【ハイキュー】赤葦京治の名言集！声優やファンにお母さんと言われる理由は？

赤葦京治は『ハイキュー!!』に登場するキャラクターの1人。東京にあるバレーの強豪・梟谷学園高校バレー部の副主将で、セッターを務めています。ここでは彼の名言・名セリフを名言集として紹介。また彼と人気キャラクター・木兎光太郎の関係や、赤葦がお母さんと言われる理由についてチェックしていきます。赤葦京治について詳しく見ていく前に、まずは『ハイキュー!!』の基本情報から押さえておきましょう。

『ハイキュー!!』は、2012年から『週刊少年ジャンプ』で連載が開始された日本の少年漫画。2020年7月に全402話で完結を迎え、話題となりました。タイトルの由来はバレーボールを漢字にした「排球」から。作者の古舘春一は中学・高校時代にバレーボール部に入っており、その経験を活かして『ハイキュー!!』という作品を生み出したそうです。

2014年4月に初めてテレビアニメ化され、その後2015年10月からはアニメの第2期が、2016年10月からはアニメの第3期がスタート。2020年1月から4月までの間に、アニメ第4期の第1クールが放送されました。アニメ以外にも舞台化や劇場版化、ゲーム化など様々なメディアミックスが展開されており、幅広い層からの支持を集めている作品です。

春高バレーで活躍した烏野高校のエース「小さな巨人」に憧れ、バレーボールを始めた少年・日向翔陽。彼は中学最初で最後の公式戦で、天才セッター・影山飛雄と出逢い、彼を擁するチームに惨敗します。影山へのリベンジを誓った日向は、憧れの烏野高校へ入学。

するとそこには、何故か影山の姿がありました。影山も烏野高校に進学していたのです。ライバルであった2人は最初の内こそ衝突しますが、徐々に互いを認め合い、やがて相棒という関係になっていきます。

『ハイキュー!!』に登場するキャラクター・赤葦京治。彼は梟谷学園高校の2年生で、バレーボール部副主将を務めています。ポジションはセッター。誕生日は12月5日で、身長は182.3センチ、体重は70.7キロ。最高到達点は327センチです。好きな食べ物は菜の花のからし和え。2年生でありながら正セッターと副主将を務めていることから、赤葦京治という人物がいかに優秀かがわかるでしょう。

主将でありエースである木兎光太郎が手のかかる人物であるため、赤葦は彼を試合ではもちろん部活の様々な面で支えています。赤葦が木兎の行動パターンを読み、赤葦を中心にチーム全体で木兎のフォローをするのが梟谷のスタイル。梟谷になくてはならない、重要な存在です。

赤葦京治の武器は、鋭い洞察力と頭の回転の速さです。相手のプレーをよく観察し、それがどういう攻撃でどういう対応が必要なのか、また相手がどんな動きをしようとしているのかを即座に判断。最善の一手を導き出してそれを行動に移せるだけの技術力も持ち合わせています。

飛び抜けた才能があるわけではありませんが、バレーの強豪である梟谷で2年生ながら正セッターを務めているという事実が、彼が相当な実力を持つセッターであることを証明しています。

赤葦京治は冷静沈着で、男子高校生にしては静かな性格。いつも明るく騒がしさすらある木兎とは対照的な性格であると言えます。基本的に礼儀正しいですが、思ったことは年上に対してもハッキリと口にする物怖じしないタイプ。気を許しているからでしょうが、特に先輩であるはずの木兎に対しては鋭いツッコミを入れることがあります。

物静かなタイプではありますが冷めているというわけではなく、むしろ部活に運動部を選んでいるだけあって、負けず嫌いで熱くなる一面も持ち合わせているのが赤葦。また、冷静であると同時に真面目で義理堅いため、意外とプレッシャーを抱えやすいという一面もあります。世話焼き気質で気が利く性格でもあり、主に木兎ですが、よく周囲の世話を焼いています。

ここからは、赤葦京治の名言・名セリフ、名シーンを名言集として紹介していきます。名言集を見れば、赤葦京治がどのようなキャラであるかより深く理解できるでしょう。それでは早速、気になる名言集を見ていきましょう。

赤葦京治の名セリフや名シーン・名言集その1は「道は作りますので…」です。春高バレー出場のため、東京都代表決定戦に挑む梟谷。そこで梟谷をよく知る音駒高校と対戦します。音駒の強みは、徹底的に穴を潰していく固いディフェンス。木兎のスパイクはことごとく阻まれてしまいます。あと一歩が詰め切れず苦戦する梟谷。そこにさらなる問題が浮上します。

