2020年05月06日公開
2022年11月15日更新
【ワンピース】革命軍軍隊長リンドバーグは発明家?悪魔の実の能力者?強さを考察
『ワンピース』では遂に革命軍軍隊長として4人目が新たに登場しました。その4人目の軍隊長が南軍軍隊長・リンドバーグです。ハットにゴーグル、独自に発明した武器を背負っているなど独特な容姿、また鼻と猫ヒゲを生やしていることから猫科のミンク族を思わせるキャラクターとなっています。当記事では4人の軍隊長の中でも特に謎に包まれているリンドバーグについて、悪魔の実の能力者なのか?どれほどの強さなのか?などの疑問を『ワンピース』の描写を基に考察し検証しています。
目次
ワンピースのリンドバーグは発明家?ミンク族?
『ワンピース』では世界各地でクーデターを起こして世界政府を直接的に倒そうとしている組織「革命軍」が存在しており、東西南北4つの海で5人の軍隊長とその補佐が独自の作戦で自由に活動しています。ここでは革命軍の南軍軍隊長を務めているリンドバーグについてのプロフィールやミンク族との関連性を、『ワンピース』の作品情報を交えつつ紹介していきます。
ワンピースの作品情報
ワンピースの概要
尾田栄一郎による大人気漫画『ワンピース』は、海賊王を夢見る少年モンキー・D・ルフィを主人公とした海賊ファンタジー作品です。ルフィを筆頭に夢への冒険や仲間たちとの友情といったテーマが掲げられ、そのテーマを基に描かれた感動エピソードやバトル、ギャグシーンなど少年漫画の王道を行く物語として人気を博しました。
1997年から『週刊少年ジャンプ』にて連載がスタートし、現在2020年5月時点で単行本が第96巻まで刊行されています。同誌における歴代作品の中で、1976年から2016年まで刊行された作品『こちら葛飾区亀有公園派出所』に次ぐ長期連載となっており、また国内累計発行部数では日本漫画で最高となる3億9000万部を突破するなど今なお読者に愛されている作品となっています。
ワンピースのあらすじ
ここでは『ワンピース』の簡単なあらすじを紹介します。時は大海賊時代。その時代ではかつて大海賊として名を馳せたゴールド・ロジャーが残した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡って幾多もの海賊達が争いを繰り広げていました。
そんな中、フーシャ村に住む少年ルフィは大海賊シャンクスとの出会いを機に海賊王を夢見るようになっていきます。それからシャンクスとの別れ際に「立派な海賊になって再会する」という約束をしたルフィは、シャンクスとの約束を果たすため、海賊王になるために大海原へと旅立つのでした。
革命軍軍隊長リンドバーグは発明家?
『ワンピース』に登場するリンドバーグは革命軍の南軍軍隊長として活躍するキャラクターです。背中に背負った武器やハット、ゴーグル、厚手のコートに手袋といった容姿が特徴的で、外見的にはカワウソやイタチなどの小動物のような雰囲気を醸し出しています。そしてリンドバーグは「新しい発明武器あんのに!」といったセリフを述べているため、革命軍の武器発明家として活躍しているのがうかがえます。
実際にリンドバーグの戦闘シーンでは自身で発明した武器と思われる「クールシューター」を活用し、相手を凍結させていました。革命軍の発明家と言えば、革命軍の元幹部バーソロミュー・くまが兵器としてDr.ペガバンクから改造されたことを思い起こさせます。革命軍がペガバンクとしての役割を担っているというのは不明ですが、少なからず関わりを持っていると言えるでしょう。
そしてペガバンクの肩書は「科学者」となっているのですが、幼少期にバルモジアで過ごした時に発明したものを見ると、発明家としての側面も持っているのが分かります。ペガバンクが持つ「革命軍」と「発明家」といった2つのキーワードと繋がるリンドバーグ。もしかすると、リンドバーグの師匠がペガバンクということもあり得るかもしれません。
革命軍軍隊長リンドバーグはミンク族?
革命軍軍隊長リンドバーグの見た目は、猫科のミンク族を思わせるような猫ヒゲと鼻の特徴があります。ただゴーグルと帽子を着用し顔の下半分しか出ていないため、確定ではありません。ワンピースのミンク族と言えば「スローン化」という満月の夜に変化するという特徴が思い起こされます。リンドバーグはそのような変化をゴーグルによって隠し、不用意にスローン化するのを隠していると捉えることもできるでしょう。
そしてミンク族は生まれながらにして圧倒的な強さを持っているのですが、リンドバーグの場合は本来の力を使って戦うというよりも自身が開発した武器や兵器を駆使した戦いを展開しています。もしミンク族であれば、「本来のミンク族の力」と「発明した武器」といった組み合わせで圧倒的な強さを見せてくれるのかもしれません。
ミンク族とは?
