サンジの手配書が生け捕りのみの理由は？出生・正体や天竜人との関係を考察

ワンピースに登場するサンジとは、主人公モンキー・D・ルフィの海賊団「麦わらの一味」のメンバーでコックをしています。4人目に一味の仲間になりました。異名は「黒足のサンジ」です。黒のスーツ姿で、サラサラの金髪にクルンとした眉毛が特徴的です。かなりのヘビースモーカーで、常にタバコを咥えています。新世界編では髪の分け目が逆になり、口髭を生やしてダンディな印象になりました。

サンジは、全ての海域の生物がいると言われている伝説の海「オールブルー」を見つける事を夢見ています。コックの命である手を傷つけない様、足を使って戦います。料理人としての腕は確かで、千差万別の料理を作ります。プライドや情熱も強く、未知の食材に対しても好奇心旺盛です。自他共に認める女好きで、美女に出会うと直ぐに口説いてしまいます。女性に対して非常に優しく、敵だった場合でも攻撃する事は一切ありません。

サンジはうそつきノーランドが話題に上がった際、自分が「北の海」出身だという事を一味のメンバーに明かしました。しかし、それ以降に過去を語ろうとする事は無く語りたがらない様子でした。この事から、サンジには出生や過去を語りたくない様な理由があるのでは？自分の正体を隠している？と読者の間で言われる様になります。

「北の海」出身という事以外のサンジの出生について、ビッグマム編まで明らかになっていません。手配書の文字が「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」に変更された理由、サンジの正体等、サンジについての謎は多く詳細が分かっていない事が多々あります。この記事ではサンジの出生についての謎や手配書の「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」の理由、正体についてをまとめ、明らかになっていない事については考察を交えて紹介していきます。

サンジは原作43話、アニメでは20話で初登場しました。ルフィ達が立ち寄った海上レストラン「バラティエ」で副料理長をしていました。そこでルフィに気に入られ麦わらの一味へ誘われます。当初は「バラティエ」の料理長ゼフに大きな恩がある為断っていましたが、クリーク海賊団との戦い後にゼフや「バラティエ」の仲間達に促され麦わらの一味に加わる事になります。

サンジは過去についての回想で、海で遭難した事が明かされています。その時にゼフの自己犠牲によって命を助けられました。以降、食べ物を粗末にすることは仲間であっても許さないという信条を持っています。それ以前の事や、出生については長い間明かされていませんでした。

サンジの手配書については様々な謎があります。当初は余りに似ていない似顔絵で可哀想な扱いでしたが、ある時を境に謎を呼びます。他の海賊とは明らかに扱いが違い、サンジは一体何者なのか？と読者は考えを巡らせていました。そんなサンジの手配書について解説していきます。ルフィに初めて懸賞金がかけられた金額は3000万ベリーでした。サンジに初めての懸賞金がかけられた金額は7700万ベリーで高額な懸賞金がかけられます。

サンジの手配書が作られたのは、ウォーターセブン編でのロビン奪還後です。世界政府を敵に回した事を理由に、懸賞金が高額になったと考えられます。「黒足」の異名で7700万ベリーの懸賞金がかけられた手配書が出回りました。手配書の顔写真は海軍がサンジの写真の入手に失敗した事を理由に、下手くそな似顔絵が使われました。別の人物と勘違いをされる様な不出来な手配書です。サンジは余りの下手さにショックを受けています。

サンジの余りにも酷い手配書が原因で、迷惑を被った人物がいます。片田舎でマフィアとして暮らしていたデュバルです。サンジの手配書が発行され、自身の顔とサンジの手配書の似顔絵がそっくりだった事を理由に海軍や賞金稼ぎに追われる事になります。その事がきっかけで素顔を晒す事が出来なくなりました。以降サンジを恨み続け、シャボンディ諸島周辺で人魚を始めとする種族を人間オークションに売り渡す人攫い屋を生業とします。

