2020年08月02日公開
2020年08月02日更新
【銀魂】スタンド温泉篇のあらすじネタバレ!見どころやパロディの元ネタは?
「スタンド温泉篇」は、お登勢の紹介でやってきた温泉旅館を舞台とした「銀魂」の長編エピソードの一つです。お登勢の紹介で銀時、新八、神楽、妙の4人は、温泉宿・仙望郷にやってきます。ギャグ要素が多い長編としても有名であり、パロディとして「ジョジョの奇妙な冒険」のネタも登場しました。この記事では、「銀魂」の「スタンド温泉篇」のネタバレあらすじや、見どころ、元ネタ、銀時の協力者・レイの活躍などを紹介していきます。
銀魂とは?
銀魂の概要
「銀魂」は、集英社の大人気少年誌「週刊少年ジャンプ」で2004年2号から2018年42号まで連載されていた作品で、ジャンルは時代劇、SF、コメディなどに分類されます。全704話、コミックスは全77巻になります。アニメ第1期は、2006年4月から2010年3月に、第2期は2011年4月4日から2012年3月に第一弾、2012年10月から2013年3月に第二弾、2015年4月から2016年3月に第3期、2017年に第4期が放送されました。
2017年7月14日には実写映画「銀魂」第一弾、2018年8月17日には実写映画第二弾「銀魂2掟は破るためにこそある」が制作・公開されました。主演は、「花より男子」や「信長協奏曲」に出演したことでも知られる俳優の小栗旬、志村新八役には「帝一の國」「あゝ、荒野」などで知られる菅田将暉、神楽役は「斉木楠雄のΨ難」「午前0時、キスしに来てよ」などの代表作がある橋本環奈が抜擢されました。
銀魂のあらすじ
廃刀令が出された江戸時代末期、新八は実家の剣術道場復興を目指し、日々アルバイトで日銭を稼いでいました。そんな中で出会った万事屋を営む銀時の侍としての姿勢にひかれ、彼の元で働かせてもらうことになります。さらに出稼ぎで地球にやってきた高い戦闘能力を持つ夜兎族の神楽も加わります。
銀魂のスタンド温泉篇は何話?あらすじネタバレ
スタンド温泉篇は何話?
ジョジョのパロディネタが盛り込まれていることで有名な「銀魂」の「スタンド温泉篇」は、原作漫画では196訓から201訓の計6訓で、コミックスでは23巻に収録されています。アニメでは131話から134話の計4話に該当し、円盤ではシーズン其ノ参の8巻と9巻にあたります。
スタンド温泉篇のあらすじネタバレ
銀時、新八、神楽、妙の4人は、お登勢の紹介で温泉旅館・仙望郷に泊まりにいきます。しかし、たどり着いた場所は廃墟と見間違えるほどのボロボロの宿で、周囲には大量のカラスが飛んでいました。気味の悪さを感じた銀時は、近くにいた従業員と思わしき女性に声をかけますが、気づいてもらえません。女性は、雪の上を歩いているはずなのに足跡がついていませんでした。
さらに、出迎えてくれた温泉旅館・仙望郷の女将のお岩の背後には、幽霊のような奇妙な人影がありました。新八と銀時には周囲の霊は見えていましたが、神楽と妙は認識できていないようでした。新八は仙望郷は幽霊旅館なのではないかといいますが、幽霊が苦手な銀時は頑なに霊ではなくスタンドであると言い張ります。お岩は、新八と銀時を大量の札が貼られた宿泊部屋に案内します。
新八と銀時が案内された和室にも、神楽と妙が洋式と称して案内された部屋にも首をつった幽霊がいました。さらに温泉にも大量の幽霊が湯に浸かっていました。新八、神楽、妙の3人は幽霊に憑依され、部屋に引きこもってunoをやり続けました。幽霊に取り憑かれなかった銀時は、お岩に見込まれ仙望郷で従業員として働くことになります。世話役として、レイという名前の女性の幽霊がつくことになりました。
しかし、慣れない業務は失敗の連続であり、宿泊客からは苦情が多数寄せられました。銀時は接客業務から裏方の雑用業務を任されることになります。翌日は、歴史に名を残した偉人・徳川家康が客としてやってくるため、お岩も気合が入っていました。仕事が終わって部屋に戻っても、食事は柿ピーしかなく、隣の部屋ではスタンドに取り憑かれた新八、神楽、妙が延々とunoをやり続けているため眠ることもできません。
怒った銀時は、温泉旅館・仙望郷を潰すことを決意します。そんな銀時の元に、世話係のレイがやってきます。レイは、己の利益のみを考え低賃金でスタンドをこき使うお岩の経営方針に嫌気がさしており、革命を起こしてくれる者を待ち望んでいたのでした。銀時は、自分のスタンドになると申し出たレイと手を組み、温泉旅館・仙望郷に革命を起こすことにします。
