【ナルト】暁メンバーの指輪の意味と位置を考察！幻龍九封尽とはなに？

こちらの記事ではNARUTO（ナルト）に登場する犯罪集団組織・暁（あかつき）のメンバーが所持している指輪について解説していきます。暁のメンバーは全員指に指輪をはめており、それぞれの指輪に漢字が刻まれています。

また指輪をはめている指の位置も暁メンバーそれぞれ違っています。今回はそんな暁メンバーがはめている指輪の『はめている指の位置の意味』『刻まれている文字の意味』や指輪を介して発動される封印術『幻龍九封尽』についてご紹介します。

暁が登場する漫画『NARUTO（ナルト）』は、集英社から発行されている週刊漫画雑誌・週刊少年ジャンプにて人気連載されていた人気作品。孤児の少年うずまきナルトが仲間とのふれ合いや、敵との交戦によって成長していく国内外問わず大人気の忍者漫画。作者は岸本斉史（きしもと まさし）先生で、NARUTOが終了した現在では同社から発行されているVジャンプにて続編の『BORUTO』が連載中されています。

木の葉隠れの里で育った少年うずまきナルト。自身の「火影になる」という夢を叶えるために忍者養成学校を卒業し、無事下忍となり任務をこなしていきます。しかしそんな中、里の抜け忍である大蛇丸と砂隠れの里から木ノ葉隠れの里は奇襲を受けます。その傷跡として里の長・三代目火影を失ってしまった木の葉の里。戦が収まり混乱を残す最中、次の新手"暁"が、ナルトの身体に封印されている九尾を奪おうと動き始めるのでした。

NARUTO（ナルト）に登場する『暁（あかつき）』とは、里抜けをした忍で結成された犯罪集団。「各地に散らばった尾獣を集め壮絶な威力となる禁術兵器を作製し、それを戦争をしている国々に配り激しくなった戦火の中で痛みや恐怖を感じさせ、戦争や争いの無意味さを思い知らせる」という目的を遂行するためナルトや我愛羅といった人柱力を攫っていきます。

暁のメンバーの中にはナルトの仲間でライバルであるサスケの兄・うちはイタチや、三代目火影を死に追いやった大蛇丸など強力な力を持つ敵が所属しています。暁は元々は創設者の弥彦・長門・小南によって「対話によって争いを無くす」という平和な目的で設立された組織ですが、忍の里の問題やうちはマダラの企みに利用され、いつしか武力によって敵を排除する犯罪組織となっていったのでした。

暁メンバーは中国に伝わる『九字（くじ）』という呪力が込められている漢字が刻まれた指輪をはめています。この指輪は幻龍九封尽という封印術を使用する際に必要となる指輪で、外道魔像（げどうまぞう）という巨大な像に暁メンバーが集めた尾獣のチャクラを流し込む為に使います。こちらではそんな暁メンバーの持つ指輪の『指の位置の意味』と『刻まれている文字の意味』をキャラクターごとにそれぞれ紹介していきます。

幻龍九封尽（げんりゅうきゅうふうじん）とはNARUTO（ナルト）に登場する忍術の1つ。暁メンバーがそれぞれ集めた尾獣のチャクラを外道魔像（げどうまぞう）という巨大な像に流し込み封印する際に必要となる忍術。封印を発動するには暁メンバーが指輪を通じてそれぞれ幻龍九封尽の術を行います。

幻龍九封尽の術は高い能力を持つ暁のメンバーでさえ完成させるのに数日という時間が必要となる高度な忍術。幻龍九封尽を発動した際には外道魔像の口から龍のような形のチャクラが現れ、暁メンバーが集めた尾獣の人柱力に向かって放たれます。

暁メンバーがはめている指輪の意味1人目は、暁の創設者メンバーの1人である長門（ながと）。長門自身は人の目に触れられない場所におり、長門の指輪は自身の忍術で操っている"ペイン"という死体の傀儡に装着されています。

そのペインがはめている指輪には『零』という文字が刻まれており、その意味は「始まり」「0」などとなっています。また指輪がはめられている位置は『右手の親指』で、その意味は「行動力」「権威」「意志」という創設メンバーに相応しいリーダー格の意味が込められています。

