ワンピース 3D 麦わらチェイスをネタバレ！映画のあらすじ・結末と感想は？

「ワンピース」は、秘宝を求め仲間とともに世界を旅する海賊の少年・ルフィを主人公とした作品です。「週刊少年ジャンプ」で1997年から連載がスタートし、2020年4月には96巻が発売されました。

「麦わらチェイス」は、2011年に公開された「ワンピース」の映画です。3Dで制作され、臨場感溢れる映像などが評価され、第65回映像技術奨励賞のアニメーション賞を獲得しました。山口智充がオリジナルキャラクターの声を演じたことでも話題となりました。主題歌には、「Break into the Light 〜約束の帽子〜」が起用されています。

老人のシュナイダーは、犬とバズと共に海賊をしていました。しかし、ある島でもう海賊はやめるとして、ついて来ようとするバズを追い払います。路地裏に逃げ込んでも、バズは後を追ってきました。近くで手配書を張って回っていた海軍は、島に麦わら一味が来ていると話していました。再びバズに連れていけないと説得したシュナイダーは、諦めるように無理難題を課してそのまま去っていきました。

夜、麦わら一味がサウザンドサニー号で寝静まった頃、何者かが船に侵入します。トイレの帰りにウソップは部屋のドアが中途半端に空き、近くで鷹が飛び立っていく姿を目撃しました。翌朝、ルフィは、大切な麦わら帽子がなくなったとして、大慌てで船中を探し回りました。海に落ちてしまった可能性もあるとして、首だけ伸ばして探しますが、勢い余って身体も海の中に落ちていきます。

海に落ちたルフィは、すぐに助けられました。帽子は、就寝前確かにルフィのそばにあったとサンジはいいます。そこで、ウソップは、夜に大きな鳥が飛び去っていくところを目撃したと証言しました。しかしナミは、鳥が部屋の中に入って帽子を持ち去ることは不可能であると推理します。麦わら一味は、ルフィの帽子を探すことにしました。潜水艦で探しに行ったウソップとチョッパーは、近くに海賊船があるのを発見します。

海賊船は船首にはワシのモチーフがあしらわれており、海賊旗にはヒゲの生えたドクロに羽が描かれていました。チョッパーとウソップが船に上がって様子を伺うと、中には血を吐いて倒れる老人・シュナイダーがいました。シュナイダーは、苦しみながら別れたバズの名前を呼んでいます。チョッパーとウソップは、シュナイダーを潜水艦に乗せて連れ帰り、サウザンドサニー号で治療することにしました。

しかし、出入り口を閉めようとした時、ルフィの麦わら帽子を口にくわえた巨大な鳥がやってきて、シュナイダーの船首にとまります。ウソップは、電伝虫を使って仲間にそのことを知らせました。ミニメリー2号、サウザンドサニー号は、ウソップとチョッパーに合流し、前を逃げる帽子をくわえた大ワシを追いかけます。そんな中、後ろから海軍の追っ手がやってきました。

一同は、サウザンドサニー号に乗り込み全速力で逃げて海軍を撒きます。氷山に逃げた大ワシを追い続けていると、たくさんの海軍船が麦わら一味を待ち構えていました。麦わら一味は、海軍の砲撃を打ち返し、ウソップの超煙星の攻撃であたりが煙に包まれ、視界が悪くなったところで海軍船の間を通って逃げます。サウザンドサニー号は、全速力で追いかけるも大ワシとの距離は縮まりません。

一人サウザンドサニー号をおりたルフィは、周囲の岩場を伝って大ワシを追いかけますが、捕まえることができず戻ってきます。大ワシを追いかけていたサウザンドサニー号は、岩のトンネルに入りました。トンネルの先が危険な場所であると知っていた海軍は、それ以上追ってはきませんでした。トンネルの中は激流であり、サウザンドサニー号は流れに乗って奇妙な洞窟の中へと誘われます。

