2020年08月21日公開
2020年08月21日更新
【とある魔術の禁書目録】左方のテッラの能力・強さは?他の「神の右席」とも比較紹介
とある魔術の禁書目録にて登場する神の右席に属するキャラの1人が左方のテッラです。ローマ正教徒であれば慈悲を見せるのに対し、ローマ正教徒以外は人とも思っていないような極端な性格をしたキャラクターになっています。今回は左方のテッラについて、そもそも左方のテッラとはどんなキャラクターなのか神の右席に選ばれる程の能力や強さ、アニメに登場した際の声優についてなどまとめて紹介していきます。
左方のテッラとは?
とある魔術の禁書目録の作品情報
左方のテッラについて紹介する前に左方のテッラが登場するとある魔術の禁書目録についても簡単に紹介していきます。
とある魔術の禁書目録の概要
とある魔術の禁書目録とは2004年から鎌池和馬先生が電撃文庫レーベルで刊行している超能力バトルライトノベルです。SFやファンタジーの要素を上手く取り入れ、オーバーテクノロジー尽くしの「科学サイド」とオカルト尽くしの「魔術サイド」の2大勢力が対立する世界を舞台にした物語で様々なバトルと個性豊かなキャラクターが高い人気を集める作品になっています。
少年漫画的な作風も相まって非常に読みやすい事も相まって高い評価も集めており、本編はもちろん主要キャラを主人公にしたスピンオフ作品の展開、それぞれのスピンオフ作品も本編とは別にアニメ化されるなど「とあるシリーズ」という全体名称を持つほどでその中心的作品となっている作品でもあります。
とある魔術の禁書目録のあらすじ
超能力が科学で解明された世界で超能力の開発をカリキュラムに区民だ学園都市にある高校に通う少年、上条当麻は、謎の少女禁書目録(インデックス)と出会った事でそれまで存在も知り得なかった魔術師、魔術サイドの存在を知る事になります。そして魔術師に追われているインデックスを持ち前の正義感から助ける事にした上条当麻は徐々に科学サイドと魔術サイドを行き来するようになっていきます。
左方のテッラのプロフィール
左方のテッラとはとある魔術の禁書目録無印14巻で初登場した作中最大宗教である十字教の宗派ローマ正教の中でも「神の右席」と呼ばれる禁断の組織に属するメンバーの1人です。土、左を司っておりラファエルが対応する天使です。ローマ正教徒の中でも特に偏重者であり、ローマ正教徒にあらば人にあらずといった極端な思考の持ち主でもあります。
左方のテッラは「神聖の国」に人々を導き争いのない世界を実現する事でしたが、あくまでのその対象となるのはローマ正教徒だけであり、その目的にも彼の極端な思想が露骨に反映される形になっています。また上条当麻が記憶喪失である事を見破った存在であった事がさらに注目を集めるきっかけとなっています。
左方のテッラのアニメ3期での活躍はある?
アニメとある魔術の禁書目録では2期までに14巻の前巻であるSS1巻までがアニメ化される形であった為に左方のテッラはまだ登場していませんでした。アニメとある魔術の禁書目録第3期ではちょうど左方のテッラが登場し活躍する14巻から物語がスタートする為しっかりと左方のテッラの活躍が描かれる形になっています。
左方のテッラの能力・強さや神の右席との比較
左方のテッラの強さや能力
左方のテッラの能力は「光の処刑」と言われる能力で、「あらゆる優先順位を思いのままに設定できる」というとんでもない能力を持っています。この能力を上手く行使すると相手の攻撃を無効化できたり相手の行動を阻害する事も可能です。さらに副産物として「神の肉」である小麦粉を自在に操る事ができ、人間を軽く吹き飛ばしたり、光の処刑と組み合わせる事で相手を切断したりする事ができるようになります。
相手の無効化を行えるという点でとある魔術の禁書目録シリーズの戦闘力のインフレが始まった象徴とも言われる程でしたが、その能力には弱点も多く、優先順位を決める事ができるのは1つの事柄に対してだけであるので別方向からの攻撃は防げない為複数人との戦いには不向きである点や、そもそも優先順位の決め方にあまり融通がきかない点などがあります。
左方のテッラの強さを神の右席と比較
出典: https://festy.jp
左方のテッラはとあるシリーズでも最初に登場した神の右席という事も相まってその能力は残念ながら他の神の右席のメンバーと比較するとその能力は汎用性に欠ける能力であると言わざるを得ません。前方のヴェントの持つ「天罰術式」は敵意を向けた人間を戦えなくするという能力、後方のアックアの「聖母の慈悲」は約束の条件を緩める事で天使にも匹敵しうる自身の能力を100%発揮する事ができます。
