【ULTRAMAN】諸星弾の正体は異星人？生い立ちや早田進次郎との関係は？

諸星弾とは、アニメ「ULTRAMAN」に登場する科学特捜隊強襲班の陣頭指揮を任された隊員で、主人公・早田進次郎の先輩にあたります。以下では、アニメ「ULTRAMAN」の諸星弾のプロフィールや名前の由来、その正体、生い立ちや家族構成、進次郎との関係や魅力などを紹介します。

「ULTRAMAN」は、清水栄一原作・下口智裕作画による漫画及びそれらを原作としたアニメ作品であり、人気特撮ドラマ「ウルトラマン」から数十年後の世界を舞台としています。物語は、「ウルトラセブン」以降に発表されたウルトラシリーズとは異なり、ウルトラマンは、強化スーツを着用した等身大の戦士であり、敵対者も従来の怪獣から宇宙人へと変更されています。

アニメ「ULTRAMAN」は、2017年12月1日に、円谷プロダクション・神山健治・荒牧伸志監督によるフル3DCGアニメーションの製作が発表されました。そして、ウルトラマンのモーションアクターには、主人公・早田進次郎を演じる山﨑勝之さんをはじめ、特撮作品のヒーローの演技経験のある俳優が起用されました。また、物語は原作に準拠しながらも、アニメならではのオリジナル要素も含まれています。

そして、アニメ「ULTRAMAN」は、2019年4月1日から、動画配信サイト・Netflixにてシーズン1・全13話が全世界に独占配信され、世界中で大きな話題を呼びました。アニメ「ULTRAMAN」は、テレビ放送も行なわれ、2020年4月～7月にかけて、TOKYO MXとBS11で放送されました。そして、「アヌシー国際アニメーション映画祭2019」にて、待望のシーズン2の製作が発表され、新作アニメに期待が寄せられています。

ウルトラマンが銀河へ旅立ってから40年後の地球では、科学捜査隊の早田進が、一人息子・進次郎に宿った特殊能力に頭を悩ませていました。そんなある日、進は、かつての科学捜査隊の同僚・井手光弘から謎の異星人の存在について聞かされます。同時に、記憶操作によって失われていた、ウルトラマンとの同化を思い出した進は、息子・進次郎の特殊な力は、ウルトラマンの因子が受け継がれているためと知ります。

そして、17歳に成長した早田進次郎は、普通の高校生として生活を送る中、謎の敵・ベムラーの襲撃に遭います。その時、父親に助け出されたことで、進次郎は窮地を脱し、同時に父親がウルトラマンと同化した過去を知ります。しかし、老齢の父親が戦うには限界があり、進次郎がウルトラマンスーツを用いて、ベムラーを撃退します。

ベムラー戦を制した進次郎は、ベムラーのような異星人が地球に流れ込んでいることを知らされ、早田進に代わる戦力として、新ウルトラマンとして戦うことを要請されます。そして、普通の高校生だった早田進次郎は、地球の平和を守るウルトラマンとしての活動を始めます。

諸星弾は、科学捜査隊強襲班の陣頭指揮を任された隊員で、ウルトラマンスーツVer.7の装着者です。身長及び体重は182cm/69kg、年齢は24歳、星団評議会からは、「340号」と呼ばれています。性格は冷静沈着であり、かつ、抹殺対象と見なされた異星人の処分も、ためらうことなく実行に移すなど冷徹さが目立ちます。一方で、言葉ややや辛辣であるものの、進次郎に助言するなど優しい一面も兼ね備えています。

以下では、諸星弾の名前の由来や、気になる正体、諸星弾の知られざる生い立ちや家族構成を紹介します。

諸星弾の名前の由来は、ウルトラマンセブンに登場したモロボシ・ダンと言われています。諸星弾の名前の由来となった、モロボシ・ダンは、地球で生活するために人間の姿に変えた、セブンの仮の姿です。つまり、外見こそ地球人であるものの、中身はセブンそのものということになり、諸星弾の正体が、地球人に非常に近い異星人という設定も、これらに由来しているでしょう。

その正体が異星人であることが判明している諸星弾は、父親が外交官だったことから、幼少期は駐在先の星で幼少期を送っていました。しかし、その星で勃発したテロに巻き込まれ、外交官の父親と母親が、見せしめとしてテロリストに殺害される悲劇に見舞われます。諸星弾には、双子の弟がいましたが、その弟もテロリストに連れ去れ、幼い兄弟は生き別れてしまいました。

その後、諸星弾は、科学捜査隊に加入し、双子の弟・レイは、テロリストとして、別々の道を歩んでいました。そして、暗黒の星によってニューヨークが攻撃され始めた時、諸星弾の弟・レイもテロリストとして登場し、双子の兄弟は一戦を交えました。諸星弾は、必死にレイの説得を試みようとしましたが、レイの中身は別人とすり替わっていることに気が付きます。

