2020年06月13日公開
2020年06月13日更新
【ハンターハンター】ゴンの現在を考察!念能力は使えない?今後を予想考察
ハンターハンターの中でも現在の様子が気になるとして考察されているのがゴンです。暗黒大陸編以降くじら島に戻って以降登場がなく、念能力がどうなっているかなど、不明点が多いまま放置されています。今回はハンターハンターの主人公ゴンの現在について、現在の様子や念能力の状態、暗黒大陸編のその後の状態を紹介しつつ、今後のハンターハンターでのゴンの活躍をなど展開の考察をまとめて紹介していきます。
目次
ハンターハンターのゴンとは?
ハンターハンターの作品情報
ゴンについて紹介する前にゴンが主人公を務めるハンターハンターについても簡単に紹介しておきます。
ハンターハンターの概要
ハンターハンターは1998年から週刊少年ジャンプにて冨樫義博先生によって連載されている冒険活劇漫画です。様々な物を収集するハンターを題材とした作品で、少年漫画としてはグロテスクな描写が多い事でも知られています。またジャンプでは2020年5月現在、ワンピースに次いで長い連載期間を誇りますが、その休載期間がかなり長くなっており、連載が再開するとネットニュースに取り上げられる程になっています。
ハンターハンターのあらすじ
出典: https://ciatr.jp
くじら島に住む少年、ゴン=フリークスは島を訪れたハンター、カイトと出会い既に亡くなったと思っていた父親ジン=フリークスが生きており、ハンターとして世界中で活躍しているという事を知ります。このカイトの話からハンターに憧れたゴンはジンに会うという目的でハンターになる事を志すようになります。育ての親であるミトさんから与えられた課題をクリアしゴンはプロハンターになる為の試験、ハンター試験を受ける事になります。
ゴンはハンター試験の中で、レオリオ、クラピカ、キルアと出会い親しくなり、4人は協力してハンター試験突破を目指す事になります。試験では最終的にゴン、レオリオ、クラピカは合格、最終試験のルールを破ったキルアのみが不合格となってしまいました。
ゴンのプロフィール
ゴンは非常に好奇心旺盛で純粋で単純な性格の持ち主であり、基本的には直情的な性格をしていますが時に物事の核心を突く事もあります。またその純粋さの中には物事の善悪が欠けているとされ不安視する者もいます。とはいえ現在を重視し過去に行った事などを気にしない優しい性格で周囲の者に影響を受けた者も多くなっています。また本人は無自覚ながらかなりの負けず嫌いでもあります。
その他判明しているプロフィールとしてはプロハンターとしては287期のハンターであり、強化系の念能力者で誕生日は5月5日、身長は154cmで体重は49kg、血液型はB型という事です。年齢に関しては連載開始当初は11歳でしたが、29巻までの中で物語の時間軸が進んだ事もあって12歳となっています。
ゴンのキメラアント編での活躍
グリードアイランド制覇後、再開したカイトと共にNGLにてキメラ=アント討伐任務を受ける事になったゴン。しかし任務中に出会ったキメラ=アントであるネフェルピトーに想像以上の強さを感じ全員が生きては帰れないと悟ったカイトが残り、ゴンとキルアは逃される事になります。その後キメラ=アントとの戦いが本格化するとゴンはカイトの奪還を目的にその戦いに参加する事になります。
ゴンとネフェルピトーとの戦い
キメラ=アントの王を倒す事を目的とした討伐隊で、本人の意志もあってゴンとキルアは王の護衛を務めるネフェルピトーと対峙する事になります。しかしゴンとキルアがネフェルピトーの元に辿り着いた時、ネフェルピトーは王の命令を遂行するべくゼノのドラゴンダイブで負傷したコムギを治療しようとしていました。コムギは王の命令を優先する為、ゴンへの降伏宣言をします。
しかし同時にカイトが既に亡くなってしまった事を知ったゴンは怒りと理性の狭間で揺れる事になります。そして臨戦態勢を取ったネフェルピトーに対し、ゴンは命を投げ出す覚悟で念能力の「誓約と制約」を使用し、地力では劣るネフェルピトーを倒せる年齢まで自身を強制的に成長させます。この成長したゴンの力は圧倒的で自身の念能力でゾンビ化してまで襲ってくるネフェルピトーを再起不能になるまで叩きのめしました。
ハンターハンターのゴンの現在を考察
ゴンの現在①覚醒直後にミイラ化
ネフェルピトーを倒す為にありったけの念を使ったゴンはその後、その反動により、キルアが驚愕する程のボロボロの状態になってしまいます。ほとんど骨化、ミイラ化した状態のゴンの症状は元々リスクの高い「誓約と制約」を自分の意志で使用した事も相まって、ハンター協会所属の有名な除念師であっても手に負えず現状維持をするのが精一杯という状態になってしまいました。
ゴンの現在②ビジュアルは?復活した?