お岩についているスタンドは、田吾作という他界した彼女の夫でした。田吾作は、凄まじい強さを持つスタンドであり、そこらのスタンドでは太刀打ちできないといいます。銀時は、仙望郷にいた織田信長、明智光秀、豊臣秀吉の3人をブリーフスリーと名付け、上客の徳川家康に嫌がらせをするよう依頼します。仙望郷の評判を悪くすることが目的でしたが、3人はすでにお岩の息がかかっていました。
裏切った事が知られ、銀時とレイはお岩に捕まってしまいます。その後、銀時は幽霊を集めて宴会を開きます。彼が歌う「千の風になって」を聞いた幽霊は、満たされた気持ちになりどんどん成仏していきます。事態に気づいたお岩は、銀時の前に現れます。一時お岩に敗れた銀時は、新八、神楽、妙の3人をスタンドにつけ、再び戦いを挑みます。しかし、強力なスタンド使いであるお岩に苦戦を強いられる事になります。
銀魂のスタンド温泉篇の見どころ
見どころ①銀さんの表情
あらすじネタバレになりますが、仙望郷は主に成仏できなかった幽霊をもてなす温泉宿でした。普段気怠げな表情をしている銀時ですが、幽霊が大の苦手です。しかし、幽霊が見える上に新八、神楽、妙と違って幽霊に憑依されなかったことから、適性があると見込まれ仙望郷の従業員として働くことになります。
銀時は、落武者の荷物だった生首を運んだり、骸骨の背中を流してあげたりと幽霊相手の業務に奮闘します。しかし、支給される食事は主に柿ピーであり、隣の部屋では新八、神楽、妙の3人が延々とunoをやり続けていて眠る事もできません。「銀魂」の「スタンド温泉篇」では、最初から最後まで彼の表情豊かな顔芸を見ることができます。
見どころ②スタンド達の魂
あらすじネタバレでも紹介した通り、お岩についているスタンドは、彼女の亡くなった夫の田吾作でした。お岩のことを守ると約束した田吾作は、その思いの強さから暴走します。田吾作だけではなく、宿の客や従業員たちもお岩のことをずっと心配していたのでした。スタンドたちの気持ちに気づいたお岩は、感謝の言葉を述べます。
その言葉を聞いたスタンドたちは、次々と成仏していきました。周囲のスタンドはみんな成仏したかと思いきや、レイだけは背中を流してあげたい異性ができたといい、この世に残って今まで通り仙望郷の手伝いをする事になります。ジョジョのパロディネタが有名な「銀魂」の「スタンド温泉篇」は、ギャグがメインの物語でしたが、ラストは感動したと話題になった長編ストーリーでした。
銀魂のスタンド温泉篇のパロディの元ネタ
元ネタ①ジョジョ
銀時、新八、神楽、妙の4人は、お登勢の知り合いのお岩が経営する温泉旅館・仙望郷に行くことになります。しかし、着いた場所は周囲に烏が飛び交う廃墟にしか見えない薄気味悪い旅館でした。道を間違えたかと思いきや、看板には血が垂れたような文字とイラストで仙望郷と記載されていました。銀時は、近くの雪道を歩いていた従業員と思わしき女性に声をかけますが、彼女は一向にこっちを向きません。
女性の身体は透けており、雪道を歩いているにも関わらず足跡もついていませんでした。さらに、温泉旅館の女将・お岩の後ろにも幽霊のような影がついていました。しかし、妙と神楽にはその幽霊は見えていないようでした。やはり幽霊旅館なのではないかと疑う新八に銀時は、スタンド使いなのだろうと無理やり理屈をこじつけます。
背後のスタンドは、ファッションは銀時ですがジョジョ3部「スターダストクルセイダース」の空条承太郎が使うスタープラチナを思わせる風貌をしています。銀時の表情やポーズもジョジョになっており、効果音もきちんと書かれていました。さらに、お岩がスタンドを使って銀時を攻撃する時、「ジョジョ」の空条承太郎の攻撃の掛け声を口にしていました。
元ネタ②ブリーフスリー
ブリーフスリーは、ブリーフを履いた3人組の幽霊です。仙望郷に革命を起こすために銀時が協力を要請しますが、実はお岩が従えていた幽霊でした。メンバーは豊臣秀吉、織田信長、明智光秀といった偉人たちでした。豊臣秀吉は織田信長に猿と呼ばれ虐められたこと、織田信長は本能寺の変で明智光秀にことされたこと、明智光秀は秀吉に殺されたことを根に持っており、成仏できていませんでした。
あらすじネタバレになりますが、その後銀時が歌う「千の風になって」を聞いて満たされた明智光秀は、織田信長に謝罪して成仏しています。名前のブリーフスリーは、武道家、映画プロデューサー、アクション俳優として有名なブルース・リーを思わせるものとなっています。
元ネタ③ジブリ
「天空の城ラピュタ」
