【アイシールド21】桜庭春人はモデル兼アメフト選手！かっこいい魅力や名言を紹介

アイシールド21でもルックスでも作中でもかっこいいと人気が高いキャラクターが桜庭春人です。作中ではモデルをしながらアメフト選手としても人間としても大きく成長するキャラクターとして高い人気を誇っています。今回はそんな桜庭春人についてまとめて紹介していきます。

桜庭春人が活躍するアイシールド21は2002年から2009年の間、原作稲垣理一郎先生、作画村田雄介先生のタッグで週刊少年ジャンプにて連載されたアメリカンフットボールを題材としたスポーツマンがです。個性豊かなキャラクターとアメリカンフットボールを知らなくても読みやすいように心がけられている事で高い人気を集める結果となった作品です。

週刊連載作品では珍しく連載開始から連載終了まで1度も休載がなかった作品として知られる作品でもあり、2005年から2008年にかけてはアニメ化もされるなどして人気を博しています。

気弱な主人公小早川瀬那（セナ）は泥門高校に入学してすぐひょんなきっかけで泥門高校アメリカンフットボール部の主務を務める事になります。しかし帰り道、セナの爆走を泥門高校アメリカンフットボール部の主将、ヒル魔が目撃した事から、緑色のアイシールドを付けて正体を隠した謎のランナー、「アイシールド21」として選手としてアメフトを行う事になります。

桜庭春人は泥門高校と同じ東京地区内でも最強の守備力を持つチーム、王城ホワイトナイツに所属する選手です。ポジションはワイドレシーバーで、188cmにもなる長身を武器としています。同時にジャリプロという芸能人事務所に所属するモデルでもあり、アイドル人気が非常に高い選手でもあります。当初はその人気とは裏腹にアメフト選手としての実力は今ひとつでしたが作中で大きく成長する事になる選手の1人です。

東京大会ではベストイレブンのレシーバー部門に選出されるなど大きく成長した結果を見せる程になっています。その他判明しているプロフィールとしては体重79kgで背番号は18番、誕生日は3月12日生まれで血液型はA型です。アイシールド21で主な記録として紹介される40ヤード走は5秒～4秒86と作中で成長し、またベンチプレスも50kgから75kgまで成長しています。

桜庭春人はアイシールド21作中、登場時点からジャリプロという芸能人事務所に所属するイケメンモデル、アイドルとして活躍する存在でした。女子のファンも多く、アメフトの試合にも応援に駆けつける熱狂的なファンがいる程でした。作中1度アメフトに真剣に向き合うべくジャリプロを辞めますが、成長した後アメフト選手としての実力も込みで改めて復帰しています。

芸能人を辞めた時にはそれまでの長めの髪をばっさりと切って坊主頭になり髭も伸ばすなどイメージがガラッと変わりましたが、アメフト選手としても成長した事でアイドル時代の女子ファンはもちろん、男のファンも増えるなどしています。

後々にライバル関係で描かれる事になるのはモン太ですが、作中に初めて登場した時の桜庭春人は主人公小早川瀬那と似た者同士であり対称的な存在として描かれています。泥門vs王城の初めての試合、2人はお互いに全く良いところがありませんでした。セナは進に強烈なタックルを喰らい1度は逃げ出そうとし、桜庭は凡ミスやスポンサーのステッカーを防具に貼っているなどして監督に叱咤されています。

お互いアメフトに対してそこまで前向きな姿勢を持っていなかった2人ですが、ここで運命の分かれ道が訪れます。セナは最終的に自身の意志でコートに戻る事を決意して戦うのに対し、桜庭は芸能人であるという側面を捨てられず最終的に助骨骨折という大怪我をする事になってしまいます。

当時の桜庭春人はモデルとしてのファンが試合に多く駆けつける人気者ですが、決してアメフトが上手いわけではない為、桜庭春人のアメフト見たさのファンはいないという状態でした。そんな桜庭春人にとって初めてのアメフトのファンが上記の怪我で入院中に出会う事になる虎吉です。虎吉は過去の王城の試合を観戦しており偶然とはいえスーパーキャッチをした桜庭春人に憧れているのでした。

