2020年05月27日公開
2022年11月15日更新
【ワンピース】黒ひげ海賊団が革命軍総本部を襲撃した理由は?革命軍の今後を考察
『ワンピース』の世界経済新聞では革命軍総本部があるバルティゴという島が、黒ひげ海賊団の襲撃により壊滅状態だと報じられました。黒ひげ海賊団はなぜか革命軍を執拗に追っているようなシーンが度々描かれています。なぜ黒ひげ海賊団は革命軍を狙っているのか、この記事ではその理由についての考察をまとめています。またその他にも、黒ひげの持つ能力や革命軍の活躍について紹介します。
目次
黒ひげ海賊団とは?
ワンピースの作品情報
黒ひげ海賊団とは『ワンピース』に登場する海賊団の一つです。『ワンピース』の本編登場時はまだ駆け出しの海賊でしたが、インペルダウンの凶悪な囚人を仲間にするなどして2年後には四皇の一人として恐れられるほど成長しました。ここではそんな黒ひげ海賊団について紹介する前に、まずは『ワンピース』がどのような作品なのかをまとめています。
ワンピースの概要
『ワンピース』とは海賊の冒険を中心として描いた少年漫画です。1997年から連載が始まり、現在では週刊少年ジャンプの看板漫画といわれるほどの人気を誇っています。ストーリーは大まかに2つに分かれており、主人公の冒険が始まる超新星編と現在連載されている新世界編があります。超新星編では仲間との友情や絆が見どころで、新世界編ではさらなる強敵とのバトルやこれまでの伏線回収が見どころとなっています。
ワンピースのあらすじ
モンキー・D・ルフィは海賊王を目指す少年で、17歳で海を渡り冒険を始めました。しかし、グランドラインの中間にあたるシャボンディ諸島で仲間と離れ離れになってしまいます。そんな時、ルフィは兄・エースが海軍に捕まり、処刑されることを知ります。そのエースを捕まえて海軍に引き渡した人物が黒ひげでした。ルフィは兄を救うために収容されているインペルダウンへと向かいます。
黒ひげ海賊団の概要
黒ひげ海賊団とは、黒ひげという通り名で知られるマーシャル・D・ティーチが率いている海賊団です。黒ひげは元々白ひげ海賊団の一員でしたが、ヤミヤミの実を奪うために仲間を殺して逃亡しました。黒ひげ海賊団の構成員には、「十人の巨漢船長」といわれるメンバーがいます。今のところそのうちの9人は登場していますが、残りの1人が正体不明のままです。その人物とは、元海軍のクザンなのではないかという考察があります。
黒ひげ海賊団が革命軍総本部を襲撃!その理由はなぜ?
バルディゴの壊滅とは?
グランドラインには白土の島「バルティゴ」があります。そんなバルティゴの壊滅について描かれたのは、『ワンピース』の823話です。ルフィ達は、サンジを取り戻すためにサニー号で万国へと向かっていました。出発してすぐにペドロはニュース・クーから世界経済新聞を買ったのですが、その紙面には大きく「バルティゴすでに壊滅状態」と書かれていました。
革命軍の本拠地はバルティゴ
壊滅状態に陥ったバルティゴは革命軍総本部がある場所でした。そしてその革命軍総本部を襲撃したのが黒ひげ海賊団だったのです。黒ひげ海賊団の襲撃や革命軍総本部の壊滅についての詳しい内容は『ワンピース』の824話で語られています。革命軍総本部壊滅という言葉にルフィは驚きました。ルフィの兄のサボは革命軍No.2の参謀総長だったからです。