キルアはゴンを救出するべく、ゾルディック家に監禁されている妹、アルカに頼る事にします。しかしアルカの能力は周囲を巻き込む危険な物である為、ゾルディック家の妨害を受ける事になります。複雑なルールを持つアルカの能力ですが、「キルアのお願いならノーリスクで叶える」というルールの存在により、キルアは代償を払う事なくゴンを治療する事に成功します。
ゴンの現在③身体状況
アルカの能力によって復活したゴンは念能力によって成長した姿ではなく、元の12歳の姿に戻っています。ちょうどハンター協会の会長選挙中に復活したゴンの復活はレオリオの会長選出理由をなくしパリスンが会長に選出される事になる流れが生まれています。加えて会長選挙に顔を出していたジンとも再開する事になります。ジンとの再開は世界樹のてっぺんで行われており、身体能力が下がったという事もなさそうだと考察されています。
ゴンの現在④くじら島で勉強
ハンターになる目的であったジンとの再会を果たしたゴンは復活したその後、ミトさんが待つくじら島に戻ります。しかしくじら島に戻ったゴンを待っているのはミトさんだけではありませんでした。ゴンがハンター試験の為に旅立ってから戻ってくるまでの間、ハンター活動をしているという理由で免除されていた初等教育を受ける必要があったのです。
元々ゴンが住んでいたくじら島は自然豊かな島であり、くじら島島内に学校はないようでゴンは通信教育で学習に取り組んでいたようで、学力水準維持証明書をもらう必要があるようです。ハンター活動をしている間こそ免除されていましたが、免除されていた期間の活動報告のレポートなどを提出する事が条件になっているようでミトさんから山積みの書類を渡されています。
ゴンの現在⑤キルアとの関係
ハンター試験以降、一時的に離れる事はあっても基本的に行動を共にしてきたゴンとキルア。キメラ=アント編の中ではカイトを救うという明確な目的を持つゴンと、そのゴンをサポートするという構図のキルアの温度差から険悪になる事もありましたが、無事にゴンが復活してからはその関係も修復されています。ただ過去には共にくじら島に来た事もあるキルアもゴンのくじら島への帰省にはついていっていません。
それまでのキルアはゴンと共にいる事以外に特に目的がありませんでしたが、キメラ=アント編の中でイルミに仕込まれた針を抜いた事をきっかけにアルカの事も思い出しています。そしてゴンを復活させる過程でアルカもゾルディック家の鎖から解き放った事もあり、キルアはアルカを優先するようになるのです。ゴンとキルアは良好な関係こそ築いていますが、キルアはゴンよりもアルカを優先するようになったという変化が見られます。
ハンターハンターのゴンは現在念能力を使えない?
ゴンは現在念能力を使えない?
アルカの能力で復活する事ができたゴンですが、全てが元通りというわけにはいきません。ゴンは念能力を使用する事ができなくなっているのです。ゴンはくじら島に帰る前にその事に気づきジンに相談していますが、ジンはゴンの念が見えると話します。つまりゴンの念が消失したというわけではなくあくまでもゴンが念能力を使用できなくなった、念を視認するにも念の力が必要である為に見えない状態になると言えます。
ジンはその状態を「普通に戻ったって事、全てをかける覚悟で戦ったのに戻れただけでも十分でありそれ以上を望むのはバチが当たる」と話して聞かせました。加えてゴンがハンターになった目的であるジンとの再会を果たした事も相まって、ジンとの会話のその後にくじら島に帰って休息を取ることを決めたのでした。
ゴンは現在念能力を使えない理由
ゴンがネフェルピトーを倒す際に自身の体を強制的に成長させる程の念能力を使用出来たのは念能力に存在する「誓約と制約」の概念が関係しています。念能力には基本的な使用方法の他に、念能力の使用に制約(ルール)を設けてそのルールを遵守する事で爆発的にその能力を高めるという方法です。代表的なのはクラピカで、クラピカは能力のいくつかを対幻影旅団に設定する事、破った場合は命を捨てるという制約でその能力を高めています。
この「誓約と制約」は条件が整えば偶発的に成立してしまう場合もあります。ゴンがネフェルピトーに対峙した時がその条件であり、ゴンは全てを投げ出す覚悟を持って念を練り上げました。この「全てを投げ出す覚悟」が制約に該当した事でゴンは12歳時点ではどうやっても勝てないネフェルピトーを倒せる年齢に体が強制的に成長するという荒業が成立したのです。もちろんこの成長はゴンが強化系だから実現した事でもあります。
この制約にはゴンの命も含まれていた為、ネフェルピトーを倒すという目的を完遂したその後にはその反動としてゴンは除念師でもどうすることも出来ない状態に陥る事になってしまい、念能力も使えなくなったといえます。
ハンターハンターのゴンの今後
ゴンの今後①しばらくはクラピカのストーリーが続く?
