【干物妹！うまるちゃん】うまるとタイヘイの過去・関係は？二人に血の繋がりはある？

「干物妹！うまるちゃん」に登場する土間タイヘイは、うまるの兄です。ダイヤモンド・サービスという会社で働くシステムエンジニアであり、勉強は得意ですが容姿は平凡です。うまるとあまり似ていないことから、関係は本当に血の繋がりのある兄妹なのか疑いの声もあがっていました。

「干物妹!うまるちゃん」は、集英社が刊行する漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」で2013年15号から2018年20号まで連載されていた作品であり、コミックスは全部で13巻になります。作者は「荒くれネバーランド」「厨二くんを誰か止めて!」「学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド」などを手がけたことでも知られる漫画家・サンカクヘッドです。

アニメは第1期「干物妹！うまるちゃん」が2015年7月から9月、第2期「干物妹！うまるちゃんR」が2017年10月から12月に放送されました。どちらも話数は全12話です。アニメーション制作には動画工房、監督は太田雅彦が担当しました。

ゲームも2作品登場しており、PlayStation Vitaからは育成ゲーム「干物妹！うまるちゃん〜干物妹！育成計画〜」、ニンテンドー3DSからはパズルゲーム「干物妹！うまるちゃんだらっとパズル」が発売されました。スピンオフ作品には、うまるの友達である海老名菜々を主人公にした「秋田妹！えびなちゃん」、主要キャラが2頭身のデフォルメされた姿で登場する「ひもうと！うまるちゃんS」などがあります。

タイヘイの女子高生の妹・うまるは、容姿端麗、文武両道で性格もよく近所でも評判でした。しかし、家では家事の手伝いもせず、ハムスターの被り物を被りゲームやアニメ三昧のグータラした日々を送っていました。あまりの差に、周囲は外のうまると家のうまるが同一人物であることを知りません。兄・タイヘイと、妹・うまるを取り巻く賑やかな日常が描かれています。

土間うまるは、「干物妹！うまるちゃん」の主人公の女子高生です。性格もよく容姿端麗、文武両道の完璧な人物ですが、家ではグータラとアニメやゲーム三昧の日々を送っていました。タイヘイは、干物の妹を略し「干物妹（ひもうと）」と称しています。家では2頭身になり、ハムスターの被り物を被っています。9月26日生まれの天秤座、飼育している2匹のハムスターを宝物にあげています。

誰に対しても愛想がよく親切ですが、兄・タイヘイの前ではわがままを言い、度々困らせていました。外での身長は160cmですが、2頭身になった家での身長は40cmです。あまりの変貌ぶりに、外の姿と家の姿が同一人物と知っているのは兄のタイヘイの他に金剛ヒカリのみです。

アニメ「「干物妹！うまるちゃん」」で土間うまる役を演じた声優は、81プロデュースに所属する田中あいみでした。代表的な出演作に「上野さんは不器用」田中役、「縁結びの妖狐ちゃん」東方月初役、「ピカイア!」ウェンディ役などがあります。

土間タイヘイは、妹のうまると一緒に暮らす社会人です。頂点に角のように一本たったアホ毛と、四角いフレームのメガネが特徴の人当たりの良い青年です。ダイヤモンドサービスという会社で、システムエンジニアの仕事をしており、帰りが夜遅くなることも多々あります。忙しいながらも、料理や掃除などの家事をすべてこなします。頭もよく学生時代はしょっちゅう満点をとっており、うまるに勉学を教えるなど有能な人物です。

6月2日生まれの双子座、宝物にエプロンをあげています。性格は面倒見がよくて優しく、うまるのわがままに振り回されつつも強くとがめることはほとんどありません。うまるの友達の海老名菜々や上司の金剛叶、叶と姉妹関係にある金剛ヒカリからは好意を寄せられていますが、彼女たちの気持ちに気づく様子はありません。