ルフィは革命軍トップで父でもあるドラゴンについては全く知らなかったので、世界経済新聞に載っている顔写真を見て初めて実の父親の顔を知りました。しかしルフィは父よりもサボの安否を心配していました。ナミが新聞を読み進めると、何者かの情報で革命軍総本部の場所が発覚したと書かれていました。しかしCPや海軍が向かった時にはすでにバルティゴは壊滅状態だったのです。
そしてバルティゴを襲撃したのが黒ひげ海賊団だと書かれていました。CPが到着した時に黒ひげ海賊団がいたようで、黒ひげ海賊団はCPと戦闘後に逃走しています。新聞では黒ひげ海賊団の逃走について書かれているものの、革命軍の死傷者については書かれていませんでした。そのため、CPが到着した時にはすでに革命軍は退避していたと考えられています。
バルディゴが見つかった理由
革命軍総本部のあるバルティゴを見つけたのは黒ひげ海賊団幹部のバージェスでした。なぜバージェスがバルティゴを見つけられたのかというと、ドレスローザを離れる時に革命軍の船底に潜んでいたからです。革命軍総本部に辿り着くのは容易なことではなく、世界経済新聞では革命軍総本部がどこにあるのか何十年も謎だったと書かれていました。
バージェスは革命軍総本部を見つけると、黒ひげ海賊団に電伝虫でその事を報告しました。そしてバージェスのビブルカードを辿って黒ひげ海賊団はバルティゴを襲撃しました。ただ、黒ひげだけでなく後にCPや海軍もバルティゴに駆けつけています。なぜ海軍やCPが革命軍総本部のことを知っていたのか、誰が場所を伝えたのかは不明です。バルティゴから撤退した革命軍がわざとCPや海軍に通報した可能性もあります。
黒ひげ海賊団が革命軍総本部を襲撃した理由
なぜ黒ひげ海賊団が革命軍総本部を襲撃したのか、本編では詳しく語られていません。世界経済新聞を読んだナミも、なぜ黒ひげが革命軍を追っているのか疑問に思っていました。ここでは、黒ひげ海賊団がなぜ革命軍総本部を襲撃したのか、その理由に関する考察をまとめました。
理由①バージェスの言葉
黒ひげ海賊団のバージェスはドレスローザで「邪魔するな!!革命軍にも用はねェ!!!」と言うシーンがあります。このセリフから、ドレスローザ編では黒ひげは革命軍には興味がなかったと考えられます。しかしドレスローザ編後は、海軍の船底に潜んでまでして革命軍を追いました。つまり、ドレスローザ編での出来事によってバージェスの目的が革命軍に変わったと考えられています。
そもそもなぜ黒ひげ海賊団のバージェスがドレスローザに来ていたのかというと、闘技大会に参加するためです。闘技大会では景品としてメラメラの実が用意されていました。バージェスはこのメラメラの実を狙っていたようです。そして闘技大会でメラメラの実を食べたのは革命軍のサボでした。この瞬間から、バージェスは標的を革命軍のサボに変えたと考えられています。
理由②能力者狩り
なぜ黒ひげ海賊団のバージェスがメラメラの実を狙っていたのか、その理由は黒ひげが能力者狩りをしているからだと考えられています。黒ひげは能力者達を殺してその能力を奪っていました。普通であれば、能力は1つしか持つことができません。なぜなら2つ目の悪魔の実を食べた時点で死亡してしまうからです。
しかし、黒ひげはの体は普通とは違い異形だといわれています。これにより黒ひげは複数の能力を持つことができるようです。実際にマリンフォード頂上戦争では、ヤミヤミの実の他にグラグラの実の能力も奪いました。黒ひげはこの特殊な体を利用してメラメラの実も奪おうとしているのではないかと考えられています。
理由③黒ひげにとってプラスだった?
