【ワンピース】風のジゴロウの正体・過去と強さは？ワノ国出身説を考察

漫画ワンピースのスリラーバーグ編に登場した将軍ゾンビの風のジゴロウ。漫画ワンピースに登場する風のジゴロウとはゾロの影を入れられたことで蘇った将軍のゾンビであり、かつて｢伝説のガンコオヤジ｣とあだ名されるほどの剣豪です。｢伝説のガンコオヤジ｣と名を馳せているだけあって風のジゴロウは生前7000人もの海賊を斬ったことがあるほどの強さを持っており、漫画ワンピースの作中でチョッパーとロビンの2人と対峙しました。

しかしそんな驚異的な強さを持つ風のジゴロウは犬ッペと仲間割れを起こしてホグバックの手で作中から退場してしまい、詳しい正体や生前の姿などが明らかになることがありませんでした。そのため多くのファンから風のジゴロウの正体とはワノ国出身の侍なのではと考察されています。本記事ではそんな風のジゴロウとはどのようなキャラクターなのかについてその強さや謎に包まれた正体、ワノ国出身説などを交えてご紹介します。

ではまず強さや正体などを交えながら風のジゴロウとはどのようなキャラクターなのかについてご紹介する前に、風のジゴロウが登場する漫画ワンピースの作品情報と物語のあらすじについてチェックしていきましょう。風のジゴロウが登場するワンピースとは海賊王を目指す主人公モンキー・D・ルフィとその仲間達の冒険を描いた尾田栄一郎の漫画作品であり、1997年から2020年5月現在まで｢週刊少年ジャンプ｣で連載されています。

1997年から連載が続いている長編漫画ワンピースは合計96巻もの単行本が刊行されており、3億9000万部を超える累計発行部数を記録するほど非常に高い人気を博しています。この人気から漫画ワンピースはこれまでにアニメ化やゲーム化、イベントや企業とのコラボといった多数のメディア展開が行なわれています。また漫画ワンピースは世界中でも人気を博しており、全世界の累計発行部数は4億7000万部を優に突破しています。

風のジゴロウが登場する漫画ワンピースとは｢ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）｣を巡って海賊王を目指す主人公モンキー・D・ルフィとその数多くの仲間達の冒険を描いた海洋冒険ロマン作品です。ルフィの冒険を描いた漫画ワンピースはバトルや感動エピソード、ギャグといった少年漫画の王道的展開と壮大な世界観及び多数の緻密な伏線を組み合わせた作品となっており、老若男女問わず多くのファンに絶大な人気を博し続けています。

本記事で強さや謎に包まれた正体の考察などをまとめてご紹介する風のジゴロウとは漫画ワンピースに登場するキャラクターの1人です。漫画ワンピースに登場する風のジゴロウとはルフィの仲間であるゾロの影を入れられて誕生した将軍ゾンビであり、漫画ワンピースのスリラーバーグ編で初登場を飾りました。スリラーバーグ編とは魔の三角地帯（フロリアン・トライアングル）を舞台にルフィ達とゾンビの戦いを描いた物語となってます。

そんなスリラーバーグ編でゾロの影を入れられて将軍ゾンビとして登場した風のジゴロウは先端が鳥の頭になったちょんまげとちょびひげが特徴のキャラクターであり、まるで志村けんが演じたバカ殿のような見た目をしています。なので風のジゴロウはあまり強く無さそうな印象を与えています。しかし将軍ゾンビになる前の風のジゴロウは海賊を7000人も斬った剣豪であり、｢伝説のガンコオヤジ｣といったあだ名が付けられていました。

海賊を7000人斬っただけもあって風のジゴロウと対峙したロビンはその強さを非常に高く評価していました。しかしロビンを苦戦させた風のジゴロウはスリラーバーグ四怪人の1人であるドクトル・ホグバックの間違いで塔から落ちてしまい、呆気ない最後を遂げてしまいました。ファンにはその名前からワノ国出身なのではと考察されているものの、2020年5月現在も風のジゴロウの詳しい正体や生前などは不明のままとなっています。