大ワシを見失い、そのまま航路を進めました。その時、洞窟の影からサウザンドサニー号を眺めていた大ワシの足元が、突然動き出します。大ワシがとまっていた場所は、巨大な亀の甲羅でした。驚いた大ワシは、帽子を持ったまま飛び立ち、麦わら一味に見つかります。ルフィは、サウザンドサニー号から飛び出し、大ワシの足を捕まえることに成功しました。一方、サウザンドサニー号は巨大な亀に追いかけられます。

さらに前方には、大量の海王類が現れました。ルフィに足を掴まれたままだった大ワシは、海王類の間を飛び回り振り落とします。ルフィは、大ワシを追いかけてとある島に上陸します。大ワシは、犬に姿を変え陸上を逃げ回りました。サウザンドサニー号の一室で意識を取り戻したシュナイダーは、病気で余命幾ばくもなく仲間のバズに別れを告げたことをそばにいたチョッパーに話します。

シュナイダーを慕っていたバズは、中々離れようとしてくれませんでした。そのため、3億ベリーもの賞金がかかっているルフィの麦わら帽子を取ってきたら一緒にいるという条件を出します。ルフィの麦わら帽子を盗んだのはバズでした。バズは、大ワシに姿を変えて飛び回ることができる悪魔の実・トリトリの実を口にした能力者でした。一方、ルフィは、バズから帽子を取り返そうと必死に戦っていました。

戦いの中で、ルフィとバズは、海軍の要塞に落下します。バズは、飛んでいった帽子を追いかけて砲弾を受け、その場に倒れました。ルフィとバズは、海軍が用意した巨大な海楼石の檻の中に捕らえられます。シュナイダーは、チョッパーからバズがルフィから帽子を奪ったことを聞かされベッドから起き上がって病室を飛び出します。表に出てサウザンドサニー号の舵を取り、海軍に捕まったバズを助けに向かいました。

ルフィとバズが捕らえられていた檻を、助けにやってきたゾロが切り裂いて救出します。ルフィの帽子は、海軍の参謀が持っていました。そこへ、シュナイダーが舵を握るサウザンドサニー号が到着します。サウザンドサニー号からおりたシュナイダーは、怪我をして倒れていたバズに謝り、帽子にことはもういいと口にしました。麦わら一味は集結し、海軍をどんどん倒していきます。

将校は、持っていた帽子を海へと投げ捨てました。怒ったルフィは、ギア3を使い海軍のいる門を破壊しました。技を使ったルフィは、衝撃のまま海へと飛んでいきます。ルフィが破った門からは、海水が溢れて浸水が始まります。麦わら一味とシュナイダーは、急いでサウザンドサニー号に避難しました。一方、飛んでいったルフィは、飛ばされた帽子の近くまで来ていました。

しかし、もう少しというところで帽子に手が届かず、そのまま海へと落下していきます。そこへ、大ワシになったバズが助けにやってきて、ルフィを背中に乗せました。バズはまっすぐ飛び、ルフィは帽子を取り戻すことに成功します。ルフィを乗せたまま、バズはシュナイダーのいるサウザンドサニー号に戻っていきました。

サウザンドサニー号で、シュナイダーは、吐血と咳の症状がなくなり、すっかり元気を取り戻していました。チョッパーは、バズを助けに行った時にシュナイダーが吐き出した曲がったフォークを見せます。シュナイダーの吐血と咳の症状は病気ではなく、1週間前食事の時に喉に刺さったフォークが原因でした。シュナイダーを背中に乗せたバズは、自分たちの海賊船へと戻ります。

シュナイダーは、ルフィに礼を言い海賊を続けることを決めて去っていきます。「麦わらチェイス」エンディングでは、2頭身になったルフィとバズが、飛んでいく帽子を追いかける様子が描かれていました。