木兎が調子の良かったストレートを打ち続けた結果、クロスの打ち方を忘れてしまうという事態が起こったのです。これは木兎の弱点の1つで、ストレートとクロス、どちらか一方の調子が著しく良い場合、もう一方の打ち方を忘れてしまうことがあるのでした。梟谷メンバーに衝撃が走りますが、赤葦は冷静に試合の状況を考えて策を練ります。そしてこの名セリフを口にしました。

木兎は何も考えず、ただ気持ちよくクロスにボールを打てばいい。そのための道はセッターである自分が作るというのです。そしてこのセリフ通り、赤葦は道を作ってみせました。サーブは音駒セッターの研磨。彼は木兎のいる位置に向けてサーブを打ってくるはず。そう読んだ赤葦は、ボールを木兎以外の人間にレシーブしてもらい、なおかつボールはネット際に寄せてもらいます。赤葦は降ってくるボールを見て、ツーアタックの構え。

ローテーション的に前衛に回っている音駒の1年生・灰羽リエーフは、赤葦のツーアタックの構えに釣られてブロックに入ります。しかしツーアタックはフェイント。赤葦は木兎にトスを上げます。赤葦のフェイントにリエーフが釣られているおかげで、木兎につくブロックは正面に1人だけ。

これ以上ないほどクロスにスパイクが打ちやすい状況でした。木兎は超インナークロスを決め、音駒との戦いを制すことになります。以上、赤葦京治の名セリフや名シーン・名言集その1の紹介でした。

赤葦京治の名セリフや名シーン・名言集その2は「スターを前にして俺にできることは…」です。春高バレー男子準々決勝。梟谷学園高校は、全国3大エースの一角である桐生八を擁する大分の強豪校「狢坂高校」と対決します。狢坂のセッターである臼利満は、梟谷を粉砕するべくエースである木兎対策に加え、木兎を支えるセッター・赤葦への対策も提案。徹底的な赤葦潰しを行い、彼の不調を誘いました。

普段は冷静な赤葦ですが、誘導されてツーアタックに失敗してしまったこと、この試合に負ければ3年生は引退だという余計な思考に陥ってしまったことで焦り、さらには自分と影山や宮侑のような天才セッターを比べ、どんどん落ち込んでしまうことに。ドツボにはまった赤葦は、第1セットの後半ベンチに下げられてしまいました。

しかし、ベンチに下げられたことで試合を外から客観的に見ることができ、赤葦はそれによって落ち着きを取り戻していきます。梟谷の監督は赤葦に2セット目に出れるかどうか訊ね、それに対し赤葦はこのセリフを返しました。自分のいない梟谷の試合風景を見て、赤葦はある事実に気づいていました。

それは、梟谷の正セッターとして木兎たちとプレーするうちに、いつの間にか自分も木兎たちと同じ存在であるように思っていたということです。そしてあろうことか、木兎光太郎をコントロールした気にすらなっていたと。赤葦にとって梟谷の先輩たち、中でも木兎はスターでした。

そのスターを自分がコントロールしようだなんて、ましてや試合をどうこうしようなど烏滸がましいと赤葦は考えます。自分はスターじゃない。スターじゃない自分にできるのは"いつも通り"のトスを上げることだけ。そう悟った赤葦はこのセリフを残し、コートに戻っていきました。以上、赤葦京治の名セリフや名シーン・名言集その2の紹介でした。

アニメ『ハイキュー!!』で赤葦京治の声を担当したのは、声優の逢坂良太です。声優の逢坂良太は1986年8月2日生まれ、血液型はO型。徳島県出身で、所属事務所はEARLY WINGです。中学生の頃からアニメが好きでよく見ており、高校の頃にふと「声優になりたい」と思ったとのこと。

工業高校を卒業後、友人と共に上京し、日本工学院八王子専門学校で2年間演技を学び、その後声優養成所に通ったそうです。その後紆余曲折を経て、EARLY WINGのオーディションに合格。2010年から声優活動を始めました。2015年3月に開催された第9回声優アワードで新人男優賞を受賞。以降、数々の作品に出演する人気声優となっています。

