【ナルト】左近は音の四人衆のリーダー格?右近との違い・関係やアニメ版声優も紹介

『NARUTO -ナルト-』の左近をご存知でしょうか?『NARUTO -ナルト-』の第一部のラストを飾った「サスケ奪還編」では、左近が所属する音の四人衆(音の五人衆)と木ノ葉の忍が死闘を繰り広げました。左近は仲間と共にうちはサスケを大蛇丸の元へ誘ったり、兄・右近と共闘して犬塚キバを追い詰めたりと、活躍するシーンがたくさんありました。この記事では、左近をただの敵キャラとしては扱いません。人物像やバトル考察、名セリフの数々、担当声優などを通して、音の四人衆のリーダー各・左近の魅力を紹介します!

【ナルト】左近は音の四人衆のリーダー格?右近との違い・関係やアニメ版声優も紹介のイメージ

目次

  1. ナルトの左近は音の四人衆のリーダー格?
  2. ナルトの左近と右近との違い・関係
  3. ナルトの左近のアニメ声優
  4. ナルトの左近の強さや弱点・名セリフ
  5. ナルトの左近に関する感想や評価
  6. ナルトの左近まとめ

ナルトの左近は音の四人衆のリーダー格?

『NARUTO -ナルト-』の登場人物である左近は、「サスケ奪還編」で主に活躍したキャラクターです。ナルト達の恐ろしい敵として登場した左近ですが、ただの敵キャラではありません。『NARUTO -ナルト-』の敵キャラは魅力的な人物が多く、単なるやられ役というキャラは少ない印象です。

左近は、人物像やセリフ、戦闘スタイルや声優などに注目すると、愛すべきキャラであることが判明します。この記事では、音の四人衆(音の五人衆)のメンバー・左近の魅力をたっぷりお届けします!

NARUTO(ナルト)の作品情報

『NARUTO -ナルト-』は、日本で愛され続ける国民的漫画・アニメ作品で、日本を代表する世界的大ヒット作品でもあります。『NARUTO -ナルト-』の原作者・岸本斉史さんが描く独自の忍者像や、東洋的文化が合わさった世界観は、国内外を問わず、多くのファンを虜にしています。

『NARUTO -ナルト-』の原作漫画は、「週刊少年ジャンプ」にて、1999年43号から連載が始まり、2014年50号で惜しまれながらも最終話を迎えました。連載が終了した『NARUTO -ナルト-』ですが、日本を代表する人気作品として、これからも人々の心の中で生き続けるでしょう。

NARUTO(ナルト)のあらすじ

火の国・木ノ葉隠れの里で暮らす少年・うずまきナルトは、かつて里を倒壊の危機に陥れた九尾の妖狐を体に宿していました。それが原因で、ナルトは里の人々から理不尽極まりない差別を受け、両親がいないことも相まって孤独な日々を過ごします。しかし、ナルトには、木ノ葉隠れの里で一番強い忍「火影」になるという大きな夢がありました。

里の人々を見返したい、強くなりたい、どちらも叶えることができるのが火影になることだったのです。その後、ナルトは木ノ葉の忍となり、仲間達との出会いを通じて、様々な試練や戦いを経験していくのでした…。

左近のプロフィール

こちらでは左近のプロフィールを紹介します。左近の誕生日は6月20日です。双子なので、兄・右近も6月20日生まれです。星座がふたご座なのも、2人が双子キャラであるためだと考えられます。血液型は左近・右近共にAB型です。ナルトやサスケよりも数歳年上の青年に見える左近。しかし、驚くことに彼の年齢は14歳なのです。現実で例えると中学生くらいの少年となります。

つまり、左近はネジ(当時14歳)と同い歳で、対戦相手のキバ(当時13歳)とは1歳しか歳が変わりません。身長155.1cm、体重45.0kgという数値から、かなり華奢な印象を受けます。それとも14歳なので、身長なども成長途中なのかもしれません。また、戦ってみたい相手に、うちはサスケの名を挙げています。

