【とある科学の超電磁砲】上条と御坂の関係・出会いは？告白シーンはある？

上条当麻と御坂美琴の関係性について紹介する前に彼らが活躍するとある科学の超電磁砲について簡単に紹介していきます。

とある科学の超電磁砲は2004年から敢行されているライトノベル、とある魔術の禁書目録のスピンオフ作品としてヒロインの1人、御坂美琴を主人公に据えて2007年より月刊コミック電撃大王で連載されている漫画作品です。スピンオフ作品でありながらとあるシリーズの作品の深さ、本編であるとある魔術の禁書目録がどちらかといえば魔術サイド寄りに展開される事もあり別の視点を描く事で高い人気を獲得しています。

3度アニメ化されているとある魔術の禁書目録とは別にとある科学の超電磁砲でもアニメ化されており、これまでに2期が放送され2020年1月から3期も放送されています。

とある科学の超電磁砲は基本的に本編であるとある魔術の禁書目録と同じ時間軸で物語が描かれておりそのあらすじはとある魔術の禁書目録1巻の3日前から描かれています。学園都市で起こる謎の連続爆破事件の犯人を紆余曲折の結果、捕まえた御坂美琴でしたが犯人は昏睡状態に陥ってしまいその事件の裏には謎のアイテム「幻想御手」が関与している事を知ります。

御坂美琴は風紀委員（ジャッジメント）でありルームメイトでもある白井黒子に注意を聞かずに独自に事件解決に向けて調査を開始、御坂美琴は自身の能力もフルに活用して事件の黒幕に迫っていく事になります。

本編であるとある魔術の禁書目録の主人公でとある科学の超電磁砲にもちょくちょく登場するのが上条当麻です。幻想殺し（イマジンブレイカー）という能力無効化の能力の持ち主ですが特異な能力故に学園都市ではレベル0となっています。高い巻き込まれ体質の持ち主であり、学園都市で起こる事件を多くに本人が望まずとも関わりを持っており、「不幸だ」が口癖になっている程です。

上条当麻に変わってとある科学の超電磁砲で主人公を務めているのが本編とある魔術の禁書目録のヒロインの1人である御坂美琴です。学園都市に7人しか存在しないレベル5の能力の持ち主で電撃使いの最上位の能力者として「超電磁砲（レールガン）」を代名詞として語られる存在です。その強さ故に周囲に頼るのが苦手で基本的に物事を1人で解決しようとする悪癖があります。

レベル5である御坂美琴は基本的に負け知らずの存在です。元々お嬢様である事も合わさった御坂美琴は非常にプライドが高いのですがそのプライドを意図せずへし折る事になったのが上条当麻です。偶然に放った電撃を上条当麻が幻想殺し（イマジンブレイカー）で無効化したのを見て苛立った御坂美琴は上条当麻に本気の勝負を挑みます。

この勝負は電撃の一切を無効化できる上条当麻が圧倒的有利で電撃があたらない事に御坂美琴は苛立ちを募らせていきます。上条当麻としては勝つ意味はないので最後にはわざと負けてやるのですがそれが却って御坂美琴のプライドをさらに傷つける事になってしまうのでした。同時に御坂美琴は本気を出して戦える相手に少し楽しさも覚えてしまい、以降顔を合わせたら戦うような関係になるのです。

基本的に2人の対決は御坂美琴が放つ電撃を上条当麻が無効化するという勝負です。御坂美琴は上条当麻にどんな電撃を放っても効かないのでムキになってどんどん本気を出していきます。御坂美琴の本気は学園都市の電力を一時的にとはいえショートさせる程の威力を誇りますがそれでも御坂美琴が上条当麻に電撃を食らわせる事は出来ませんでした。

そんな2人が初めてお互い本気でぶつかりあったのが妹達編です。御坂美琴は妹達によるレベル6計画を知り、自身がDNAを提供してしまった事に責任を感じ計画を終わりにしようと動きます。御坂美琴が自分を犠牲にして計画を終わらせようとしていた所に登場したのが上条当麻でした。上条当麻はいつもと様子の違う御坂美琴の様子に話を聞き、そんな方法では妹達は救われないと諭します。

意見が割れた御坂美琴と上条当麻は結局戦いになるのですがここでいつも違うのが上条当麻です。右手を使えば無効化できる御坂美琴の電撃を自らの意志で全て受け止めるという誠意を見せたのです。しかもその電撃は御坂美琴は上条当麻が相手だからとだせる本気の電撃でした。そうする事で御坂美琴の悲しみを文字通り体を張って受け止めるのでした。

