【風の谷のナウシカ】皇兄ナムリスとはどんな人物？最後は死亡した？

ここでは皇兄ナムリスというキャラクターについて詳しく掘り下げていきます。皇兄ナムリスとは、スタジオジブリの監督として非常に著名な宮崎駿の作品・風の谷のナウシカに登場したキャラクターでした。皇兄ナムリスに関してまとめていく前に、彼が登場した風の谷のナウシカの作品概要を紹介します。風の谷のナウシカとは、宮崎駿による漫画作品で、アニメージュにて連載されていた作品です。

風の谷のナウシカとは、1982年～1984年までの間アニメージュで連載された作品でした。宮崎駿によるこの漫画作品を原作としアニメ化されたものが、映画版の風の谷のナウシカです。映画版風の谷のナウシカは1984年に公開され、大ヒットを記録し宮崎駿の名前を世界中に知らしめる作品となりました。スタジオジブリの前身となるトップクラフトの作品でしたが、今ではスタジオジブリの代表作といった扱いもされる人気作です。

映画版の風の谷のナウシカは、原作漫画の前半部分をまとめた内容となっています。その為、原作漫画では後半に登場する皇兄ナムリスは、スタジオジブリのアニメーション作品・風の谷のナウシカには登場していません。しかし、皇兄ナムリスは風の谷のナウシカに登場する、非常に印象深い悪役キャラクターでした。

皇兄ナムリスも登場した活躍した風の谷のナウシカのあらすじを紹介していきます。風の谷のナウシカの世界は、戦争によって文明が崩壊してしまい、腐海と呼ばれる有毒な瘴気を発する森に覆われていました。そんな世界でナウシカは、辺境の風の谷で民衆と平和に暮らす姫でした。ある時、風の谷に飛行艇が墜落。この事をきっかけに、ナウシカたちは戦争に巻き込まれていくのでした。

風の谷のナウシカに登場した皇兄ナムリスのプロフィールを紹介していきます。皇兄ナムリスは、風の谷のナウシカに登場した残虐な悪役で、土鬼諸侯国連合帝国神聖皇帝で皇兄です。土鬼諸侯国連合帝国は皇兄ナムリスの弟であるミラルパが実権を握っている帝国であり、ナウシカと対立する存在でした。皇兄ナムリスは生まれながらに超常的な力を持っていなかったために、弟ミラルパが土鬼諸侯国連合帝国の実権を握る事となりました。

皇兄ナムリスは残酷な性格で戦いを好む独裁者であり、ナウシカとの戦いで傷ついた弟ミラルパを毒殺し実権を奪います。実権を握った皇兄ナムリスは欲望のままに行動するようになり、大きな争いを巻き起こしていきます。皇兄ナムリスは土鬼トルメキア二重帝国を作り上げるため、トルメキアのクシャナと政略結婚しようとします。また、ヒドラを率いてトルメキア侵攻も行いました。

土鬼諸侯国連合帝国の皇帝でありながら、超常能力を持つ弟に実権を握られ、日蔭者扱いされていた皇兄ナムリス。実権を奪ってからは巨神兵を育て戦いに利用するなど、危険な行為を繰り返します。風の谷のナウシカに登場する様々なキャラクターは、争いの中でそれぞれに苦悩や葛藤を抱えている姿が描写されていましたが、皇兄ナムリスには一切の迷いがなく、一貫して悪役として描かれたキャラクターでした。

皇兄ナムリスは、弟ミラルパと二人で土鬼諸侯国連合帝国を率いている存在でしたが、実質権力を持っていたのはミラルパでした。皇兄ナムリスとは違ってミラルパは、生まれながらに超常的な力を持っており、風の谷のナウシカ作中でもその恐ろしい力を度々発揮していました。また、ミラルパは幼少期に不老不死の手術に失敗して死亡する父親を見たためか、自分の素の身体を維持する事に固執していました。

