【ワンピース】ローグタウン編のネタバレあらすじ！ドラゴンが町にいた理由は？

ローグタウン編とは、アーロンパーク編に続く物語であり、東の海編最後の物語です。東の海からグランドラインに入る前にルフィ海賊団は、ゴールド・ロジャーが処刑された町・ローグタウンに入ることにしました。ゴールド・ロジャーの処刑台を見学するルフィでしたが、そこへかつて戦ったバギーとアルビダが現れます。

本作は、海賊王を目指し冒険する少年を主人公とした物語です。「週刊少年ジャンプ」にて1997年から連載され、1999年にアニメ化、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」のギネス記録にも登録されており、老若男女問わず熱い支持を受けています。

東の海に位置するフーシャ村の少年・モンキー・D・ルフィは、海賊の頂点である海賊王に憧れていました。当時停泊していた赤髪海賊団のシャンクスと立派な海賊になって再会すると約束し、17歳のある日海へと旅立ちます。

ローグタウンは、ルフィ海賊団が東の海からグランドラインに入る前に立ち寄った町です。海賊王ゴールド・ロジャーが処刑され、大海賊時代の始まりとなった場でもあり、別名・始まりと終わりの町とも呼ばれています。

当時、ローグタウンに常勤していた海軍本部大佐のスモーカーは、グランドラインを目指す海賊たちを次々と捕まえていました。ゾロが立ち寄った武器屋の店主も、以前は海賊たちで店内も賑わっていましたが、スモーカーがやってきてから売り上げが落ちてしまったといいます。

ナミが読む新聞の間から、ルフィの賞金手配書が出てきます。懸賞金額は3000万ベリーと高額で、今後命を狙われる危険がありました。しかし、初めて自分の手配書が出たことに、ルフィは喜びます。船を進める中、ゴールド・ロジャーの出生地であり処刑された町としても知られるローグタウンが見えてきました。ローグタウンは、別名・始まりと終わりの町とも呼ばれています。

一方、鷹の目のミホークは、ある島を訪れました。滞在中の赤髪海賊団の元へ行き、ルフィの手配書を見せます。賞金首となり海賊として世に名を馳せたことを、シャンクスは喜び、再び仲間と酒を飲み交わしました。ルフィが賞金首になったことは、彼の故郷のフーシャ村にも知れ渡っています。村人はフーシャ村出身の大海賊が出るかもしれないと喜びますが、村長は意味深な発言をしました。

一行は、ローグタウンに上陸しました。ルフィはゴールド・ロジャーの処刑場の見学、そのほかのメンバーはそれぞれショッピングに向かいます。洋服を購入した後、ナミは雲行きが怪しいことから間も無く天候が悪化するだろうと予想しました。

ゾロは、キチンとした刀を買うまでの代用品を求めていました。武器屋に向かう途中、ゴロツキに絡まれているたしぎに会います。助ける必要もなく、たしぎは剣を抜いて2人をあっさりと倒しました。その場に転んだ彼女にゾロは、落としたメガネを拾って差し出します。彼女の素顔が昔の幼馴染のくいなに似ていたことに驚きつつも、目的の武器屋に入りました。

最初は丁寧に接客する店主でしたが、予算が10万ベリーで刀を2本欲しいと聞いて、態度をガラリと変えます。しかし、ゾロの腰の刀が一千万ベリーもする高価な名刀・和道一文字であることに気づき、買い叩こうとしました。大金を積まれても手放せないと断ろうとする中、たしぎが2人のやりとりに加わります。刀に詳しい彼女は、店主の思惑に気づかずゾロの所持している刀が名刀であり、相場の額を説明しました。

買い叩くことに失敗した店主は、怒りながら磨き終わった刀をたしぎに渡します。たしぎは、ゾロが先ほどメガネを拾ってくれた人だと気づき、会話を交わしました。さらに、3本刀を持ち歩こうとしていることから、賞金稼ぎのロロノア・ゾロのようだといいます。ゾロは、自分だとは名乗らず、名前だけは知っていると返しました。たしぎは、刀を金儲けの道具に使う賞金稼ぎに良い印象を持っていません。