ここでは実際にリンドバーグがミンク族と言われている理由を、その特徴から検証していきましょう。改めてミンク族について確認すると意外なキャラがミンク族だったりします。それでは以下にてミンク族の特徴をご覧ください。
- 出身地:幻の島”ゾウ”モコモ公国
- 特徴:全身が純毛で覆われた半獣人
- 性格:世間が抱く人間嫌いといったイメージに反して好きな相手には友好的
- 弱点:全身が純毛で覆われているため暑さに弱い
- オークション相場:70万ベリー
- 戦闘能力:極めて高い。電撃を発するエレクトロという技の使い手であり、護身術も身に付けている
ミンク族は全身が純毛で覆われていることから「ミンク族」と呼ばれるようになったようで、動物的な身体つきや顔つき以外は通常通り二本足で行動するという特徴があります。ただ、戦闘能力に関しては「赤子ですらも護身術を身に付けている」「ミンク族には弱者という概念が存在しない」「生まれながらの戦闘種族」と称されるほどのレベルで圧倒的な強さを持つとされています。
今までに登場したミンク族
ミンク族の特徴とリンドバーグの特徴とを比較すると見た目がかなり似通っていることが分かりました。では今までに登場したミンク族はどのようなキャラクターが存在していたのでしょうか?ここではミンク族の登場人物を紹介していきますので、リンドバーグとの共通点を確認していきましょう。
イヌアラシ公爵
- モコモ公国国王
- 犬のミンク族
- 昼の王
1人目のミンク族のキャラクターはイヌアラシ公爵です。イヌアラシの肩書は公爵となっているのですが、実質モコモ公国における国王で、モコモ公国の首都・クラウに住むミンク族たちを統率し、ネコマムシの旦那と共にモコモ公国を守っています。
そして彼はかなりの強さを有しており、モコモ公国を襲撃した四皇カイドウと百獣海賊団の幹部ジャックをもってしても決着がつかず、最終的にはジャックが毒ガスを使ってモコモ公国を殲滅したという経緯があります。
ネコマムシの旦那
- 侠客隊の大親分でくじらの森守護者
- ネコのミンク族
- 夜の王
イヌアラシ公爵とネコマムシの旦那は昼の王と夜の王と時間によってすみ分けられていますが、これには2人の仲が関係していました。2人はかつて親友と呼べる仲にあったものの、仲たがいしたことでお互いに目が合えば殺し合うような状態となってしまったことが理由となっています。そしてネコマムシもイヌアラシと同じく圧倒的な強さを持ち、悪魔の実の能力を使ってマンモス化したジャックを投げ飛ばすほどの強さを誇ります。
キャロット
- モコモ公国の犬嵐銃士隊
- 兎のミンク族
- 昼の王と夜の王との間を行き来できる王の鳥
ミンク族のキャロットは仲たがいしているイヌアラシ公爵とネコマムシの旦那との間を行き来できるキャラクターです。ビッグマム海賊団に挟み撃ちにされた麦わらの海賊団をミンク族の奥の手・スローンで救っています。兎のミンク族であるため、兎の特性を活かした素早い動作や高い飛躍力を持ち、ゾロの剣を容易にかわすほどの能力を有していました。
ワンダ
- モコモ公国の犬嵐士隊
- 犬のミンク族
- 昼の王と夜の王との間を行き来できる王の鳥
ミンク族のワンダもキャロットと同じく、仲たがいしている2人の王の間を行き来できる王の鳥です。初登場の際は麦わらの一味をジャックの仲間だと勘違いしたことで攻撃しているのですが、最終的には無事誤解も解けたことで麦わらの一味に深く関わることになっています。
シシリアン
- モコモ公国の犬嵐銃士隊隊長
- ライオンのミンク族
ミンク族のシシリアンはイヌアラシ公爵に仕える銃士隊の隊長を務める人物です。何事にも全力というのが彼のモットーで、あまりにも全力だったためにルフィから「息苦しい」と言われていました。ただ、全力であるからこそ圧倒的な強さを発揮することができるようで、ジャックを相手に単身で立ち向かうなど戦闘種族と言われているミンク族の中でも特に能力に自信を持っているようです。戦闘時には剣にエレクトロを発生して戦います。
ワンピースのリンドバーグは悪魔の実の能力者?性格も紹介
リンドバーグは革命軍南軍隊長であり好戦的な発明家であることが分かりました。また鼻と猫ヒゲから猫科のミンク族という説が濃厚で、それに伴い生まれながら強者である可能性が考えられます。もし彼が悪魔の実の能力者であれば「チューチューの実」の能力者なのかもしれません。ここではリンドバーグが悪魔の実の能力者なのかという疑問に迫り、強さや性格までを紹介していきます。
リンドバーグは悪魔の実の能力者?強さは?