アニメ『ハイキュー!!』で赤葦京治の声を担当した声優・逢坂良太の主な出演作品その1は『ダイヤのA』です。この作品で声優・逢坂良太は、主人公の沢村栄純を演じました。沢村栄純は青道高校野球部に所属する少年。ポジションはピッチャーで、エースになることを目標としています。

元々は地元である長野の高校に進学して野球を続けるつもりでしたが、渋々見学に訪れた青道高校で捕手・御幸一也と出逢い、青道高校への進学を決めました。真っ直ぐで負けん気の強い性格。やかましいですが憎めない存在で、チームのムードメーカーです。

アニメ『ハイキュー!!』で赤葦京治の声を担当した声優・逢坂良太の主な出演作品その2は『赤髪の白雪姫』です。この作品で声優・逢坂良太は、主要キャラクターの1人であるゼン・ウィスタリア・クラリネスを演じました。ゼン・ウィスタリア・クラリネスは、クラリネス王国第2王子。

主人公の少女・白雪がタンバルン王国の王子から逃れるために国を出た際、森で出逢ったのがこのゼンです。以降、何かと白雪を気にかけ助けてくれるようになりました。王族らしい気高さと人を気遣う優しさを兼ね備えた好青年で、後に白雪と想いを通わせることになります。

アニメ『ハイキュー!!』で赤葦京治の声を担当した声優・逢坂良太の主な出演作品その3は『ダンボール戦機ウォーズ』です。この作品で声優・逢坂良太は、主人公の瀬名アラタを演じました。瀬名アラタはホビー用小型ロボット「LBX」のプロプレイヤーになることを夢見る少年。

アラタは厳しい入学条件をなんとかクリアし、LBXプレイヤーの名門校である神威大門統合学園へ転入します。学園ではLBXを使用した世界戦争シュミレーション「ウォータイム」への参加が必須となっており、LBXが破壊された場合は即退学。アラタは仲間たちと共に、厳しい戦いを繰り広げていくことになります。

アニメ『ハイキュー!!』で赤葦京治の声を担当した声優・逢坂良太の主な出演作品その4は『あんさんぶるスターズ！』です。この作品で声優・逢坂良太は、アイドルの1人・七種茨を演じました。七種茨は、秀越学園の生徒。乱凪砂との2人組ユニット「Adam」に所属しており、また「Adam」と「Eve」の合同ユニット「Eden」に所属しています。

学生でありながら優秀な実業家としての顔も持っており、コズミックプロダクションの副社長もしています。両親から捨てられ、中学生になるくらいの年齢まで民間軍事会社で使役されるという悲惨な過去を持っており、その経験によって現在の性格の悪さが形成されたようです。

赤葦京治は『ハイキュー!!』からよく「お母さん」と呼ばれています。何故、男子高校生である彼がお母さんと言われるようになったのでしょうか。ここでは赤葦京治がお母さんと言われる理由や、木兎光太郎との関係を詳しく見ていきます。

梟谷の主将でありエースの木兎光太郎は、気まぐれで浮き沈みの激しいテンションが特徴的な、ちょっと面倒臭い性格の持ち主。赤葦は木兎の世話係のような存在で、彼のことをチームで一番熟知しています。木兎の行動パターンを読み、適度におだてて時には嗜め、木兎が調子良くプレーできるようにするのが赤葦の務め。

自由気ままで大雑把な木兎を試合中のみならず私生活でもフォローする赤葦の様子は、手のかかる子供を持つお母さんのようです。普段から木兎の世話に慣れているからか、複数の学校で合同合宿を行った際は、他校の後輩にも世話を焼いていました。木兎を筆頭に、様々な人に気を配る赤葦の様子を見たファンが「お母さんみたい」と言うようになり、梟谷のお母さん扱いされるようになったのです。

中学3年生の頃、赤葦はどこの高校に進学するか決めかねていました。ある日、梟谷学園高校の試合を見た赤葦は、コートで躍動する木兎の姿を見て、強烈な憧れを抱きます。赤葦は木兎がいる梟谷学園高校への進学を決断。やがて木兎というスター選手を支える存在になりました。

木兎に容赦のない言葉を放つこともままある赤葦ですが、チームメイトになって憧れの気持ちが揺らいだわけではありません。むしろ近くでプレーを見る立場になったからこそ憧れは増しており、その気持ちは高校卒業後も持ち続けることになります。

