2020年08月28日公開
2020年08月28日更新
デビルマン クライベイビーのあらすじ・結末をネタバレ解説!登場キャラや感想は?
デビルマン クライベイビーでは、悪魔と合体してしまった明がさまざまな葛藤の末に人間や世界のために悪魔と戦うことを決意しています。アニメの表現方法を最大限に活かしたデビルマン クライベイビーでは、過激な性的な描写や暴力的な描写まで描かれていますがあくまでも原作に忠実に描かれた結果だったのです。そこで、デビルマン クライベイビーで登場している魅力的な美樹などの登場キャラや感想、作品のあらすじや結末のネタバレを紹介します。
目次
デビルマン クライベイビーとは?
出典: https://note.com
石川県出身の漫画家である永井豪さんによって描かれた「デビルマン」を原作としてアニメ化されたのが「デビルマン クライベイビー(DEVILMAN crybaby)」です。漫画家である永井豪さんの画業50周年を記念して作られたデビルマン クライベイビーは、2018年1月から全10話がNetflixからリミテッドシリーズとして世界中に配信されました。デビルマン クライベイビーは2010年代を舞台にキャラクターもアレンジされています。
アニメ化されたデビルマン クライベイビーは、基本的には原作のデビルマンの内容に沿って展開されていますが、一部の設定においては旧OVA版からの要素も入れたそうです。原作のデビルマンに忠実に制作されたアニメはデビルマン クライベイビーが初となりました。そこで、50周年記念として制作されたデビルマン クライベイビーのあらすじや結末のネタバレ、登場キャラや感想なども紹介します。
デビルマン クライベイビーの概要
1972年25号~1973年27号に渡って週刊少年マガジンにおいて連載された「デビルマン」という漫画が原作となって2018年1月からアニメ化されたのが、「デビルマン クライベイビー(DEVILMAN crybaby)」となっています。石川県輪島市出身の漫画家である永井豪によって描かれたデビルマンという漫画のテレビアニメは以前も1972年7月~1973年3月に渡って全39話でNET系で放送されていました。
OVAとして「デビルマン 誕生編」が1987年11月から、「デビルマン 妖鳥死麗濡編」においては1990年2月から、AMON デビルマン黙示録においては2000年5月から発売され注目を集めました。デビルマン クライベイビーにおいては、デビルマンの原作者である永井豪さんの画業50周年を記念して作られたため、より原作に忠実な内容となって制作され、第22回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門において推薦作品となります。
デビルマン クライベイビーの監督
「殺せ、本能のままに」や「本当の悪魔をまだ誰も知らない」などの過激なキャッチコピーがリリースの際に放たれた「デビルマン クライベイビー(DEVILMAN crybaby)」の監督を務めたのは湯浅政明さんとなっています。アニメーション監督、アニメーション作家として世界中で有名な福岡県出身の湯浅政明監督は、数々の有名作品を監督し多くの賞を受賞している監督となっています。
- 名前:湯浅政明(ゆあさまさあき)
- 出身地:福岡県
- 生年月日:1965年3月16日
- ジャンル:テレビアニメ、映画
- 職業:アニメーション監督、アニメーション演出家、アニメーター
- 所属事務所:サイエンスSARU
- 活動期間:1987年から
オンラインでの限定配信となったデビルマン クライベイビーの監督を務めた湯浅政明さんは、九州産業大学芸術学部美術学科を卒業してから亜細亜堂へ入社してさまざまなキャリアを積んでいきました。入社当初から自分の画を持っていることを高く評価されすぐに原画に昇格しています。「ちびまる子ちゃん」では本編原画、作画を担当し、フリーになってからは「クレヨンしんちゃん」の原画、作画監督を務めました。
デビルマン クライベイビーの劇伴担当
デビルマン クライベイビーの劇伴を担当したのは、電子音楽家であり作曲家の牛尾憲輔(agraph/アグラフ)さんです。「電気グルーヴ」のサポートメンバーを務めている牛尾憲輔さんは、電子音楽による現代的な雰囲気によってデビルマン クライベイビーの世界を彩っていきました。彼はデビルマン クライベイビーのオープニングテーマを「電気グルーヴ」として担当しています。
- 名前:牛尾憲輔(うしおけんすけ)
- 芸名:agraph/アグラフ
- 出身地:東京都
- 生年月日:1983年3月1日
- 学歴:東京工科大学
- 職業:電子音楽家、作曲家
- 所属事務所:ソニー・ミュージックアーティスツ
- 共同作業者:電気グルーヴ、石野卓球、ミト、LAMA
- 活動期間:2003年から
