【進撃の巨人】グロス曹長の経歴とプロフィールは？今後息子たちが登場する？

漫画進撃の巨人の作中でエルディア人のフェイを息子と一緒に殺害してグリシャに強いマーレ人への憎しみを抱かせたグロス曹長。マーレ治安当局で下士官を務めるグロス曹長はマーレ人以外を許さない異常な差別主義者であり、進撃の巨人の作中でエルディア人に平気な顔で残酷な行為を繰り返します。本記事ではそんなマーレ治安当局のグロス曹長についてそのプロフィールや伏線、作中で発した息子の存在などを一挙ご紹介していきます。

ではまずグロス曹長の考察されている伏線や息子達の存在などをご紹介する前に、グロス曹長が登場する漫画進撃の巨人の作品情報や物語のあらすじについて簡単にまとめてご紹介していきます。グロス曹長が登場する進撃の巨人とは2009年から2020年7月現在に渡って｢別冊少年マガジン｣で連載されている諫山創の漫画作品です。諫山創の漫画進撃の巨人は人類を喰らう巨人と人類の戦いを描いたダーク・ファンタジー作品となっています。

2020年7月現在も連載され続けてる長編漫画進撃の巨人はこれまで合計31巻もの単行本が刊行されています。そんな漫画進撃の巨人は全世界で1億部を越える累計発行部数を記録するほど非常に高い人気を博しており、これまで数多くの漫画賞を受賞しています。またその人気から漫画進撃の巨人は合計3期にも及ぶアニメやゲーム、実写映画といったメディア展開が行われており、誰もが知る超人気漫画作品の1つに数えられています。

漫画進撃の巨人の世界に住む人類は突如出現した人を喰らう巨人によって滅亡の危機に瀕しています。人類は巨人の驚異を防ぐために3つの巨大な壁を築くものの、ある日突然超大型巨人によって壁が破られてしまいました。主人公のエレンはこの事件で故郷や家族などを全て無くし、巨人に対して強い憎しみを抱くことになりました。そしてエレンは忌々しい巨人を全て駆逐するため、アルミンとミカサと共に調査兵団に入団するのでした。

本記事で伏線や息子などをご紹介するグロス曹長とは漫画進撃の巨人に登場するキャラクターの1人です。漫画進撃の巨人に登場するグロス曹長は小太りな体型と口髭が特徴である中年のキャラクターであり、本編の回想話で登場しました。回想話のみに登場するグロス曹長はエルディア帝国が崩壊した後に壁の外で建国されたマーレで治安を司る治安当局に所属している下士官であり、非常に残酷で狡猾な性格をした大悪党となっています。

身長は165cmと小さく、小太りであることから体重は95kgと設定付けられています。また誕生日は6月9日と公表されているものの、登場時の年齢は分かっていません。そんな残酷で狡猾な性格をしたグロス曹長は過去に帝国を築いていたエルディア人を差別しており、グリシャ・イェーガーにマーレ人への強い憎しみを抱かせた張本人です。その差別は非常に酷く、読者にエルディア人が差別されている存在であることを認識させました。

エルディア人を差別するマーレ人のグロス曹長は漫画進撃の巨人の21巻に収録された86話で初登場を飾りました。この86話は過去の回想話であり、グリシャ・イェーガーの口からグロス曹長の人物像が語られました。エルディア人の収容所にいたグリシャ・イェーガーは妹のフェイと共にその収容所から脱走し、空を飛ぶ飛行船を追っていました。この時仕事をサボっていたグロス曹長はクルーガーと共に脱走するグリシャ達を目にします。

これにより脱走したグリシャ・イェーガーはマーレ治安当局員のクルーガーに尋問と拷問を受けることになります。一方グロス曹長はグリシャ・イェーガーの妹であるフェイを連れて行きました。その後フェイは無惨にも犬に食われて死亡してしまいます。当初グロス曹長はフェイを殺害したことを強く否定し、逆にグリシャ・イェーガーとフェイの親に教育がなっていないと言って全ての責任をなすりつけようとしました。

しかしフェイはグロス曹長とその息子達の手で殺害されていました。これがきっかけとなってグリシャ・イェーガーはマーレ人に対して強い憎しみを抱くようになりました。その後15年の時が経ち、グリシャ・イェーガーは息子のジークの密告で楽園送りとされてしまい、巨人化刑に処されてしまいます。この巨人化刑の時グロス曹長はグリシャ・イェーガーの前に現れ、自身と息子達がフェイを殺したことを呆気なく告白しました。

そしてグロス曹長は自身の差別意識を正当化しながらグリシャ・イェーガーを壁から突き落として巨人の餌にしようとします。しかしその瞬間グロス曹長は裏切った同僚のクルーガーに突き落とされ、逆に自分が巨人の餌となってしまいました。結局グロス曹長は差別していたエルディア人の巨人によって無惨な最後を遂げたのです。このグロス曹長の最後は惨たらしく、グロス曹長を恨んでいたグリシャ・イェーガーも戦慄を覚えました。

