2020年06月15日公開
2020年06月15日更新
【ハンターハンター】クロロの使うベンズナイフとは?シルバが毒だと気づいた理由は?
ハンターハンターは作りこまれた世界観が人気の少年漫画です。そんなハンターハンターには、ファンの心をくすぐる数々のアイテムが登場しています。ここでは、ハンターハンターに登場したベンズナイフとはどのようなアイテムなのか、詳しい情報を紹介していきます。ハンターハンターのクロロも使ったベンズナイフについて、その種類やシルバが毒だと気づいた理由など、詳しく掘り下げて考察していきます。
ベンズナイフを使うクロロや毒を見抜いたシルバとは?
ハンターハンターの作品情報
出典: https://ciatr.jp
ベンズナイフとは、ハンターハンターに登場した特殊な形状のナイフのことで、幻影旅団の団長のクロロが使用したものでした。ここでは、ハンターハンターのベンズナイフについて、その種類や強さを紹介し、シルバが毒だと気づいた理由も考察していきます。まず初めに、ベンズナイフが登場するハンターハンターの作品情報を紹介します。
ハンターハンターの概要
ハンターハンターとは、1998年から週刊少年ジャンプにて連載されている少年漫画作品です。作者は幽遊白書の作者としても知られている冨樫義博です。ハンターハンターは作りこまれた独自の世界観や、登場する斬新な念能力の設定なので多くのファンを獲得しています。1999年と2011年にテレビアニメ化もされており、他にも様々なメディアミックスがされている人気作品として知られています。
人気作品としてファンも多いハンターハンターは、現在最新刊は36巻まで刊行されています。ハンターハンターのコミックス累計発行部数は、2019年には7200万部を突破しています。度々休載することでも話題を集めてハンターハンターのですが、今後の展開に大きな関心が寄せられている漫画作品です。
ハンターハンターのあらすじ
ハンターハンターのあらすじを紹介していきます。ハンターハンターの主人公ゴン=フリークスは、くじら島というのどかな自然の中で育った、健康的な少年です。大自然の中でのびのび育ったゴンは、超人的な嗅覚や身体能力を備えており、やがてプロハンターになるべく島を旅立っていきます。ゴンはハンターである父親を追いかけて自身もハンター試験に挑み、その中で様々な出会いを繰り返し成長していきます。
クロロのプロフィール
ハンターハンターに登場するクロロ=ルシルフルのプロフィールを紹介していきます。クロロとは、ハンターハンターに登場する幻影旅団の団長です。団員たちからは「団長」と呼ばれて慕われています。黒髪をオールバックにして黒いコートを身にまとっている青年です。幻影旅団の団員を蜘蛛の手足のように操っている反面、旅団の為に自分を切り捨てても良いという掟を掲げる等、仲間想いの人物です。
強力な念能力者で構成される幻影旅団の団長を務めているだけあり、「盗賊の極意(スキルハンター)」という、相手の念能力を奪うことが出来るチート能力を持っています。ハンターハンター作中ではヨークシン編でシルバと交戦する事になり、彼の念能力を奪おうとしていましたが、シルバの実力の高さの為に「ありゃ盗めねーわ」とぼやいていました。
シルバのプロフィール
ハンターハンターに登場したシルバ=ゾルディックのプロフィールを紹介していきます。シルバ=ゾルディックとは、ハンターハンターの主人公ゴンの親友であるキルアの父親です。ゾルディック家はククルーマウンテンという山の中に敷地を持っており、広大な私有地の中に危険な猟犬を飼いならし、その中の邸宅で家族で暮らしています。
シルバ=ゾルディックは、殺し屋一家のゾルディック家の家督を継いでいる為、家長として家族をまとめる威厳のある父親です。シルバの父でキルアの祖父ゼノや、ゼノの祖父マハなども現役で殺し屋として活躍しています。また、シルバにはキルアの他にも、イルミやミルキといった息子がおり、五兄弟の父親です。シルバはプロの殺し屋としてプライドを持って仕事に当たっており、銀髪の長髪を持つ屈強で大柄な男性です。
シルバは作中でキルアに「自分より強い相手とは戦わない」という指令を込めたイルミの針を使い、洗脳に近い教育を行っている等、キルアに対して殺し屋として家業を継ぐようにプレッシャーを与えているような描写もありました。しかし、キルアは父シルバを尊敬しているようで、父親シルバがベンズナイフの大ファンだという事もよく知っていました。
ベンズナイフとは?