ワンピースのリンドバーグは、麦わら一味でいうとウソップのようなポジションだと言えるでしょう。「新兵器使わせろー!」と言っているようにウソップやナミのように独自で発明した道具を使うキャラクターのようで、自分でオリジナル武器を開発する能力を持っています。
これについては特に悪魔の実の能力者というのではなく、ただ単に武器の発明が好きだったからこそ身に付いたものと考えられます。原作『ワンピース』でリンドバーグの発明品が登場したのはクールシューターのみであるため、今後登場していくにつれてさまざまな発明品が登場するかもしれません。もし登場するのであれば、発明するだけでなく相手の武器構造を理解して無力化するような力も発揮してもらいたいものです。
リンドバーグの性格
リンドバーグの見た目から戦闘種族と称されるミンク族説を紹介していきましたが、かなり似通った特徴をしているのが分かりました。ではリンドバーグの性格との共通点は見られるのでしょうか?ここではリンドバーグの性格を紹介します。まず革命軍軍隊長であるリンドバーグは発明家としての自覚を持ち、なおかつ自身が発明した武器に絶対的な自信があるようです。戦闘シーンでは「新兵器使わせろー!」と言っていました。
実際、黒ひげ海賊団の傘下海賊団が偉大なる航路(グランドライン)ルルシア王国の港町に襲撃していますが、その時にリンドバーグが「クールシューター」という武器で相手を凍結させ、カラスとモーリー、ベティと協力した上で街の人々に勝機を与えています。
ワンピースのリンドバーグの名前の由来
『ワンピース』のリンドバーグは、1900年代に実在した人物の名前と同じであることから、ネット上でその人物が名前の由来となったのではないか?と言われています。どうやらリンドバーグの特徴である「革命軍と発明家」も似通っているようです。ここでは名前の由来となったと考えられる飛行家リンドバーグのプロフィールと2人の共通点を交えつつ紹介していきます。
名前の由来は飛行家リンドバーグ?
ワンピースの革命軍軍隊長であるリンドバーグですが、彼の名前の由来は飛行家「チャールズ・リンドバーグ」と言われています。飛行家リンドバーグは1972年にプロペラ機「スピロット・オブ・セントルイス」で大西洋単独無着陸飛行に初めて成功した人物です。
セントウレアという国との関連
名前の由来となったリンドバーグとワンピースのリンドバーグとの関連性は名前の他にもあります。ワンピースのリンドバーグが南軍軍隊長として管轄する南の海(サウスブルー)には「サントウレア」という国があり、この国は革命軍のクーデターによって滅んだという経緯がありました。
もしかすると、「サントウレア」と「セントルイス」という名前の共通点から、革命軍のクーデターを指揮していたのがリンドバーグであると考えられるのではないでしょうか?またリンドバーグの発明家と背負っている機械で宙を浮いているのも由来となったリンドバーグの「飛行家」と関係があるのかもしれません。
ワンピースのリンドバーグとくまの関係
リンドバーグが所属している革命軍は天竜人から奴隷にされているバーソロミュー・くまを奪還しようとしていました。そこで動いたのが軍隊長のリンドバーグをはじめとしたサボとカラス、モーリーです。ここではリンドバーグの特徴を基にくまとの関係性を考察紹介していきます。
リンドバーグは世界会議でマリージョアに潜入
『ワンピース』の世界会議編はルフィ達がホールケーキアイランドから脱出した頃の様子が描かれています。その頃、聖地マリージョアにて「世界会議(レヴェリー)」が開幕し、さまざまな思惑をめぐらす世界各国の王たちが集まっていました。
その中で天竜人の奴隷にされているバーソロミュー・くまの奪還計画を実行している組織、それが革命軍の軍隊長たちです。南軍軍隊長であるリンドバーグもサボとカラス、モーリーと共にマリージョアに潜入していました。
くまの復帰のキーパーソンになる?