ミラルパは身体を維持する治療を繰り返していましたが、墓所を離れると老化するという弱い身体となってしまいます。そんなミラルパと違い、皇兄ナムリスは人造生物ヒドラと同化する手術を繰り返し、不老不死の身体を手に入れていました。ミラルパは独裁者だったものの民衆を宗教の力でまとめ上げるなど、彼を慕う部下も多い人物でしたが、皇兄ナムリスは自分の欲望を優先する事しか頭にない快楽主義者でした。

風の谷のナウシカにおいて、皇兄ナムリスは残酷な性格で民衆を支配した独裁者でした。そんな皇兄ナムリスの最後を紹介します。皇兄ナムリスは、風の谷のナウシカ作中で最後は死亡してしまったとされています。長い間日蔭者といった扱いを受けていた皇兄ナムリスは、弟ミラルパから実権を奪うと好きなように暴れだします。トルメキアへの侵攻を企てた皇兄ナムリスでしたが、ナウシカの妨害などによって失敗します。

政略結婚をしようとしたクシャナたちからも反乱をおこされ、巨神兵が暴走した事によって瀕死の重傷を負ってしまいます。争いの果てに最後は首だけの姿となってしまった皇兄ナムリス。最後には首だけとなった皇兄ナムリスでしたが、ヒドラと同化していた為にこの時点では死亡する事はありませんでした。皇兄ナムリスの最後は、船から転がり落ちてしまうという悲しい最後となっていました。

移植手術を繰り返しヒドラと同化していた皇兄ナムリスは、不老不死の肉体でしたが、戦いの中で瀕死の重傷を負い、最後は船から落ちて死亡してしまいました。船から落ちただけで、直接的な死亡シーンは描写されなかった皇兄ナムリス。しかし、皇兄ナムリスの生存の可能性は薄いと考えられています。皇兄ナムリスはヒドラと同化した身体でしたが、腐海の瘴気を吸わないようにマスクを着用していました。

腐海の瘴気が毒となるためマスクをつけていたと考えられる皇兄ナムリス。首だけの姿になって船から腐海に落ちて行った最後のシーンからすれば、無事で済むとは考えられません。この事からも、皇兄ナムリスの最後は腐海に落ちて死亡したと考えられます。

ここからは風の谷のナウシカに登場する皇兄ナムリスに関しての感想や評価を紹介します。皇兄ナムリスは原作漫画・風の谷のナウシカに登場するキャラクターの中でも、非常に人気のあるキャラクターでした。皇兄ナムリスが最も好きなキャラクターだという人も多く、作中で悪役として描かれた彼の心情などを考えると死亡してしまったのが残念だと言う声も聞かれてます。

風の谷のナウシカに登場するキャラクターの中で、特に人気の悪役皇兄ナムリス。彼の被っていた一つ目のマスクは非常にインパクトが強く、人気の高さも相まって一つ目を見ると皇兄ナムリスを思い出すという声も見られています。

風の谷のナウシカの皇兄ナムリスに関しての評価では、存在感がすごいという評価が多いです。原作漫画だけに登場しているキャラクター・皇兄ナムリス。映画版の風の谷のナウシカは非常に知名度が高いのですが、原作漫画は読んだ事がないという人も多いです。しかし、皇兄ナムリスの活躍シーンは非常にインパクトが強く、原作漫画の風の谷のナウシカを薦めたくなるというファンも多くいます。

いかがでしたか？風の谷のナウシカに登場する皇兄ナムリスに関しての情報を詳しく紹介してきました。風の谷のナウシカに登場する皇兄ナムリスとは、原作漫画にだけ登場するキャラクターで、争いを好む残虐な独裁者でした。土鬼諸侯国連合帝国の実権を弟ミラルパから奪った後は、自分の思いのままに争いを巻き起こしていきます。

ナウシカとの戦いの中で瀕死の重傷を負った皇兄ナムリスは、最後には首だけの姿になって船から転落。腐海に落ちて行って死亡してしまいます。皇兄ナムリスは風の谷のナウシカ作中において、一切の葛藤のない圧倒的な悪役として描かれています。是非、風の谷のナウシカをチェックして、皇兄ナムリスの活躍するシーンにも注目して見てください。