暁メンバーがはめている指輪の意味2人目は長門と同じく暁創設者メンバーの小南（こなん）。暁メンバー唯一の女性で、長門の幼馴染で、雨隠れの里の者たちからは"天使"と呼ばれています。そんな小南がはめている指輪に刻まれている文字は『白』。

その意味は神獣・白虎に由来し、中国の神話では「妻」「女児」「武力」「財産」といった意味合いを持っています。指輪をはめている位置は『右手の中指』で「邪気を払う」「願いに導く」といった意味合いが込められています。

暁メンバーがはめている指輪の意味3人目はゼツ。身体の右半身と左半身で肌の色が違い、白い部分と黒い部分で分裂することができるキャラクターです。その正体はうちはマダラが作り出した人造生命体。そんなゼツが持つ指輪に刻まれているのは『玄』の文字。意味は神獣の玄武から由来されている「長寿」「繁栄」。はめている指輪の位置は『右手の小指』で「一途」「変わらない想い」といった意味合いを持っています。

暁メンバーがはめている指輪の意味4人目は角都（かくず）。角都は心臓を複数持っており、その全ての心臓を停止させないと死なない身体の持ち主です。金銭に対しての意識が強く、暁の中では組織の財布の紐を握る立ち位置。

そんな角都の持つ指輪には『北』の文字が刻まれており「北斗七星」を意味しています。指輪をはめている位置は『左手の中指』で、意味は「協調性が高まる」です。暁の財布役をこなしたり、ツーマンセルを組んでいた飛段に対して面倒見が良かった角都らしい意味合いが含まれています。

暁メンバーがはめている指輪の意味5人目はサソリ。元砂隠れの里の忍びで、我愛羅の兄・カンクロウの使用する傀儡人形を作った傀儡師です。見た目はナルト達と同じ15歳くらいの少年ですが、自身の体をも傀儡へと改造しているため本来の年齢は35歳。

そんなサソリの指にはめている指輪には『玉』の文字があり、これは「玉女（ぎょくじょ）」という意味が込められています。玉女とは"宝石のように美しい女性"のことを意味し、好きな言葉を"永久の美"としているサソリを連想させる言葉になっています。指の位置は『左手の親指』で、その意味は「自分の信念を貫く」「前進」とされています。

暁メンバーがはめている指輪の意味6人目は大蛇丸（おろちまる）。大蛇丸はNARUTOの物語序盤でナルト達の敵として登場する、木ノ葉隠れの里の"伝説の三忍"のひとり。抜け忍となり木ノ葉隠れの里を離れた後に暁に加入しました。NARUTOの物語でナルト達と出会った際には既に暁から脱退しています。

大蛇丸が暁のメンバーだった頃に受け持っていた指輪は『空』の文字が入ったもの。「空陳（くうちん）」の文字を象ったもので、空陳とは土地・建物愚鈍さなど『不動性』を司る神のことを指しています。指輪の位置は『左手の小指』で「チャンスを引き寄せる」「変化」という意味を持っています。

暁メンバーがはめている指輪の意味7人目は枇杷十蔵（びわ じゅうぞう）。イタチのツーマンセルの相棒として組んでいましたが敵との戦闘により死亡し、イタチのツーマンセルの席を干柿鬼鮫（ほしがき きさめ）に明け渡しました。

枇杷十蔵の指輪の文字は『南』で「南斗六星（なんとろくせい）」をもじっており、南斗六星は"生を司る星"といわれています。指輪の位置は『左手の薬指』で意味は「愛の進展」「絆を深める」。枇杷十蔵が死んだことによりツーマンセルの相棒であったイタチが"死"について考えを深めた様子が描かれており、指輪の位置の意味とリンクしています。

暁メンバーがはめている指輪の意味8人目は干柿鬼鮫（ほしがき きさめ）。枇杷十蔵が死亡した事により、暁メンバーとして補充され、枇杷十蔵からイタチのツーマンセルの相手というポジションと指輪を受け継いでいます。そのため指輪の文字は枇杷十蔵と同じく「南斗六星」を指す『南』。指の位置も『左手の薬指』で「愛の進展」「絆を深める」となっています。