虎吉の怪我は深刻であり、歩けるようになるまでには数年かかると言われる程でその事実を聞かされた虎吉は泣き崩れます。そんな虎吉を見て桜庭春人は一念発起する決意を固めます。

虎吉との一件でアメフトに対して意欲的に取り組むようになった桜庭春人ですが、直ぐ側に努力する天才と言われる進がいる事もあり、その差を見せつけられる事になります。挙句の果てには「5年間無駄にした、何の意味もなかった」と吐き捨ててしまいますが、その言葉に激怒したのがクォーターバックの高見伊知郎でした。

怪我の影響で走力に難がある高見伊知郎はそのハンデを補うべく、正確なパスワークと頭脳を身に着けた事でようやくレギュラーを勝ち取りました。そんな高見伊知郎にとって同じ長身を持つレシーバーである桜庭春人の成長は何よりも楽しみな存在でした。そんな桜庭春人の自暴自棄な発言に怒らずにはいられなかったのです。この高見伊知郎の思いを知った事で桜庭春人はジャリプロを辞める決意を固め坊主頭になっています。

桜庭春人にとって大きな壁でもあり目標とするべき存在が進清十郎です。元々進清十郎に対してライバル意識を持っていた事も相まってアメフトに真剣に打ち込むようになって尚、埋まらない差に何度も絶望感を味合わされる事になります。ただ進清十郎という存在があったからこそ桜庭春人は大きく成長を果たす事ができ、王城のWエースの一翼を担えるだけの実力を手に入れる事になります。

様々な経験を経て心身ともに成長した桜庭春人はモデルとして伸ばしていた髪をばっさりと切って坊主頭になる髭も伸ばすなど大きくイメチェンします。そのあまりに大きなイメチェンにはセナ達他校の選手も驚き、モデル桜庭春人が好きだった女性ファンは思わず絶句してしまう程でした。一方で坊主頭にまでする覚悟からこれまでになかったファンの獲得にも成功しています。

心身ともに成長し坊主頭になった桜庭春人が高見伊知郎と共に使用するコンビ技が高身長同士の2人だからこそできる高い打点でのパスのやりとりができる「エベレストパス」です。その高さは高校史上最高の高さとも言われる程で、低身長ながらもジャンプ力には自身があるモン太さえ一切届かない高さでパスのやりとりが行われてしまいます。

エベレストパスと上空でやり合うのは難しく敵からは着地を狙われる事になりますが、さらにそこで進清十郎が登場します。エベレストパスと進のバリスタによってパスキャッチからの桜庭春人の走プレーは天空を射抜く巨大弓「射手座（サジタリウス）」と名付けられました。

桜庭春人は登場当初から人気が高く、第1回人気投票では総合で5位に位置づけています。部門別では「かっこいいと思うキャラ部門」で4位、「好きなキャラクター部門」で3位といずれも高水準の成績を収めています。キャラが増えた第2回、第3回では8位、14位と順位こそ落としていますがそれでも登場キャラ数から見ると十分に上位に位置づけているといえる順位をキープし続けています。

アイシールド21最後の人気投票でもあったファンによるベストイレブン決定戦オールスターファン投票ではレシーバー部門でモン太に次ぐ2位を獲得しています。

最初の泥門戦にて試合途中で病院に向かう事になる桜庭春人。病院に向かう車中にて自分の代わりに入った選手が活躍する様子を聞く事になりさらには「心配しなくていい」とも言われてしまいます。怪我の理由がステッカーを拾おうとしてというモデル業を優先させてしまった事であった事も相まって自身の行いを悔いて涙を流しながら呟いた名言です。

この頃はまだ髪も坊主ではなくそこまでアメフトに熱意を注いでいたわけではありませんが、その後に見せるアメフトへの熱意が初めて顔を覗かせたシーンでもあるとされています。