「麦わらチェイス」のシュナイダーは、バズと共に海賊をしていた老人です。鋭い目つきで左頬に大きな傷があります。パープルカラーの年季の入ったマントを羽織っており、腰には拳銃を装備しています。強面ですが仲間思いで優しく、病気で長く生きられないことを悟り、バズに海賊団は解散すると別れを告げていました。それでもついてくるバズに、諦めさせるためルフィから麦わら帽子を奪ってくることを条件に出しました。

別れてからもバズのことばかり考えており、咳と吐血で苦しみながらもうなされながら彼の名前を口にしていました。バズがルフィの麦わら帽子を奪ったことを知り、会いにいくため勝手にサウザンドサニー号の舵をとります。慌てた拍子に、喉から1週間前に飲み込んだフォークが出てきます。

シュナイダーの咳や吐血の症状は病気ではなく、飲み込んだフォークが喉に刺さったことによって引き起こされたものでした。「麦わらチェイス」結末では、あらすじで紹介した通り、バズとともに再び海賊として生きていくことを決めます。

「麦わらチェイス」に登場する大ワシの正体は、あらすじで紹介した通りシュナイダーの相棒のバズでした。もともとは普通の犬でしたが、悪魔の実・トリトリの実を口にしたことで、大ワシの姿に変化し空を自在に飛び回ることができるようになります。サウザンドサニー号が全速力を出しても追いつけないほどの速さで飛行することができます。高速で飛行する様子がかっこよかったといった感想が多くありました。

「麦わらチェイス」に登場するバズは、シュナイダーと共に海賊をしていたブルドッグのような見た目の犬です。大きなゴーグルをつけており、常に出した長い舌は、地面で引きずるようにして歩きます。シュナイダーが大好きで、海賊団を解体すると言われても、必死について行こうとします。

シュナイダーは、ついてくるのを諦めてもらうために、賞金が3億ベリーもかけられているルフィの麦わら帽子を盗んでくるよう言いました。その言葉を受け、夜中にサウザンドサニー号侵入し、ルフィに気づかれることなく帽子を持ち出しました。あらすじで取り上げた通り、トリトリの実の能力者であり、大ワシの姿に変わって空を飛び回ることができます。視聴者の感想には、可愛いといったものが多くありました。

3D映画「麦わらチェイス」に登場したオリジナルキャラクターは、シュナイダー、バズ（大ワシ）でしたが、全ての声をタレントや芸人としても活躍する山口智充が担当しました。「麦わらチェイス」の全く異なるタイプのキャラクターを、見事に演じ分けていると話題になりました。声優としての主な出演作に、「カーズ」メーター役、「プレーンズ」ブラボー役などがあります。

3D映画「麦わらチェイス」は、上映時間30分の短い尺の映画です。しかし、綺麗にまとまっていて面白かったといった感想や、気軽に見れるといった感想があり、好きな「ワンピース」の映画にあげるファンも多くいます。

映画「麦わらチェイス」は、3D技術が駆使された作品です。戦闘シーンに迫力、臨場感があると話題になりました。さらに、質感も美しく映像全体が綺麗だったといった感想も多くありました。

「麦わらチェイス」は、上映時間30分と歴代の「ワンピース」映画の中でも短めの作品で、映画の上映時間を知らなかった人からは驚きの声が多く見られました。隙間時間などに気軽に見ることができてよかったといった「麦わらチェイス」視聴者の感想もありました。

3D映画「麦わらチェイス」は、麦わら一味がいつもと違った服装をしていることでも話題となりました。それぞれの服装は、全体的にカジュアルなものが多く、かっこいいという感想や、新鮮でよかったといった「麦わらチェイス」視聴者の感想が目立ちました。

3D映画「麦わらチェイス」のネタバレあらすじ、視聴者の感想などを紹介してきました。3Dを駆使した作品で、臨場感や緊迫感などを楽しめる作品となっています。あらすじで紹介した通り、「麦わらチェイス」オリジナルキャタクターであるシュナイダーとバズの絆も見所です。