麦わらの一味と対面し、素顔を隠す為に付けていた仮面を外します。素顔を晒したデュバルに一味は驚きを隠せず驚愕しました。長い間恨んでいたサンジと好戦したデュバルは、サンジの足技で顔の骨格ごと成形されます。以前の顔とは似ても似つかないハンサムな顔になりました。自身の顔を生まれ変わらせてくれた事を理由にサンジへの恨みはすっかり忘れ、麦わらの一味に協力する様になります。

サンジの手配書も高額ですが一番高い懸賞金がかけられているのは誰か「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」になった人物はいるのか調べて見ました。

一位は主人公モンキー・D・ルフィでした。最初の懸賞金3000万ベリーからどんどん上がっていき、何と15億ベリーになっています。ぶっちぎりの一位です。何故ルフィの懸賞金がここまで上がったのかというと天竜人を殴る、ドフラミンゴを失脚させる、頂上決戦をかき回す等、世界的に与えた影響の大きさの結果だと言えます。ルフィの手配書は、DEADORALIVE(生死問わず)以外の文字に変わった事はありません。

ビッグマム海賊団に所属するシャーロット・カタクリが10億5700万ベリーで二位でした。ビッグマムの次男で、巨大な組織ビッグマム海賊団の最高戦力の一人です。モチモチの実の能力者で、体を餅の様に伸び縮みさせる事が出来ます。ビッグマムの息子にしてはかなりの人格者で常に冷静沈着、倫理的に行動し敵であっても実力を認めた者に対しては対等な立場で話しを進める様な人物です。

四皇カイドウをトップとする百獣海賊団の一員で、マンモス号という船を任されている幹部ジャックが10億ベリーで三位でした。マンモスに変身する悪魔の実の能力者で、ジャックが通った後は大地が朽ち果ててしまう事から「早害のジャック」と呼ばれています。詳しい詳細が分かっていないキャラクターですが、ミンク族トップのヤマネコとイヌアラシを相手に5日間不眠不休で戦う程のタフネスを持っています。

手配書高額ランキングのトップ3を紹介しましたが、「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」の文字が記載されている人物はいませんでした。やはりサンジは異質な扱いです。その理由について紹介していきます。

サンジの手配書はある時から変わりました。ドレスローザでドフラミンゴを倒した後です。写真が似顔絵からサンジ本人を判別出来る顔写真になっています。ドフラミンゴを倒した麦わらの一味は懸賞金が上がりました。サンジ以外のメンバーは一律5千万ベリーのアップでしたが、サンジだけが1億ベリーも懸賞金がアップします。サンジの新しい手配書を見たバルトロメオも「おかしい」と言っていました。

サンジの手配書は、残念ながらカッコいい顔になる事がなさそうです。初めの手配書は酷い似顔絵、次の手配書は女の人にデレデレの顔…もう少しいい顔があるのではと読者の方は思うでしょうがサンジはこういうキャラクターという事なのでしょう。

ドレスローザで飛びぬけて目立っていた訳ではないサンジに対し、これ程懸賞金が上がる様な理由は特にありません。とても不自然です。更に、今までのワンピースの手配書には有り得ない文字が付け加えられました。サンジの手配書には「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」という文字が加えられます。ワンピースの手配書の中で「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」になっているキャラクターは皆無のはずです。非常におかしな事です。

サンジの手配書にONLYALIVE(生け捕りのみ)が書き加えられ、読者の間では様々な憶測が飛び交いました。サンジの正体が只者ではなかった事は明らかです。これには出生や正体が深く関係していました。以降の記事で、手配書が「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」に変更された経緯を紹介していきます。

サンジの手配書が生け捕りのみに変更された理由は、サンジの出生と正体が大きく関係していました。サンジの手配書を変更させた人物がいます。それはサンジの父親です。サンジの父親はヴィンスモーク・ジャッジという名で、ジェルマ王国の国王でした。更には戦争屋と呼ばれる闇世界の組織「ジェルマ66」の総帥で「怪鳥(ガルーダ)」という異名があります。サンジの正体はジェルマ王国の王子だったという事です。