仙望郷のお岩は、最後まで霊に憑依されなかった銀時を従業員として採用しますが、その時ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」のセリフが登場します。主人公のパズーは、政府に連れて行かれたシータを助けるため、海賊についていくことを決めます。この時に海賊の首領マ=ドーラが主人公のパズーに対して言ったセリフを、お岩が銀時に対して言っていました。
「千と千尋の神隠し」
お岩は、銀時のことを「ギン」と略して呼びます。その理由は、本名がバレてしまうとこの世にいられなくなるからというものでした。これは、ジブリアニメ「千と千尋の神隠し」のパロディと推測されます。油屋に迷い込んでしまった主人公の千尋は、主人の湯婆婆に名前を盗られ「千」という名前で呼ばれます。この世界では、名前を忘れてしまうと元の世界に戻ることができません。
元ネタ④デーモン閣下
ネタバレになりますが「仙望郷」で幽霊に取り憑かれたり、スタンドが憑依すると目つきが鋭くなり顔が白塗りになって髪型も悪魔のような形になります。この元ネタは、タレントやミュージシャンとしても活躍するデーモン閣下であると推測されます。
銀魂のスタンド温泉篇に関する感想や評価
エレベーターん中に閉じ込められる話とか、スタンド温泉篇とかでごくたまにはちゃめちゃに弱気になる銀さんが妙に可愛くて好きです
— わ (@rrrrss8) September 22, 2017
普段気怠げな表情の「銀魂」の主人公・銀時ですが、幽霊が苦手なこともあり「スタンド温泉篇」では多彩な顔芸を見ることができます。銀時のリアクションや表情がよかったといった感想も多くありました。
スタンド温泉篇の坂田銀時めちゃくちゃ好きだし、BGMも最高😂😂🙏🙏レイの最後の、「背中を流してやりたい男が出来たのさ」も好き過ぎる………。めちゃくちゃに"分かる"…………………
— ばなな (@MAXbanana26) January 25, 2020
あらすじネタバレになりますが、「銀魂」の「スタンド温泉篇」に登場する幽霊のレイは、身寄りもなく街でうずくまっていたところをお岩に拾われています。銀時がきたことがきっかけとなり、温泉旅館にいた幽霊たちはレイ以外成仏してしまいました。レイは、背中を流してあげたい異性ができたといい、成仏せずにお岩のいる仙望郷に残りました。ラストのレイのセリフや行動に感動したといった「銀魂」ファンの意見もありました。
銀魂、スタンド温泉篇わろたwww
— たまこ@ひーの妹 (@takaaaaaaaako) July 20, 2013
銀ちゃんのレアなあの歌声♡
「千の風になって」あれまじ最高♡
ジョジョのパロディネタが多いことで有名な「スタンド温泉篇」では、銀時が温泉旅館・仙望郷の幽霊たちを成仏させるため、楽器を弾きながら「千の風になって」を歌うシーンがあります。あらすじネタバレになりますが、うろ覚えということもあり、完全に歌えていない箇所もありました。「千の風になって」を銀時が歌うシーンが面白かったといった「銀魂」ファンの感想もありました。
ジョジョ3部読んでから銀魂のアニメスタンド温泉編見ると笑いとまんねぇwwwwww
— ちゃみ (@tyamisan) March 5, 2015
なるほどなるほどwwwwwwwwwwww
「銀魂」の「スタンド温泉篇」は、あらすじネタバレでも紹介した通り「ジョジョの奇妙な冒険」のパロディネタが多いことでも知られている長編ストーリーです。「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでから見るとさらに楽しめたといった「銀魂」ファンの意見も多くありました。
スタンド温泉の回あんだけ意味わからんことしたのに結構感動したの銀魂って感じする
— じゃじゃじゃ (@kitajj_urp12NN) August 31, 2018
「銀魂」の長編ストーリーはシリアス回が主ですが、「スタンド温泉篇」は、ギャグ要素が多い長編ストーリーとして知られています。「ジョジョ」やジブリなど有名な作品のパロディもたくさん登場しました。しかし、ラストでは、スタンドたちがお岩の事を心から思っていたことが発覚する感動の展開になりました。ラストシーンに泣いてしまったといった感想も多くありました。
銀魂のスタンド温泉篇まとめ
ジョジョのパロディネタが登場することで有名な「銀魂」の長編エピソード「スタンド温泉篇」のあらすじネタバレや、元ネタ、協力者・レイの活躍などを紹介してきました。ギャグやパロディが多い長編ストーリーとして、「銀魂」ファンの間でも高い人気を誇ります。