【ワンピース】虚の玉座とは何?マリージョアの国宝?そこに座るイム様の正体も考察

「ワンピース」で、天竜人が住み、世界の中心と言われる聖地マリージョアには「虚の玉座(からのぎょくざ)」と呼ばれているものがあります。「虚の玉座」とは何か?について紹介し、また、「虚の玉座」がマリージョアの国宝ではないか?と言われていることについても見ていきます。さらに、この「虚の玉座」に座っているのは五老星からイム様と呼ばれている人物で、イム様の正体についても考察していきます。

【ワンピース】虚の玉座とは何?マリージョアの国宝?そこに座るイム様の正体も考察のイメージ

目次

  1. 虚の玉座が話題のワンピースとは?
  2. 虚の玉座とは何?マリージョアの国宝?
  3. 虚の玉座に座るイム様の正体
  4. 虚の玉座に座るイム様と登場人物の関係
  5. 虚の玉座に関する感想や評価
  6. 虚の玉座まとめ

虚の玉座が話題のワンピースとは?

ワンピースの概要

尾田栄一郎が描く少年漫画「ワンピース」は、週刊少年ジャンプで連載中の漫画です。アニメはフジテレビ系列で長年放送されており、コミック最新刊は2020年4月で第96巻まで発売されています。伝説の海賊王に憧れる少年が、大海原を仲間とともに渡っていく海洋アドベンチャー漫画として、日本だけでなく海外でも人気を集めています。迫力のバトルと、仲間想いのキャラクターたちの友情が感動を呼び、涙あり笑いありの物語です。

ワンピースのあらすじ

東の海フーシャ村に住むモンキー・D・ルフィは海賊の赤髪のシャンクスと出会い、伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーに憧れを抱きます。ある日、ルフィは「ゴムゴムの実」の能力者になり、代わりに泳げない体になりました。海で溺れたルフィをシャンクスが自身の腕を犠牲にして救出。感謝するルフィに、シャンクスは麦わら帽子を託しました。10年の修行の後、17歳になったルフィは、海賊王になる希望を胸に旅立ちました。

『ONE PIECE』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

虚の玉座とは何?マリージョアの国宝?

聖地マリージョアにあるという「虚の玉座(からのぎょくざ)」について紹介します。マリージョアの国宝ではないかと言われる「虚の玉座」とは?そして、イム様というマリージョアに住む謎の人物について、その正体を考察していきます。

虚の玉座とは?マリージョアの国宝?

マリージョアの国宝については「ワンピース」の906話で、インペルダウンに収監中のドフラミンゴが、国宝に関する秘密を知ったことで、天竜人から遣わされた殺し屋に狙われていると語るシーンがあります。そのシーンの後、巨大な麦わら帽子の映像が流れました。そのため、マリージョアの国宝とは、この麦わら帽子を指すのでは?と言われていますが、国宝とは「虚の玉座(からのぎょくざ)」なのでは?という説もあります。

世界政府を創った王たちの末裔である世界貴族(天竜人)の居住地、聖地マリージョアには巨大なパンゲア城があります。そのパンゲア城の内部、最も深い場所に「虚の玉座」があるとされています。「ワンピース」の907話によると「虚の玉座」とは、一人の王が世界を支配しない、玉座を独占しない、などという意味を持ち、世界平和への想いが込められていると語られています。

世界は天竜人(世界貴族)たちが最高権力者として君臨していますが、その最上位でさえも5名の老人(五老星)によって構成されています。一人が玉座を独占することを許さず、玉座に誰も座らないからこそ世界平和が保たれているということです。このように、世界平和の象徴である「虚の玉座」こそが、聖地マリージョアの国宝だと言われています。

玉座は虚でなかった?

聖地マリージョアにある「虚の玉座」とは世界平和の象徴で、一人の王に独占させてはいけない、誰も座っていないことで平和が保たれているものですが、実はその玉座に座っている人物がいました。それはイム様と呼ばれている人物で、世界の中心に君臨する天竜人の中でも最上位の五老星の、さらに上に立つ人物がいたということです。

イム様という五老星の上に立つ人物がいるということは、「ワンピース」の793話で海軍元帥・赤犬(サカズキ)と五老星のやり取りでほのめかされています。五老星はイム様を知っており、赤犬も知っているような口ぶりでした。そして、マリージョアの国宝についてその秘密を知ったのがドフラミンゴ、というようにイム様を知っているのは、ごくわずかな者だけだということです。

「20人の王」が王座を守っている?