ベンズナイフとはクロロの使う武器
ベンズナイフとは、ハンターハンター作中でクロロが実際に使用した武器でした。クロロたち幻影旅団はハンターハンターのヨークシン編でマフィアの競売品を奪う計画を立てます。マフィアンコミュニティーの送り込む陰獣などの刺客を全て倒し、競売品を根こそぎ頂いた幻影旅団。幻影旅団はマフィアンコミュニティーから狙われることとなり、クロロの殺害を依頼されたシルバとゼノと戦う事になりました。
クロロとゾルディック家のシルバ、ゼノは、皆ハンターハンターの世界では屈指の強さを誇っている実力者たちです。クロロは殺しの依頼を受けて現れたゾルディック家のシルバ&ゼノの二人と、2対1で戦う事になります。クロロは自身の念能力スキルハンターによって、他の人物の念能力も使うこなすことが出来ます。そんなクロロですが、この重要な戦いでベンズナイフを取り出して使用していました。
ベンズナイフはベンニー=ドロンによって作られた
ベンズナイフとは、鍛冶職人であるベンニー=ドロンが制作した、特殊な形状をしたナイフの総称です。ベンズナイフはベンニー=ドロンが殺人を犯し、その時に得たインスピレーションを元に作りだされた芸術品とも呼べるナイフです。ベンズナイフとは愛好家もたくさんいるマニアックな品物であり、シルバもそんなベンズナイフのファンの1人でした。
ベンズナイフは全てで288種類もあると言われています。殺人鬼ベンニー=ドロンが作りだしたベンズナイフは世の中に流通し、マニアを生み出すこととなります。独特の形状でマニアックな需要がある美術品・ベンズナイフは、一本500万ジェニーもする逸品です。
288種類もあるベンズナイフですが、マニアックな品の為知名度は高くありません。ゴンはヨークシンの市場に出品されていたベンズナイフを発見し、レオリオが売り手と交渉してたったの300ジェニーで購入することが出来ました。
ベンズナイフの形でシルバが毒だと気づいた理由
理由①「ベンズナイフ図鑑」みたいなものが存在する?
クロロとシルバ&ゼノとの戦いで登場したベンズナイフですが、クロロがシルバの腕をベンズナイフで斬りつけた後、シルバはこのベンズナイフに毒が塗られている事に気づいています。すぐに腕を縛って血を出し、毒が回らないようにしたシルバ。何故シルバがクロロのベンズナイフが毒だと気づいたのか、その理由を考察していきます。
シルバはクロロの使用したベンズナイフの形を見て、「毒か」と感じています。シルバが見た目だけでベンズナイフの毒を見抜いた理由として、ベンズナイフ図鑑のような物があるのではないかという説もあります。288種類あるベンズナイフですが、そのすべての種類を網羅したベンズナイフ図鑑があってもおかしくないと考えられます。
理由②殺傷する形・種類のナイフではない
クロロが使用したベンズナイフですが、このベンズナイフを良く見てみると殺傷するための種類ではないと考察できます。クロロの使用したベンズナイフは、しっかりとした刃がついた種類ではなく、繊細な作りの特殊な刃物でした。その為、シルバはこのベンズナイフを、ナイフの刃自体で与えるダメージを目的とした種類ではなく、毒を塗って使用する種類だと推測したと考えられます。
理由③自分の所持するベンズナイフと似ていた?
ハンターハンター作中に始めてベンズナイフが登場したのは、ヨークシンの値札市での事でした。市に出されているナイフがベンズナイフだと気づいたキルアは、自身の父シルバがその愛好家であることを明かしています。シルバ自身もベンズナイフのファンであり、ベンズナイフを所有していると考えられます。自分が持っているベンズナイフの種類とよく似ている為、毒だと分かったという説もあります。
そもそもシルバに毒は効く?
