【BLEACH】ルピ・アンテノールの強さは？グリムジョーとの関係と最後は？

ルピ・アンテノールは、「BLEACH（ブリーチ）」に登場する破面の1人です。その中でも特に強いとされる十刃に属しており、おしゃべりで中性的な容姿を持つかわいい男性キャラクターでした。人の神経を逆撫でする言動が多く、勝手な行動によって十刃の地位を剥奪されたグリムジョーによく絡んでいました。萌え袖のように手先まで隠した長い袖の服を着ており、ファンからは言動や仕草などがかわいいと評判でした。

「BLEACH（ブリーチ）」は、人に害なす虚を倒す死神の能力を手にした高校生を主人公とした物語です。「週刊少年ジャンプ」で2001年から連載され、新感覚のストーリーが話題となり、2004年にはアニメ化されます。さらに、2018年には人気俳優の福士蒼汰が主演に抜擢された実写映画も公開されました。2016年38号にて惜しまれつつも最終回を迎え、コミックスは全74巻にものぼります。

強い霊感を持つ高校生の黒崎一護は、日々目の前に出現する幽霊に悩まされていました。そんな中、部屋に黒い着物を着て腰に刀をさした少女・ルキアが現れます。ルキアは、人間に害をなす存在・虚を退治する死神でした。現れた虚との戦いでルキアは負傷し、死神の力を一護に授け代わりに退治させます。死神の力を一護に渡してしまったルキアは、元の世界に帰ることができなくなります。

ルピ・アンテノールは、虚以上の強さをもつ破面であり、その中でも上位10体に入る十刃の1人でした。振られている番号が小さいほど強いとされています。前髪が斜めに切りそろえられた短いストレートヘアで、着ている衣服の袖は長めで手は隠れています。淡いパープルの大きな瞳を持ち、余裕の笑みを浮かべていました。ルピ・アンテノールの番号はNo.6であり右寄りの腹部に刻まれていました。

もともとNo.6の数字はグリムジョーに与えられていました。しかし、身勝手な行動から腕を切断されて十刃の地位も剥奪され、ルピ・アンテノールが後任となりました。左眉の上にはダイヤ型の模様が3つ連なっています。誕生日は、世界環境デーにもなっている6月5日です。

身長161cmで体重45kgと小柄でした。喋ることが好きなようで、戦闘中であってもペラペラと喋ります。人の神経を逆撫でする言動が多く笑顔で毒を吐き、作中では特にグリムジョーをからかっていました。

ルピ・アンテノールが空座町に出現した際は、死神達を前に自身の階級、能力などを自ら自慢げに話していました。最初は、一角、弓親がルピ・アンテノールに遭遇しました。一角が1対2で戦うのは好きではないということで、弓親と一騎打ちになります。しかし、十刃相手に弓親は苦戦を強いられました。この時、本気を出していなかったルピ・アンテノールは、一騎打ちでは相手にならないと自信満々に弓親に言い放っています。

腕に自信のあるルピ・アンテノールは、近くにいた十番隊隊長の冬獅郎と乱菊も一緒に相手取ります。本気を出さなくても冬獅郎に勝てると思っていたため、最初の攻撃を防がれた時は少し驚いたようです。その後、背中から8本の白い触手が現れる「くびれ、蔦嬢」を使い、冬獅郎を攻撃します。攻撃を受けた冬獅郎は、地面に落下し敗北したかに思われました。

歯が立たなかった乱菊、一角、弓親は、ルピ・アンテノールの触手に縛り上げられます。乱菊は、ルピ・アンテノールの触手の先端から出た針で刺されそうになりますが、助けにやってきた喜助に触手を切り落とされていました。しかし、喜助を別の破面が相手取ります。倒したと思っていた冬獅郎がルピ・アンテノールの触手を能力の氷で固めました。大気中の水を利用した冬獅郎は、ルピ・アンテノールを倒します。