右方のフィアンマの「聖なる右」に至っては「倒すべき的を倒せるだけの出力を自動的に発揮する」という万能な能力になっており、ポテンシャルの上限では左方のテッラも十分に戦えますが、能力自体の強さ、応用力などを総合的に判断すると残念ながら神の右席の中では最弱と呼ばざるを得ないのが左方のテッラです。とはいえ神の右席自体の組織レベルが高いという見方もできます。
左方のテッラのアニメ声優
大塚芳忠のプロフィール
アニメとある魔術の禁書目録にて左方のテッラの声優を務めた大塚芳忠さんとは1983年から声優やナレーターとして活躍する声優さんです。アニメ声優としては幅の広い演技力を持ち合わせており、演じているキャラクターにあまり一貫性がない事でも知られています。また吹き替え声優としては「アメリカ人らしい声」の吹き替え声優として様々な海外映画やドラマの吹き替えを担当しています。
大塚芳忠の主な出演作品
大塚芳忠さんが声優としてこれまでに出演したアニメ作品としては「機動戦士Zガンダム」のヤザン役、「SLAM DUNK」の仙道彰役、「機動武闘伝Gガンダム」のチボデー役、「NARUTO」の自来也役、「ワンピース」のモンブラン・ノーランド役及びゼファー役、「ポケットモンスター」のキョウ役、「幼女戦記」のゼートゥーア役、「ゴールデンカムイ」の鶴見中尉役、「鬼滅の刃」の鱗滝左近次役などがあります。
吹き替え声優としても多くの担当俳優を持っており、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズでヴィゴ・モーテンセンさん演じるアラゴルン役、「ジュラシック・パーク」シリーズでジェフ・ゴールドブラムさん演じるイアン・マルコム役、「ポリスアカデミー」シリーズでスティーヴ・グッテンバーグさん演じるケーリー・マホニー役、「スタートレック」シリーズでブレンド・スパイナーさんが演じるデータ役などを担当しています。
左方のテッラに関する感想や評価
左方のテッラの強さがしっくりこなかった
— ufoo68 (@ufoo_yuta) February 6, 2017
ここからは既にとある魔術の禁書目録を視聴した人の感想をまとめて紹介していきます。とある魔術の禁書目録においてインフレの開始点の象徴とされる左方のテッラですが、能力の強さと弱点がはっきりしているキャラである事も相まって、その立場に相応しいキャラに見えなかったのが残念とする声は非常に多くなっています。
とある魔術の禁書目録シリーズには実に様々な能力が登場しますが、説明を聞いただけではその強さが分かりにくいと言われる事もあり、左方のテッラもそんな能力の1つになっています。同時期に登場する他の神の右席のキャラが分かりやすく強いといえる能力を持っているだけにもう少しシンプルな能力であれば分かりやすかったとする声も多いです。
やっぱり3期で一番出来が良かったと思う戦闘は、3話の上条当麻vs左方のテッラだなあ。
— 山心(ヤマシン) (@YamaShin_Chat) May 26, 2019
本当、決着時の謎改変と迫力の足りなさを何とか出来ていれば、禁書アニメで一番好きな戦闘シーンになってたのに・・・・・・
能力が分かりにくいと言われるのと対称的にアニメとある魔術の禁書目録においては3期で描かれた戦闘の中でも1番の名勝負だったとする声も非常に多くなっています。むしろ能力の弱点がはっきりしているだけに上条当麻とのやりとりがいい感じに描きやすかったのではないかとする声もある程です。むしろ左方のテッラ以降のキャラは能力が圧倒的すぎてそもそも戦闘と呼べるのかと言われる内容になっているとも言われています。
左方のテッラの声優が大塚芳忠さんなのはまじでいい最高だわ
— 【GcH】下弦の伍 (@Shqrolin) November 20, 2018
左方のテッラの声優を務めた大塚芳忠さんに関しては様々なメディアで活躍するベテラン声優さんだけに、その起用には驚いたとする声も非常に多くなっています。アニメにおいては3期で始めて敵対する事になるキャラだけに左方のテッラがよりインパクトのあるキャラになってよかったとする声が多くなっています。
左方のテッラまとめ
左方のテッラとはとある魔術の禁書目録に登場するキャラクターで、ローマ正教の極端な思考を持つ信徒であり神の右席のメンバーとして主人公上条当麻と敵対する事になるキャラクターです。その強さはその後に登場する他の神の右席に属するキャラと比較すると弱いと言われがちですが、それはあくまでも他のメンバーが応用力の高い万能な能力を持っているが故であるといえます。
左方のテッラ以前に登場していたキャラクターに比べると明らかにインフレしたその強さはとあるシリーズの強さや能力のインフレの始まりであるとも言われる程です。まだとある魔術の禁書目録を視聴していない人は左方のテッラのキャラクター性や強さにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?