一方、諸星弾がレイの肉体と兄弟であったことを知った、レイの中身の人物は、諸星を情で誘導しようと試みます。しかし、中身が別人であると割り切った諸星弾は、覚悟を決めてレイの首を刎ね、敵との勝負に決着を付けました。

諸星弾と言えば、少々言い方がきついことが玉にキズですが、自身の力に悩む進次郎に対して助言するなど、後輩想いの優しい一面が、ファンを虜にしています。以下では、諸星弾と早田進次郎との関係や、諸星弾の魅力を紹介します。

ULTRAMANの主人公・早田進次郎は、生まれながらにしてウルトラマンの因子を受け継ぐ、早田進の一人息子です。普段は普通の高校生である一方、自身に宿った力を上手く制御できず、時には街に甚大な被害をもたらしてしまうなど、ウルトラマンとしての活動に悩んでいました。その頃、諸星弾も、ウルトラマンに変身して活躍の幅を広げており、異星人でもウルトラマンになれることを見せつけます。

このように、当初は、ウルトラマンに変身できる者同士としてのライバル関係にあった進次郎と諸星弾でしたが、時には諸星が先輩として進次郎にアドバイスを送るなど、良好な関係へと発展させています。そして、アイドル・佐山レナのファンが起こした一連の事件での初共闘をきっかけに、共に出動する機会も増えていきました。

諸星弾の魅力といえば、戦いのたびに新しい兵器を使用する場面は欠かせません。例えば、新たに改良を加えたバイクで殺到と登場すると、バイクを人型に変形させて、強力なスぺシウム兵器を使用するなど、奇想天外な活躍を見せています。このように、出動のたびに披露される諸星弾の兵器も、ULTRAMANの見所であり、毎回ファンを楽しませています。

そして、諸星弾の兵器は、その使用シーンは勿論、それらを開発した科学特捜隊の技術力の高さも伺えます。戦いの度に限界を超える進次郎の成長と共に、パワーアップする諸星弾の兵器から目が離せないでしょう。

クールでかっこいい外見が特徴の諸星弾でしたが、ULTRAMAN・エースキラーとの戦いにて、絶体絶命にあったことがありました。圧倒的な戦力を持つエースキラーとの戦いは、科学捜査隊に苦戦を強いらせ、進治郎と諸星も、敵に捕らえられてしまいます。その時、北斗や、レッド・ジャック・早田進が、エースキラーとの戦いに参戦し、北斗の命がけの戦いの末、エースキラーの討伐に成功します。

そして、ベムラーによって命を救われた進次郎は、自らの意思でリミッターを解除、ウルトラマンに変身して敵・1人の討伐に成功します。一方、ジャックに救出された諸星弾は、戦いに加わることなく、選挙区から脱出しています。

外見こそ人間でありながら異星人という設定など、独特の存在感で注目を集める諸星弾に関する感想や評価を紹介します。

普段は、後輩にあたる早田進次郎に対して辛辣な言葉を投げかけることの多い諸星弾ですが、以外にも一人称は「僕」となっており、普段の言葉使いとのギャップの大きさが、女性ファンを虜にしています。冷徹な性格でありながら、親しみやすい一面を持つ諸星弾は、どこか憎めない「ULTRAMAN」の愛されキャラの1人でしょう。

進次郎と共にウルトラスーツを着用する諸星弾は、他のキャラと比べて派手さはないものの、誰もが注目してしまう独特の存在感で人気を博しています。また、アニメ「ULTRAMAN」のファンからは、実写化した諸星弾も観てみたいという声も寄せられ、新シリーズでの諸星弾の活躍が注目されています。

ウルトラシリーズと言えば、スーツアクターによる演技や派手な演出が特徴で、特撮ファンを夢中にさせました。そして、アニメ「ULTRAMAN」でも、ウルトラマンと異星人のバトルシーンは、モーションアクターが起用され、まるで人間のような動きが大きな話題を呼びました。「ULTRAMAN」は、ウルトラシリーズなどの特撮作品に夢中になった大人世代でも楽しめる、かっこいいアニメ作品です。

アニメ「ULTRAMAN」の諸星弾のプロフィールや、名前の由来、その正体、生い立ちや家族構成、主人公・早田進次郎との関係や魅力などを紹介しました。表面では、冷徹さを装いつつも、内面では後輩の進次郎のことを気に掛けたり、一人称は「僕」を使用するなど、ギャップの大きさも諸星弾の魅力であり、今後の活躍が注目される愛されキャラでしょう。