「虚の玉座」の周りに立てられているのは、20本の武器です。これは、800年前に世界政府を創った20人の王たちによる誓いを現したものです。その誓いとは、各国を治める王たちは平等で、王たちは誰一人玉座を独占しない、というものです。20人の王のうち、アラバスタ国王・ネフェルタリだけが聖地マリージョアに移住することを拒否し、元のアラバスタに戻りました。

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虚の玉座に座るイム様の正体

ここまで「虚の玉座」が、聖地マリージョアの国宝ではないかと話題になっていることについて考察してきました。世界を支配する五老星の上にはイム様という存在があり、「虚の玉座」にイム様が座っているということでした。ここからは、イム様とは?について、その正体と秘密にされている理由など、イム様について考察していきます。

虚の玉座に座るイム様とは?

イム様とは、誰も座るはずのない「虚の玉座」に座る唯一の人物です。そしてイム様は、ドフラミンゴがマリージョアの国宝について語った時に映った巨大な麦わら帽子の側にいる人物で、世界を支配する最高の権力者とされている五老星の上に立つ人物です。イム様の性別は不明で、その姿は瞳以外はシルエットで描かれており、外見は明らかにされていません。日常はパンゲア城の花で埋め尽くされた部屋に居住しています。

正体考察①イムという名前は仏?

イム様の「イム」という名前は、漢字の「仏」と読むこともできます。フランスを日本名で表す際、仏と表記します。「ワンピース」はフランス革命がモデルではないかという説もあり、イム様のイムには仏(フランス)という意味も含まれているのではないかと言われています。また、「ほとけ(仏)」という意味にもとれるので、「虚の玉座」に座るイム様は、やはり最高の存在なのだとも言われています。

正体考察②イム様が居ることで生じる矛盾

「虚の玉座」とは世界平和を象徴するものであり、その玉座に座る唯一の王というものは存在しない、存在してはならないとされています。「虚の玉座」についてこのような説明がされているにも関わらず、イム様はその玉座に座っています。たった一つの玉座に座るイム様の存在は「虚の玉座」についての説明と矛盾していることになります。

正体考察③イム様の存在が秘密である理由

「虚の玉座」についての説明と、その玉座に座るイム様の存在は明らかに矛盾しています。この矛盾がイム様の存在が秘密にされていることの理由だと言われています。「虚の玉座」に座らないことこそが世界平和を保つことになると説明しているわけですから、イム様は知られてはならない存在なのです。

イム様の存在を知らない者たちは皆、五老星の5名が世界の頂点に君臨していると思っています。この秘密は、天竜人でさえも知らない可能性があると言われています。

正体考察④歴史より消すべき〝灯〟の意味

下記の言葉は「ワンピース」の908話「世界会議(レヴェリー)開幕」の終盤に、「虚の玉座」の前に跪き、玉座に座っているイム様に掛けた言葉です。

歴史より消すべき“灯”がまた

お決まりでしょうか?

然らば その者の名を!!

この言葉の前に、マリンフォード頂上戦争後の世界について五老星は、平等な世界が望めない状況になったことを憂慮している、ここで世界を掃除しなければならないと言っています。歴史から消す、という言葉の意味は、世界政府の敵となるような人物を殺すことだと考えられています。「消すべき灯(ともしび)がまた…」と言っているので、以前にもイム様の命令によって歴史から消し去ったものがあると思われます。

それは、800年以上前に起こったとされる「空白の100年」のことではないかとも言われており、この出来事の真実はポーネグリフを読むことでしか知ることができません。「消すべき灯が、また…」と言っていることで、イム様と五老星は「空白の100年」を知っている、または、当事者だったのかもしれないと考えられています。

また、「消すべき灯…」についての考察で他の例を挙げてみると、「ワンピース」の中で死亡した主なキャラクターは、ゴール・D・ロジャー、ポートガス・D・エース、白ひげ、ゲッコー・モリアなどです。国では、ポーネグリフを研究したことで滅亡させられ、地図から抹消された「オハラ」など、これらの死亡、滅亡はイム様の命令だったのかもしれないと推測されています。