ではここからは漫画ワンピースに登場する風のジゴロウの正体とは何なのかについて考察紹介していきます。まず一番風のジゴロウの正体で考察されているのはワノ国の出身説です。ワノ国とは漫画ワンピースに登場する勢力の1つであり、日本をモチーフにした建物や日本人のような名前をしたキャラクター達が所属しています。このことから日本人の名前をした風のジゴロウの正体はワノ国出身の伝説の侍だと考えられています。

風のジゴロウは独特なちょんまげやフンドシとハラマキを付けていることからどう見ても日本人にしか見えません。また海賊を7000人斬った剣豪であることからも風のジゴロウの正体はワノ国出身の侍だと考察出来ます。そんな風のジゴロウの出身地だと考えられているワノ国はかつて白ひげ海賊団やロジャー海賊団と関係がありました。しかし23年前にワノ国で｢23年前の海賊騒ぎ｣と呼ばれるカイドウとモリアの全面戦争が勃発します。

この｢23年前の海賊騒ぎ｣でワノ国は伝説の侍と謳われるチョーマの遺体と彼が使った名刀｢秋水｣がスリラーバーグ海賊団の船長ゲッコー・モリア一味に盗まれてしまいました。もし風のジゴロウがワノ国出身の剣豪であれば、この時ゲッコー・モリア一味に遺体を持ち出されてゾンビにされてしまったのではないでしょうか。また、作中に描かれた7000人にも及ぶ海賊斬りは｢23年前の海賊事件｣で挙げた功績なのではないでしょうか。

漫画ワンピースに登場するゲッコー・モリアとは王下七武海の1人であり、スリラーバーグ海賊団の船長を務めているキャラクターです。王下七武海の1人ゲッコー・モリアは影を支配して自由自在に使うことが出来るカゲカゲの実の能力者であり、その影を死体に入れることでゾンビを生み出すことが可能となっています。風のジゴロウもこのゲッコー・モリアの能力でゾロの影を入れられたことでゾンビとして蘇ることになりました。

上述でご紹介した通り、ゲッコー・モリアはワノ国の｢23年前の海賊騒ぎ｣でリョーマの遺体と名刀｢秋水｣と盗むことに成功するものの、｢大きく名を馳せた有能な部下｣を全て失うという大損害を抱えてしまいました。この事件がきっかけでゲッコー・モリアは失うリスクを無くすためにゾンビを兵士にするようになりました。もしかすると風のジゴロウが斬った7000人の海賊はゲッコー・モリアの失った有能な部下だったかもしれません。

漫画ワンピースに登場するワノ国の中心となる場所は花の都と呼ばれています。花の都には裏社会が存在しており、花のヒョウ五郎と呼ばれる人物が20年前に取り仕切っていました。20年前にワノ国の花の都の裏社会を取り仕切っていた花のヒョウ五郎はいわば義理人情を心情にしている侠客であり、裏社会の人間でありながら多くの民衆に慕われていました。また非常に顔が広く、5つの郷の親分衆にも顔が利いていたといわれています。

しかし裏社会を取り仕切っていた花のヒョウ五郎は新たな将軍となったオロチに捕まって囚人となってしまい、栄養失調を起こしてか弱い老人になってしまいます。その後ルフィに助け出され、共に戦うことになりました。そんな花のヒョウ五郎と風のジゴロウは非常に名前が似ており、年齢が近いものもあって関係があったと考えられます。もしかすると5つの郷の親分の特徴である右目の傷から元々親分だったのやもしれません。

ではここからは漫画ワンピースに登場する風のジゴロウの強さについてご紹介していきます。漫画ワンピースに登場する風のジゴロウの強さを証明しているのがなんと言ってもその7000人の海賊を斬ったという経歴です。風のジゴロウが初登場した時、説明欄で家族を守るために7000人の海賊を1人で斬ったと書かれていました。7000人という人数は尋常では無く、ルフィ達が戦った金獅子のシキの部下さえ5000人しかいませんでした。

漫画ワンピースの主人公であるルフィも1人で5000人の金獅子のシキの部下を倒すことが出来ませんでした。なので風のジゴロウが残した7000人の海賊を斬ったという経歴は普通ではありえません。このことから生前の風のジゴロウは世界中に名を轟かせる伝説の剣豪であったと考えられます。また作中でゲッコー・モリアがルフィの右腕であるゾロの影を使ってゾンビにしたことからも風のジゴロウの強さを窺うことが出来ます。