これは推測ですが、左近がサスケと戦いたい理由は、自分達の主である大蛇丸がサスケに執着しているからだと思われます。左近の得意な術は、双魔の攻(後に血継限界だと判明)、多連拳、多連脚、口寄せ・羅生門で、発動する際は右近の存在が欠かせません。好きな言葉は「唯一無二」で、おそらく兄・右近との関係性を表しているのだと推測されます。

左近の性格

左近の性格は陰湿、自信家と記されていますが、リーダー気質であるところも彼の性格の特徴だと考えられます。音の五人衆からリーダーの君麻呂が抜けた後、左近、多由也、鬼童丸、次郎坊は、音の四人衆となり、新たに活動を始めます。仲間に指示を出したり、意見を代弁する役割は、ほとんど左近が担当するようになりました。

次は自信家という性格について述べます。基本的に左近は自分と兄・右近の力を卑下することはありません。高ぶって時にはミスもしますが、自信を失くすような描写はないのです。自己肯定感が強いため、リーダー的な役割もこなせるのではないでしょうか。また、自信家キャラは、大抵自分1人で敵を倒したがりますが、左近は異なります。キバ&赤丸との戦闘中、左近は「殺るのは“二人で”だ」というセリフを発しました。

このセリフは、左近の戦闘スタイルや考えを、的確に表しています。左近は自信家ですが、すぐに敵を倒して悦に入るタイプではありません。むしろ、じわじわと陰湿に相手をいたぶり、戦闘を長引かせようとします。しかし、左近の残虐な遊びは、右近が注意すると終わるようです。兄想いで、意外と素直なところも魅力だと言えるでしょう。

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ナルトの左近と右近との違い・関係

左近と右近の違い

左近と右近は姿が似ているので、キャラ的にあまり差異がないのでは?と思われがちですが、実はそうでもありません。髪型、性格、戦闘への姿勢に注目すると、2人の違いを感じることができます。まずは2人の髪型の違いです。左近は分け目が左にあり、右近は分け目が右にあります。また、左近は赤い数珠のようなネックレスを付けているので、より認識しやすいかもしれません。

次は性格の違いです。兄・右近の性格を紹介しながら、兄弟の性格の差異を考察します。右近の性格は自信家、短気だと述べられています。また、短気という言葉には、「せっかち」または「怒りっぽい」という2種類の意味があります。左近のセリフで、「兄貴はせっかちすぎるんだよ」というものがあるため、右近の短気はせっかちという意味なのかもしれません。一方、左近の性格は先述した通り、陰湿、自信家です。

左近は感情の起伏が激しく、少しキレやすい面もあるので、右近とは違う意味で短気(怒りっぽい)なのかもしれません。最後は、戦闘への姿勢についてです。左近は長期戦が大好きで、相手をじわじわいたぶることを好みます。一方、右近は長期戦が嫌いで、相手をすぐに殺害することを望みます。兄弟ですが、戦闘に関する好みは全く異なるのです。

左近と右近の関係

左近の好きな言葉は唯一無二、右近が好きな言葉は賢兄愚弟、どちらも自分達の関係性について述べている言葉だと考えられます。賢兄愚弟と言うだけあって、右近は頭の回転が非常に早いので、左近がミスをすると、イラつきがちです。しかし、左近が反抗的ではなく、むしろ素直なので、兄弟喧嘩には至りません。左近曰く仲が良い兄弟で、運命共同体というのも相まって、確固たる絆が感じられます。

左近と右近の過去は詳しく描かれていませんが、大蛇丸のアジトにて、他の子供達と殺し合うことを命じられ、それを生き抜いて、音の四人衆のメンバーとして呪印の力を与えられたようです。左近と右近がこの世で生き抜くには、2人で協力・共闘することが不可欠だったのかもしれません。 

