうなどとても優秀な生徒であったことが判明しています。しかし、毛利蘭が生まれてから「ある事件」に巻き込まれ、毛利小五郎とは別居関係になり、苗字もおそらく旧姓であろう妃を名乗ることになりました。今回の記事ではこの毛利小五郎との馴れ初めから別居までの部分をおさらいしていきましょう。

「毛利小五郎」の妻「妃英理」は離婚しているのでしょうか？別居状態を数年単位で続けている「毛利小五郎」と「妃英理」の別居の理由についてと離婚の是非について紹介していきましょう！

まず離婚に関しての事実関係から解説していきましょう！普段の日常シーンをみてみると家事方面はほぼ娘の毛利蘭頼りになってしまっている「毛利小五郎事務所」。少なくとも妻である妃英理の気配は微塵も感じられませんが、実はというと毛利小五郎と妃英理は法律上は離婚をしていない「別居状態」を保っています。

その上で、娘である毛利蘭は父親の毛利小五郎と母の妃英理とはそれぞれ仲良くしており、毛利蘭が両親の仲を取り持とうと奔走するエピソードも多々あります。

毛利小五郎と妃英理の別居の理由になっているエピソードは映画版の『14番目の標的』（1998）で語られます。それは「警視庁捜査一課強行犯係」時代最後に関わった事件で起きてしまいました。警察署内で脱走した犯人が妃英理を人質にとり、妃英理の死と犯人の市井への逃走を天秤にかけられ「怪我をした人質は捨て置くしかない」という推理を盾に妃英理の脚を撃ってしまいます。

別居となったのはその直後であり、その現場を目撃していた娘の毛利蘭はこの事件が自分たちの家庭を崩壊させ、両親が別居する直接的な理由になっていると考えていました。

映画版の『14番目の標的』は毛利蘭が毛利小五郎と妃英理の仲を取り持とうと本格的に考え始める重要な事件になっているとも言えるのです。この『14番目の標的』からアニメシリーズでも毛利小五郎と妃英理の犬猿の仲ながら信頼しあって協力し窮地を脱するという構図は『名探偵コナン』の作中における鉄板展開になってきます。

しかし、毛利小五郎と妃英理の別居の本当の理由はほかにあったことが同じく映画版の『14番目の標的』で明かされます。それは妃英理の手料理について毛利小五郎が軽はずみに「不味い」と指摘してしまったことであり、プライドの高く学業やキャリアの優等さにも自負がある妃英理はそれに激怒。

この「不味い」というセリフは実は妃英理の心理的状況と怪我を慮ってのツンデレな発言だったのですが、明快な言葉選びを好む妃英理はもちろんストレートに自分の心遣いに泥を塗る空気の読めない行動だと思ってしまうのです。さらに毛利小五郎も素直に妃英理の激怒を受け止めずに、先ほどご紹介した事件などで「助けたのにひどい仕打ちをするものだ」と臍を曲げてしまいます。

そういったある意味微笑ましい理由から毛利小五郎と妃英理は別居し、いまだに顔を合わせると嫌味を浴びせ合うような仲になっています。ふたりはこのような言外にしない毛利小五郎とはっきりものをいう妃英理という小競り合いこそするものの、別居という物理的距離を保つことで離婚に至るほどではないというのが妥当な解釈といえるでしょう。

毛利小五郎と妃英理は別居していますが、先に紹介したように致命的な相性の夫婦ではなく意地の張り合いの結果として別居になってしまった経緯があります。娘の毛利蘭はそんな子供っぽい両親が仲良くしてくれることを望んでおり、少しづつながらお互いを認めあったり協力する回もあったりするため、展開次第では映画版などで大きく方向性が変わる可能性はあるでしょう。

また、2人が結果的に協力していくエピソードでのやりとりをみていると、娘である毛利蘭を中心にしてお互いを思いやりまだ愛していることが描写されており、別居を解消しても離婚になることはほぼないのではないかと想像できます。ファンのなかではまた別居がいつか解消されてレギュラー化してほしいという意見と、別居をして間接的に背中を預け合う距離感が好きという意見が分かれています。