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虚の玉座に座るイム様と登場人物の関係

ここまで「虚の玉座」に座る唯一の人物であるイム様の正体について考察してきました。ここからはイム様と登場人物との関係を見ていきます。「ワンピース」の908話で、イム様がルフィとティーチ(黒ひげ)の手配書を切り裂き、しらほし姫の写真に短剣を突き刺していました。また、イム様はビビ姫に対しても何か思うところがあるようです。それでは、イム様とルフィ、ティーチ(黒ひげ)との関係から見ていきます。

考察①イム様が持つルフィとティーチの手配書

ルフィとティーチ(黒ひげ)の本名は、モンキー・D・ルフィで、ティーチ(黒ひげ)は、マーシャル・D・ティーチです。この2名は共に名前に「D」の文字が入っており、海賊王になることを目標にしています。ティーチ(黒ひげ)は現・四皇ですが、ルフィも現・四皇のビッグマムにダメージを与えたことがあり、ルフィの実力は四皇と同等と言われ、5番目の皇帝と言われています。

ルフィは世界に4つあるとされている「ロードポーネグリフ」を集めており、最終的にラフテルに到達することを目指しています。「ポーネグリフ」を解読されては困る世界政府にとって、ルフィは敵とみなされます。しかし、同じ「ロードポーネグリフ」を一つずつ所有している四皇のビッグマムとカイドウに対してはイム様は無関心のようです。

イム様が切り裂いていた手配書が、ロジャーやエースと同じ「D」を名乗るルフィとティーチ(黒ひげ)だったのは、「D」の一族を世界政府の敵だとみなしているということです。次に、イム様としらほし姫とビビ姫との関係を見ていきます。イム様はしらほし姫の写真に短剣を突き立て、ビビ姫の写真は見つめているだけでした。

考察②しらほし姫とビビ姫

リュウグウ王国の王女・しらほし姫は、新魚人海賊団が起こしたクーデターで王国が危機に瀕した際、ルフィと麦わらの一味に助けられました。アラバスタ王国の王女ビビ姫については、ビビ姫の父・ネフェルタリ・コブラ王は800年前に世界政府を創った20人の王の末裔です。800年前、他の王たちと共に聖地マリージョアへ移り住むことをせず、アラバスタに戻った王でした。

ビビ姫は一時期、麦わら海賊団と行動を共にしていたことがありました。海賊として活躍するビビ姫の正体を知られ、暗殺者に狙われたビビ姫をルフィたちが助けたことがありました。このように、しらほし姫とビビ姫は、共にルフィに助けられたことがあり、ルフィに対して絶大な信頼を寄せています。

しらほし姫の正体は、数百年にたった一人、産まれるという古代兵器「ポセイドン」です。「ポセイドン」はイム様にとって「D」の一族と同様、敵だということで、しらほし姫の写真を切り裂いたのだと考えられています。ビビ姫に対しては、800年前にマリージョアに行かなかった裏切り者の末裔ですが、しらほし姫への敵対感情とは違うものを感じると言われており、イム様の行為の意味は、よく分かっていないということです。

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虚の玉座に関する感想や評価

「虚の玉座」は、誰も座らないことで世界の平和を保っているということでした。しかし、イム様はこの「虚の玉座」に座る唯一の人物で、世界を支配する五老星よりも上の存在でした。イム様は、他の誰かがこの権力の座に座ることを恐れているから、自分が座っているのでは?という感想です。

「ワンピース」で、「虚の玉座」は誰も座ってはならないものだと説明されていたのに、イム様が座っていることが分かりました。世界の頂点に君臨していると思われていた五老星の、その上の存在がイム様だということで、その正体は謎に包まれていますが、ラスボスの様な大物感があるという感想です。

現在イム様が座っている「虚の玉座」ですが、いつかは誰か他の人物が座るような気がするという感想で、ビッグマムとカイドウ、そして五老星とシャンクスの関係性なども考察しているそうです。

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虚の玉座まとめ

いかがでしたか?「ワンピース」で聖地マリージョアの国宝ではないかと言われている「虚の玉座」について考察してきました。「虚の玉座」とは、誰も座ってはならないもので、座らないことで世界の平和が保たれているというものでした。そんな誰も座ってはいけないはずの「虚の玉座」には、イム様という人物が座っていました。世界の最高権力者とされている五老星が跪くというイム様。その正体は明らかになっていませんでした。

「虚の玉座」に座るイム様の正体はいずれ明らかになるのでしょうか?そして「虚の玉座」に誰か他の人物が座ることになるのでしょうか?「虚の玉座」については様々な考察がされているということで、これからも「虚の玉座」やイム様について注目していきましょう。

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