サンジの正体が、実は一国の王子だったという事実は読者に衝撃を与えました。しかし、その伏線になる様なやり取りが過去に行われていました。過去のアラバスタ編で、サンジがクロコダイルとの電話の際に「Mr.プリンス」と名乗ったのです。アラバスタのお姫様であるビビを助けるプリンスという意味だった様ですが、今となっては偶然だったのか出生に関しての伏線だったのかは想像するしかありません。

手配書の内容を変えるとなると、それなりの理由が必要で権力者でなければ難しい事です。ヴィンスモーク家は世界で唯一国土を持たない海遊国家でジェルマ王国を率いています。国民は船に住み、それらが船団を組んでいます。その船団を国としています。世界政府加盟国でもあり、世界会議(レヴェリー)にも参加しています。そのジェルマ王国が保有しているのが「ジェルマ66」という化学戦闘部隊で圧倒的な強さを誇ります。

この「ジェルマ66」という戦闘部隊は戦争屋として活動していて、お金を出した国の味方をします。そして敵対する国や軍隊を滅ぼします。サンジの父親がこの様な事が出来る程の力がある国家の王だったので、手配書の文字を「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」に変更させる事も可能だったのでしょう。

サンジの父親ジャッジは、失踪したサンジの行方を探していました。エヌエス・ロビー崩壊後に出回った似顔絵の手配書を見て、海軍本部に行方を追う様に指示を出した張本人です。その二年後に政府からサンジの写真を入手した連絡を受けます。サンジの顔を確認すると懸賞金を上乗せし、「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」に変更させました。そしてジャッジは、サンジを四皇ビッグマムの娘プリンとの政略結婚に利用する事を考えます。

サンジを政略結婚させる為には、生きていてもらわなくては意味がありません。その為サンジの新しい手配書には「ONLYALIVE(生け捕りのみ)」の文字がジャッジの指示によりすぐさま変更されています。

ジャッジは、サンジとビッグマムの娘プリンを結婚させる事でビッグマム海賊団と同盟関係を築き、「北の海」を制圧しようと考えていました。かつてヴィンスモーク家は、「北の海」を武力で制圧しジェルマ王国を築いていました。しかし、その天下は66日で終わりを迎え国土を追われます。その事が理由で、ジャッジはもう一度「北の海」を制圧する事を目標として生きています。

ジャッジの率いる「ジェルマ66」の力は強大な物でしたが、「ジェルマ66」の力だけでは再び「北の海」を制圧する事は難しかった様です。その為にもサンジを生け捕りにし、ビッグマムの後ろ盾をつける事が必要不可欠でした。

四皇ビッグマムが率いるシャーロット家とは、ほとんどがビッグマム海賊団に所属しているという規格外な家族です。ビッグマムの本物の家族が中心メンバーとなっています。シャーロット家は129人家族で、ビッグマムの夫が43人、息子が46人、娘が39人います。子供には双子や三つ子が多く、10つ子までいる様です。人数は不明ですが孫も存在します。

主な中心メンバーとなる血縁者だけで数百人という、非常に大規模な海賊団です。シャーロット家の子供達は、ビッグマムの意向で傘下の海賊や有権者等と婚姻関係を結びます。そして婚姻後も、シャーロットを名乗り続けるという特徴があります。海賊団のトップには34の島を治める34人の大臣がいて、その全員がビッグマムの実子となっています。

サンジの結婚相手プリンは、ビッグマムの35女です。チョコレート大臣の治めるショコラタウンで、ゼリーのニトロ、絨毯のラビヤン、カフェのカラメルを営んでいます。母親のビッグマムとは似ても似つかない程の美人で、サンジは写真を一目見ただけで見惚れてしまいました。かなりの恥ずかしがり屋ですが機転も効き、優しい心の持ち主です。ビッグマムからは、人形の様だと大事に扱われています。