さらに、そんな賞金稼ぎや海賊の手に数多の名刀が渡ってしまったことも嘆いています。そこで、力をつけて世界中の名刀を悪い奴らから取り上げるという目標を持っていました。会話をしつつも、ゾロは5万ベリー均一の樽の中を漁ります。一つの刀に既視感を覚えたたしぎは、持っていた本を見ながらそれが名刀・三代鬼徹であると気がつきました。

相場は100万ベリーでしたが、呪われた刀ということで5万ベリーという値がつけられていました。鬼徹の剣士は、次々と呪われたような亡くなり方をしたといいます。刀を手にしたゾロは、妖刀と気づきつつも気に入り、購入しようとしました。責任を取りきれないとして、店主は三代鬼徹を売ることを拒みます。ゾロは、自身の運と三代鬼徹の呪い、どちらが勝つか勝負をするといい、刀を鞘から出して上に投げ、腕を差し出します。

円を描くように落ちてきた刀は、棟の部分からゾロの腕に落ちました。店主とたしぎは、驚きのあまりその場に座り込みます。剣士としてゾロのことを認めた店主は、奥から店一番の名刀・雪走を持ってきました。買い叩こうとしたことを謝罪し、代金はもらわないとして三代鬼徹と雪走を代金を渡します。

ルフィは、ゴールド・ロジャーが処刑された台に無断で登り、ローグタウンの景色を眺めました。スピーカーで注意する警官を、アルビダが金棒で殴って気絶させます。フーシャ村から旅立ったばかりのころルフィは、アルビダの頬を殴りつけています。当初は、いかついと評される容姿でしたが、容姿を美しくする効果を持つスベスベの実を食べていたことで、周囲がどよめく美女へと変わっていました。

そのため、ルフィは彼女をアルビダだと信じようとしませんでした。頬を殴りつけられたことからアルビダは、ルフィを気に入り恋人にしたいと思うようになります。ルフィを探す中、バギーと出会い行動を共にするようになります。騒ぎを聞きつけた警官がやってきますが、バギーが投げた横から噴水が飛んできました。地面に当たって砕け散った噴水の破片が、アルビダに向かって飛んでいきます。

しかし、スベスベの実は、摩擦をなくす効果も持っていたため、破片はアルビダの身体を滑り抜けました。バギーは、ルフィに負かされ復讐するためにアルビダと手を組みます。ルフィは、カバジによって処刑台に拘束され身動きが取れなくなり、バギーにそのまま首を切り落とされることになりました。一方、騒動は海軍本部大佐スモーカーの耳にも届き、細かい配備の指示を部下に出しつつ現場に向かいます。

ゾロ、ナミ、サンジ、ウソップは、買い物を済ませ広場で合流しました。そこで、今から処刑されそうなルフィに気づきます。ゾロとサンジはルフィの救出に向かい、ナミとウソップはこれから嵐がやってくるのを見越して船に戻り、逃げる準備を整えることにしました。メリー号の近くには、一足先にライオンのリッチーに乗ったバギーの手下・モージがおり、船に火を放とうしています。

現場に到着したスモーカーは、ルフィの処刑後にバギーとアルビダを捕らえようと画策し、様子を伺います。そこでたしぎは、武器屋で出会ったのがロロノア・ゾロ本人だったと知ります。処刑される直前にルフィは、海賊王になるとその場で宣言しました。ゾロ、サンジが助けに向かいますが、間に合わずバギーの振り下ろした剣はルフィの首を斬ろうとします。死を覚悟したルフィは、仲間に謝罪し笑顔を浮かべました。

ルフィの首が斬られる瞬間、天候が悪化しバギーの持つ剣に雷が落ちます。処刑台は雷によって壊れ、バギーも雷に打たれてその場に倒れました。奇跡的な出来事に驚いた周囲は、呆然と立ちすくします。広場を取り囲んで海賊を捕まえようとする海軍から、ルフィたちは逃げ出しました。スモーク曰く、処刑台で笑顔を見せたのは、ゴールド・ロジャーだけだったといいます。