ルピ・アンテノールは、他の破面たちと共に空座町へとやってきます。使っている帰刃は、トレパドーラという名前であり、漢字表記は蔦嬢でした。解号は「くびれ、蔦嬢」であり、背中計８本の白い先端は丸みのある触手のようなものが登場します。この8本の触手は、副隊長でも斬魄刀で切ることができず、伸縮の他にプロペラのように回転させたり、先端から何本も針を出すことができます。

ルピ・アンテノールは、一角、弓親、乱菊3人が手も足も出ないほどの戦闘能力を誇ります。しかし、織姫に左腕と腹部の数字を復元してもらったグリムジョーに、あっさり敗北していました。十刃並みの戦闘能力はあるようですが、十刃の中では弱いのではないかといったファンの意見が多くあります。

グリムジョーは、勝手な行動をとったこで、左腕を切断され十刃のNo.6の数字を取り上げられます。グリムジョーが十刃から抜けたことにより、ルピ・アンテノールがNo.6の十刃となりました。ルピ・アンテノールは、十刃でなくなったグリムジョーのこともかなりバカにした言動をとっていました。

藍染は、回復や復元の能力・双天帰盾を持つ井上織姫を破面に命じて誘拐してきます。織姫は、グリムジョーが切断された左腕の復元を藍染らの前で披露しました。失った腕を元に戻すなどできるわけがないと馬鹿にするルピ・アンテノールでしたが、双天帰盾の能力によってグリムジョーの失われた腕は復活します。グリムジョーは、織姫に数字が刻まれていた腹部も元どおりにするよう命じました。

十刃No.6の数字を取り戻したグリムジョーは、左手でルピ・アンテノールの胸を貫きます。恨めしげにグリムジョーを睨みつける中、ルピ・アンテノールはそのまま上半身を吹き飛ばされて亡くなりました。十刃No.6に返り咲いたグリムジョーは、喜びに満ちた笑い声をあげます。

「BLEACH」でルピ・アンテノール役を演じた声優は、海外ドラマや洋画の吹き替えの他、歌手としても活躍する青二プロダクションに所属する岸尾だいすけでした。代々木アニメーション学院を卒業した後、1996年にやぶうち優原作のアニメ「水色時代」に出演しました。1999年に放送されたタカラトミーの製品を元にしたアニメ「ゾイド -ZOIDS-」バン・フライハイト役で、一躍注目を集めます。

岸尾だいすけの主な出演作に、「ゾイド-ZOIDS-」バン・フライハイト役、「ジャングルはいつもハレのちグゥ」ワジ役、「破邪巨星Gダンガイオー」ジュダ役、「デュエル・マスターズ」黒城凶死郎役、「HAPPY★LESSON」仁歳チトセ役、「明日のナージャ」トーマス・オブライアン役、「トランスフォーマー スーパーリンク」キッカー役、「フォルツァ!ひでまる」ジョー役、「奥さまは魔法少女」神楽巽役などがあります。

「BLEACH（ブリーチ）」に登場するルピ・アンテノールは、空座町での戦い後にグリムジョーに殺されています。出番は決して多くありませんが、かわいい容姿や性格、個性的な戦闘スタイルなどから、好きなキャラクターにあげる人も多くいました。

ルピ・アンテノールは、破面篇で左腕と腹部を復元したグリムジョーに殺されます。しかし、その後の千年血戦篇にて復活し再登場を果たしていました。ルピ・アンテノールの復活を喜ぶ声も散見されました。

ルピ・アンテノールは、斜めにまっすぐ切られた前髪が特徴の短い黒髪、大きな目に挑発的な物言いが特徴の中性的なかわいいキャラクターです。全ての要素がかわいいといった感想も多くありました。

「BLEACH（ブリーチ）」に登場する十刃の1人だったルピ・アンテノールの作中での活躍や、かわいい魅力、能力について紹介してきました。破面篇でグリムジョーに殺されますが、千年血戦篇にて復活し再登場します。