メラメラの実の能力を奪う説の他に、ドレスローザの武器を奪うために革命軍総本部を襲撃したという説もあります。その事について実際に『ワンピース』の803話でも語られています。バージェスがちょうどバルティゴの革命軍総本部を見つけて黒ひげ海賊団に報告しているシーンです。バージェスは「ここに攻め込めば大量の武器が手に入る」と言っていました。
バージェスは能力目当てではなくバルティゴに集められた武器を目当てに襲撃を企んでいたのです。武器の確保は黒ひげ海賊団にとってプラスになり、さらにはドレスローザで因縁のあるサボに復讐することもできます。バージェスが黒ひげ海賊団に報告した時点ではメラメラの実が目的ではなく、武器が目的だったようです。
ただ、世界会議後にサボの死亡記事が出た時は、黒ひげがメラメラの実を回収しようとしているシーンもあります。革命軍総本部を襲撃した理由は明確には分かっていませんが、武器と能力の奪取が目的だった可能性は高いと考えられています。
黒ひげ海賊団に襲撃された革命軍のこれまでや今後
革命軍のこれまでの活躍
革命軍は新世界編から本格的に登場するようになりましたが、それ以前も何度か名前だけ登場することがありました。ここではこれまでの革命軍の活躍についてまとめています。
革命軍支部長が23人もいなくなる?
『ワンピース』のエニエスロビー編では、CP9が革命軍について話しているシーンがあります。革命軍には支部長がおり、CP9は支部長を3人暗殺するという任務を命じられていました。しかし、CP9は23人もの革命軍支部長を消してしまったようです。その後の新世界編ではこの事について触れられていませんが、23人も消されたということはそれほど大きい衝突があったと考察されています。
反乱の準備
革命軍はずっと世界政府への反乱の準備を進めていました。本格的に準備を始めたのがドレスローザ編後の『ワンピース』の803話です。803話では、実際にドラゴンが宣戦布告の準備をするために、各海域をまとめている軍隊長達を呼ぶようにコアラに指示しています。これにより招集されたのが、カラス、リンドバーグ、ベロ・ベティ・モーリーの四人です。
ドレスローザの密売武器リスト
ドレスローザでは、コアラが密売武器を手に入れていました。おそらくバージェスが狙っていたのは、この武器のことです。コアラの報告によると、密売武器には「酒鉄鉱」という特殊な鉱物が含まれていました。革命軍はこの「酒鉄鉱」の産出国を調べ、武器の製造をしてドフラミンゴと取引をしていた黒幕を探ろうとしていました。
革命軍の現在
革命軍は現在本格的に動き出し、革命軍の幹部達がマリージョアに潜入しています。ここでは、革命軍の現在の様子を紹介します。
ドラゴンやサボは生きている?
バルティゴ襲撃を受けた革命軍本部ですが、ドラゴンもサボも無事でした。襲撃を受けて特に負傷している様子でもなく、元気な姿で再登場しています。
カマバッカ王国へ
バルティゴで何があったのか詳しくは描かれなかったものの、その後革命軍は本部をカマバッカ王国へと移しました。カマバッカ王国の女王であるイワンコフが革命軍の幹部なのでこの場所が選ばれたようです。カマバッカ王国には各海域にいる軍隊長が集結しました。
天竜人に宣戦布告した?
革命軍は世界会議の時にマリージョアに潜入しました。なぜマリージョアに潜入したのかというと、天竜人に宣戦布告するためです。マリージョアに潜入したのは、サボ、リンドバーグ、カラス、モーリーの4人でした。
天竜人との関係
革命軍に所属しているメンバーのほとんどが、過去に天竜人の被害を受けています。例えばコアラは元天竜人の奴隷でした。このように天竜人と敵対する関係なので、革命軍は海軍だけでなく世界政府直下のCPにも追われる存在なのです。
革命軍の今後はどうなる?