基本的に上条当麻と御坂美琴は同じ学園都市には住んでいますが、別々の学校に通っているので毎日顔を合わせるわけではありません。街で偶然出会い、口論になるパターンが多いです。口論の原因は御坂美琴の好戦的な言動に対して上条当麻が無気力で相手にしない事。そして上条当麻が御坂美琴の事をビリビリと呼んだりするなど上条当麻は無意識に御坂美琴を煽ってしまうような状態になってしまう事です。

とはいえ毎回激しいバトルになるわけではなく、御坂美琴も時と場所を選んで矛を収め文句を言う程度で済む時もあります。

2人の関係性に変化が訪れたのが妹達編以降の事です。上条当麻は御坂美琴の為、妹達の為、ボロボロになりながらも御坂美琴を上回る学園都市1位の一方通行を倒しレベル6計画を中止させる事に成功します。自身の身体を顧みずに妹達を救い出した上条当麻に御坂美琴は惹かれていく事になるのです。一方で上条当麻はその感情こそ理解していませんが妹達編以降、御坂美琴の事を「ビリビリ」ではなく「御坂」と呼ぶようになっています。

ただ御坂美琴は学園都市3位の能力者であってもその前にまだ中学2年生の女の子です。元々の勝ち気な性格もあって素直になる事ができず、上条当麻を前にすると照れて上手く喋れなかったり、ツンツンと当たってしまうツンデレ的な側面を持つようになります。御坂美琴自身も好きという感情が初めての経験なのかしばらくは自身の思いに気づいていませんでした。

御坂美琴が上条当麻を意識するようになったのが間違いなく上条当麻が御坂美琴を助けた為です。妹達編以降も御坂美琴が助けを求めた際や協力を求めた際には上条当麻も仕方ないという雰囲気は醸し出しながらも助けています。

さらに大覇星祭編では御坂美琴は自身がレベル6実験の被験者にされてしまい暴走してしまいます。雷神となって暴れまわる御坂美琴を助けたのもまた上条当麻でした。この時は上条当麻だけでなくレベル5第7位の削板軍覇も協力して御坂美琴を助け出しています。御坂美琴にとって上条当麻は紛れもないヒーローと言える存在で好きになるのも当然と言える存在です。

上条当麻と御坂美琴の出会いは、取り分け珍しいものではありません。御坂美琴が街で不良に絡まれている所を上条当麻が持ち前の正義感から救おうとしたのです。これが2人の出会いでした。上条当麻はテンプレ的に待ち合わせをしていたというていで御坂美琴を連れ出そうとします。

しかし元々学園都市第3位の能力者である御坂美琴としては不良如き相手にしておらず、上条当麻のこの気遣いも不要な物だった為、話を合わせようとしませんでした。御坂美琴としては不良は面倒である事に変わりはないものの、どうやって追い払うかを迷う程度の存在でしかないのです。

上条当麻と御坂美琴のチグハグなやり取りに不良達が苛立つと上条当麻は「子供を狙って恥ずかしくないのか？」と不良を説教します。しかしこの発言が一番刺さったのは助けようとした御坂美琴でした。この発言に怒った御坂美琴は放電して上条当麻もろとも不良を撃退しようとするのです。しかし上条当麻には放電は効かず全くの無傷なのでした。

御坂美琴は想定外の出来事に困惑します。そんな御坂美琴を上条当麻は連れ出し、結果として不良達から逃げる事に成功するのです。この出会いが上条当麻と御坂美琴の出会いのエピソードであり、御坂美琴が上条当麻に好戦的な態度を取るようになった原因にもなっています。

とある科学の超電磁砲内はもちろん、本編であるとある魔術の禁書目録でも上条当麻と御坂美琴双方に告白したというシーンは存在していません。そもそも上条当麻はラノベ主人公らしい朴念仁であり、御坂美琴を含む様々なヒロインとフラグを立てているにも関わらず気づいておらず、「モテない」なんて発言をしてしまうような状態なのです。その為、上条当麻からの告白はありえない状態で、御坂美琴が頑張るしかありません。

御坂美琴は好きという告白をした事はありませんが別の意味で告白した事ならあります。それは上条当麻が隠していた記憶喪失であるという事を御坂美琴が知っているという告白です。この時の告白は好きである事を誤魔化したわけではありませんが、何故自分を頼ってくれないのかという話の中での告白であり、相手が朴念仁上条当麻でなければ実質的に告白しているような内容になっています。

御坂美琴が自身が上条当麻に対して好きという感情を抱いている事に気づいたのがとある魔術の禁書目録16巻での事です。上記でも触れた上条当麻の記憶喪失を知った場面が描かれているのですが、そこで御坂美琴は今まで抱いた事がない感情がある事に気づくのです。ただその感情が「好き」という思いであるという事には気づいておらず、あくまでも今まで抱いた事のない感情を抱いている事に気づいただけという形になっています。