暁メンバーがはめている指輪の意味9人目はうちはイタチ。NARUTO（ナルト）の物語の主要人物であるうちはサスケの兄です。うちは一族が里でクーデターを起こそうと企んでいる事を知った木の葉の上層部が、暗部のイタチにうちは一族を殲滅させそのまま姿をくらますという任務を命じ、その指示に従い抜け忍となりました。

その後、木ノ葉隠れの里の脅威となり得る暁を内部から監視するため入団。そんなイタチが所持しているのは朱雀を意味する『朱』の指輪。朱雀は「厄災を払う」「幸福へ導く」という意味があります。また指の位置は『右手の薬指』で、こちらは「直感・想像力を高める」「状況把握能力を高める」という意味が込められています。

暁メンバーがはめている指輪の意味10人目はデイダラ。岩隠れ里の抜け忍で「爆発によって散りゆく一瞬」に美を見いだしているキャラクター。暁内でツーマンセルを組んでいる相棒のサソリは「長く後々まで残る永遠の美」という美学を持っており、信条が相反しているため度々言い争いが起こっています。

そんなデイダラの指輪は『青』の文字が刻まれており、青龍の意味を持っています。神話の青龍には「出世」「地位」「名誉」「男児」という意味があり、指輪をはめている『右手の人差し指』には「集中力」「執着」といった意味合いがあります。

暁メンバーがはめている指輪の意味11人目は飛段（ひだん）。"トビ"という名前を名乗るうちはオビトが入る前までは一番新しい暁メンバーでした。NARUTO（ナルト）の作中では奈良シカマル達の担当上忍である猿飛アスマを殺害します。その後シカマル達により身体をバラバラにされつつも、自分の能力によって死に至れないまま地中に埋められてしまうのでした。

そんな飛段が持つ指輪には『三』の文字が刻まれており、これは「三台星（さんたいせい）」という意味を持っています。三台星は古代中国に伝わっていた星で、おおくま座の足に当たる部分の星座です。指輪をはめている位置は『左手の人差し指』。意味は「自分の進みたい道に向かって前向きに取り組む」といわれています。

暁メンバーがはめている指輪の意味、最後の12人目はうちはオビト。暁に新メンバーとして加わった際には"トビ"という名前で仮面を着けていました。その正体はカカシの少年時代の仲間のうちはオビトであり、任務中に死亡したと思われていた人物。

しかし瀕死の状態で偶然うちはマダラと出会い命を救われたことで、その後マダラと共に"月の眼計画"を遂行することになるのでした。そんなうちはオビトの指輪は死亡したサソリのものを引き継いだ『玉』。意味もサソリのものと同じく"宝石のように美しい女性"の「玉女（ぎょくじょ）」。指輪をはめる位置も『左手の親指』で「自分の信念を貫く」「前進」といった意味が込められています。

封印術・幻龍九封尽を使用する際に使用する暁メンバーの指輪。それぞれの指輪に刻まれている文字は中国に伝わる"九字（くじ）"という呪力が込めた漢字を使用しています。長門の『零』のみオリジナル文字として加えられています。

トビ（うちはオビト）のはめていた指輪の文字は『玉』。"玉"は将棋の一番重要な駒である"王"の裏の面の文字です。一見長門が暁の統率者のように見えますが、実際は『玉』の指輪を握っていたうちはオビトとその背後にいるうちはマダラによって支配されていた暁。この伏線に気がついたNARUTOファンの間では作者への感心の声が上がっています。

作中では人柱力の中に封印されている尾獣のチャクラを引き出すため、暁メンバーの指輪を通して使用された幻龍九封尽。物体の中に封じ込められたものを引き出そうとするその姿がテレワークなどと結びつき日常ワードとしてNARUTOファンの間で使用されています。

以上、暁メンバーの指輪の文字とはめている指の位置の意味をご紹介してきました。指輪をはめている位置や文字にそれぞれ意味があり、キャラクターによっては指輪の持つ意味と所持している人物の印象が重なる部分も多くありました。また指輪を使用して発動される封印術・幻龍九封尽は、外道魔像に尾獣のチャクラを集めて十尾を復活させる危険な忍術。ナルト達を脅威に追い込んだ忍術のひとつとなりました。