高校卒業後、22歳になった赤葦京治は、東京の大手出版社に就職しました。そこで週刊少年漫画誌に配属され、編集の仕事をこなしています。本当は文芸希望だったのですが、希望は通らなかった様子。高校時代、木兎たちを支え続けた赤葦には、作家というスターを影で支える編集者という仕事が合っていたのでしょう。そんな赤葦ですが、編集となった彼は予想外の人物と仕事をしているようです。

赤葦京治は周間少年漫画誌の編集をしているのですが、彼が担当している作家は烏野高校のOBで日向翔陽が憧れた「小さな巨人」、宇内天満でした。宇内天満はやりたいことがあったためバレーから離れたと言っていましたが、彼のやりたいこととは漫画を描くことだったようです。しかし連載中の「ゾンビ剣士ゾビッシュ」は打ち切り寸前とのこと。赤葦が編集者としてどう舵を取っていくのか、気になっているファンは多いです。

名言集で紹介した「スターを前にして俺にできることは…」というセリフに関するコメント。赤葦は"いつも通り"の供給をすることならできると言っていますが、練習でできたことが本番で当たり前にはできないスポーツの世界で、"いつも通り"をやってのけるのはすごいことです。赤葦も十分規格外の選手であることがわかります。

狢坂戦で調子を崩し、苦戦を強いられた赤葦。試合には勝利したものの、自分が敗北の原因になっていたかもしれないという事実に恐怖し、悔しさで涙を流します。普段は先輩の木兎より大人びていますが、やはり赤葦も高校生。ようやく見れた赤葦の子供らしい一面にキュンとしたファンは多かったようです。

梟谷では木兎に何かあると赤葦が呼ばれるのがお約束です。木兎がバク宙に失敗した際は、救急車というワードよりも前に赤葦の名前が上がりました。何かあったときに咄嗟に呼ばれるあたり、赤葦が梟谷のお母さん的ポジションであることがわかります。

名言集で紹介した「スターを前にして俺にできることは…」というセリフに関するコメント。自分にできることはそれだけだ、と言う赤葦のセリフに衝撃を受けたファンは少なくなかったようです。天才の影山にも一目置かれ、2年生で強豪バレー部の副主将兼セッターになるなど、並の実力では無理だったでしょう。

高校卒業後、木兎はプロのバレーボール選手となり、赤葦はそんな彼が出ている試合を観戦するのですが、そのときの赤葦の様子がお母さんのようだと話題になりました。活躍する木兎を見て嬉しそうに笑う様子は、まさにお母さんです。

赤葦は基本的に無表情ですが、試合中に作戦が上手くハマったり、木兎が活躍したりするとにやりと不敵に笑うことがあります。どこか誇らしげな赤葦のその笑みが好きだというファンは多いです。気になった人は、どんな場面で赤葦がにやりとしているか、探してみてください。

高校卒業後、プロの道に進んだ烏野の日向翔陽。赤葦は木兎だけでなく、日向に対してもお母さんのような顔を見せます。高校時代はサーブ技術など全然なかった日向。彼がプロになりジャンプサーブができるようになった姿を見て、赤葦は「こんなに育って…」とほろりとしていました。息子の成長に感動するお母さんのような態度です。

名言集で紹介した「道は作りますので…」というセリフに関するコメント。赤葦のこのセリフのかっこよさに衝撃を受けたファンは多かったようです。言われた木兎も、赤葦の頼もしさに衝撃を受けていました。このシーンで赤葦のファンになったという人も多いです。

クールな赤葦は多くの女性ファンから支持されていますが、もちろん男性からも人気があります。自分にできることを淡々とこなす赤葦の姿は、男女問わず、多くの人の心を惹きつけているようです。

普段、赤葦の周囲には先輩たちがいることが多いため、基本的に赤葦は後輩として敬語で話しています。しかし合同合宿の際は他校の後輩との絡みがあったため、タメ語の赤葦や年下の世話を焼く赤葦など、彼の先輩としての顔が見受けられました。そのため合同合宿のストーリーは、赤葦ファンお気に入りのストーリーの1つとなっています。

赤葦京治の魅力を、名言・名セリフをまとめた名言集を通して紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？名言集や性格紹介を見ればわかるように、赤葦京治は木兎や周囲を支えることを第一とするキャラクターでした。

彼の献身があったからこそ、梟谷はより強いチームへと成長できたのでしょう。赤葦京治が気になった人は、ぜひ漫画・アニメ『ハイキュー!!』を見て、彼の活躍をチェックしてみてください。以上、赤葦京治の名言まとめでした。