別居の理由からも切れない長い縁が伺える毛利小五郎と妃英理。この章ではそんな気になる毛利小五郎と妃英理の馴れ初めや結婚に至るまでの道筋をご紹介していきましょう！

毛利小五郎と妃英理の馴れ初めは『名探偵コナン』の群像劇としてのキーワードでもある「幼馴染」という構図が関わっています。毛利小五郎と妃英理はなんと帝丹小学校から帝丹高校までの同級生、すなわち「幼馴染」であり、この馴れ初めの構図は工藤新一と毛利蘭、服部平次と遠山和葉はじめ『名探偵コナン』の恋人たちの馴れ初めと一致しています。

この事実については原作漫画『名探偵コナン』87巻掲載の「サクラ組の思い出（蘭GIRL／新一BOY）」（アニメ853〜854話）などで言及されています。

毛利小五郎と妃英理の馴れ初めは学生時代とのことでしたが、果たしていつから付き合っているのでしょうか？ここで、娘の毛利蘭の年齢から逆算をしてみましょう。毛利蘭の年齢は17歳です。

そして、毛利小五郎と妃英理は38歳（妻の妃英理は原作68巻で誕生日を迎え38歳に）ですので、引くと21歳…米花大学に通学していた大学生の頃の子どもということになります。弁護士を目指していた妃英理も間違いなく学生をしていたでしょうから、学生結婚だったと考察できるでしょう。

毛利小五郎と妃英理の馴れ初めが大学時代で、かつ妃英理が毛利蘭を産んだのも大学時代となるといわゆるできちゃった婚であった可能性も考えられます。しかしこれはあくまでも年齢からの考察にすぎず実際にどうだったのかという、毛利蘭の出生エピソードについてはまだ明らかになっていません。毛利小五郎と妃英理の両親についても設定掘り下げ途中とのことですのでこの辺りも後々描かれていくのかもしれません。楽しみにしていましょう。

毛利小五郎と妃英理の馴れ初めである大学時代についてはまだ描かれているエピソードも限られており、非常に優秀であったとされる妃英理と、家庭教師をしながら学生として勉学に励んでいた毛利小五郎、そして幼い毛利蘭がどのように生活していたのかは想像するほかありません。

かなり若い段階に馴れ初めエピソードがある毛利小五郎と妃英理は別居している現在は周りに対してどんなスタンスでいるのでしょうか？本記事では「結婚指輪」に注目して観察していきましょう！

毛利小五郎は普段事件解決の際やプライベートで出かけるようなシーンでも結婚指輪をつけている様子は描かれていません。しかし、妃英理が登場するエピソードではまるで離婚したカップルのようにいがみ合うものの、危険が迫れば真っ先に毛利蘭と妃英理を庇い護る愛情深さを見せています。このことからも、別居という形で距離をとっている毛利小五郎は、不器用ながら毛利蘭と妃英理をまだ愛していることがわかります。

毛利小五郎はおそらく結婚指輪など物理的なポーズにそこまで価値観を抱いていないようだということが伺えます。後述の「スキューバーダイビング殺人事件」後も度々、口では憎まれ口を叩きつつ妃英理のためにプレゼントなどを贈ろうとするエピソードが存在しており、映画シリーズでは妻の妃英理や娘の毛利蘭のために身を呈して奔走する毛利小五郎もみることができます。

また、そんな毛利小五郎の不器用な誠実さは同じく呆れた様子で接することの多い娘の毛利蘭や、喧嘩腰になりがちな妻の妃英理にもしっかり伝わっており、窮地に立たされた毛利家が一丸となって事件に挑む頼もしい姿はファンの中でも人気の構図となっているのです。

単行本第17巻の「スキューバーダイビング殺人事件」（114〜115話）で妃英理が普段も身につけていたということが伺えるある「駆け引き」が展開されます。

この「スキューバーダイビング殺人事件」では、妃英理は口では「うっとうしい男を近づけないための虫よけ」と言いつつも「パートナーが結婚指輪をつけているかつけていないか」に価値観をもっていることが伺え、別居しても毛利小五郎の妻であることにプライドとこだわりをもっていることが明らかになります。