当初は結婚に乗り気で無かったサンジですが、プリンの写真を見た途端に夢中になります。プリンも結婚相手としてサンジに不満を持つ様子もありませんでした。ホールケーキアイランドのショコラタウンでルフィ達と出会い、サンジが麦わらの一味である事やサンジの事情を知ります。しかし時は既に遅く、結婚に抵抗すれば大恩人ゼフの命がない事を察し、ルフィ達を見逃す条件で結婚する決意をしていました。

心の優しい子だと思われていたプリンの正体は、三つ目を持つ冷酷で残忍な性格の持つ主でした。そんな性格になってしまったのには過去に理由がありました。幼い頃は三つ目を閉じる事が出来なかった様で、周囲の人間から虐められ実母であるマムにすら疎まれていた事が原因でした。サンジの暗殺を遂行する予定だった結婚式で三つ目の正体をさらします。サンジは「なんて…美しい瞳だ…」と言いました。

サンジに三つ目を褒められたプリンは、生まれて初めての経験をし泣き崩れてしまいました。この一件でサンジに心を奪われたプリンですが、素直な感情表現が苦手な様で高圧的な態度と悪意の混じった言動を吐き続けます。しかしサンジ達を助ける為に奮闘し、暴走するビッグマムを止める為に活躍します。

サンジの正体であるヴィンスモーク家とは、人殺しの一族と呼ばれる王族です。ヴィンスモーク家の全員が「ジェルマ66」の優れた戦闘員で、トップの立場に君臨しています。「ジェルマ66」の総帥ジャッジを筆頭に、サンジの母親ソラ、三歳年上の長女レイジュ、一卵性の四つ子イチジ、ニジ、ヨンジがサンジの家族です。

ブルックもヴィンスモーク家については知っていた様です。サンジの本名を聞いた際には、耳を疑っていました。それ程までにヴィンスモーク家は悪い意味で有名だった様です。

「ジェルマ66」は、ワンピースの世界経済新聞に載っている物語「海の戦士ソラ」に登場しています。主人公の戦士ソラと敵対する悪の組織の名前です。世界中にファンがいる有名な物語です。庶民には、空想上の軍団という認識をされていました。

サンジのもう一つの正体、それはサンジの出生が関係しています。サンジの正体は王子というだけでなく、遺伝子を操作され生まれた改造人間でした。サンジの父親ジャッジは、かつてDr.ベガパンクと共に研究を行っていた程の優秀な科学者でした。そこで「血統因子」を発見します。「血統因子」とはDNA操作の様な物で、生まれてくる前に人体の改造えを行う事やクローンを作る事が可能な技術です。

サンジの出生の秘密は、この「血統因子」でした。「血統因子」は世界政府に危険視され、その技術は買収されます。そんな中でジャッジは政府の手から逃げ延び研究を続けていきました。その研究の末、命令に忠実に行動するクローン兵を生み出します。そして自身の目的を果たす為、子供達にも「血統因子」を行おうとしました。

ジャッジは我が子にも強さだけを求めました。そんなジャッジの考えに大反対した母親のソラは「血統因子」の効果が無くなる様な劇薬を服用します。その結果、四つ子の中でサンジ一人だけが「喜怒哀楽」の感情を持った人間として生まれました。母親であるソラの必死の抵抗も、サンジの出生に大きく関わっていました。

サンジは「血統因子」の効果が出ておらず、極めて普通の人間として生まれています。他の兄弟達は改造が成功している為、サンジとは基本的な身体能力が全く違いました。ジャッジは子供達に強さを求め、幼い頃から厳しい訓練の日々を送らせます。そんな中でサンジが厳しい訓練についていける訳も無く、兄弟達との差は広がっていきました。

幼いサンジは訓練についていこうと必死でしたが、その成果が出る事はありませんでした。その事が理由で兄弟達からは虐められ、父親ジャッジからは見放されてしまいます。サンジが幼い頃の思い出は、非常に辛い事ばかりでした。

自分達とは違い、何もかもが劣っているサンジに対し兄弟達は容赦しませんでした。長男のイチジを筆頭に、サンジに対して激しい暴力や暴言を吐き続けます。サンジが泣いていれば喜び、苦しんでいれば笑い、人間とは思えない様な行いです。しかし、それもそのはずで「血統因子」により改造が成功していた兄弟達には大事な感情が抜けていました。