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ナルトの左近のアニメ声優

声優・咲野俊介のプロフィール

アニメ『NARUTO -ナルト-』で左近/右近を演じた声優・咲野俊介さんは、1965年5月20日生まれ、宮崎県出身の声優・俳優です。青年座映画放送所属。主に洋画や海外ドラマなどの吹き替え声優として活躍しており、数多くの作品で声を聞くことができます。吹き替えでは、メインキャラの声優を務めることが多く、大人の魅力溢れる男性や癖のある人物まで、幅広い役を演じています。

声優・咲野俊介の主な出演作品

ゲーム『キングダムハーツIII』や『トイ・ストーリー4』では、ブタの貯金箱・ハムを演じており、亡くなった声優・大塚周夫さんの後任を務めました。洋画・海外ドラマの吹き替えとしては、映画『リグレッション』ブルース・ケナー刑事(演:イーサン・ホーク)、ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』デレク・モーガン(演:シェマー・ムーア)などが挙げられます。

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ナルトの左近の強さや弱点・名セリフ

左近の強さは?サスケとの戦いを考察

左近と戦闘(力試し)した当時のサスケは、ナルトへの劣等感や自分の無力さを引きずっており、呪印のコントロールも上手くできませんでした。一方、左近は呪印も使うことなく、いとも容易くサスケを制圧しました。何故サスケがこんなにも簡単に倒されてしまったのか、それは右近の存在が鍵を握っています。

おそらく、右近はサスケに気づかれることなく、左近の体から自分の脚や腕を出して、力強い拳や蹴りなどの体術を食らわせたのでしょう。左近と右近の攻撃は一瞬なので、サスケが混乱してしまうのも納得がいきます。

また、左近は音の四人衆の中で一番強いと作中で語られていますが、戦い方だけを見ると他のメンバーよりも地味に思われがちで、『NARUTO -ナルト-』ファンからは音の四人衆の中で一番弱いという声もあります。左近はそれほど弱いのでしょうか?いつも右近の分まで体を動かしている左近は、常に2人分の労力をこなしていることになるので、スタミナは高い方だと言えるでしょう。

また、右近と細胞を共有しているため、回復力も2人分となり、戦闘中に負傷してもすぐに傷を癒すことができます。そのため、左近と戦う相手は、長期戦を強いられる傾向があるので、スタミナ不足ではやられてしまいます。時間をかけて戦いたい左近にとって、スタミナと回復力は何よりも大切で、強みでもあると言えるでしょう。

左近の弱点は?キバとの戦いを考察

サスケを取り戻すために音の四人衆を追ってきたナルトやキバ達は、ハプニングでそれぞれ散り散りになってしまいます。崖から落ちるも、なんとか一命を取り留めたキバと赤丸でしたが、そこには左近と右近が待っていました。左近と右近は複数の拳で相手を殴る「多連拳」や、それの蹴り技版である「多連脚」などを披露し、キバと赤丸に攻撃を食らわせました。

時間をかけてキバ達と戦おうとする左近でしたが、右近が状態2の姿で急かしてきたため左近も状態2に変化しました。危機を感じたキバは、赤丸と共に「牙狼牙」を繰り出し、繋がった状態であった左近と右近の体を真っ二つにします。しかし、左近と右近は、脅威の回復能力で体の欠損部分を修復し、2人に分かれて戦い始めました。

キバと赤丸の牙狼牙が再び左近と右近を襲いますが、2人は「口寄せ・羅生門」によってそれをガードします。その後、右近は暗殺専用術である「寄生鬼壊の術」を用いてキバの体に侵入し、彼の細胞を破壊し、息の根を止めようとしました。しかし、キバがナイフで自決を計ったので、右近はやむを得ず彼の体から離れます。キバと赤丸が逃げたので、左近と右近は手分けして彼らを探しました。

そして、ついにキバの元へ辿り着いた左近と右近でしたが、そこに砂隠れの里の忍・カンクロウが現れます。カンクロウはキバの増援に来たため、左近と右近にとっては敵です。生き物だけが相手ならば、寄生鬼壊の術で容易に殺害できます。しかし、生きていない人形(傀儡)を使うカンクロウは、左近と右近にとって相性最悪の人物でした。