- 担当楽器:プログラミング
デビルマンの原作においては不良キャラクターが登場していますが、その不良キャラクターはデビルマン クライベイビーにおいては「ストリートラッパー」に変更されていました。悪魔が社会に出現することによって人々の内面や社会の様子が変化していく場面をヒップホップアーティストである牛尾憲輔(agraph/アグラフ)さんがラップによって見事に表現していきます。
デビルマン クライベイビーのあらすじ結末ネタバレ
あらすじネタバレ①デビルマンの誕生
さまざまな感想が寄せられているデビルマン クライベイビーのあらすじ結末ネタバレとしては、デビルマンの誕生をあげることができます。まだ視聴されていない人はデビルマン クライベイビーのあらすじ結末ネタバレにご注意ください。気弱で心優しかった不動明は幼少期に親友となった飛鳥了が突然現れたことで驚きますが喜びます。彼は親友の飛鳥了によって「サバト」に連れて行かれました。
サバトへ到着するまでの間、彼は悪魔に関する奇妙な話を聞くことになります。悪魔は魂として存在しているため、人間と合体することによって実現化することができるという話でした。意味がいまいちつかめない状況で辿り着いたサバトでは、多くの若者が裸で踊っていたのです。悪魔は狂気に引き寄せられることで人間と合体することができました。親友である了の導きによって彼も悪魔と合体しデビルマンが誕生します。
あらすじネタバレ②始まった「悪魔狩り」
出典: https://frequ.jp
過激な内容が多いデビルマン クライベイビー(あらすじ結末ネタバレ)では、「悪魔狩り」が始まっていきました。クライベイビーをまだ見ていない方は以後のあらすじ結末ネタバレにご注意ください。悪魔であるデビルマンになってしまった明でしたが人間の心は失っていませんでした。野性的な性格が時折現れたり、身体能力が飛躍的にアップしたりするものの根本的な性格は変わっていなかったのです。
基本的に心優しい性格だと多くの感想を寄せられている明は、親友の了と悪魔を次々と倒していきますが悪魔の中には自分と同じように人間の心が残っている悪魔もいることに気が付きます。人類を滅ぼそうと考えていた了は、人間同士での殺し合いをさせるために悪魔が実在していると公表したために、多くの人間は不安になり悪魔狩りが行われる事になりました。悪魔になる前の人間を殺そうとしたため人間同士の殺し合いとなります。
あらすじネタバレ③悪魔との全面戦争
さまざまな感想が寄せられているデビルマン クライベイビー(あらすじ結末ネタバレ)では、悪魔との全面戦争が起きています。クライベイビーをまだ視聴されていない方はあらすじ結末ネタバレにご注意ください。天使のように美しいという感想が多い了の正体が実は魔王のサタンであることが次第に明らかになっていきます。彼は人類を滅ぼすためにさまざまな画策をしていたのです。
悪魔狩りによって周囲の人間を信用できなくなった彼らは人間同士で見境なく殺し合うようになります。人間の中に潜む残酷な悪魔のような本性を知って絶望した彼は悪魔との全面戦争を行うためにデビルマンを募ることになります。悪魔との全面戦争の末に生き残ったのはデビルマンの明と魔王でサタンである了の二人のみとなりました。語りかけても返事をしてくれない明の姿に涙を流す了の姿が描かれています。
デビルマン クライベイビーのアニメ化の追加シーン
アニメ化の追加シーン①涙を流すシーン
デビルマン クライベイビーのアニメ版の結末では、原作などにはない追加シーンも登場しています。追加シーンとしては気弱でおとなしい性格の明の涙を流すシーンが数多く描かれていました。涙を流すシーンに感動したという感想も多く寄せれている程、涙を流すシーンが多くなっていたのです。気弱な彼は泣き虫な要素はありますが、彼は泣き虫だからよく泣いていたのではありません。
彼が涙を流すときは自分が悲しかったり辛かったりした時ではありませんでした。幼少期からずっと一緒に暮らしていた美樹が語っているように彼が涙を流すのは、他人の心の痛みに同情していることがほとんどだったのです。他人の気持ちを自分のことのように感じることができる彼は、心優しく正義感が強かったために心の強さの証のように涙を流すシーンがたくさん描かれていきました。
アニメ化の追加シーン②走るシーン
アニメ化においては原作に忠実に過激なシーンが多く描かれていますが、追加シーンとしては走るシーンも登場していました。彼らの姿を通してさまざまな思いが沸き起こるという感想が多いデビルマンですが、アニメ版の結末では走るシーンがかなり印象的に描かれています。
陸上部の彼らは必死に走り続け、走り続けた先に待っている相手にバトンを渡していきました。物語の結末ではおしとやかなミーコから親友で明るく元気な美樹、その先には人間の心を忘れていない心優しい明、さらに彼からは人間でない冷静でクールな了へとバトンが続くようになっています。走るシーンが独特だという感想も寄せられていました。