サンジの兄弟達が持っていなかった感情は「哀」です。人の為に悲しむ、人の痛みを理解する、その様な感情が欠落していました。「哀」の感情を持つ事は不要だという考えのジャッジにより、この様な改造人間に仕上がってしまいました。

ジャッジは子供達に対して強さ以外は求めていません。逆を言ってしまえば、強くなければジャッジにとって不要な存在でした。その為「血統因子」が成功しなかったサンジに対し、親とは思えない様な事をします。サンジの母親ソラが死んでしまってからは、より一層サンジに辛くあたる様になりました。普通に生まれたサンジの良さを認める様な事は無く、訓練の成果が出ないサンジを死んだ事にし、鉄仮面をつけて地下牢に監禁します。

「ジェルマ66」が東の海にあるコジアを侵略中、姉のレイジュの助けによって地下牢から脱出します。脱走を図ろうとするサンジをジャッジが見つけましたが、引き止めませんでした。あろうことか、自分が父親だと言う事を口外しなければいなくなってくれた方が助かると言い放ち、サンジの大きな心の傷に止めを刺しました。

サンジの父親でジェルマ王国の国王です。ジェルマ66を率いる総帥で、闇の世界でその名をとどろかせています。僅か66日で天下が終わった先代達の仇を取るべく、ジェルマの名で再び「北の海」を征服する野望を持っていました。王族である事を鼻にかけた、非常に傲慢な性格です。極度の実力主義者で、「血統因子」が失敗し普通に生まれたサンジを一族の恥だと言い切りました。

ビッグマムの後ろ盾を得る為に、サンジの利用を目論んだ私利私欲にまみれた人物です。政略結婚を嫌がるサンジに脅しをかけ、プリンとの結婚に持ち込みます。しかし、ビッグマムに騙されており命に危機に陥りました。サンジによって助けられましたが、親子の中が改善する事は一切無く、決別を言い渡されました。

元ジェルマ王国の王妃でサンジの母親です。サンジが幼い頃に亡くなりました。サンジの姉、レイジュと似た容姿の綺麗な女性です。子供思いで優しく、感情表現豊かな性格です。サンジが自身の為に作った失敗作の弁当を喜んで食べる等、サンジが料理に目覚めるきっかけを作った人物でもあります。

ジャッジの子供達に対する血統因子に反対していて、血統因子に影響を及ぼすほどの劇薬を服用しました。そのおかげでサンジだけが「哀」の感情を持つ人間として生まれました。しかし劇薬の後遺症は重く、長い間床に伏せていました。サンジの持つ優しさに、ソラは心から喜んでいました。

ヴィンスモーク家の長男で「ジェルマ66」ではスパーキングレッドです。赤い髪の毛でサングラスをしています。レイドスーツには「1」と刻まれたマントがついています。サンジと同様に女好きです。サンジに対し、幼い頃から冷酷な対応で侮辱する等の振る舞いをしていました。イチジを筆頭に、サンジに対して激しい暴力を振るう等の虐めを行っています。13年ぶりに再会したサンジに、幼い頃と同じ様に3人がかりで暴行を加えました。

ビッグマムにはめられ拘束されますが、サンジに助けられます。その後結婚式会場から脱出し、ビッグマム海賊団から逃げる麦わらの一味を援護しました。

ヴィンスモーク家の次男で「ジェルマ66」ではデンゲキブルーです。リーゼントヘアーの青い髪の毛でゴーグルをつけています。レイドスーツには「2」と刻まれたマントがついています。サンジと同じく女好きですがサンジの様な優しさは無く、平気で女性に手を上げます。兄弟の中でも特に粗暴な性格で、些細な事で逆上します。幼少期にはサンジに対し、気絶しているにも関わらず叩き続ける様な行為をしました。