ではここからは漫画進撃の巨人に登場するグロス曹長の息子達や伏線についてご紹介していきます。上述の経歴でご紹介した通り、グロス曹長は漫画進撃の巨人の回想話で息子達と協力し、グリシャ・イェーガーの妹であるフェイを犬に喰わして惨殺します。当初グロス曹長はフェイ殺害を否認したものの、最終的に巨人化刑に処されたグリシャ・イェーガーへ自身と自分の息子達がフェイを殺した犯人だと認めました。

この時グロス曹長はフェイを惨殺したことで息子達が立派に育ったとグリシャ・イェーガーへ語りました。なのでグロス曹長にはエルディア人への差別意識を持った息子が何人もいることになります。これは読者に伏線だと考察されており、後々グロス曹長の息子達が登場するのではないかと考えられています。年代を推測するとグロス曹長の息子達は50歳近いので、もしかするとマーレ人のトップの1人として登場するやもしれません。

グロス曹長は確かに漫画進撃の巨人の作中でクルーガーに壁から突き落とされ、呆気ない最後を遂げてしまいます。またグロス曹長は漫画進撃の巨人でたった2話しか登場していないので、あまり読者からも覚えられていません。しかしグロス曹長は登場回数が少ないものの、漫画進撃の巨人で大きな役割を担っているキャラクターとなっています。上述でご紹介した通り、グロス曹長はエルディア人を忌み嫌って差別しています。

当初読者はエルディア人がどれだけ差別されているか知りませんでした。しかしグロス曹長の行動によって漫画進撃の巨人の読者はエルディア人が差別されて非常に残酷な扱いを受けていると分かりました。なのでグロス曹長はエルディア人とマーレ人の歴史と関係を大きく知らしめる役割を担っているのです。またグロス曹長はマーレが思う正義を実行しているだけなので、読者に悪という概念を考えさせる存在にもなっています。

アニメ進撃の巨人でグロス曹長を演じたのは日本の男性声優兼俳優の塾一久です。グロス曹長を演じた塾一久は2020年7月現在ケンユウオフィスに所属する声優であり、1973年に俳優としてデビューを飾りました。俳優としてデビューを飾った塾一久は1998年に声優デビューを果たしました。そんな塾一久は数々のテレビドラマやアニメにこれまで出演しており、アニメ進撃の巨人でグロス曹長の悪役っぷりを見事に演じています。

• 2007年のアニメ｢東京魔人学園剣風帖朧｣：新井龍山役
• 2010年のアニメ｢銀魂｣：木天蓼星の国王役
• 2015年のアニメ｢攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE｣：荒巻大輔役
• 2018年のアニメ｢バキ｣：ソコロフ役
• 2019年のアニメ｢Z/X Code reunion｣：鬼神野一刀斎役

漫画進撃の巨人に登場するグロス曹長に関する感想では記憶に残るキャラクターだったといった感想が多く寄せられていました。グロス曹長は漫画進撃の巨人の作中で2話しか登場していないものの、エルディア人に対して非常に残酷な仕打ちを行っていました。しかしグロス曹長は巨人となったエルディア人に喰われて因果応報な最後を遂げてしまいます。この非常に濃厚なグロス曹長の人生は多くの読者に強い印象を与えました。

漫画進撃の巨人に登場するグロス曹長に関する感想ではエレンのセリフと重なっているといった感想も多く寄せられていました。グロス曹長は作中でエルディア人の全てを駆逐するといった発言をします。一方主人公のエレンも作中で正体がエルディア人の巨人を駆逐するといった名言を残しています。これは上記の感想にもある通り、決して終わることが無い憎しみを表しているのではないでしょうか。

漫画進撃の巨人に関する感想ではグロス曹長を殺したクルーガーに注目する感想も見受けられました。マーレの裏切り者で｢フクロウ｣とあだ名されるクルーガーは漫画進撃の巨人の回想話で20年以上一緒に仕事をしたグロス曹長を一切表情を変えずに壁から突き落とし、殺害してしまいます。もしかすると本当に歪んでいたのはグロス曹長なのでは無く、エレンの名を冠するエレン・クルーガーなのかもしれません。

本記事では漫画進撃の巨人に登場するグロス曹長についてプロフィールや息子達の存在、伏線の考察などをまとめてご紹介しました。グロス曹長は作中で呆気なく死亡してしまうものの、未だ立派に育ったと語っていた息子達が登場していません。もし本記事でご紹介した伏線が合致していたとすると、グロス曹長の息子達が後のストーリーに大きな影響を及ぼすかもしれません。