アニメ化の追加シーン③了へのバトンパス
あらすじ結末ネタバレが注目を集めているデビルマン クライベイビーでは、アニメ化での追加シーンとして了へのバトンパスがかなり印象的だったと感想を寄せている人もいました。親友の美樹が憧れの存在でありながら妬ましく思っていたミーコは複雑な二つの思いを受け止めいつまでも友人でいたいという友情をバトンで繋げています。明るい性格の美樹はデビルマンとなってしまった明に親愛と信頼の気持ちをバトンで繋げていました。
悪魔と人間が入り混じっている明からは悪魔であり魔王のサタンである了へバトンを渡そうとしますが、何度も失敗していました。彼らは戦い続け悪魔や人類が滅び最終的に二人だけになりましたが、やっと人間らしい感情を意味するバトンが了に渡ります。思いやりの気持ちを受け取ることができた彼には息絶えてしまった返事をしてくれない明の存在が残り、初めて涙を流したのです。
デビルマン クライベイビーの登場人物・キャラ
不動明
結末のあらすじネタバレが話題となっているデビルマン クライベイビーで心優しく泣き虫な不動明(主人公)は、両親が海外へ行ってしまったために、家族同様の付き合いのある牧村家へ預けられることになります。牧村家には心が強く可愛らしい牧村美樹という女の子がいました。可愛らしい美樹の家に居候することになった明は常に気が強い美樹と行動を共にすることになります。
金髪碧眼の美しい少年である飛鳥了は彼の親友でした。芯の強い美樹の家に居候していた彼でしたが、親友の了に連れて行かれた場所で悪魔と合体したことで、人間の心を持つ悪魔であるデビルマンになってしまったのです。本来の性格はほとんどそのままでありながら、時々悪魔の部分が出現して好戦的になったり、肉体的には身体能力が著しく発達したりしていました。
一緒に暮らしている美樹のことを大切に思っていた彼は、悪魔と合体しても人の悲しみに共感できる優しい心を持っていたのです。そのため、大切な心優しい美樹をはじめ人間を守ろうと心に決め、悪魔と戦うことにします。人間同士が殺し合いを始めた際も自分の身をもってその戦いを阻止しようとしていました。デビルマンと悪魔との戦いではその強い精神力が大きな支えとなっています。
飛鳥了
天使のように美しいと明から表現されている飛鳥了は、臆病で心優しい明を悪魔と合体させることでデビルマンにした張本人となっています。さまざまな感想が寄せられているデビルマンでは、幼少期に友達となった明とは親友関係となっていました。サバトという悪魔と合体することができる場所へ彼を連れて行った了は、悪魔と戦わせるために親友である明を「アモン」という悪魔の勇者と呼ばれていた人物と合体させたのです。
エキセントリックな性格を持っている了は、親友の明をデビルマンにしておきながら周囲の人間に対しても悪魔はどこにでも潜んでいるため誰でも悪魔になる可能性があるという情報を流して、人間と悪魔が対立するように人間の恐怖心をあおっていきました。
美しい天使のような姿をしていた飛鳥了の正体は魔王のサタンだったのです。サタンが正体の彼は人類を滅ぼそうとしていました。最終的に人間を守ろうと考える親友だった明とは対立することになりました。
牧村美樹
明るく元気な女の子の牧村美樹は、結末のあらすじネタバレが評判となっているデビルマン クライベイビーにおいて心優しい不動明と一緒に陸上競技部に所属しています。幼少期から家族ぐるみの長い付き合いである明とは幼馴染みのような関係となっていました。幼少期から明るく少し気が強い美樹は学校も部活も一緒だった明とは一緒に住んでいたこともあり常に一緒に行動しています。
正しい道に真っすぐに進むことができる美樹は、冷静でクールな性格の飛鳥了が人間を信用できなくなってしまった際にも心を乱すことなく人間の希望のような存在となっていきました。最終的に悪魔と合体してしまった明が希望を失わずにいられたのは前向きで真っすぐな性格の美樹の存在があったからだったのです。
人類を滅ぼそうと企む飛鳥了によってデビルマンの正体が明だと周囲に明かされたことで、一緒に住んでいた美樹ら家族は人間の標的となってしまいます。デビルマンになってしまった明と一緒に暮らしている美樹ら家族は悪魔だと見なされて殺されてしまったのです。気が弱かった明は希望だった美樹の存在を殺されたことで天使だと思っていた親友の飛鳥了とは対立し戦うことになります。
ミーコ(黒田ミキ)
おしとやかな雰囲気が漂っているミーコ(黒田ミキ)は、同じ陸上部に所属している明るい性格の美樹とは親友の関係となっていました。植物を愛するという優しい一面があるミーコでしたが、陸上においては明るくて元気いっぱいの美樹に負けていたために周囲からは同じ名前でありながら、「ミーコ」と「美樹」と区別されて呼ばれていたのです。この呼び方にコンプレックスを抱いていた彼女は内面では嫉妬心を燃やしていました。