毛利小五郎と妃英理のやりとりがみられるエピソードはいったい何話を読んだりアニメを観ると観察出来るのでしょうか？ここでは毛利小五郎と妃英理の距離感や離婚してないことの裏付け、そして別居に至る顛末が観られる回、アツいタッグが観られる回を厳選してご紹介しましょう！

アニメではスペシャル企画として組まれ、原作漫画では14巻にあたるアニメ96話の「追い詰められた名探偵！連続2大殺人事件」で妻の妃英理が電話口に初登場します。この段階で毛利小五郎と妃英理はまるで離婚しているかのような雰囲気が出ていましたが、その後、離婚ではなく別居であったことが明らかになるのです。

そこからは以下のようなエピソードで妻・妃英理がメインキャラクターとして登場します。登場するたびにいわゆる江戸川コナンや毛利小五郎の助手役、あるいは探偵役として活躍をし法学的な知識などを披露していきます。ここではBiBiおすすめのエピソードをいくつかピックアップしておすすめの回をご紹介しましょう！

• 法廷の対決 妃vs小五郎（アニメオリジナル264〜265話）
• 法廷の対決Ⅱ 妃vs九条（アニメオリジナル297〜298話）
• 似た者プリンセス（アニメ333〜334話／漫画40〜41巻）
• 妃英理弁護士の恋（アニメ474話／漫画55巻）
• 法廷の対決Ⅲ 目撃者は検察官（アニメオリジナル489話）
• 毛利小五郎探偵廃業の日（アニメオリジナル540〜541話）
• 最悪な誕生日（アニメ589〜590話／漫画68巻）
• 裏切りのホワイトデー（アニメ608〜609話／漫画69巻）
• 法廷の対決Ⅳ 裁判員小林澄子（アニメオリジナル606〜607話）
• 妃英理誘拐事件（アニメ901〜902話／漫画93巻）

映画で毛利小五郎と妃英理の夫婦コンビのかっこいいやりとりについて初登場するのは映画２作目の『14番目の標的』においてです。『14番目の標的』では毛利小五郎と妃英理の別居の理由部分が語られたり、『瞳の中の暗殺者』ではかなり息のあった毛利蘭との絆と連携をみせるので未見の方は是非観てみてください。

• 映画『14番目の標的』（1998年）
• 映画『瞳の中の暗殺者』（2000年）
• 映画『銀翼の奇術師』（2004年）
• 映画『水平線上の陰謀』（2005年）
• 映画『探偵たちの鎮魂歌』（2006年）
• 映画『ゼロの執行人』（2018年）

最後に毛利小五郎と妃英理の夫婦について、みなさんがどんな感想を抱いているかSNSからご紹介していきましょう！

こちらは毛利小五郎が好きなファンの方の声です。毛利小五郎が選んだ最高の妻である妃英理とその娘である毛利蘭も好きになってしまうという感想があがっています。毛利家のやりとりの甘酸っぱさやコミカルさ、かっこよさは様々なエピソードで言及されており、人気の回になっているので今後もきっと掘り下げられていくことでしょう。

毛利小五郎と妃英理のシニカルなやりとりが楽しいという声は『名探偵コナン』ファンのなかでも多くあがっています。凸凹にみえてしっかりと阿吽の呼吸をみせている毛利夫婦が好きというファンの方々は多いのです。

ファンの間では毛利小五郎と妃英理のコンビをコゴエリと称して応援し楽しみにしている方々もいるようです。別居の理由などを考察すると微笑ましく甘酸っぱいという感想は多くみられています。

毛利小五郎と妃英理のコンビの学生時代の馴れ初めからはじまる、長い期間経っても消えない愛情とその不器用な誠実さが好きという方も多くいます。特に毛利小五郎は普段の描写がコミカルなだけに家族関係となった際の推理の勘の良さやそっけない心遣いが心憎いという評価に繋がっているようです。

毛利小五郎と妃英理の馴れ初めから別居の理由、離婚の是非などの紹介はいかがでしたか？『名探偵コナン』を彩る個性的なキャラクターの人間味溢れる部分も、今後の展開に期待していっしょに楽しんでみるといいかもしれません。