イチジと同じく、サンジに助けられ結婚式会場から脱出します。逃げるルフィとサンジを見つけ、サニー号の方へと投げ飛ばしました。

ヴィンスモーク家の四男で「ジェルマ66」ではウインチグリーンです。オールバックで緑の髪の毛です。レイドスーツには「4」と刻まれたマントがついています。顔が最もサンジと似ています。しかし性格は全く違います。「人助けの趣味は無い」と言いきり、レイジュからは「人情の欠片も無い」と酷評されています。兄弟の中では最も背が高く、ガタイもいいです。

サンジに「ジェルマ66」の全容を教えた人物です。結婚式会場から脱出後は敵軍を討伐する活躍を見せました。

ヴィンスモーク家の長女でサンジの3歳年上、「ジェルマ66」ではポイズンピンクです。髪の毛はピンクで、母親のソラに似た美女です。戦闘する際のレイドスーツは、蝶の羽の様なデザインで両方の太ももに「６」の刺青が入っています。普段は穏やかな性格ですが、感情が高ぶると口調が荒くなり罵倒を浴びせる等の一面を持っています。下の兄弟達とは違い、レイジュだけは「哀」の感情を持っています。

サンジを表立って助ける様な事はしませんでしたが、サンジの傷の手当てをしたり、地下牢から脱出させる等の手助けをしました。唯一、サンジが恨んでいない人物です。ちゃんとした感情を持っているレイジュはヴィンスモーク家の存在を恥じていて、ジェルマは滅びるべきという考えを持っています。また、サンジは失敗作なんかでは無く、母の希望通りに感情を持って生まれてくれた成功作だとサンジに語りました。

天竜人とは世界貴族の事であり、最も誇り高く気高い血族の者達の事です。ワンピースの世界の頂点に君臨しています。世界貴族の家紋が「天翔ける龍」である事から、天竜人と呼ばれる事が多いです。800年前に世界政府を創設し、聖地であるマリージョアに移り住んだ20人の王達の末裔です。マリージョア以外の土地では下々の者と同じ空気を吸いたくないという事から、宇宙服の様な物を着用しています。

天竜人の存在は絶対的で権力も絶大です。中でも、天竜人の最高位である五老星は世界政府の最高権力者になります。この絶大な権力が暴走し、天竜人は極悪非道な行為を行う一族へとなっていきました。しかし自分達の行っている行為が悪い事だという認識は皆無で、偉いんだから何をしても良いという考え方しか出来ません。

天竜人の持つ権力が、何故これほどのものなのかは不明です。ですが元天竜人のドフラミンゴによると、「天竜人は世界をひっくり返せる程の国宝を所有している」と語っていて、この事が天竜人の天下を作っている原因の様です。

サンジの正体はジェルマ王国の王子だったという事が明らかになりました。しかし、サンジの正体は王子だっただけでは無く、天竜人の一族なのでは？とも言われています。下の画像にあるサンジの一言が、様々な憶測を呼びました。麦わらの一味は、経歴を辿っていくと皆それぞれが凄い家系の生まれだったりしています。その中でサンジは「一味で最も厄介存在になる」と断言しました。これは一体何を意味するのでしょうか。

サンジは戦闘屋と呼ばれる国家の王子で、確かに厄介な存在です。しかし、麦わらの一味には革命軍のリーダーを父親を持つルフィ、世界政府の存在を危うくするロビン、シャンクスの海賊団に父が所属するウソップ等が居ます。そんなメンバーの中で一番厄介な存在となると、天竜人の一族だった…という事位しかないのでは？という事です。

謎の多かったサンジの手配書や出生の秘密、正体をまとめて紹介しましたがいかがでしたでしょうか？明かされていなかったサンジの正体は、実は王子だったという驚きの事実でした。出生や家族との関係についても悲辛い思い出で、今現在の様な優しいサンジからは想像も出来ない過去です。サンジについての詳細はかなり明かされましたが、まだ明かされていない正体がある可能性も捨てきれません。

ワンピース自体の伏線もまだまだありますが、サンジの今後の動向が気になります。サンジにはまだ秘密がある可能性も高いので、今後のサンジの活躍に注目です！