王城の富士山合宿中、天才と言われながらもひたすらに努力を続ける進。そんな進を目標としながらもその差に四苦八苦する桜庭春人。そんな桜庭春人の思いを他ならぬ進自身に吐露したのがこの名言です。強い思いに芽生えているからこそ進という存在が大きな壁になっていたと言える名言でもあります。

桜庭春人はアイシールド21作中何度も挫折を繰り返し何度も心が折れかかっています。そんな桜庭春人が同じく挫折した経験を持つモン太とのレシーバー対決に挑む際、決意の現れとして発した名言です。坊主頭にイメチェンした後という事もあり、凄みのある重たい名言だったとする声が多い名言でもあります。

アニメアイシールド21で桜庭春人の声優を務めたのは2001年から声優として活動をしている宮野真守さんです。1990年から子役として活躍していましたが、高校3年生の頃に声優としての仕事もするようになりました。声優としての仕事が多く来るようになった後も俳優としての活動なども行っており、さらには歌手としてもデビューするなどしています。

声優としての演技でも自身のキャラクターが前に出る事が多く、個性的な声優としても知られており、演じているキャラクターは多岐に渡っています。声優としての実力は高く何度も声優関連賞を受賞するなどしている実績を持ったベテラン声優さんです。

宮野真守さんがこれまでに声優として演じたキャラクターとしては「DEATH NOTE」の夜神月役、「ソウルイーター」のデス・ザ・キッド役、「シュタインズ・ゲート」の岡部倫太郎役、「ちはやふる」の真島太一役、「K」の伏見猿比古役、「暗殺教室」の浅野学秀役、「血界戦線」のドグ・ハマー役、金色コルダの天宮静役、「ハンターハンター」のクロロ＝ルシルフル役などの声優を務めています。

近年声優として出演した作品としては「あひるの空」の茂吉要役、「虚構推理」の桜川九郎役、「炎炎ノ消防隊」の新門紅丸役、「さらざんまい」の新星玲央役、「カードファイト!! ヴァンガード」の伊吹コウジ役、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のラインハルト・フォン・ローエングラム役、「多々くんは恋をしない」の伊集院薫役、「文豪ストレイドッグス」の太宰治役などを務めています。

ここからは既にアイシールド21を視聴している人の桜庭春人に関しての感想を紹介しておきます。様々なキャラクターの成長が描かれるアイシールド21ですが、その中でもその成長の具合が作中でも1番かっこいいとする声は非常に多くなっています。

作中では珍しく大きく髪型を変えそれが成長の象徴ともなっている桜庭春人の坊主頭ですが、その精神的な成長も相まって意外と坊主頭になってからの方が好きという声も非常に多くなっています。

桜庭春人の成長を語る上で欠かす事の出来ない存在である高見伊知郎と進清十郎の2人ですが、やはりそのコンビの強さも相まって高見伊知郎双方の人気が高まったとする声も多くなっています。特に作中では桜庭春人がクローズアップされた事、そんな桜庭春人自身が高見伊知郎に向けてメッセージを向けているのが精神的に桜庭春人の成長が感じられたとする声も多くなっています。

また進清十郎との関係性はそのまま桜庭春人を主人公にできる程に強烈な描き方だったとする声が多いです。一方的に強者を追いかけるという構図である2人の関係性だからこそ桜庭春人はあそこまで成長できたという声も多く、そんな2人が協力する姿が良いという声も非常に多くなっています。

桜庭春人はモデルをしながらアメフトをする選手として作中でも高い人気を誇っているキャラクターでしたが、アメフトへの熱意からモデルを辞め坊主頭にしてまで打ち込むようになったキャラクターです。作中でも大きく成長したキャラクターである事、その成長過程なども含めてかっこいいと言われる人気キャラクターになっています。

特にライバル校でありながら要所要所に細かくその様子が描かれた事が人気にも繋がっており序盤から登場していた事もあり、後半になっても人気が根強いキャラクターになっていました。まだアイシールド21を視聴していないという人は桜庭春人にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？