その後、負傷した左近が右近に融合したことで、珍しく右近が体を操ることになりました。右近は慣れない体で、カンクロウの攻撃をどんどん避けていきますが、知らない間に捕獲用傀儡・クロアリに近づいてしまい、傀儡の中に閉じ込められてしまいます。右近と左近を捕らえた傀儡は樽状のもので、いくつもの隙間が開いていました。

捕らわれた右近は傀儡の中で暴れましたが、どうしても外に出ることができません。その瞬間、隙間から何本もの鋭い刃物が傀儡に差し込まれ、右近と左近の体を貫きました。傀儡からは右近の叫び声が響き、声が消えると共に兄弟の命も尽きたのでした…。

名セリフ①「てめェー弱えー…」

てめェー弱えーくせにピーコラ言ってんじゃねーぞ

サスケに対してピーコラ(ピーピー)うるさいと苦言を呈した際のセリフです。この時のサスケは、事情はあれど、確かに左近よりも実力がありませんでした。大蛇丸のお気に入りであるサスケの強さを感じたかった左近からすると、少しイラつく案件だったのかもしれません。

名セリフ②「ほら、来いよ…」

ホラ来いよ アバラボッキボキでドレミファソラシド奏でてやっから!

左近は、音忍且つ音の四人衆のメンバーであるためか、音を関連とした名セリフ(迷セリフ)が多いようです。相手(サスケ)の肋骨を少しずつ折り、骨折した時の衝撃音で音楽を奏でる、一見ジョークのように聞こえますが、左近は本気なので、サスケの肋骨は何本か犠牲になってしまいました。

名セリフ③「いい音 奏でろよ」

いい音 奏でろよ

サスケの肋骨を折る直前のセリフです。こちらも音が関係している名言(迷言)となります。左近は敵をじわじわ痛めつけたいドSな人物なので、体のどこかが損傷する音や相手が発する苦痛の声を聴くことが快感なのかもしれません。

名セリフ④「やけに低音だな…」

やけに低音だなお前の骨
もっとこうキーンって響こうぜ・・・なァ!!

このセリフは、サスケの肋骨が折れた際に発した感想です。「サスケの肋骨は低音」という謎すぎる情報をファンに与えた衝撃(笑撃)の発言でもあります。左近が今まで戦った相手の骨折音は、キーンと高音だったのでしょうか?謎は解けませんが、ユニークな名言です。

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ナルトの左近に関する感想や評価

『NARUTO -ナルト-』ファンに、一番好きなキャラクターは誰?と尋ねると、多くのファンがナルトや味方キャラ、暁のメンバーなどを挙げる傾向があります。しかし、音隠れの里の忍、音の四人衆(音の五人衆)のメンバーが好きと告げるファンも、少しマイナーと思われがちですが、一定数存在しているのです。敵キャラとして登場した左近は、登場するシーンが比較的短いのですが、きちんとファンがおり、今でも愛され続けています。

左近と右近の肌は不健康なほど色白で、目からは少し気怠い雰囲気が感じられます。しかし、見た目とは異なり、左近と右近は非常に好戦的で、戦闘狂とも呼べるかもしれません。やる気のない表情に見えますが、積極的に行動を取ることも多いので、ギャップ萌えだと言えるでしょう。

子供の時に音の五人衆が好きだったというファンは一定数存在します。アニメを観た当時に聴いた印象的なセリフなどが、頭の中にしっかりと記録されているパターンも少なくありません。左近と右近はユニークなセリフが多く、声優の咲野俊介さんの良い声も相まって、記録に残りやすいのだと思われます。

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ナルトの左近まとめ

この記事では『NARUTO -ナルト-』に登場する左近の人物像や兄・右近との違い、アニメ声優や強さ・弱点、セリフなどを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?残忍と言われつつも兄とは仲良しだったり、個性的なセリフを連発したりと、意外と人間味溢れる人物であることが判明しました。左近が気になった方は是非『NARUTO -ナルト-』の原作やアニメなどに触れることをおすすめします!

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