漫画ワンピースの作中でスリラーバーグ四怪人の1人ドクトル・ホグバックはゾンビとなった風のジゴロウとサンジの影を入れたゾンビ・犬ッペを使い、チョッパーとロビンを亡き者にしようとします。この戦いで風のジゴロウは生前に海賊7000人を斬った驚異的な強さを披露し、主人公ルフィの仲間であるロビンを苦戦させます。この時ロビンは戦いの最中に｢強い…！！｣と風のジゴロウの強さを非常に高く評価していました。

このロビンの高い評価からも風のジゴロウが強いことが分かります。しかし風のジゴロウは共に戦線に投入された犬ッペと性格が全く合いませんでした。そのため、風のジゴロウと犬ッペは戦いの最中に仲間割れを起こしてしまいました。さらにドクトル・ホグバックが誤った命令を発してしまい、風のジゴロウは塔から飛び降りて退場してしまいます。もしドクトル・ホグバックの誤った命令が無ければロビンも生きていたか分かりません。

ではここからはアニメワンピースで風のジゴロウを演じた声優についてご紹介していきます。アニメワンピースで風のジゴロウを演じた声優は粗忽屋西神戸店という名前の声優です。もちろんこの風のジゴロウを演じた粗忽屋西神戸店という声優は本名ではありません。実は粗忽屋西神戸店という声優は非常にロロノア・ゾロと関係性が高い声優となっており、ゾロの影を入れられてゾンビになった風のジゴロウの声優に起用されました。

ではアニメワンピースで風のジゴロウを演じた粗忽屋西神戸店という声優はいったい誰なのでしょうか。実はアニメワンピースで風のジゴロウを演じた粗忽屋西神戸店はアニメワンピースでロロノア・ゾロを演じている中井和哉なのです。粗忽屋西神戸店という名前で風のジゴロウを演じた中井和哉は1967年の11月25日に兵庫県で生まれた日本の男性声優であり、大手の声優事務所で知られる青二プロダクションに所属しています。

元々中井和哉は公務員として働きながら声優としての演技を勉強し、1995年のアニメ｢空想科学世界ガリバーボーイ｣で声優デビューを飾りました。1995年に声優デビューした中井和哉は1999年に放送されたアニメ｢ワンピース｣でロロノア・ゾロを演じたことで大ブレイクしました。2020年5月現在中井和哉はベテラン男性声優の1人として｢銀魂シリーズ｣や｢戦国BASARAシリーズ｣といった人気アニメやゲーム作品に多数出演しています。

漫画ワンピースに登場する風のジゴロウに関する感想では風のジゴロウの経歴がかっこいいといった感想が非常に多く寄せられていました。風のジゴロウは残念ながら弱々しさと情けなさを感じる格好をしています。しかし風のジゴロウは7000人の海賊を1人で斬ったという非常にかっこいい経歴を残しています。この見た目と経歴のギャップから風のジゴロウは密かに漫画ワンピースファンの間で人気を博しています。

漫画ワンピースに登場する風のジゴロウに関する感想では風のジゴロウが昔凄い賞金稼ぎだったのではといった感想も寄せられていました。風のジゴロウは7000人の海賊を斬った剣豪だったことが判明しているものの、その生前の姿は明らかとなっていません。もしかすると上記の感想にもある通り凄腕の賞金稼ぎであり、7000人にも及ぶ海賊を斬って大儲けしていたのやもしれません。

漫画ワンピースに登場する風のジゴロウに関する感想では風のジゴロウが誰か分からないといった感想も多く見受けられました。風のジゴロウは凄まじい経歴を持っているものの、スリラーバーグ編でしか登場しておらず、脇役のゾンビとして呆気ない最後を遂げてしまっています。そのため、風のジゴロウは漫画ワンピースを熟読している方以外知名度があまり高くないキャラクターとなっていました。

本記事では漫画ワンピースに登場する風のジゴロウについて強さや正体などをまとめてご紹介しました。風のジゴロウは1人で海賊を7000人斬るほどの強さを持った剣豪であるものの、未だはっきりとした正体が分かっていませんでした。しかし名前から風のジゴロウはワノ国出身の侍と見て間違いありません。もし今後漫画ワンピースでワノ国のより詳しい過去が描かれることになると、風のジゴロウが再登場するかもしれません。