シルバ達ゾルディック家の人物たちは、殺し屋家業を継ぐために特殊な訓練を受けています。キルアも幼少の頃から、身体に電流を流す訓練や、拷問に耐える訓練、毒を飲んで耐性をつける訓練など、常軌を逸した教育を施されていました。実際にキルアは「毒が効かない体質」だとして、ジュースに入れられた下剤も気にせず飲み、全くお腹を下しませんでした。また、キルアにはキメラアントの毒ですら無効でした。
毒に耐性を持つよう教育や訓練を受けるゾルディック家。やはりシルバも毒に耐性があると考えられます。シルバはクロロのベンズナイフで腕に傷をつけられた際、毒だと気づいてすぐに毒抜きを行いました。シルバにはある程度の毒は効かないと考えられますが、全ての毒が無効かは不明です。シルバも自分が耐性を持っていない毒の可能性を考え、念のために毒抜きをしたのだと考察されています。
ベンズナイフが強い理由
強い理由①シルバに傷をつけた
ハンターハンターのベンズナイフで強い理由を考察します。まず、ベンズナイフは凄腕の殺し屋シルバの腕に傷をつけています。シルバ自身も自分の腕に傷をつけた事により、クロロのベンズナイフを「なかなかいいナイフ」だと評していました。シルバは特殊な訓練を積んだ殺し屋で、念能力者でもあります。並みの刃物では傷を負わせられないと考えられます。
強い理由②ヒソカも警戒していた?
ベンズナイフが強い理由として、ヒソカが警戒していたという点も挙げられます。ヒソカは、ハンターハンターの劇場版「緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」にて、オモカゲの作りだしたクロロ人形と戦っています。この時クロロ人形はベンズナイフを使用していましたが、ヒソカはこのナイフを厄介だと危険視していました。
強い理由③毒がハンターハンターの世界で最強だった?
ハンターハンターの世界には、念能力などの数々の非科学的なものが登場します。キメラアント編で登場し、恐ろしい強さを見せつけた、キメラアントの王メルエム。メルエムは通常の念能力者ではとても敵わない強敵でしたが、ハンター協会会長のネテロの捨て身の攻撃により、命を落とします。ネテロの死と同時に起きた毒を帯びた大爆発、貧者の薔薇(ミニチュアローズ)。
メルエムを唯一殺せる方法だったミニチュアローズは、ハンターハンターの世界最強の毒でした。ハンターハンターの世界の中で、キメラアントの王を殺すことが出来たのが毒だったため、毒を用いるベンズナイフも最強の武器だと考えられます。
ベンズナイフに関する感想や評価
わかるーーー!ベンズナイフ好き
— あかゆき (@k_akayuki) May 24, 2018
ハンターハンターに登場したベンズナイフに関しての感想や評価を紹介していきます。ベンズナイフに関しての感想では、クロロ対ゾルディック家の戦闘で登場したシーンが好きだという感想が多くなっています。当時のハンターハンターに登場するキャラクターの中で、最高峰の念能力者であった、クロロとシルバ、ゼノ。そんな彼らの戦闘シーンは非常に盛り上がったバトルだとして、多くのファンの心に残っています。
団長が使ってたベンズナイフが欲しい。
— とあ (@fryxell17) February 5, 2020
あと、ここ好き。 pic.twitter.com/cFxtikK07F
クロロとシルバとの戦いで使用されたベンズナイフには、毒が仕込まれていました。シルバは腕に傷をつけられた際、瞬時にそのベンズナイフが毒であると判断し、毒抜きを行いました。クロロ曰く、「0.1㎎でクジラも動けなくなる毒」が塗られていたベンズナイフ。しかし、一瞬で毒抜きを済ませたシルバは、ゼノに対してあっさりと「問題ない」と答えています。このシーンも、戦いのレベルの高さを伺わせ、人気となっています。
ベンズナイフ(贋作)出来ました!
— 新鮮なたまご ハイジ工務店 (@shintamahaiji) April 11, 2020
もうちょっと刺々しさが必要でした!!
他に何か作って欲しい物があったらリプ下さーい!!#ハンターハンター#闇市場のベンズナイフ#DIY pic.twitter.com/wf49If35bC
ハンターハンターに登場するベンズナイフは、その形状が芸術的で現実世界でもファンの多いアイテムでした。ハンターハンターのファンの中には、ベンズナイフを自作してしまう人もいるほどです。ベンズナイフの形状を完璧に再現して作られたレプリカは、ハンターハンターファンの間で話題になっていました。
ベンズナイフについてまとめ
ここでは、ハンターハンターに登場したベンズナイフというアイテムについて掘り下げて紹介しました。ベンズナイフはベンニー=ドロンという殺人鬼が、人を殺す時に得たインスピレーションを元に作りだされ、288本もの種類が存在しています。マニアも多い逸品として流通しているベンズナイフは、キルアの父親シルバもその愛好家の1人でした。
シルバがクロロの使用したベンズナイフが毒であると気づいた理由としては、「ベンズナイフの種類を把握していたから」や、「形状を見て判断した」などの理由が考察されていました。是非、ハンターハンターをチェックして、ベンズナイフが登場する印象深いシーンにも注目してみてください。