革命軍は天竜人に宣戦布告をするためにマリージョアに潜入したものの、そこで藤虎と緑牛と戦うことになります。戦いの結末は詳しく語られず、現在はサボの死亡記事だけが出回っている状況です。考察ではサボはまだ生きており、革命軍をおびき寄せるために捕まっているのではないかといわれています。そうなると、今後は革命軍と海軍・CPとの全面戦争になる可能性もあります。
黒ひげ海賊団の船長・黒ひげの能力
ヤミヤミの実の能力
黒ひげはヤミヤミの実の能力をずっと狙っていました。白ひげ海賊団に入っていたのも、ヤミヤミの実が一番手に入りやすいと思ったからです。黒ひげは親友のサッチを殺してまでこのヤミヤミの実を入手しました。ここでは、黒ひげの持つヤミヤミの実について紹介します。
闇穴道(ブラック・ホール)
黒ひげが使っているヤミヤミの実の技には「闇穴道(ブラック・ホール)」という技があります。これは自分を中心に広範囲に闇を広げ、闇のある範囲内のものを引きずり込む技です。引きずり込まれたものは圧縮されてしまいます。マリンフォード頂上戦争でもこの技は使われました。
解放(リベレイション)
黒ひげが使っているヤミヤミの実の技には「解放(リベレイション)」という技があります。これは体から勢いよく「闇穴道(ブラック・ホール)」で引きずり込んだものを放出する技です。
闇水(くろうず)
黒ひげが使っているヤミヤミの実の技には「闇水(クロウズ)」という技があります。これは手のひらに闇を纏い、闇の引力によって能力者の実体を引きずり込む技です。黒ひげはエースをこの技で捕らえようとしていました。
グラグラの実の能力
黒ひげはマリンフォード頂上戦争で白ひげが持っていたグラグラの実を奪いました。グラグラの実を使えるようになった黒ひげは、もはやマルコ率いる白ひげ海賊団の残党が戦いを挑んでも勝てないほどの海賊になりました。
黒ひげ海賊団に関する感想や評価
黒ひげはマリージョア行きそう。シャンクスいるし、世界政府いるし。メラメラ持ちのサボと革命軍いるし。
— どうべる (@IPNLU_GINGER) April 18, 2020
いや、みんな同じところでやり合うのかな。
それぞれ因縁なら、何か関係があるんだよ。#OnePiece #ワンピース
黒ひげ海賊団の今後の動向として、マリージョアに向かうのではないかと考察している方がいました。黒ひげはメラメラの実を欲しがっているようで、ドレスローザでも黒ひげの部下であるバージェスがわざわざ闘技大会に出場していました。そして世界会議後には、サボの死亡記事を見た黒ひげがメラメラの実を奪いに行くようなセリフを言っていました。
ワノ国編が一段落ついた後は、革命軍と黒ひげ、さらには世界政府との戦いが描かれるかもしれません。その戦闘にルフィ達がどう関わっていくのか考察している方もいました。
というか、今でさえこんっなに面白いのに、「麦わら大船団の一大事件」と「vs黒ひげ海賊団」という二大イベントが残ってるのはすっげぇワクワクする。
— -santone- (@santa_stone_) April 14, 2020
政府vs革命軍も全貌が明かされぬまま幕を引いてしまったし、ワクワク要素しかない。
『ワンピース』のワノ国編は今までで一番おもしろいシリーズだと好評です。ワノ国編が終わった後は麦わらの一味と黒ひげ海賊団の戦いが始まると予想されており、ルフィと黒ひげの因縁の戦いに期待している方がたくさんいました。また、マリージョアに宣戦布告した革命軍達の今後もまだ描かれていないので、革命軍の動向も注目されていました。
ONE PIECE。
— 山奇山山 (@ya_ma1104) April 11, 2020
あと2つくらい物語あるよね?
最後の物語は、海賊、海軍、革命軍の共闘で黒ひげと手を組んだラスボスと戦ってほしい。
『ワンピース』の読者の中には、黒ひげがラスボスになると予想している方もいました。今後は海賊、海軍、革命軍が共闘するという説もあります。実際にロックス海賊団壊滅時には海賊のロジャーと海軍のガープが共闘して倒しました。黒ひげを倒すために、このような共闘の可能性もありえます。
黒ひげ海賊団が革命軍総本部を襲撃した理由まとめ
なぜ黒ひげ海賊団が革命軍総本部を襲撃したのかというと、ドレスローザの武器とメラメラの実を奪取するのが目的だったと考察されています。今後また黒ひげがメラメラの実を奪いに行くとなると、革命軍や海軍と戦うことになるのではないかといわれています。今後の黒ひげや革命軍の動きに注目です。