内面に嫉妬心を燃やしていたミーコは、サバトに参加したことで悪魔と合体してデビルマンになってしまいます。悪魔と合体した彼女は好戦的な性格になったり、驚異的な身体能力を手にすることができたりしました。しかし、人間としての理性を失っていなかった彼女は親友である美樹とは本心から和解を果たし、最終的には彼女を助けようと逃がしたために人間の手によって殺されています。
長崎
さまざまな感想が寄せられているデビルマン クライベイビーでカメラマンとして登場しているのが長崎です。彼は陸上で活躍していた美樹を追っていましたが、若者たちが集っているサバトにおいて怪しいことが発生しているとの情報を得たことで早速向かいます。潜り込んで決定的な瞬間を撮影しようとした長崎は、悪魔に襲われそうになりました。
悪魔と合体していながらも人間としての理性を失っていないデビルマンによってピンチを救ってもらいますが、人間が悪魔(デビルマン)に変身した瞬間をスクープとして撮影してしまったことで、人類を滅ぼそうと考えていた飛鳥了によって殺されることになります。スクープ事件によって多くの人間を巻き込み無関係な人に迷惑がかかったことで、心優しい明は誰も巻き込まずに悪魔と戦うことになりました。
デビルマン クライベイビーのアニメ主題歌や挿入歌
電気グルーヴ「MAN HUMAN」
デビルマン クライベイビーのオープニングテーマには、「MAN HUMAN」という電気グルーヴによる楽曲が使用されています。電子音楽家である牛尾憲輔さんが「MAN HUMAN」という曲を電気グルーヴのサポートメンバーとして一緒に作りあげていました。原作における不良の要素やイメージをストリートラッパーにしたことで、ヒップホップとテクノによって巧みに表現しています。
女王蜂アヴちゃん「デビルマンのうた」
デビルマン クライベイビーにおいての挿入歌としては、女王蜂のアヴちゃんによって歌い上げられた「デビルマンのうた」という楽曲が使用されています。挿入歌となったこの曲の編曲は劇伴を担当している牛尾憲輔さんによって手掛けられています。作品の大ファンだった彼は、本編においては「魔王ゼノン」として声優としても活躍していました。夢のようだと感想を寄せているアヴちゃんは泣くと思うとも話していました。
デビルマン クライベイビーに関する感想や評価
デビルマンクライベイビー見た時と同じくらい泣いたアニメだった
— アヲ (@_yymmxx) August 18, 2020
デビルマンクライベイビー最高のアニメだから見てほしいし私は了ちゃんが大好きです
デビルマン クライベイビーを見たときは感動で泣いてしまったという感想を寄せている人は多くいました。欲望や愛情の間で葛藤するデビルマンとなった明の姿にさまざまな思いを抱いた人も多かったようです。作中では魔王であるサタンだった飛鳥了が大好きだと感想を寄せている人もいました。デビルマン クライベイビーに関しては最高のアニメだから見てほしいとコメントしている人もいます。
デビルマンは原作読んでクライベイビー見た 原作もクライベイビーもサイコーだぞオヌシ! 実写は見てません
— 小妻 (@utona3_) August 17, 2020
デビルマンについては、漫画の原作やデビルマン クライベイビーのアニメも見たと感想を寄せている人がいました。原作の漫画やアニメ化されたデビルマン クライベイビーの両方を見た人は最高の作品だとコメントしている人もいます。性的、暴力的な描写が原作に忠実に描かれているアニメ化はダークな印象がありながらも深い所で感動する作品となったようです。
電気グルーヴの曲がかっこよすぎて作画がおしゃれで残酷オブ残酷な内容で何週間も立ち直れなかったのがデビルマンクライベイビー。
— まーじ (@m_arginal_) August 18, 2020
デビルマン クライベイビーで使用されていた電気グルーヴの曲がかっこよすぎると感想を寄せている人もいました。また、作画もおしゃれだと高い評価を得ています。しかし、内容が残酷過ぎてしばらくの間立ち直れなかった人もいたようです。残酷なシーンが多い作品ですが、それでも再度見たいと感想を寄せてる人もいます。この作品を見てからはクライベイビーのことばかり考えているという人もいました。
デビルマン クライベイビーまとめ
Netflix限定配信によって世界中の人が楽しむことができたデビルマン クライベイビーは、原作の漫画に忠実な性的で暴力的な描写が多く描かれているダークな雰囲気が漂っているアニメ作品となっています。心をえぐるような欲望と愛情の間でさまざまな感情が揺さぶられるアニメとして注目を集めました。さまざまな思いと葛藤しながら戦っている姿は多くの人々の共感を得ており感動して泣いた人も多くいたようです。