アニメ「干物妹！うまるちゃん」で土間タイヘイ役を演じた声優は、青二プロダクションに所属する野島健児でした。代表作に「ロードス島戦記-英雄騎士伝-」スパーク役、「学園戦記ムリョウ」村田始役、「まっすぐにいこう。」秋吉純一役などがあります。

うまるは、兄のタイヘイと物語開始1年前からコーポ吉田というアパートに住んでいます。しかし、一緒に暮らす前までは連絡を取り合っていなかったといいます。うまるは、コーポ吉田にやってくる前のタイヘイとの記憶がほとんどありません。学生時代のタイヘイは、毎回満点をとるほど成績優秀でした。高校時代もうまると一緒に暮らしていましたが、勉学に忙しかったため、あまり一緒にいれなかったという可能性もあります。

大学を卒業したタイヘイは、ダイヤモンド・サービスに入社して５年目なので、年齢は26歳〜27歳位であると推測されます。そうなると、女子高生のうまるとは10歳ほどの年齢差があります。大学進学の時に実家を出て一人暮らしをはじめたと仮定するなら、当時のうまるの年齢は5歳前後と考えられます。

タイヘイは、平凡な容姿を持ち、会社に勤務し掃除、料理、家事を完璧にこなす働き者です。一方でうまるは、外では文武両道の美少女ですが、家では家事は一切手伝わずゲームやアニメ三昧のグータラした生活を送っています。容姿も性格も似ていないことから、血の繋がりはあるのか疑問の声もあがっています。しかし、タイヘイの回想シーンに、うまるとよく似た母親が登場しています。

さらに、タイヘイも学生時代はうまると同じく成績優秀で、毎回満点をとっていました。うまるも家では遊び呆けている時間が長いにも関わらず優秀な成績をおさめています。うまるによく似た母親、2人ともハイスペックというこれらの点から、血の繋がりはあるのではないかといった声も多くあります。

うまるとタイヘイの母親は、タイヘイの回想シーンに少しだけ登場します。回想シーンで母親は、夕暮れ時小学生だったタイヘイにお腹がすいたのかと質問していました。その容姿は、外での才色兼備なうまるとよく似ていました。

タイヘイは、帰宅時にふっと母親のことを思い出します。母親は、タイヘイのことを「君」づけで呼んでいました。あまりにも似ていることから、タイヘイは母親をうまると一瞬勘違いしてしまいます。このことから、母親との思い出があまりないことがうかがえます。2人が作中で母親のことを気にする描写はなく、すでに亡くなっている可能性が高いのではないかという意見が多く見られます。

「干物妹！うまるちゃん」の作中で、周囲がうまるの美しさを称賛するシーンがあります。その時、うまるは土間コーポレーションの社長の娘であると噂されていました。何の会社かは不明ですが、かなりの大手企業のようです。父親の存在は明かされていませんが、タイヘイもうまるも育ちの良さがうかがえる人柄です。2人の父親が大手企業土間コーポレーションの社長という可能性は十分あると考察されます。

「干物妹！うまるちゃん」の原作漫画は、最終回を迎えています。タイヘイとうまるは、土間コーポレーション社長の子供であるという噂がありましたが、最後まで関係はわからずじまいでした。土間コーポレーションとタイヘイ、うまるの関係が気になるといった感想もありました。

タイヘイは、会社に勤めながらも、掃除、料理などの家事全般を完璧にこなし、うまるの勉強も教えてあげています。人当たりもよくて優しく、理想のお兄ちゃんにあげるファンも多くいます。

タイヘイは、金剛ヒカリとの思い出をうまるとの思い出と混合してしまったり、母親との思い出がほとんどなかったりなど、何かと過去に謎の多い人物でした。タイヘイの記憶が曖昧なことを疑問に感じる声も多くありました。

「干物妹！うまるちゃん」の主人公・うまると兄・タイヘイの過去や関係、血の繋がりはあるのかなどを考察してきました。「干物妹！うまるちゃん」原作コミックスは最終回を迎えていますが、出生や両親のことなどはほとんど明かされていません。