『ワンピース』の世界会議編にて革命軍軍隊長としてマリージョアに潜入したリンドバーグ。そしてリンドバーグと同じく革命軍とメカニックといった特徴を両方伏せ持ったキャラクターと言えば、革命軍の一員にして王下七武海の1人でもあるバーソロミュー・くまです。もし彼が意識を取り戻して復帰するシナリオがあるとすれば、くまと同じ特徴を持つリンドバーグが関係してくる可能性は十分に考えられます。
少なくとも彼にはその動機が存在しており、くまの記憶を取り戻すためには「血縁因子の技術」が関係してくると考えられますが、リンドバーグが得意とする「科学力」にも期待ができます。実際にバーソロミュー・くまの記憶が取り戻されるとなれば、まずは革命軍軍隊長で対処するといった候補をとりたいところです。
その時にはリンドバーグの存在こそが最も有力な候補になるというのは間違いありません。まだまだ不明点が多いリンドバーグですが、革命軍における科学班トップとして技術的なサポートをしている可能性に期待するのも良いでしょう。
ワンピースのリンドバーグの声優
菅沼久義のプロフィール
- 本名:菅沼 久義(すがぬま ひさよし)
- 愛称:すがぽん、マヌガス、きゅうちゃん
- 出生地:東京都
- 生年月日:1978年9月30日
- 職業:声優
- 所属事務所:青二プロダクション
『ワンピース』のリンドバーグを務めた声優は菅沼久義です。1998年4月1日から9月30日までテレビ東京系列にて放送されたアニメ『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』で声優デビューを果たした声優で、デビューして間もない頃は谷山紀章ら5人で音楽ユニット「G.I.zoku」を結成していたようです。そして現在は声優・野島健児と共演することが多く、声優業の傍ら『COCO』というユニットを組み音楽活動をしています。
菅沼久義の主な出演作品
- 1998年~:ロードス島戦記-英雄騎士伝-(ダークエルフ 役)
- 2001年~:おとぎストーリー 天使のしっぽ(睦悟郎 役)
- 2002年~:ベイベーばあちゃん(浜崎純也 役)
- 2004年~:Wind -a breath of heart-(丘野真 役)
- 2005年~:まじかるカナン(ナツキ / 那津樹 役)
- 2006年~:タクティカルロア(凪宮漂介 役)
- 2008年~:夏目友人帳(北本篤史 役)
- 2009年~:テガミバチ(コナー・クルフ 役)
- 2015年~:金田一少年の事件簿R(第2期)(星桂馬 役)
- 2018年~:狐狸之声(コンチュエ 役)
ワンピースのリンドバーグに関する感想や評価
リンドバーグ隊長が革命軍の中で一番好きかも pic.twitter.com/MvSev9eeki
— 【原作版】🍓ロトソム🍓 (@rotsom_1520) April 14, 2019
こちらの感想では『ワンピース』のリンドバーグが革命軍の軍隊長の中で一番好きと言われています。この他の感想ではネコを思わせる髭や鼻が可愛いといった感想が上げられていますが、やはりこちらの感想でも好きな理由には見た目の好みが関係しているのでしょうか?
今リンドバーグ夢のネタを考えてるんだけど彼自身がなんか面白そうな人なんで考えること自体がとても楽しい。多分ミンク族で発明家な軍隊長とか。まだ原作でもちょっとしか出てきてないキャラなんだけど設定濃ゆい感じで活躍した数コマも印象的だったから本当どんな人か想像するの楽しい
— くらっち (@t_workers) February 4, 2020
こちらの感想では面白そうなキャラということからリンドバーグのことを考えるのが楽しいと言われています。またこちらの感想のように、多くの感想でリンドバーグがミンク族だとという考察があげられていました。ミンク族のような容姿と発明家な軍隊長という特徴が濃ゆい設定で印象的だったともいわれているため、今後の活躍に期待していることもうかがえます。
リンドバーグは猫のミンク族で良いんだろうか
— 世経アルバイト (@onepiecebignews) May 14, 2018
鼻と髭が可愛らしい
これまたベガパンクの関係者っぼいけど、実際どうなんでしょうね
シーザーと同じく武器を披露したがってましたがまあ革命軍なんだし、シーザーほど無茶はしないだろう
大分戦闘にはしゃいでたけど
こちらの感想ではリンドバーグについて考察されています。リンドバーグがミンク族という説やペガバンクの関係者である説などが気になっているようです。「リンドバーグはシーザーほど無理はしない」と言われ、その理由に革命軍の軍隊長であるという点があげられているため、期待されていることがうかがえます。
ワンピースのリンドバーグまとめ
『ワンピース』に登場する革命軍軍隊長のリンドバーグについて、悪魔の実の能力や強さ、これまでの活躍などを交えつつ紹介してきましたが、いかがでしたか?
まだまだ不明点が多く、どれほどの強さを持つキャラクターで今後どのような活躍を見せてくれるのか明確ではありませんが、少なくとも革命軍の軍隊長を務めるほどの人物であり、バーソロミュー・くまの奪還計画に参加しているのを見る限り今後のストーリーに不可欠なキャラクターと言えるのではないでしょうか?
バルディゴが壊滅する直前に「革命軍が各地で連戦連敗している」という報告がありますが、これにリンドバーグが南軍軍隊長として技術的なサポートをしているとしたら、かなり強さを持ち影響力のある人物と捉えることができます。これからも『ワンピース』を観た際は南軍軍隊長・リンドバーグの能力や強さに注目していきましょう。