奇跡的な出来事に加え脅威を感じたスモーカーは、ルフィ海賊団を最優先で追うことにしました。バギーとアルビダたちもその場から逃げようとしますが、スモーカーに縄で拘束され身動きが取れなくなります。メリー号に火を放とうとしていたモージでしたが、突然天候が悪化して大雨が降り出したことで、火を起こすことができずにいました。そこへ戻ってきたウソップとナミに鉢合わせます。

モージは足を滑らせて頭を打ち、失神しました。ウソップたちは、新鮮卵をライオンのリッチーの近くに飛ばし、気をそらして船へと乗り込みます。一方、メリー号を目指していたルフィたちの前に、たしぎが現れゾロを相手取って戦いました。たしぎはゾロに敗れ、トドメを刺さないことにプライドを傷つけられ怒り、言い合いになります。

メリー号に向かうルフィとサンジの前には、スモーカーが現れました。モクモクの実の能力を使ったスモーカーは、サンジを吹き飛ばし、ルフィの後頭部を地面に押さえつけます。そこへ、フードを目ぶかにかぶったドラゴンが現れました。彼が現れた直後に突風が吹き、周囲の人間は吹き飛びます。その隙をついてルフィたちは、逃げ出し船に乗り込みました。

全員がメリー号に乗り込んだところで、グランドラインを目指して出航することになります。スモークとたしぎもルフィ海賊団を捕まえるために、海軍から逃げ出したバギーとアルビダたちも、グランドラインに入ることにしました。

ローグタウン編にて、ルフィの父親であるドラゴンが登場します。ドラゴンは、スモーカーに押さえつけられるルフィを助けていました。ここでは、ドラゴンがタイミングよく町にいた理由を考察していきます。革命軍総司令官である彼は、人脈が豊富であると予想されます。人伝てにルフィ海賊団の行き先を把握し、ローグタウンを訪れる時期を予想していた可能性もあります。

2つめに考えられるのは、ビブルカードを使ったというものです。ビブルカードは、依頼者の爪を混入させて作った特殊な紙で、当人の居場所の他、生命の危機などもわかります。ルフィが幼い頃に爪を切って店に持っていき、ビブルカードを作っていたという可能性もあります。

ドラゴンがゴールド・ロジャーが処刑された町・ローグタウンにいた理由として、最後に考えられるのは、ただの偶然というものです。ルフィは、幸運に恵まれた体質のようで、何度もピンチを切り抜けてきました。ゴールド・ロジャーの処刑台から逃げ出した後、スモークに捕まるルフィを助けに現れたのも、こうした幸運体質のおかげでという可能性もあります。

「ワンピース」ローグタウン編の感想や評価を紹介していきます。ローグタウン編は、アーロンパーク編に続く物語で、以前戦ったアルビダやバギーも再登場しました。さらに、スモーカーやたしぎといった人気キャラクターも活躍し、人気の高いストーリーの一つです。

アニメ版「ワンピース」ローグタウン編は、オリジナルエピソードも多く追加されています。それぞれのキャラクターの掛け合いも多く見ることができ、ファンの間でも好評でした。

ローグタウン編にて、ルフィの父親であるドラゴンが雨が降りしきる中、登場します。当初、ドラゴンとルフィの関係は不明でした。話数が進み親子関係だったことが判明して読むと、ドラゴンが町でルフィを助けた理由がわかり、楽しめたといった感想もありました。

ゴールド・ロジャーが処刑された町・ローグタウンにある武器屋に立ち寄ったゾロは、妖刀とされる三代鬼徹と自身の運どちらが勝つか試しています。その方法は、三代鬼徹を上に投げて腕を差し出すというものでした。ゾロの腕には、刀の棟が当たって無傷でした。このシーンがかっこよくて好きといった感想もありました。

「ワンピース」ローグタウン編のネタバレあらすじや、ドラゴンが街にいた理由の考察などを紹介してきました。ローグタウンは、東の海からグランドラインに入る前に立ち寄った町でした。ドラゴンやスモーカー、たしぎなどの人気キャラクターが登場する人気回でもあります。