暗黒大陸編以降、ゴンに変わり実質的にハンターハンターの主人公を務めているのがクラピカです。ただその物語はカキン王国の王位継承戦、さらには幻影旅団の活動など様々な視点から描かれている状態です。この様々なストーリー展開をそれぞれ終結させる為にも少なくとも暗黒大陸編ではクラピカが物語の中心で居続けるのではないかという考察もあります。
ゴンの今後②ゴンの念能力は復活?
念能力者が跋扈するハンターの世界において、念能力を使えないゴンは居場所がない状態と言えます。ハンターハンターの世界ではハンター試験に合格し、念能力を習得して初めて1人前のハンターとして認められる事を考えると、ゴンが再びハンターハンターの世界で主人公を務めるようになるには念能力の復活は必須と言えます。
元々ゴンの念は消失したわけではなくゴン自身が使用出来なくなっているだけでもある為、再び修行すれば、或いは何かの反動で念能力が再び復活するような事も十分に考えられます。ハンターハンターがジャンプ漫画である事を考えれば復活後にはより強大な力を有する事になる可能性もあるのではないか、形を変えた修行編のようなものではないかと考察されています。
ゴンの今後③暗黒大陸を目指す?
仮にゴンに念能力が復活してもゴンには冒険をする目的がありません。ハンターハンターが始まって以来の大きな目標であったジンとの再会は果たしており、くじら島に戻った後も連絡を取ろうと思えば取れる状態にあるのです。仮にゴンがハンターハンターの暗黒大陸編の物語に絡むとすればやはり暗黒大陸を目指す目的が必要となります。
目的として考えられるのは仲間意識の強いクラピカやジンなど、2020年6月現在既に新大陸を目指している船に乗船している者の救援に望む説や、ゴンらしい別の目的で暗黒大陸を目指そうとするのではないかとする説などが考察されています。
ハンターハンターのゴンに関する感想や評価
というかゴンが主人公の物語としてのハンターハンターはナニカ編で完全に終わったと思われるので読むならそこまででいい その後(暗黒大陸関連)はゲームでいうクリア後オマケシナリオみたいなもん
— ロキナ (@lokina) May 21, 2020
ここからは既にハンターハンターを視聴している人のゴンに対しての感想を紹介していきます。ハンターハンターのゴンの物語はキメラ=アント編、その後のアルカに救われるまでで完結しているのではないかとする考察も見られます。特にハンターハンター連載開始当初からのゴンの目的である「ジンに会う」を達成してしまった事でゴンにはハンターを続ける理由はないのではないかとする考察も見られます。
ハンターハンターは物語をよく見ると編ごとに主人公が違うのが分かる。漫画全体としてはゴンだけど、例えば蟻編なんかはほぼメルエムが主人公としての役割を果たしてる。他にもキルアやウェルフィンも心情の変化が顕著に見られ、さらに現在進行中の王室編ではゴンは完全に離脱しクラピカに焦点が…。
— てそ (@TESO471) October 5, 2018
元々ハンターハンターは物語全体の主人公はゴンながらもそれぞれのエピソードにおいての主人公を置くような体制で描かれており、ゴンに次いで主人公的な立ち回りを果たしているのがクラピカです。暗黒大陸編ではクラピカが表立って活動している事からも、クラピカの物語をしっかり完結させてハンターハンターは終わりで良いのではないかとする声もあります。
ヒソカはゴンに殺されるんでないかな〜…一応初期からの到達すべき目標みたいな感じだしさ…でもゴンくんは念能力失ってる?ぽいんだよな〜…
— とり (@Piyo_Kokekkoko) May 28, 2020
暗黒大陸編のその後を描くとしてゴンが絡みそうなキャラとして筆頭候補に上がっているのがヒソカです。とはいえヒソカはクロロとの戦いで重傷を負っている事や既に暗黒大陸に向かう船にいる事からもゴンとの絡みは描けないのではないかとする声もあります。
ハンターハンターのゴンの現在まとめ
元々休載が多い作品であるハンターハンターですが、そんなハンターハンターにおいて主人公でありながら長く登場していないのがゴンです。暗黒大陸編ではくじら島に帰還している事までは描かれていますが、その後の活動や使えなくなった念能力の動向などは描かれておらず、様々な考察が展開されています。
これらの考察は多くが暗黒大陸編にゴンが関与するかどうか、その後の物語が展開されるとしてそちらにゴンが絡むのかというその後が気になるという声から生まれています。ハンターハンターの主人公は紛れもなくゴンなので何かの形で絡んでほしいという声も多くなっています。ゴンの動向やその後についての描写を楽しみにしつつハンターハンターを視聴してみてはいかがでしょうか?