【ワンピース】ゾロの和道一文字が黒刀に成る可能性は？秋水の黒刀化から考察

今回は「ワンピース」に登場するゾロの愛刀「和道一文字」が黒刀になる可能性について考察していきます。まず、その前にここでは「ワンピース」の作品情報をみていきます。

「ワンピース（ONE PIECE）」は週刊少年ジャンプに1997年から連載されている尾田栄一郎先生の海賊ファンタジー漫画で、歴代の週刊少年ジャンプの漫画の中で2番目に長い連載期間となっています。また、アニメ「ワンピース」もフジテレビ系列で1999年から放送がスタートし、20年以上の放送期間は東映アニメーションのアニメ作品の中で最長記録となっており、幅広い世代から国民的な人気を誇ります。

かつて海賊王としてこの世の全てを手に入れた男が遺した財宝（ワンピース）を巡り、幾多の海賊が激戦を繰り広げる大海賊時代において、東の海のフーシャ村で暮らす少年ルフィは赤髪のシャンクスと出会い、悪魔の実によりゴム人間となってしまいます。海で溺れたルフィの命を救ったシャンクスが村を去る時、ルフィは彼にいつか立派な海賊になって再会すると約束します。10年後、海賊王になる夢を胸にルフィは村を旅立ちます。

「ワンピース」に登場するロロノア・ゾロは元は「海賊狩りのゾロ」と呼ばれた賞金稼ぎでしたが、ルフィと出会って麦わらの一味の剣士となりました。

ゾロの誕生日は11月11日、東の海（イーストブルー）のシモツキ村出身、3本の日本刀を扱う独自の流派「三刀流」の使い手で、亡き親友のくいなとの約束「世界一の剣士になること」を目標としています。また、亡き親友のくいなの形見である名刀「和道一文字」を10年以上、大切に帯刀しています。

ゾロ愛用の刀「和道一文字」とは大業物21工の1つで、買い求めるならば1000万ベリー以上必要であると言われる逸品です。和道一文字は元々、ゾロが幼い頃に通っていた近所の剣術道場の娘でゾロの親友でもあったくいなが所有していました。

ゾロにとって和道一文字は亡き親友くいなの形見であり、これまでの冒険であらゆる物を失くしてきたゾロが、和道一文字だけはこれまで決して折ったり朽ちさせたりすることなく大切に帯刀し続けている愛刀です。また、ゾロは三刀流という独自のスタイルで戦いますが、和道一文字は常にメインで使用しており、三刀流のときは口に咥え、二刀流・一刀流のときにはいつも右手に構えています。

和道一文字はゾロが10年以上の長きに渡り、非常に大切に常にメインで愛用してきた刀なので、ファンの間ではゾロの3本の刀の中で和道一文字が黒刀に成るのではないか、という期待が集まっています。以下では、ゾロの和道一文字が黒刀に成る可能性や条件を、秋水の黒刀化や剣豪リョーマの生前などから考察していきます。

ゾロはスリラーバークにて、かつてのワノ国の侍でゾンビ兵になっていた剣豪リョーマと対戦して勝利し、彼の愛刀「秋水」を入手しました。「秋水」は「恐竜が踏んでも1ミリも曲がらない」ほどの硬度・強度・重量を持つ黒刀です。そんな秋水の黒刀の秘密が明かされたのがワノ国の牛鬼丸のセリフからでした。「ワンピース」作中で出ている黒刀に成る条件をまとめると、普通の刀が黒刀に成るには武装色の覇気と歴戦が必要のようです。

「ワンピース」作中でゾロに最初に黒刀についての情報をもたらしたのは最強剣士の鷹の目のミホークが最初でした。「海賊レストラン・バラティエ」にて、ゾロと一体一で戦っていたミホークは下のセリフを発しました。ミホークは「ワンピース」作中で未だに2本しか登場していない黒刀のうちの1振り「夜」を持っている人物で、彼の持っている黒刀「夜」は最上大業物12工という最高ランク位相のうちの1つです。

ここで、気になるのはミホークの「夜」は元から黒刀だったのかという疑問です。そこで、ミホークの言葉が重要となってきます。ミホークが言うには、どんな刀でも覇気を纏わせ続けていると、刀がだんだんと黒くなっていき、やがて普通の刀だったものが「黒刀」に成るというのです。そのため、ミホークの「夜」も最初から黒刀だったわけではなく、武器を纏わせ続け、最終的に「夜」が黒刀に成ったのだと考えられそうです。

普通の刀が黒刀に成る条件として、これまでに分かっているのは武装色の覇気を刀に纏わせることと歴戦だと言われています。ゾロの和道一文字が黒刀になる可能性はあるのでしょうか？それについて、和道一文字はゾロが10年以上も愛用している刀ですが、覇気を纏わせたのはほんの少しの期間のみです。

しかし、歴戦に関しては10年以上もの間、ゾロが戦闘においてメインで使用してきた刀でもあります。そのため、ゾロの和道一文字は黒刀に成る可能性があると考えられているようです。ただ、普通の刀が黒刀に成る条件は上記の2つ以外にもあるかもしれないという考察も存在しています。

ワノ国のえびす町に滞在していたゾロは、おいはぎ僧兵の牛鬼丸によって、秋水を盗まれてしまいます。牛鬼丸を追いかけ、追いついたゾロでしたが、牛鬼丸はすでに秋水は「あるべき場所」に返したと言うのでした。彼の言う「あるべき場所」とは秋水の元の持ち主である剣豪リューマの亡骸が祀られていたお堂のことです。

実は秋水は23年前に発生した海賊騒ぎの際、剣豪リューマの墓が暴かれ、彼の亡骸とともに秋水も盗まれてしまったのでした。その後、強者たちをゾンビとして復活させ、自分の兵士として従わせていた元王下七武海のゲッコー・モリアによって、剣豪リューマもゾンビ兵として蘇り、スリラーバークでゾロと対決。

剣豪リューマの体の中に入れられていたブルックの影が剣豪リューマの体と相性があまり良くなかったことから、ゾロが勝負を制し、秋水を手に入れたのでした。そんな秋水を牛鬼丸に奪われたゾロは「秋水は返して貰う！」と言い放ちます。しかし、牛鬼丸は次のセリフを発し、ゾロに秋水は元から黒刀だったわけではなく、剣豪リューマの歴戦で黒刀になった刀であるという情報をもたらします。

当然、ゾロはそのような事情は知らなかったので何の悪気もなかったのですが、牛鬼丸の立場から見ればゾロが剣豪リューマの力にあやかろうとする気概のない人間に思ってしまったようです。この牛鬼丸からもたらされた情報によって、ゾロは「おい、黒刀ってのはまさか…」と言いかけ、真実に近づくのですが、残念なことに彼の言葉は途中で遮られてしまいました。

その後、かつてワノ国の九里の大名で20年前、オロチによって処刑された光月おでんの娘・日和が現れ、秋水をゾロに返すことはできないけれど、その代わりに自分が父親から受け継いだ名刀「閻魔」を譲り渡すと言うのでした。日和のこの発言を受け、ゾロも代わりの刀をもらえるなら、と承諾。

そして、ゾロはワノ国で秋水を手放し、新たに閻魔をもらったのでした。閻魔は黒刀ではありませんが、こちらも秋水や和道一文字と同じく大業物21工に分類される名刀で、頑丈な体で知られるカイドウに傷をつけた唯一の刀でもあります。

ワノ国でゾロは秋水を手放しましたが、秋水が黒刀化には剣豪リューマの生前が関係していると言われています。秋水は剣豪リューマの死後も彼の覇気を纏っており、数々の激戦を剣豪リョーマとともに経験してきた名刀です。そこで、黒刀に成る条件を考察するため、次に剣豪リョーマの生前をみていきます。

剣豪リョーマが生きていた数百年前のワノ国は黄金の国として繁栄していました。剣豪リョーマはそんなワノ国を狙う外敵から守り、獰猛で巨大な龍を一太刀で倒した伝説などの数々の伝説を持つワノ国の英雄です。そして、剣豪リョーマはワノ国を侍の国として世界に認識させるきっかけとなった人物だと言われています。

そんな剣豪リョーマは生前、秋水に自身の覇気を長年にわたり纏わせ続け、数々の歴戦を経験してきたそうです。そのため、黒刀に成る条件として、覇気と歴戦という条件が必要なのは確実なようですが、もし条件がそれだけならあらゆるキャラクターの刀がすでに黒刀になっていてもおかしくないため、この2つの条件以外にもまだ黒刀に成る条件があるのではないかと考えられています。

幼い頃のゾロは故郷のシモツキ村で剣術道場の「一心道場」に通い詰め、大人の門下生にも負けないほどの高いレベルを誇っていました。しかし、そんなゾロも道場の娘で同年代のくいなにだけは決して勝つことができず、2000回対戦して1度も勝てたことがありませんでした。

そして、ゾロは2001回目のくいなとの勝負を最後にすることを条件に、その決闘で真剣を使用した勝負を提案。くいなもその提案を受け入れ、くいなは父から譲り受けた名刀「和道一文字」でゾロとの最後の勝負に臨みました。結果、くいなが戦いを制し、ゾロは最後の勝負でも彼女に勝つことができませんでした。

しかし、くいなは自身が女であるため、剣士として最近伸び悩んでいるのだと、苦しい心境を涙ながらにゾロに明かします。ゾロはそんなくいなを励ますため、自分たち2人のどちらが「世界一の剣士」になれるか、という新たな勝負を持ちかけ、2人は固く約束を交わすのでした。しかし、その約束の翌日、突然の事故により、くいなは幼くして亡くなってしまいます。

ゾロはくいなとの約束を守るため、くいなの父親のコウシロウに、くいなの愛刀「和道一文字」を譲ってほしいと頼みます。そして、コウシロウから「和道一文字」を受け取ったゾロは、自分がくいなの分まで「世界一の剣士」になるという決意を固くし、本来の主流の二刀流に和道一文字を加えた独自の流派「三刀流」を確立。より一層、修行に打ち込んでいくこととなりました。

ゾロの愛刀である「和道一文字」のモデルは、新選組の1番隊の隊長だった沖田総司の愛刀「菊一文字則宗」ではないかと言われています。「菊一文字則宗」は沖田総司が一生のうちに人を斬ったのは1度だけというほど大事にしていた名刀です。ゾロの「和道一文字」も彼の亡き親友くいなの形見で、10年以上帯刀するも一度も折れたり失くしたりしたことがなく非常に大事にしている刀です。

ファンの間では、和道一文字はゾロが最後まで持ち続ける刀で、和道一文字こそが黒刀に成るのではないかと考えられている人が多いようです。ワノ国でゾロが牛鬼丸に秋水を盗られたとき、牛鬼丸から黒刀は元から黒刀なのではなく、使用者によって黒刀に成るものであるという情報がもたらされました。この牛鬼丸の話も和道一文字が黒刀に成る伏線になっているのではないかと言われています。

こちらは「ワンピース」に登場するゾロの愛刀「和道一文字」に関するツイートです。和道一文字を使うゾロが一番好きだという感想で、和道一文字という文字もかっこいいと評価されています。

こちらも「ワンピース」に登場するゾロの愛刀「和道一文字」に関するツイートです。ゾロがくいなから受け継いだ「和道一文字」が黒刀に成るのではないかという説が好きだという感想です。

こちらも「ワンピース」に登場するゾロの愛刀「和道一文字」に関するツイートです。和道一文字が黒刀になりそうだという声で、このように和道一文字が黒刀に成ることを期待するファンが多くいるようです。

いかがでしたか？「ワンピース」に登場するゾロの愛刀「和道一文字」が黒刀に成る可能性について考察し、秋水が黒刀化した理由やミホークと牛鬼丸の発言から、黒刀に成るには覇気と歴戦が必要だということが分かりました。さらに、この2つの他にも条件があるのではないかと言われていることや、和道一文字が黒刀に成る可能性があると考えられていることも分かりました。

そして、ファンの間でゾロが亡き親友くいなから受け継いだ和道一文字が黒刀に成ることを期待する声が多くあり、和道一文字のモデルが新選組の沖田総司が生涯大切にしていた「菊一文字則宗」という説があることも分かりました。今後も黒刀に成ることが期待されるゾロの愛刀「和道一文字」に注目していきましょう！