もちろんこれは御坂美琴が好きという思いを認識していないだけでファンからすれば明確に好きだと認識したシーンであると言われています。

御坂美琴がその思いを認識するのはとある魔術の禁書目録16巻の事ですが、好きという思いはもっと早い段階から芽生えていました。一番早い段階で描かれているのがとある魔術の禁書目録5巻での事で、御坂美琴が愛するカエルのキャラクターゲコ太のカップル限定でもらえるグッズを手に入れる為に上条当麻に彼氏のフリをしてもらった時です。

御坂美琴は恋人のフリをするという事以上にドキドキした表情や言動を見せており、ファンからはこの時点で確実に異性として意識はしていたんだろうと言われています。

御坂美琴と上条当麻の関係性は周囲からも様々な見方で描かれており、左天さんは2人は恋人同士だが御坂美琴がなかなか素直になれないでいるように見られていました。そんな左天さんが気を効かせたのが大覇星祭のラストで行われたフォークダンスの事です。実は上条当麻は左天さんに借りがあり、その借りを返す代わりに一緒にフォークダンスを踊ってほしいと打診するのです。

当然御坂美琴は気が気ではありません。いざフォークダンスが始まると左天さんは突然足が痛いと言いだして御坂美琴に上条当麻と代わりに踊るようにお願いします。突然の事に拒絶する御坂美琴でしたが、最後には左天さんの圧に負けて上条当麻と踊る事になるのでした。

公式にも上条当麻と御坂美琴のエピソードが多い事もあって2人は将来結婚するのでは？と期待するファンも多いです。少なくとも御坂美琴は上条当麻が好きなので可能性は0ではありませんが問題は上条当麻です。上条当麻は御坂美琴以外にも様々なヒロインから好かれており、ファンから見れば10人以上が上条当麻を狙っているような状態なのです。しかも上条当麻は元々好みを「年上で包容力のある女性」と言っています。

仮に上条当麻が御坂美琴の気持ちに気づく、或いは御坂美琴が上条当麻に好きだと告白するような展開になっても周囲に邪魔される可能性は十分に考えられます。特に両者の事を良く知る食蜂操祈や、御坂美琴を好きな白井黒子などは妨害する可能性が高いです。仮に上条当麻・御坂美琴両者が結婚する方向に動いたとしても思いを尊重して身を引くキャラクターばかりではないのは確実です。

またとある魔術の禁書目録が元々ハーレム属性の強い作品であり、特定のヒロインとの結婚までのエピソードを描くのか？という疑問を上げるファンも多いです。仮に結婚が描かれるとしたらとあるシリーズが完結する時だろうという考察をする人もおり、やはりなかなか公式に結婚エピソードを描く可能性は低いと考えられています。

ここからは既にとある科学の超電磁砲、とある魔術の禁書目録を視聴している人の上条当麻と御坂美琴の関係性についての感想を紹介していきます。御坂美琴は出会いから巻が進む毎に比較的積極的にその思いを表しているのに対し、上条当麻が一切その思いに気づいていないという点に驚くファンも多いです。上条当麻の中でも特別な存在として認識こそしていますがそこに好きという思いはない状態です。

御坂美琴も成長を見せており、とある科学の超電磁砲にて同級生らといる時はお姉さんポジションなのに上条当麻を前にすると慌てふためく御坂美琴が可愛かったという意見もある一方で物語が進む中でそういう反応が減り上条当麻に向き合っているのが良いするファンも多くなっています。このような成長を見せているからこそ最終的に結婚してほしいというファンの声も上がっています。

2人の結婚についてはファンの願望としては結婚してほしいという意見が圧倒的に多い一方で、とあるシリーズの本質は能力バトル物であるという点、上条当麻とインデックスら他のヒロインの関係性や立場を考えた時に公式が本編で結婚エピソードを書くのは難しいのではないかという声も見られます。

上条当麻と御坂美琴はとあるシリーズの主人公であり、最悪と言っても良い出会いから様々なエピソードを経て御坂美琴が一方的に上条当麻に片思いしている状態が続いています。御坂美琴は他のヒロインに比べても積極的に行動していますが、その好きという思いは上条当麻には通じていない状態であり、2人の関係性の進展を望む声も多くなっています。

ファンの願望としては最終的に上条当麻と御坂美琴の結婚エピソードを公式に書いて欲しいという声も多く、今後の展開が楽しみにされている状態です。まだとあるシリーズを視聴した事がないという人は上条当麻と御坂美琴の関係性にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか？